1.《ネタバレ》 いちおう明確な主人公としてあや子という女の子が居り、彼女の境遇に絡んではやや社会派的・ドラマ的な筋書きも含まれてはゆくものの、基本的には子ども達の他愛の無い生活描写をごく活き活きと描くことが主眼な映画かと思う(話は有って無いよーな、と言っても好いかと)。少し昔、と言って好いだろう時代のそーいう幼い生活描写は中々のどかでリラクサブルでシンプルに観ていて気持ちが好くって(しかも夏だし)、決して大したストーリーがある訳では無いケドもワリと面白く引き込まれて観ていましたね。音楽の使い方とかも(ある種非常に「古風」ではあるケド)なんとゆーか手堅く抒情的で、ノスタルジックな雰囲気までまたしっかりと感じ取るコトが出来ました。少し哀愁の感じられるラストもまずまずグッドで、全く嫌いじゃない作品ですね。