1.《ネタバレ》 まァゆーて邦画に限らず…とも思いますが、本作も実にまァ邦画的と言いますか、映画でもドラマでもモ~散々に観てきたよーなオーソドックスでベタな内容だとも思えます(「おもいで写真」というコンセプト面のアイデアは別にしても)。主役は一貫して深川麻衣ちゃんですが、比較的雑多なエピソードを幾つも積み重ねてゆく(+部分的には群像劇っぽく)という点でも、どちらかとゆーと質感としては映画よりもドラマ向きかな~とも思いましたし、その個々のエピソードにしてもまたごくベタだな~とゆーのも正直な感想ではあるのでして。ただ、本作は同時にワリとテンポ重視とゆーか、ソコまでパワフルでもないエピソードでもソレを実に小気味好くポンポンと語ってゆくので比較的にも観易い方=最後までフツーに観れちゃう感じな方だったかな~とも思いましたかね……とは言えド初っ端、麻衣ちゃんが出てきて数分でいつの間にやら「おもいで写真」なるモノを撮るコトになって団地に「遺影撮りませんか⁉」と押しかけてゆくサマには、率直にかなりギョッ⁉としたのも事実ではあるのですケド。ソレでも、吉行和子さん&今作が遺作となった古谷一行さんの味わい深い熟した演技も含めて、全体としても(個人的には)全然悪くはない作品だとは思いました。お暇ならまァどーぞ。