1.《ネタバレ》 続編(前日譚)ですが、結論から言うと全体的なクオリティは前作と五十歩百歩かと。シナリオ自体はまあまあだったかな~とも思いましたが(流石のマイク・フラナガン)。
思えば、前作で既に提示されていた真相からして「具体的にどーいうコトだったのか」を考えるとお話として組み立てるのは比較的難しそうな感じではあったのかな、と。加えて、今作では(前作の感じからすると意外なコトに)母親をごく普通の善良なキャラとして終始描いているコトで、尚更その組み立ての難易度は上がったのかな、とも思います。とは言え、そこそこキチンと整理はついて一作目のお話にも繋がってゆくかな、とも。結論的には、今作は前作をチャンと観てから観た方が好いかな、と思われます(2つで1つ、的な)。
他方、結果的にはかな~り『エクソシスト』系統に似通った感じに仕上げられているホラー描写自体の出来ってのが、コレこそ正に前作と同レベル(のボンクラ)という感じなのですよね。終盤の力技な部分こそ多少派手で物量も増している様にも思いますが、この部分とて今度はちょっとテンポの方が悪い(短いショック描写が細切れで飛び飛びに入ってくるので、都度ブレーキ掛かる感じでなんかテンションが盛り上がってゆかない)のですよね。個人的には全体として、やや期待外れに終わりました。。