23.原作が優れているせいだと思いますが、とてもきちんと作られていると思いました。まあ、こんな状態を「うつ」と呼んで投薬治療するんだから、精神医学は混乱しますね。相当な認知の歪みの方が問題で(だからといって、認知行動療法が有効とは思えないが)、両親から伝わる、対人接触の困難さを俎上にあげるべきんなんでしょう。 【みんな嫌い】さん [DVD(字幕)] 7点(2013-08-16 20:32:45) |
22.大事な人を傷つけ、自身を痛めつけ、自身を嫌い抜く。リジーの眉間の深い皺を見るのがたまらなく辛かった。タイトルが心の拠り所が鬱しかない彼女を言い表しています。 |
《改行表示》21.《ネタバレ》 心の病を理解することは本当に難しいですね・・・・。個人のキャラクターと病の境界があいまいで線引きが難しいんですよね。 当然社会生活を営んでいくうえで、病は治していかなければならないのですが、それによって自分のキャラクターも変わってしまう事に対する不安も良くわかります。 こういう当事者からのメッセージを伝える作品は、心の病に苦しむ人たちを理解するきっかけの一つとして貴重であると思います。そして、この病は決して他人事ではないことも教えてくれます。 【TM】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2009-08-17 21:20:36) |
20.なんとも中途半端な感じ。リッチを主人公にしちゃうとただのドキュメンタリーで終わっちゃう。理解したいとは思うんだけど、どうしても本人以外わからない面が多い。ミシェールの役を主役にして2番手に精神科医あたりをおいた作品なら是非見てみたい。 【オニール大佐】さん [DVD(字幕)] 4点(2008-07-24 18:51:41) |
19.《ネタバレ》 クリスティーナ・リッチーはわたしの大好きな女優さんで、常に水準以上の演技をみせ期待を裏切らない。この映画でも彼女の魅力は十分に感じられたし、彼女のファンであれば決して観て損ではない。しかしながら脚本は尻切れトンボという感じ。自分をコントロールできない心情やそれによって起こる悪循環など、リジーの苦しみを描くことはできているが、そこからどうやって抜け出すのかという肝心の部分ははしょられて、「薬の力を借りて本を出しました」みたいになっている。時間とお金が足りなかったのか、それとも原作者自身が病気から抜け出すことができなかったのか、よくわからないが、映画としてはどうかと思った。またジェシカ・ラングが母親役で熱演していた。あの神経症的な演技は彼女にしかできないと思った。 【はちかつぎひめ】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2006-08-19 04:38:17) |
18.雄弁なモノローグが逐一解説を加えてるにも関わらず(つまり、完全に自分を把握してる)、リジーは自分の感情をコントロール出来ない。躁と鬱を目まぐるしく繰り返し、周りの人間を傷つけ、そして自分を傷つける。自分で解っててもどうにもならない。親と和解したり、理解ある恋人が出来たからって直るもんじゃない。これは脳内の科学物質の分泌バランスを崩した、明らかな「身体の」病気。だから薬が効くのです。それに、優等生で芸術的才能がありエキセントリックな性格というのは、古から続くアーティストのキャラクター。エキセントリックだからこそ自己抑制が利かず、素晴らしい文章が書けるでしょう(正に天才と何とかは紙一重)。過去の偉大な芸術家達も、プロザックがあれば自殺せずに済んだかもしれません、6点献上。 【sayzin】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2006-08-07 00:24:43) |
17.《ネタバレ》 「17歳のカルテ」感あり。主人公が全然うつ病に見えないんだけどそれは見ている自分がヘンなのか?エッチはするわ、夜遊びするわ、親とケンカするわ、どこがうつ病だ。安定剤で充分じゃないか。むこうでは、この程度でもうつ病と思われるのか。そんで「カウンセリング要」になるわけ。それなら、大した社会だ大変だな。この子は単なる情緒不安定のわがまま娘で「17歳のカルテ」と同じにしかみえない。 【パブロン中毒】さん [DVD(字幕)] 6点(2005-12-10 23:41:43) |
【ギニュー】さん [ビデオ(字幕)] 4点(2005-08-14 15:38:05) |
15.アメパイの主役がスマートになってましたね。自分がかなえられなかった期待を押し付けられた娘はとにかく悲惨。自分の意思で選択しているようで選ばされている。難しいですな。 【バチケン】さん 6点(2005-03-18 17:18:47) |
14.この映画にすっきりとしたエンディングを求めるのも、はっきりとした主役の心情を求めるのはいけないと思う。私も全然主人公の心情が全く分からなかった、ただジョナサン・リース・マイヤーズを見たかっただけなのに最終的には「ぼや~」っとした心の中に何か結末が出てくるのではないかと考えたけど、うつ病みたいな経験をしたことが無いので結局分からなかった・・・。ジョナサンも少ししか出てなくてさびしかった(笑) 【愛しのエリザ】さん 7点(2004-12-30 21:40:31) |
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【kasumi】さん 6点(2004-11-13 20:49:50) |
12.主人公に感情移入してしまいました…でも、終わり方あれでいいのか? 【kokayu】さん 6点(2004-11-11 20:19:31) |
11.クリスティーナの演技が上手だった。この作品を見るまではうつ病がどうとか全然知らなかったけれど、見た事によって少し考えるようになった。実際にうつ病で苦しんで射る人はたくさんいるのは悲しい。でも、早くよくなるよう願いたいですね。 【アンナ】さん 5点(2004-08-10 20:08:40) |
10.アメリカンパイのブーデー少年が立派な青年に。というのがまず先にでてきてしまった感想です。映画というのは表現の手段でありながら、実に忠実にリアリティをもって淡々と「写す」ことを成功させてしまうと、映画そのものとしての評価はなかなか上がりにくいものだと思います。クリスティーナリッチは好演でした。 【らいぜん】さん 5点(2004-08-06 07:29:28) |
9.両親の不和から生まれたストレスの矛先が愛情の名の下に無意識のうちに子供に向けられていく。 子供にとっては逃れようにも逃れられない一番厄介な重荷だ。 子供はその重荷に答えようとして頑張る。 そして知らず知らずのうちに心が押しつぶされゆがむ。 親として気を付けなくてはならない身近な問題をトゥルーストーリーとしてフィルムに焼き付けたスタッフキャストの気概は評価したい。 キャストも脇役を含めみな良かった。 特にクリスティーナ・リッチの2面性のあるデリケートな演技は見て損は無い。 彼女には演技の幅を広げて是非とも大きな女優になってほしい。 底知れぬ魅力を感じます。 テーマの性質上見にくい内容ではあるが、熱気に引っ張られて最後まで観られた。 出来ることなら多くの人に見てほしい作品。 米国で処方されている薬の量を見ても、もはやこれは他人事ではないと思う。 【Beretta】さん 6点(2004-06-26 17:08:41) |
《改行表示》8.原題がプロザック・ネイション。「マッチスティックメン」でニコラス・ケイジが 処方されていたのもプロザックだった。主流の精神安定剤であることがわかる。 映画はさながら、この薬の販促映画になってしまっている。 原作小説の著者エリザベス・ワーツェルは「うつ病への理解を」求めて執筆した そうだが、残念ながら映画はその主題をクリアしたとはいえない。 うつ病の症状を並べただけの内容になっており、快方へ向けての努力をしない主人公に は怠惰や甘えが感じられてしまう。 主演のクリスティーナ・リッチの熱演は評価したいが、演出やカメラが追いついて いない印象だ。役者の演技だけに負うのではなく、絵で感じさせる工夫が必要に思う。 うつ病の経験者にとっては共感できる映画ではあるが、そうでない者との間にある 理解の壁が、この映画をきっかけに壊れることはない。 結論は「プロザック飲めばいいじゃん」になってしまうことだろう。 【337】さん 6点(2004-06-09 09:43:17) |
7.リッチの熱演がすごい!自分が主人公と同じような人に出会ったら自分はどうするのだろうと考えた。その答えはやっぱその時になってみないとわからない。 【Syuhei】さん [映画館(字幕)] 7点(2004-02-17 22:01:33) |
6.《ネタバレ》 この映画は「うつ病」の実像を伝えるというテーマで作られたそうですが、思春期にありがちな「甘え」への依存を描いたものとして観ました(だから日本公開に関わった方も、映画名を『うつ病』ではなく『うつ依存症』と表現したのでしょう)。そう思うのは、良くも悪くも「『うつ病』らしい」描写が少ないからではないでしょうか。特に幻覚幻聴があるわけでもなく、対人関係でどうすればいいかも頭では理解している(親友との食堂の会話など)、そして精神的にボロボロになっているような直接描写もない(風呂に全く入っていないという設定でも見た目は綺麗)。ただ、思春期の「甘え」を表現したものとしてみれば、登場人物の心情も理解しやすく、主人公にも感情移入しやすかったので、なかなか良作だと思いました。…それにしても、何故、クリスティーナ・リッチは特に必然性のない場面でヌードになってしまったのだろう(まさかスリムになったのをアピールしたかった訳じゃあるまいし…)。ちょっとがっかりです。 【IKEKO】さん 7点(2004-02-07 19:52:20) |
5.自殺の一番の理由が「うつ」ということを最近知り、少しでも「うつ」について知れればいいなと思い観てみることにした。母親の完璧な期待を求められた彼女、彼女の置かれた環境や、彼女に寄せられた過度な期待が次第に彼女を苦しめ自分を見失っていく・・・。彼女の痛さが痛いほど伝わってきて、何より、クリスティーナの何かを訴えるかのような冷たい目が印象的だった。クリスティーナが熱心に映画化を進めただけあって、リアルな演技。ただ一番知りたかった、彼女がどうやってうつから回復したのか全く描かれていなかったのが残念。また、うつ症状の人に周りはどう接すればいいのか、疑問。 |
《改行表示》4.《ネタバレ》 実に観る人を選ぶ作品だと思った。 私には、自分のことみたいだった。吐き気がするほど、痛いほどだった。 書けない苦しさ、酒、分かってはもらえないということ、プレッシャー、母親との関係、恩を感じる反面憎しみを感じる関係。母親の像。 母親役の女優の演技よかった。あの目!あの突然に冷めるあの目!ヒステリックな声も。お金のこと、あなたのためにということ、物分かりのよさそうな声。 「普通」の人には伝わるだろうか??あの結末は、ハッピーエンドじゃない。母親のあの「いい台詞」は喜べない、安心もできない、母親は分かってない。遅いんだよ、苦しいんだよ、もっと早くにその態度があれば!自分の中の問題に人を巻き込む前にケリつけてくれてれば!私は一人で背負って行くしかないのに! しかし、この題名どうなん?うつ依存症ていうのは、うつ状態であることを言い訳にする深層心理のことでは?彼女は違うんじゃない?うつ状態であることは彼女の本音、言えない本音を引き出してはくれたけど。 →※原作読んだら納得しました。 むしろ母親の心理の方がよく描かれているのが筆者の立場をよく語ってる。彼女の場合離婚があるから私の場合より余計強く出てる。母親の娘を一体に見るのも 強い。 |