《改行表示》118.《ネタバレ》 “Austin Powers: International Man of Mystery”『オースティン・パワーズ:国際的な謎の男』。 公開時の深夜バラエティ(ワンダフル)で、新しい言葉「おバカ映画」として紹介されてました。当時の意味合いとして『外国ではウケても日本じゃウケない“寒い”ギャグが多い映画』みたいな紹介のされ方だったと思います。映画のギャグシーンを幾つかピックアップしてましたが、ドリフのようなギャグは古臭く敬遠されていた時代だったためか、タレントも『(平成のこの時代に)このギャグの何が面白いのか解らない…ってか、くだらない』って反応でした。でもマイケル・マクドナルドがロードーローラーに轢かれるシーンだけは、辛うじてウケてたっけかな? この映画を観たのは公開から数年後でした。ふとレンタルして、観て、すっかり虜になりました。オースティン・パワーズという人物が、まぁカッコイイんですよ。'60年代イギリスのポップ・カルチャーを散りばめたオープニングは華やかで楽しく、日本のマスコミが勝手に評した「おバカ映画」要素などどこにも感じられません。エンディングでも披露される写真家の一面。ミュージシャンの一面。仕事に遊びに真剣なオースティンは、普通にカッコイイです。「でも顔が…」って思う方も居るかも知れませんが、'60年代イギリスのロック歌手の当時の写真とか映像を沢山見ると考えが変わります。写りの良い写真ほど見る機会は多いですが、まぁ歯並び含めて実際はこんなレベルです。そしてオースティンの裏の顔は英国諜報部員。当時のスパイらしく小型のワルサーPPKだけを武器に、ミセス・ケンジントンと共に派手派手なジャガーで走る姿もサマになっています。 そんな彼がコールドスリープで'90年代にやって来ます。この辺からギャグ要素が増えてきますが、'60年代のオースティンとヴァネッサとのジェネレーションギャップが楽しめます。そりゃ'90年代にドリフみたいな古臭いギャグやられたら周りはシラケるでしょう。欧米でもそこがウケた要素だったのに、日本では宣伝方法を間違えたんだと感じました。階段やエレベーターといった古臭いパントマイムが、泥酔したヴァネッサに大ウケしてるシーンにホッコリします。オースティンの繰り出すギャグにではなく、彼の魅力に気がついて笑っているように観えるからでしょう。寝息を立てるヴァネッサに語るオースティン。君のお母さんを、君のパパと同じくらい愛していた。だから君を抱けない。って、格好良すぎです。その後の'90年代の壁にぶち当たるところも秀逸です。目があった男たちにピースして、ウケてるんじゃなく笑われてることに気がつくオースティン可哀想。そしてイーブルとの対決で、過去のフリーセックスの行く末を悔いて、自由と責任の'90年代を受け入れようとする姿は、やっぱカッコイイのです。 音楽の入れ方も素晴らしいですね。ヴァネッサとのデートの『愛を求めて』フェムボットとの対決の『アイ・タッチ・マイセルフ』アレもコレも映像に馴染んでる。ビデオ借りて3回連続ぶっ通しで観て、速攻サントラ買いに走りましたよ。ちょっと濃い目のギャグは好き好きでしょうか?私は好きです。悪の手下の家族や友人なんて、よくこんなの思いつくよな。フラウの大声にビクビクするイーブルも可愛い。ヴァネッサがオースティンに感化されてどんどんバカになっていくのも可愛いです。エリザベス・ハーレイってこういうキャラじゃないだろうに…後半の体を張ったハダカ芸も見事。イギリスはとにかく明るい安村がウケるお国柄ですからね。オースティン・パワーズはシリーズ物で続編もありますが、私は1作目を単独作品として高く評価しています。ヴァネッサと2人、'90年代で末永く幸せに暮らしてほしいです。 【K&K】さん [ビデオ(字幕)] 9点(2024-05-26 23:26:02) |
117.《ネタバレ》 いやあ久しぶりに発見いたしました、このサイトで0~10のすべてに点が入っている作品を。おまけに二作目『デラックス』三作目『ゴールドメンバー』も同じで、シリーズ全作でこんだけ評価がばらけてるのは珍現象じゃないですか。理由はまあ理解できます、要はマイク・マイヤーズが生理的に受け付けないってのが最大の要因じゃないでしょうか。これは『Mrビーン』のローワン・アトキンソンが苦手というパブリック・イメージといい勝負じゃないでしょうか。どちらも英国系のキャラという共通点があります、モンティパイソンの例もありますが日本人には英国的ギャグは合わないんじゃないでしょうか。でも自分はローワン・アトキンソンよりもマイク・マイヤーズの方が全然イイと思ってますけどね。 とは言ってもこの映画のネタのひどさは相当なもんです。自分はCS系で放送された吹き替え版で鑑賞してみましたが、いやはやここまで下品な吹き替えは初めてです、えっとこれは非難しているわけじゃなく褒めているんですよ。でも下品極まりないマイク・マイヤーズの脚本と演技に付き合わされるロバート・ワグナーやエリザベス・ハーレーには同情を禁じ得ませんけどね(笑)。観ているときには全然気づきませんでしたが、キャリー・フィッシャーやクリスチャン・スレイターはたまたロブ・ロウまでカメオ出演していたとは、まあロブ・ロウは納得という感じでしたが(笑)。あとギャグは最低ですがセットやガジェットは意外と金をかけて立派で、ドクター・イーブルの秘密基地なんかは当時の007映画にも引けをとらないというか勝っている感じすらあります。頭を捻るのはこの脚本は60年代スゥインギング・ロンドンをリスペクトしているのかディスっているのかで、『欲望』などの当時の風俗最先端映画をパロっているのは判りますけどね。 オーステイン・パワーズは60年代にマイケル・ケインが演じたハリー・パーマーをモデルにしているという解説見かけましたが、この乱杭歯のチビのどこがハリー・パーマーなんじゃ(怒)。 【S&S】さん [CS・衛星(吹替)] 6点(2022-04-26 22:58:25) |
116.《ネタバレ》 主人公より敵役の方が好きになりました。主人公はちょっと不自然な感じで毛深すぎます。もうちょっと自然な毛深さにしてほしかった。音楽が妙に良いのが少し、ほんの少しだけオシャレ感を引き立ててます。が、全般を通じて下品な下ネタギャグ満載のおバカ映画ですので、好き嫌いは分かれるでしょう。 【いっちぃ】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2021-10-10 01:50:43) |
115.《ネタバレ》 元ネタの007シリーズや英語のニュアンスが分からないとなかなか厳しいようですね。ああここ多分笑うとこなんだろーなー、と思いながら時間が経つのを待つ鑑賞体験。ただエリザベス・ハーレイはいい!特に銀ピタ衣装を着(させられ)るシーンはものすごく可愛い。あのくだりだけで+3点しようじゃないか!!!・・・・・・・・。 【tubird】さん [インターネット(字幕)] 3点(2019-06-11 20:12:58) |
《改行表示》114.《ネタバレ》 007シリーズのパロディにして、67年版カジノロワイヤルの精神を継ぐ作品。 ジェームズ・ボンドとは全部女好き以外正反対なオースティンのハチャメチャなスパイ活動が実に心地よい。 そしてそれを引き立てる心地よい音楽と美術と美女。あと汚い歯。 コント集団のような悪党達も面白いし、ボスの息子は誰もが思う007ボスの甘さをちゃんとツッコんでくれましたね。アホな下ネタも最高だし、時代に取り残されたオースティンの描写も面白し、若干寒いギャグや助長なギャグがあるのも素晴らしい。あと猫可愛い。 ある意味、期待通りのアホ映画だったのでぼくちゃんとても満足です。 【えすえふ】さん [DVD(吹替)] 7点(2015-07-13 12:04:56) |
《改行表示》113.スパイものパロディー風コメディー映画。 序盤のシーンを観たときは、映像演出にセンスがあって、 「これは!」と思ったんだけど、徐々に下ネタ満載の普通のコメディー映画になってしまった。 マイク・マイヤーズのキャラはいいし、確かに妙なパワーは感じるんだけどね。 お話は60年代一本でまとめたほうが良かったかな? テーマ曲の音楽は面白かった。 【MAHITO】さん [DVD(字幕)] 5点(2011-08-06 10:17:36) |
112.好きですね♪特にこの1作目は。マイク・マイヤーズはカナダ人でもご両親は英国人ですからイギリスの血が濃いのでしょう。007のほかに「欲望(66)」(ファッションカメラマン)や「バイオニック・ジェミー」(フェムボット)へのオマージュも、自分の好きだったモノを入れてる気がします。♪選曲も非常にスバラシイ♪(ギャグはすべてOKというわけではありませんが、まぁそれは一番むずかしい部分ですから)特に好きな場面は‘Soul bossa nova’のオープニングと‘I touch myself’をバックに6体のブロンド・フェムボットを撃退するシーン(何回見たかわかりません…)と嫌われていたパートナーのヴァネッサ(エスティ・ローダーのモデルだっただけあってホントきれい!)を笑わせているうちに彼女がすやすやと眠ってしまうところ。1作目だけパンフレットを持っていないのがとても残念。 【レイン】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2009-05-23 03:39:24) |
111.《ネタバレ》 まぁ、好きなシリーズなんでこの点数で。個人的にエリザベス・ハーレイが非常に良いんですが、2、3作目のヒロインに比べると見せ場が少ないような…。2、3作目に比べ、全体的にギャグがしつこい気もしますな。 【キノコ頭】さん [DVD(吹替)] 6点(2009-03-30 09:31:40) |
110.ばかばかしくって好きです。ゆる~い気分の時、何も考えずゆるーく過ごしたいときにまた見ることにします。 【にう】さん [DVD(字幕)] 6点(2008-10-23 02:14:05) |
109.デラックスやゴールドメンバーには劣るので、この点数で。 【eureka】さん [ビデオ(吹替)] 6点(2008-03-15 17:27:26) |
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108.《ネタバレ》 おしゃれでエロで笑えるなんて、おじさんの理想です。 【フッと猿死体】さん [DVD(字幕)] 8点(2007-09-30 08:20:03) |
《改行表示》107.《ネタバレ》 元ネタのハリー・パーマーシリーズ四部作の中から"Funeral in Berlin"を事前にチェックしてから鑑賞しました。ジャンルが違うので単純比較はできませんが、なんとなくMichael Caineへの尊敬と経緯を感じました。三作目"Gold Member"にCaineが出演しているのも納得。Caineの若い頃や、Harry Palmerシリーズをリアルタイムで観てたの人はどんな感想なんでしょうか。"Blimey O'Riley !!"ってことで7点献上。 【RTNEE USA】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-03-25 19:29:25) |
106.皆さんの評価が低いのでどんなにかつまらないのだろうと思ってみたら案外面白かった。イーブルと部下たちは普通に面白いし、オースティンは質より量といった感じでたまにうける。雰囲気がコメディコメディしててテンポが軽快なので退屈はしなかった。 |
105.くだらない映画は好きで「裸の銃を持つ男」とかは何度も観返しているのに、何故かこの作品は好きになれません。理由は分からないんだけど、笑えるくだらなさと笑えないくだらなさがあるのかもしれませんね。でも3作目まで出来たんだからアメリカ人には面白いのかな?私的には何にも面白く無かったです。 |
104.コレね。何度も見ました。字幕ナシで。ある意味忘れ得ぬ映画です。‘英会話のレッスン’と称して当時私の英会話教師だったカーラ(米国人)がもう何度も何度も見せるワケです(汗)。どうやらカーラのど真ん中ストライクらしく、毎度巨体を揺らしての大大大爆笑。バカウケ。おまけにどこがどんな風にオモロイかの説明つきですよ。勿論ハイテンションなイングリッシュで!たまりませんーー(泣)私はこのマイク・マイヤーズの顔を見るだけで身体がかゆくなる。いずれにせよ、この笑いについていく為の何かが私には足らないのでしょう。かなりキツイ。 【タマクロ】さん [ビデオ(字幕)] 2点(2006-01-09 13:48:26) |
103.内容云々以前に、マイク・マイヤーズがキモイです。Dr.イーブルはともかく、オースティンには生理的嫌悪感さえ感じる。話自体は特に面白くないけど、とりあえずDr.イーブルが面白かったのでこの点数。 【とかげ12号】さん [ビデオ(字幕)] 4点(2005-11-19 22:55:31) |
102.ただのお下劣映画ではありません!スタッフ、キャストみんなこの作品が好きなんだなって感じました。映画の出来としては、途中ちょっとダレるところもあるけど、憎めないヒーロー、美しいヒロイン、うまい共演者、バカラックやクインシーの名曲。大好きな作品のひとつです。ただ人に薦めると変体扱いされ、なかなか判ってくれる人がいないのが、残念! 【A.P】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-10-30 16:33:19) |
《改行表示》101.ヒロインが綺麗。脱いでる時のギャグはしつこすぎる感じもあったけど、 全体的に面白かったです。オースティンやイーブルの口癖を真似たくなりました。 どうやら私は日本のお笑いよりこちらの感性が合うみたいだと思いました。 【ひろほりとも】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2005-04-08 10:52:24) |
100.ドクターイーブル最高!!こうゆうおバカ映画好き。日本でも思い切ってこれくらいの作っちゃう人いないかな?イエー!ベイビー!イエー!! 【tonao】さん 7点(2004-11-29 22:26:10) |
99.おバカで笑えるので、それでいいんじゃないかなという作品です。6点じゃ低いし4点じゃ高いので5点、そんな感じです。 【金子淳】さん 5点(2004-07-26 14:56:38) |