《改行表示》24.《ネタバレ》 シリーズ41作目。覚えてます。当時のウィーンの市長さんが男はつらいよを気に入って、映画が実現したって、ワイドショーか何かで観ましたよ。「寅さんとウィーン?合わないよなぁ~」なんて思ったっけ。 当時は内心『山田監督、市長のリップサービスを真に受けちゃったよ』なんて思ってしまいました。実際どうだったんでしょうね? 案外その逆で、ツィルク市長が外貨獲得、ウィーン観光に映画撮影のロケ誘致を日本に売り込むために、男はつらいよに目を付けたんじゃないでしょうか? ツィルク市長『日本の映画?あまり知らないね。ゴジラ?でもウィーン壊される良くないね。座頭市?時代が昔すぎるね。寅さん?寅さんって何?アーハン?面白い顔の男があちこち旅して、美人と恋してフラれるコメディ映画?ソレダ!!ちょっと機内で勉強しておくネ!』…ウィーン(オーストリア)にはバブル真っ盛りの日本は、金の卵だったんじゃないでしょうか?なんて勝手な憶測です。 意外なカタチで実現した寅さん初海外。もう少しスペシャル感を出しても良かったと思いますが、どうにも地味です。寅はバスで移動して、観光地をちょっぴり歩くくらいで、ほぼホテルやおばさんの家の中。気持ちも絵面もあまり動きがありません。 マドンナ枠はまた竹下景子。なんどめだ竹下景子。どうにも、山田監督の竹下景子推しが鼻に付いてしまう。海外ロケだからって、くるまやメンバーは置き去りにするのに、お気に入りの竹下景子を引っ張り出すのかって思うと、どうなんでしょう?今回のマドンナは、金髪で目がパチクリした、いかにもなオーストリア美人を期待してしまいました。 本作の舞台がウィーンである必要性が、あまりに希薄でした。以前の作品では、ブルドックソースとかスズキのスクーターとか、スポンサーには気を使って撮ってたのに。一番美味かったのが鮭茶漬けだったり、観光地で大した思い出がなかったり。全然オーストリアをヨイショしない。ウィーンに撮影に行ったら『あれ?ほんとに来たの?』みたいな塩対応だったのかなぁ?そもそも撮影期間がそう長くなかったのかなぁ?渥美さんの体調の問題もあったのかなぁ?だから、チャッチャ・パッパと撮っちゃったのかなぁ? 海外スペシャル感を出そうとして、力みすぎて空回りするくらいのほうが、良かったかもしれないなぁ… 【K&K】さん [CS・衛星(邦画)] 4点(2024-02-07 23:00:57) |
23.《ネタバレ》 ウィーンに行くまでのドタバタ感は面白かったのですが、肝心のウィーンに行ってからが、いまいち盛り上がりに欠けたなぁ。せっかく海外まで行ったのに寅さんが絡むのは、マドンナの竹下景子と、マダムだけだもの、勿体無い。そっちとばっかり絡むので、柄本明との掛け合いを楽しみにしていたのにちょっと拍子抜けでした。 【はりねずみ】さん [インターネット(吹替)] 5点(2023-10-21 22:55:28) |
22.《ネタバレ》 竹下景子が3作ぶり3回目のマドンナというのはあまりにも安直だろとか、それに伴って淡路恵子姐さんをまた引っ張り出すというのもさらに安直だろとか、寅さんをウィーンに連れてったって、何もできずに引きこもるのは目に見えているし、異文化交流的な面白さも出てこないだろ、ほらやっぱりとか、前半はほとんど面白みがありませんでした。●柄本明の関係も、あそこまでベクトルを向けたのだったら、むしろ「そのままダンス相手の姉ちゃんとうまいこといって現地に居着いちゃいました」くらいはしてほしかったと思いますが。●ただしこの作品はラスト5分に大きく救われており、いざ柴又の喧噪の中にいると「あれは夢だったのかなあ」と自分でも振り返ってしまう儚さの描写。オランダからの葉書と、それと対比される寅のいつもの街中の啖呵バイ。今までだったら、寅とマドンナが別離に終わっても、「いつかどこかの空の下で再会するかも」みたいな余韻もあったのですが、この絶望的な距離は、このマドンナとは寅は二度と会うことがないということを強烈に暗示し、切なさを増幅しています。 【Olias】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2021-01-22 00:44:33) |
《改行表示》21.当時のウィーン市長が寅さんのファンだったもんで、ラブコールをいただいて実現した、『男はつらいよ』シリーズの海外進出。ではあるのですが。 残念ながら、寅さんを海外に連れ出す、という設定を無理やり作り出すだけでもう限界、という印象。あとは大した起伏もなく、すみません、以前観てた時は、途中で居眠りしちゃったんです。 だいたい、肝心の寅さんがヒマそうにしてるし。途中から、寅さんが遠い異国で連れ(柄本明)とはぐれてしまう、という展開になり、本来ならこれは大事件でいくらでも盛り上げようがあるだろうに、どういう訳か、本作の物語は妙に大人しいんです。寅さんは竹下景子に何となくフラフラついていくだけ。一応彼女はマドンナ役だから、寅さんは彼女にホレてる、ということになるんでしょうが、それすらもハッキリしない。一方の、騒動の発端である柄本明も、独自にウィーンを楽しんで、寅さんの物語にはロクにからまないし。 無為に時間だけが過ぎてゆき、なんとなくそれぞれがバラバラに納得して、物語が終わってしまう。 あと、第三の男のパロディなんかも出てきますけれど、別に面白くも何ともないですしね。これを言っちゃあオシマイなんですけれど、男はつらいよシリーズの根本的な欠陥というのは、コメディなのに山田洋次カントクにお笑いのセンスがない、ということに尽きるんじゃないでしょうか(あ~あ、言っちゃった)。 【鱗歌】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2019-08-04 18:16:15) |
《改行表示》20.《ネタバレ》 主人公が高齢になり、だんだん初期のような恋愛熱量もなくなる一方で、浮き草人生の哀愁が漂う作品も増えて行く後期だが、寅さんがウィーンに行くということでネタ切れかと思いきや、意外と悪くはなかった。 本作はいつもの国内の地方ではなく、簡単に故郷へは帰れない外国を舞台とし、空港での帰国寸前の久美子と地元青年との抱擁〜残留決意を傍らで呆然と眺めている姿を示し、寅に欠けているもの(実生活や現実への覚悟のなさみたいなもの)が浮き彫りになっていると思う。 あと、とらやの面々との絡みシーンも少ないので違和感ありの人もいるかも。 【クリプトポネ】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2019-08-04 12:53:34) |
19.《ネタバレ》 初の海外ロケっつうことで期待したけど、結構普通。寅さんの外人おばさんの絡みに「おおっっ」て思ったのにね~残念。結局、別にウィーンじゃなくても日本と変わらない定番さを感じた次第でゴザイマス 【Kaname】さん [DVD(邦画)] 5点(2015-12-20 20:42:22) |
《改行表示》18.寅さんは日本の古き良き風景だろうーが! 竹下恵子もひとつもいいとこないし、なんだったらおばさんの方がかっこいい。 寅さん<スマホいじり。 |
《改行表示》17.遂に海外に行くということは、ネタ切れか...という感じだけど、日本での展開とほとんど変わらない。 車屋での喧嘩のシーンとかないのは、寂しいような、逆に自然なような。 疲れたサラリーマンの登場に期待したが、それ程でも無かった。さすがに厳しい状況になったことから、これからは満男の台頭か。 【simple】さん [CS・衛星(邦画)] 4点(2015-10-17 22:56:07) |
16.《ネタバレ》 ○後期作品では割と好き。○最初で最後の海外ロケということで、色々と異色な感じ。○公園でおばさんとなんとなくわかり合うシーン、ああいうのがもう少しあればなと。○あと、もうヒロインて感じじゃないけど竹下景子が空港でキスするシーン。あんな間近で見せられるのは初めてじゃないかな。淡路恵子のセリフをそのままフリにしてあそこで落とすというのはちょっと脚本甘いかな。○まぁその後の柄本明の写真でふてくされる寅さんを見てあーいつもの寅さんだと感じさせられた。○海外に来た割に日本人ばかりと絡んでいるところは多少不満だが、そこそこ面白かった。 【TOSHI】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2014-08-23 11:36:41) |
《改行表示》15.《ネタバレ》 【何変わらぬ いつもの格好でウィーン篇。今回のマドンナは三度目の登場:竹下景子さん。】 ウィーンで棒っ切れ片手に街をうろつく寅次郎の姿というのが絵面的に可笑しい。 ただ、せっかくの海外遠征なのに、絡みはほとんど日本人というのが残念、例え、言葉が通じようが通じまいがもっと現地人との絡みがあればよかったんだがなとか思ってしまいます。 どなたかも言われてますが、今回はきっと今まで頑張ってきたスタッフに対する苦労を労う為の旅行という事も兼ね備えた海外撮影だったのかもしれませんね (とはいっても、とらやの皆さんはお留守番)(^^;) ~中略~ そして最後、土壇場になって空港まで飛んで来たポールだったか、ジョニーだったか、ワトソンだったか( ←名前全く覚えてないので 勘。) 有り得た展開とはいえ、全くシラけてしまいますよね そしてあの僅かな瞬間で故郷へ帰る事をやめてしまった竹下景子マドンナには残念な思いしか残らない(せめて柴又まではゆこうよ それもナシですか) (××) ただ、ポール( ←仮名)が空港に現れこちら目掛けて走ってくる瞬間と、ポール( ←仮名)と景子が抱き合ってる瞬間と、その後、機内でふて寝していた寅次郎を撮っていた連続写真の披露はさすがだと思えましたね。クスッと笑えてそれでいて綺麗にまとまってしまった。辛うじて お後は悪くありませんでした。 【3737】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2014-08-13 22:40:09) |
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《改行表示》14.第15作「相合い傘」の兵頭、第34作「真実一路」の富永、本作の坂口。みんな競争社会に疲れ果てた一流企業のサラリーマン。みんな寅さんと出会ってもう一度人生を立て直していく男たちです。そんな男たちと絡む寅さん。やはり味がありますねえ・・・。 僕は今出張が多くて、(同じサラリーマンでも彼らのように疲れ果てるほど仕事するサラリーマンじゃないですが)夜は出張先で1人酒を飲むことも多いのですが、カウンターの奥にふと目をやると寅さんが居てくれないかなあ・・・。なんて思うことが今でもありますよ。 本作もウィーンに旅立つまでは寅さんとそんな男とのひと時は面白かったのですが、ウィーン以降は3度目の登場、竹下景子さん演じる久美子と寅さんと、坂口に接点が無くドラマとしての面白さも少ないです。 日本人観光客の一行のバスに乗り込んだ時、そこでいつもの名調子で観光客相手に笑わせてくれる寅さんが見たいなあ・・・。とか思ったりもして。でも、ウィーンを去る空港で久美子のウィーンの恋人に「おい!外国人の青年!」と語りかける姿はどこに行ってもやっぱり寅さんは寅さんだなあと嬉しくなったのでした。 【とらや】さん [DVD(邦画)] 5点(2013-02-13 19:42:05) |
13.マドンナは三回目の竹下景子さん。なぜウィーンだったのか。うーん、何度も観たい作品ではなかった。『男はつらいよ』全作品視聴チャレンジもいよいよ終盤に迫ってきました。 【movie海馬】さん [地上波(邦画)] 4点(2013-01-19 17:59:44) |
《改行表示》12.《ネタバレ》 マドンナは3回目の竹下景子。 今度の舞台はウィーンである。寅さんがもう少し若ければ違った展開があったのかもしれないけど、海外だからどうということもなくて、場所がウィーンでもゆふいんでも話は変わらなかったんじゃないかと思ってしまう。竹下景子も前回、前々回と比べると好感度が落ちるかな。唐突なヘルマンの登場と空港でのラストシーン、その後の寅さんの落ち込み具合もとってつけたような感じが否めない。 【onomichi】さん [DVD(邦画)] 7点(2012-04-30 23:30:45) |
11.《ネタバレ》 80年代後期、ウイーンが舞台。なんでウイーン? 41作目にして、スタッフ、キャストへのねぎらいを込めてのツアーだったのだろうか。みんなでオペラを鑑賞したのだろうなあ。しかし、渥美清、竹下景子、柄本明がストーリーの上でうまく絡み合わないので出来は残念ながら今ひとつ。淡路恵子のご主人のくだりには思わずにやり。でも、竹下景子にチュパチュパしていた外タレ君、いかんぞ、ぷんぷん! 【ジャッカルの目】さん [DVD(邦画)] 5点(2008-06-05 01:13:23) |
10.寅ちゃんって、地球儀の見方も分からないのね。 【ケンジ】さん [DVD(邦画)] 5点(2008-03-23 19:48:53) |
9.北山雅康の“三平ちゃん”、遅らばせながら登場! (あ、もっと前から出ていたのねぇ・・・) 【にじばぶ】さん [ビデオ(邦画)] 6点(2007-10-06 17:26:13) |
8.十年ぶりに再見したものの、やはり本作からほとんど笑えるシーンが無く、何も無理やりウィーンを舞台にしなくても…、という感じです。 【丹羽飄逸】さん [CS・衛星(邦画)] 4点(2007-01-02 09:07:47) |
7.竹下景子二度目のマドンナとなる本作は寅さん史上初の海外ロケというのが見所であり、観光旅行気分を味わうという意味ではそんなに退屈はしないけど、だからといって特別面白い作品でもない。それなりに楽しめたという記憶があるので一応6点にしてみるものの、竹下景子も前回「口笛を吹く寅次郎」の時のような可愛さも感じられないし、一度見れば良いかなってぐらいの作品です。 【青観】さん [映画館(邦画)] 6点(2006-04-13 23:12:31) |
6.なんと寅さんが海外へ行くという異色の作品だが、内容は別にどういうことはない。 【イニシャルK】さん [地上波(邦画)] 5点(2005-04-29 13:21:26) |
5.可もなく不可もなくだけど、寅とウィーンの街並みが、マッチしないようで、してるのが新味か。地元の上品なお婆さんとのやり取りがいい。煎餅あげて「歯は丈夫そうだね」というのが笑わせてくれる。言葉は全然通じてないけど、気持は何となく通じているというのもいいね。 【ひろみつ】さん 7点(2004-06-03 21:22:04) |