1.クリスチャン・スレーターはティーンアイドル時代、くだらない映画にいっぱい出たが、そのへんの作品の中では「ヘザース」と並んで比較的マトモな作品。(「ヘザース」がマトモかどうかという議論はまた別の機会に。^^;)とりあえず普通の青春映画で若者達がいっぱい出て来て大騒ぎする、ただそれだけの話なんだけどスレーターの微妙に暗い、ズレた個性がティーンエイジャーの海賊DJというズレた若者役に思いっきりハマッた。感動とか教訓とか面倒臭いものは一切ないベタベタの青春映画だが、反逆、結束、仲間などといった青春映画の必須アイテムは全て揃っておりラストには一抹の爽快感もある。クリスチャン・スレイターがタイトル通りの台詞でキメた時には思わずニヤリとさせられたし、「トゥルーロマンス」のクラレンス役に繋がって行く助走段階の彼を鑑賞するという目的でなら圧倒的に他の作品を引き離している。とりあえず彼に関心がなくてこの作品を手にする人は滅多にいないと思われるので、そういう人にのみ強くお勧めしておきたい。同年代の他のアイドルとは、明らかに最初っからかなりズレていた、ということは思いっきり確認できると思う。まあそういう映画。