1.《ネタバレ》 最初のうちは面白かった。
リリー・コリンズ演じる主人公がなんか意味深なマーク描いているとか。主人公にだけ見える、何かがいるとか。
そんなちょっとミステリー仕立てがいい感じ。
舞台が現代っていうのも良かったですね。現代のなかに潜むファンタジーって感じでぐいぐい惹きこまれます。
そして主演のリリー・コリンズがかわいいのも良い。
彼女が主演というだけで、どう調理しても面白くなりそうなもの。
母親のピンチに家に戻ると、そこには母の代わりに犬の怪物が。このクリーチャーがなかなかよくできていて、このバトルが最高に面白い。序盤だけでこんなに楽しませてくれるなんて、クライマックスはいったいどうなることやらと、期待値がマックスへ。
ところが後半になるにつれて、物語はどんどん訳の分からない方向に。
いろいろな要素をつめこみすぎて、もはや誰が何の目的で何のために戦っているのか、わけがわからん状態に。
前半の、潔いほどわかりやすい、あのシンプルさはどこへ。
せっかく王道ファンタジーアクションで良い味出していたのに~。
隠し味いれすぎて、もうなんの料理なのかわけわかんないことになっちゃいました。
吸血鬼の咬み跡、回復する視力など、やたらばらまいた伏線の放置も気になります。