《改行表示》11.《ネタバレ》 冒頭10分、頭を切り開かれた少年の脳には、吸収しきれなかった双子の片割れが入っていたシーンにまず度肝をぬかれますね。 脳の中で動く目。なるほど、これはさすがロメロ様。 ただその後は、わりとありきたりなサスペンスになってしまったのでしょうか。冒頭ほどの盛り上がりは見せきれず、ただ淡々と事務処理のごとく生産されていく犠牲者の方々に次第にこちらも慣れてしまった模様です。まさか関係者全員殺されちゃうとは思っていませんでしたけどね。 結局、幼少の頃主人公の脳にいた双子が埋葬されていたにもかかわらず、実体化することになり、最終的には主人公に成り代わろうとしていた解釈で正しいのか、正しくないのか、それすらもはっきりしないままラストを迎えることになり、これは原作読んだことのない自分には釈然としない結末になっちゃいました。 とにかく犠牲者が量産されていくに辺り、それなりに伏線などもきちんと処理されているため、面白いっちゃあ面白いわけですが、やっぱこういうサスペンスホラーって何よりもオチが大事なんじゃないでしょうかねえ。そういった意味では、やや残念な結果ではありました。 【たきたて】さん [DVD(字幕)] 6点(2013-07-02 01:49:32) |
《改行表示》10.《ネタバレ》 はい、ぜんぜんおもしろくないですね。なんにもひっかからないです。 どうしてこういうことになるかというと、特に作り手が無能だからというわけでもないがやっぱりカレの場合はゾンビを出さないとおもしろくならないのです。 そして、どうすればおもしろくなったのかと考えますに、おそらく「自分の知らないうちに何かをしでかしている」とか「肉体を持ってしまった虚像の扱い」に集中して見せ方を工夫すべきだったのでしょう。…見たところ、な~んの工夫もしてありません。とーてものっぺらとしたシロモノで、ロメロは消しゴムでクレジットから名前を消したいと思っているに違いありません。 キングに寄りかかって、つまりはウルトラスーパーなストーリーテラーの力を過信して映像になっているものがいっぱいありますけど、やっぱりそういうことではダメで、キングものの場合は原作者を怒らせるくらいにカスタマイズされていないとおもしろくならないです。つまりキューブリックしか達成した作り手はいないということになりますけど。 【パブロン中毒】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2009-12-12 17:46:20) |
《改行表示》9.《ネタバレ》 分身とも言えるジョージの行動に捻りが無い、その目的も同様に。 ジョージは決してドジを踏まない、鋭く対処する ・・とは言うが、そういう「らしさ」が全く感じられなかった。 展開も一本調子で締め辺りにもう一山欲しかったのですが、 アッサリ終わってしまいました。 【HIGEニズム】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2006-02-27 02:53:04) |
8.アイデアは良いと思いますが、全体的には可も不可も無い感じです。 【H.S】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2005-12-25 13:40:41) |
7.全体的に惜しい。着想はいいと思うんだけどなぜかいまひとつ面白くなかった。スティーブン・キング&ロメロならもっと面白くてもよさそうなのに。 【およこ】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2005-08-08 21:21:33) |
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6.キングの映像化作品の中では佳作の部類に入ると思うが、原作をそのままなぞっただけの展開で、今ひとつオリジナリティが足りない印象を受けた。これが全然知らない監督だったら文句は無いけど、ホラーの巨匠ジョージAロメロだけに期待しすぎてしまったか。少し辛めに5点で。 【終末婚】さん 5点(2004-06-26 00:04:43) |
5.安易に想像すると、主人公が犯人だと思うが、実は・・・。という内容。でも、犯人の正体が判っても、安直な設定としか感じられない・・・。サスペンス的な流れは悪くないが、悪魔オチは、やはり面白味が半減する。 【sirou92】さん 3点(2003-12-21 22:08:31) |
4.キング×ロメロという夢の組み合わせに期待感が高まったが、残念ながら、今ひとつ盛り上がりに欠けた。特にクライマックスに至るまで、緊張感が持続しないのが難点で、「眠ってはビデオを巻戻す」の繰り返しで何とか最後まで鑑賞した次第。まぁ、俺のコンディションの問題もあったのかもしれないが、見返したい気が起きないのが正直なところ。T・ハットンに存在感がないのも痛い。 【恭人】さん 3点(2003-12-03 22:55:53) |
《改行表示》3.人間誰しも生まれる前は双子の要素を持っていて、一方が一方を吸収して誕生する。本当か嘘か分からないような話しだが、もし本当なら驚きである。主人公サドは、自分とは別名義のジョーズ・スタークという名前で、謎の殺し屋を題材にしたホラー作品を出版している。そちらの作品の方がダントツに売れ行きが凄く、家族の生活はそれにより支えられている。しかし、サドは別名義であるジョージ・スタークは自分と同一人物であるということを世間に発表する。週刊誌掲載用の写真を撮る際にジョークのつもりで、ジョージ・スタークの墓を作り撮影する。しかしその夜、何も入っていない筈の墓の中からジョージ・スタークが生き返る・・・。というような内容です。 作家が偽名を使って小説を発表するというアイデアは、キング自身がリチャード・バックマンとして作品を発表しているという事実からきている。この作品の舞台はキャッスルロックというメイン州に有る架空の町なのですが、この町は他のキング作品にも登場する。「デッドゾーン」「ニードフル・シングス」などがそれにあたる。中でも警官のアラン・パンクボーンはその3作全てに登場します。 映像化としての評価ですが、原作を殺すことなく作られているし、誇張し過ぎた部分も見あたらないので佳作と言えると思います。 |
《改行表示》2.原作読んで映像化はムリ、と思いました。 これは結構うまく出来たほうだと思います 【BAMBI】さん 6点(2003-10-29 01:25:26) |
《改行表示》1.《ネタバレ》 原作キング、監督ロメロということで、それなりに面白い、というか観られる作品ではあります。 冒頭の、脳腫瘍という名の双子の造形や、ラスト、ジョージがスズメたちにつつかれてどんどん崩れ落ちていく場面は結構グロテスクで見応えあるのですが、それ以外の殺戮場面では、実にあっさりとしている感じ。 もしかしたら無意識のうちに犯行を行っているのか?という前半のミステリタッチの描写や中盤以降、実は主人公の負の部分が具現化した、という展開はなかなか面白いのですが、その具現化した理由というか主人公が「犯人は実体化したジョージ」だと見当をつけるまでが実にふわんとしてる感じがしたので、ちょっと釈然としない部分があったり。 雰囲気などは悪くなく、むしろ好きな部類なのですが、ロメロ作品として考えるとどうもパンチが弱い感じがしました。 【クリムゾン・キング】さん [地上波(吹替)] 5点(2003-10-22 20:37:53) |