《改行表示》11.良く言えば「渋い」映画。古き良きもの、とも言える。自分にはこの手のものが合わない、と分かっていながら、また再認識。 イマサラ変わらないものがある。 【simple】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2020-10-11 16:22:59) |
《改行表示》10.《ネタバレ》 内容的には相当に地味で、終盤になってようやく盛り上がってくる。 主人公が亡くなるとは思っていなかったので驚きましたが、 1967年となるとニューシネマの時期でしたから、そういうものを反映してるのかもしれませんね。 【あろえりーな】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2019-12-30 17:07:39) |
9.《ネタバレ》 地味目な雰囲気の中、登場人物中二人が不倫中という刑事ものというには異色な展開。まぁ人間臭さはよい方向に作用もしてたけど、正直不倫の方向には行って欲しくはないかな+奥さんの扱いも雑でちょっとかわいそ。最後突入の場面で何故か防弾チョッキを着ないし、マディガンさん撃たれて死んじゃうし、かつその場面はあっさり過ぎ。全体的になんだか方向性があやふやな印象かな~。二人の雰囲気は良かっただけに何か残念でアリマシタ 【Kaname】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2019-07-26 06:09:14) |
《改行表示》8.主人公の個性的で親しみのある顔が印象的ですが、全編に流れるいかにも1960年代というような音楽も耳に残ります。スーパーヒーローものではないので派手なアクションシーンはありませんが、人間味豊かな人物描写と現実感溢れるシナリオでサスペンス感もしっかり味わえるいい映画でした。ラストは思わずウルっときました。 【ProPace】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2014-11-07 21:01:16) |
7.リチャード・ウィドマーク演じる主人公のマディガン刑事。コワモテでまるでギャングのように見える風貌、時には手荒なことも辞さないけれど、「ハミ出し刑事」モノの作品に出てくるような常人離れしたヒーローではなくって、あくまで人間臭い存在。騒動の発端である、拳銃を奪われる顛末も何だか情けないし、しばしば言動にヒトのよさがにじみ出る。何にせよ、悪人に拳銃を奪われてしまったのは彼にとって災難なワケですが、彼に限らず、登場する人それぞれ、何だかうまくいってない。彼の上官として登場するヘンリー・フォンダ、『ワーロック』の頃からすでにウィドマークの手の届かない存在である彼も、色々と問題を抱えている(こちらも善人とも悪人とも言い難く、人間臭い)。この二人の物語がそれぞれ並行して語られていく中で、思わぬところで二人がバッタリ顔を合わせる、いや別にココで喧嘩が始まる訳でも何でもなく、どうという展開にもならないのだけど、ドキリとするシーンです。というワケで、倦怠感を伴う人間臭いドラマの果てに、突如、すべてをナギ払うような銃撃戦のクライマックスがやってくる。このインパクトが凄いんだ。 【鱗歌】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2014-06-17 22:52:02) |
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6.上品で完成度の高い作品。法と正義の問題や上司と部下のアメリカ的あり方、家庭・私生活と仕事のこと、警察組織などなど…がしっかり、古典的に描かれている。特にすごいというわけではないのに、なぜか無理なく気持ちよく観れてしまう。だから全体が上品…としか言いようがない作品。でこの得点。 【柚】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2014-05-30 23:09:06) |
《改行表示》5.《ネタバレ》 同時期の刑事物としては『ブリット』や『フレンチコネクション』がありますが、それらと同じリアル志向の作品。しかもその点では、この2作を上回っています。警察官をあくまで人間として描き、家庭での問題を扱っています。生活人としての描写は『ブリット』にもありましたが、本作の方が扱いが大きく、むしろ作品のテーマとなっているフシがあります。愛妻家のマディガンに対し不倫をするラッセルという具合に、それぞれの対比もうまくつけてあります。派手なカーチェイスもなく、リアル派としてはハイレベルに仕上がっています。 あと、マディガンに誤った情報を流す男のエピソードが印象的でした。淋しさからニセ情報を流す男、それを知りつつ「また頼む」と酒をおごってやるマディガン、男気を感じさせるいい場面です。そのマディガンも、家では妻に手を焼く普通の夫であり、この公私の違いが彼をよりいっそう魅力的に見せていました。なかなか秀逸な、「刑事を主人公とした人間ドラマ」でありました。 【アングロファイル】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2014-05-30 22:24:39) |
4.《ネタバレ》 冒頭のいかにも60's~な雰囲気は、これぞ刑事モノの王道と期待させるに十分だったのですが、その後がいかん。あのマディガンの妻のワガママっぷり(+不倫未遂!!)は、およそ刑事モノの刑事の妻としてあってはならんでしょう。そのくせ最後にいっちょまえに悲しまれても、何じゃそりゃ?と思うだけです。ヘンリー・フォンダのまわりにいろいろごちゃごちゃ起こってくるのも余計。こういうのは、格好良い刑事が、格好良い上司と組んで、格好良い悪役を追いつめればそれでいいんです。ウィドマークは渋味全開で適役だっただけに、さらに残念。 【Olias】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2014-05-09 00:52:30) |
3.2014.05/04 2回目鑑賞。ウィドマークとフォンダは互いに地で演じてる感じ。かっこいいのにあっさり死なすとは・・。 【ご自由さん】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2014-05-05 21:29:04) |
2.夜のニューヨーク市街を仰角で捉えた導入部から、夜明けの街路に立つリチャード・ウィドマーク達へと連なるアバンタイトルのムード感と、パースペクティブの活きた構図が生むリアル感。本編中のブルックリン、ブロードウェイ、コニーアイランド、イーストリバーといったロケーションの空間もまた奥行きが強調され臨場感に満ちている。雑然としながらも見事に活写された屋外ロケと、主人公宅の(不似合いな)カラフルな屋内セットとの対比も家庭不和を仄めかしており面白い。同一設定の黒澤明『野良犬』と同様、都市の情景や捜査過程の何気ないエピソードの積み重ねが素晴らしく、情報屋、ポン引き、酒場の主人らとのやり取り自体が主人公の優れた人物描写となっている。とりわけ、旧知の元ボクサーの通報による酒場の場面などは、結果的に人違いに終わり本筋には直接的に絡まないにも関わらず、ウィドマークの人間味を感じさせ非常に印象深いシークエンスだ。アクション場面自体は少ないものの、犯人役スティーヴ・イーナットがウィドマークの隙を衝き一瞬で形勢逆転するアクションや、警官に職務質問されたとたんに紙袋の陰から発砲するアクション、クライマックスの至近距離での銃撃戦など、スピード感と瞬発性がやはり見事である。 【ユーカラ】さん [DVD(字幕)] 8点(2009-10-24 20:22:40) |
1.いやぁ~渋い、渋すぎるぜっ!この映画と「マンハッタン無宿」が「ダーティハリー」を作るにあたってのステップになってるのは見て取れるけど、リチャード・ウィドマークとハリー・ガーディノのコンビがなかなかよろしいようで。最初に渋いウィドマークが女性の裸に見とれたお陰で銃を奪われたり女性がちょっと絡んでくるので微妙に男臭さがなくて見やすいのは見やすいんですが、アクションは結構少な目のドラマ要素がちと強いので昔らしいハードボイルド刑事ドラマといったところかな。 |