ポトフ 美食家と料理人のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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ポトフ 美食家と料理人

[ポトフビショクカトリョウリニン]
The Taste of Things / The Pot-au-Feu
(La Passion de Dodin Bouffant)
2023年上映時間:136分
平均点:6.33 / 10(Review 3人) (点数分布表示)
公開開始日(2023-12-15)
ドラマラブストーリー歴史もの小説の映画化グルメもの
新規登録(2023-10-15)【Cinecdocke】さん
タイトル情報更新(2024-10-05)【Cinecdocke】さん
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監督トラン・アン・ユン
キャストブノワ・マジメル(男優)
ジュリエット・ビノシュ(女優)
サラ・アドラー(女優)
脚本トラン・アン・ユン
作曲ジュール・マスネ"Méditation"
製作オリヴィエ・デルボス
配給ギャガ
衣装トラン・ヌー・イェン・ケー
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3.《ネタバレ》 19世紀末のフランスを舞台に、ひたすらストイックに料理に向き合う一人の美食家と料理人である彼の妻との静かな生活を淡々と描いたヒューマンドラマ。最後までまったく音楽を流さず、主要登場人物も3、4人だけ、映画のほぼ7割くらいは自宅でひたすら料理を作っているか食しているだけという、なかなかに挑戦的な内容なのにも関わらず、最後まで淡々と見せ切るこの監督の手腕はさすがと言うしかない。小鳥の囀りや虫の鳴き声、そよ風に揺れる森の樹木が奏でる葉音、そして食材を切ったり煮込んだりする調理音の中で交わされる知的でウィットに富んだ会話劇。出来上がってくる料理がどれも馴染みがないにもかかわらず、全て美味しそうに見えるのもこの監督のセンスがなせる技なのだろう。20年の時を経て、晴れて夫婦となった主人公2人を襲う悲劇も必要以上にドラマティックに描かなかったところも好印象だ。ただその反面、最後まであまりに淡々と綴られるこの2人の物語にはおそらく賛否が分かれるだろう。自分は少々退屈に感じてしまった。ユーラシア皇太子からの依頼にフランスの代表的庶民料理であるポトフで勝負するという最後の重要な場面が、何故か曖昧なまま終わってしまったのもいかがなものか。全編に漂う気品に満ちた雰囲気やストイックなまでに料理に拘った画作りなどはすこぶる良かっただけに、惜しい。
かたゆきさん [DVD(字幕)] 6点(2025-03-29 19:32:31)★《更新》★
2.調理、うんちく、食事。退屈さを覚えるほど丹念に描かれおり、「食は芸術だ!」が示されています。田舎者の当方としては動物の形そのものがグロく、こってり感満載の盛り付けが美味しそうに思えません。男女二人の展開は予感通り。静謐さには好感持てましたが盛り上がりに欠ける作品でした。
The Grey Heronさん [DVD(字幕)] 5点(2025-03-10 23:51:57)
《改行表示》
1.《ネタバレ》 小鳥のさえずり、葉が擦れる風の音、虫の鳴き声が外から聞こえ、 調理場には野菜が切られ、肉が焼かれ、鍋のスープが沸き立つ、自然と人工の音のアンサンブル。 全編にわたって長めのワンショットと少ない台詞によって調和が貫かれ、細やかな所作に適度な距離と緊張感が伝わる。  なぜ料理を作るのか?という問いかけ。 20年間、公私ともにパートナーだった美食家ドダンと女性料理人ウージェニー。 やがて結婚するも彼女が病で先立たれ、喪失感に打ちひしがれた彼が如何にして料理への情熱を取り戻していったか。 そこには哲学があり、愛情があり、物語がある。  調理場を滑らかに捉える、カメラの360度パンから回想シーンに移行していく。 ワンカットで時空を超越させるアンゲロプロスの演出を彷彿とさせる。 生前のウージェニーがドダンに問う。 「私はあなたの料理人? それとも妻?」 ドダンが導き出した答えは……もちろん分かっているだろう。  複雑なストーリーもない、意外な結末もない、伏線回収もない、さらには人物の背景や説明すらない。 まるで当たり前であるかのように、営みは誇張なしにただそこにあれば良い。 「映画にこれ以上の何がいるのか?」と本作は気付かせてくれる。 ただ無駄に豪華で贅沢な素材を使っただけの皇太子がもてなしたコースより、非常にシンプルなポトフにこそ真髄が宿る。
Cinecdockeさん [インターネット(字幕)] 8点(2024-10-05 23:48:22)
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【点数情報】

Review人数 3人
平均点数 6.33点
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5133.33%
6133.33%
700.00%
8133.33%
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