7月22日のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。
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(レビュー・クチコミ)
7月22日
[シチガツニジュウニニチ]
22 July
2018年
【
米
・
ノルウェー
・
アイスランド
】
上映時間:144分
平均点:
7.00
/
10
点
(Review 3人)
(点数分布表示)
(
ドラマ
・
サスペンス
・
法廷もの
・
犯罪もの
・
実話もの
・
配信もの
)
新規登録(2018-10-29)【
Cinecdocke
】さん
タイトル情報更新(2024-05-14)【
イニシャルK
】さん
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監督
ポール・グリーングラス
演出
伊達康将
(日本語吹き替え版)
声
佐々木睦
(日本語吹き替え版)
志村知幸
(日本語吹き替え版)
榎木淳弥
(日本語吹き替え版)
木下浩之
(日本語吹き替え版)
魏涼子
(日本語吹き替え版)
脚本
ポール・グリーングラス
製作
ポール・グリーングラス
スコット・ルーディン
配給
ネットフリックス
編集
ウィリアム・ゴールデンバーグ
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3.
《ネタバレ》
意外に良い作品だった。
だいたいこう作品は苦手なので今回も期待していなかったのだが。
ただ最初の30分のテロシーン以降2時間弱は長すぎる。
1時間半くらいまでで納めて欲しかった。
裁判と主人公の少年が肉体的にも精神的にも立ち直っていく場面と
犯人の中の人間性にもスポットが当てられてなかなか興味深かった。
【
Dry-man
】
さん
[インターネット(吹替)]
6点
(2020-11-01 14:08:34)
2.
《ネタバレ》
2011年、7月22日。それはノルウェーの人々にとって、忘れられない悪夢の一日となった――。ネオナチに感化された一人の極右青年によって、凄惨極まりないテロが実行されたのだ。まず首相官邸の近くで車爆弾を爆発させた犯人は、現地の混乱を尻目にそのまま保養地として有名なウトヤ島に向かった。そこではちょうど労働党青年部によるキャンプが開催されており、多くの若者たちで賑わっていた。島に辿り着いた犯人は持っていた自動小銃を構えると何の躊躇いもなく、たまたまそこに居合わせただけの若者を次々と襲い始める。数十分にも及ぶ凶行の結果、77名もの何の罪もない市民が犠牲となるのだった…。本作は、そんな実際にあったテロ事件を背景にその日、その島でいったい何が起こったのか、犯人は何故そんな残虐な犯行を実行したのか、そして事件はノルウェーの人々にどのような影響を与えたのかを丹念に描いたものである。監督は臨場感あふれるリアルな作風で知られるポール・グリーングラス。かつて911同時多発テロで唯一自爆攻撃を阻止した旅客機の乗客たちを描いたこの監督らしく、冒頭のリアルなテロ描写には目を見張るものがある。全く躊躇することなく、目に付いた若者たちをただ淡々と銃殺し続けるこの犯人の底なしの狂気には戦慄させられるほかない。いったい何があれば、ここまでの憎しみを心に宿すことが出来るのだろう。物語はその後、この犯人の裁判の過程と彼を弁護することになった弁護士の心の葛藤、そして事件によって瀕死の重傷を負い一生消えない後遺症を負わされた青年のドラマを丁寧に描いてゆく。そこで炙りだされるのは、犯人の思想の脆弱性である。大言壮語なだけで中身は空っぽ、自身の不幸な境遇を全て社会のせいにして、テロを実行した自身を英雄視する気持ちの悪いナルシズム。見れば見るほど反吐が出そうになるこの犯人の薄っぺらい実像とは対照的に、次第に明らかとなる弁護士と生存者である青年のその信念の強さには心揺さぶられるものがある。特に最後、犯人の前で自らの想いを力強く述べる被害青年の言葉には思わず涙してしまった。「僕は生き残った。だから、生きる。仲間や家族のため、そして殺された親友たちのために」――。世界に蔓延する憎しみの連鎖はこれからも続いてゆくのだろう。不寛容の精神は、これからも人々の心に壁を築き続けるのだろう。だが、彼のような言葉があればこの世界に絶望することなく生きていける。そう思わせずにはいられない、切実な希望に満ちた秀作であった。
【
かたゆき
】
さん
[インターネット(字幕)]
8点
(2020-05-07 01:44:10)
1.
《ネタバレ》
2011年7月22日に発生したノルウェー連続テロ事件を題材にした作品。報道では知ってはいたが、実際に映像化するとかなり衝撃的な内容で、爆薬の準備からウトヤ島の殺戮までを綿密に描いた冒頭30分の緊張感は圧巻。今までのグリーングラス監督なら事件そのものを切り取るが、本作はむしろ事件後がメインで、生存者ビリヤル、凶悪犯ブレイビク、彼を弁護するリッペスタッドの3人を中心に、静かに淡々とノルウェー国内を揺るがす断絶と波紋が広がっていく。竜頭蛇尾の構成に思えるが、娯楽映画ではないのは当然で、それでも後遺症とPTSDに苦しむビリヤルの慟哭、大義を掲げながらも実は何の取り柄もないブレイビクの驕り、プロとして職務を全うするリッペスタッドの苦悩が重く響き渡り、最後まで引き込む。これは考えされられる映画ではない。自由と民主主義のために守り抜くか、憎悪を憎悪で返す行為で国家を明け渡すかのどっちかだ。たとえ腸が煮えくり返っても、絶望して死にたくなっても、強く生き続けることがブレイビクに対する最大の"復讐"。現在でもブレイビク信奉者からの脅迫電話が被害者家族には絶えない。多様性の代償がこれならば、この事件と民主主義を揺るがす戦いは、ポピュリズム台頭の時代においてまだ終わっていないのだ。
【
Cinecdocke
】
さん
[インターネット(字幕)]
7点
(2018-11-03 00:25:14)
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【点数情報】
Review人数
3人
平均点数
7.00点
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4
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5
0
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6
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33.33%
7
1
33.33%
8
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