1.《ネタバレ》 ジャック・ブラックとケイト・ブランシェットねえさまなら面白さは約束されたようなもの、と思ったら必ずしもそうとは限らなかったわ。
魔法だ魔術だって事でファンタジー映画だと思っていたら、ファミリー向けながらなかなかなホラーで(まあ、監督が監督だしね)、『学校の怪談』みたいなカンジでちょっと懐かしい感覚だったわ。
でも、始まってしばらくしても、あまり惹きつけるモノが無くて、映画に入り込むのが大変。
ジャック・ブラック頼りなんだけど、魅力溢れる不思議な叔父さん、とはいかなくて、思わせぶりなばかりでなかなか真実が見えてこないもどかしさが募るキャラ。
ブランシェットねえさまは今回もとても素敵だけど、前半は出番があんまりないのよね。主に活躍するのは後半になってからで。
そして肝心な主人公のルイス、ヤツがヘタレヘナヘナ系でマイナスな時間が長くてなかなかプラスにならない、焦れったいコで。
主要な登場人物がごく限られていて、そこに惹かれないとキツいタイプ。始めから見せ場の連続ってわけではないので。
やっとこさ映画にノレたと思ったらもうクライマックスだった、みたいなカンジ。
【超ネタバレ】話のケリをつけるのは「地球消滅0002」だしさぁ(何のことか知りたかったら検索してね)。
ハロウィンっぽい、ホーンテッドマンションっぽい美術は良い雰囲気だったし(人形たちはファミリー向けにしてはちょっと怖すぎ?)、音楽がとても印象的。そういうイメージ作りは良かったんだけどねぇ。残念ねぇ。