《改行表示》5.私!エロ目当てで見ました! そこまで良さが分からなかったなぁ。 【クロエ】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2006-12-24 02:07:01) |
4.禁断のふにゃららって事だけで安易にエロティックのコーナーに持っていってしまっていた おい TS●TAYA! 頼みますけん ちゃんと内容知ってからジャンル分けすべきでしょうが、どうりで今まで見つけきれなかったハズだよ。ぶぶぶぶう~゛ 頼みますよ ちゃんと普通にヨーロッパ作品のコーナーに並べてあげてちょうだよ~ よろしくちょ~ 以上のことから、やっと見つけて(偶然といえば偶然なんだが、ずっと探していた事は確かだったのですが)観れたこの作品、その殺伐とした風景やら画面から感じるあの砂っぽいざらついた感じやら何やらと、そしてこの内容ですよね、う~ん、ひく人はひくのでしょうね。私的には面白い題材だったと思うのですが、まあなんせ、原題を無視して付けてしまった邦題から連想させてしまうイメージが相当悪かったのでしょうね。 でもせめて、ルナティック・ラブって そのカタカナ邦題だけではだめだったのかしら。うーん、困ったもんですなあ。 【3737】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2005-09-01 23:57:34) |
3.荒涼とした光景が忘れられない作品。大切な時間を噛みしめるようにお互いを抱く二人が幸せそうなだけに、安穏な生活の終わりを暗示する結末が切ない。ジュリーの「…わたしたちは正しいよね?」の言葉には胸を打たれた。真実はセメントで塗り固められ覆い隠されたかのように思えたのに、やがてひび割れ、あっけなく崩壊する。堅牢に見えた庭は実はとてももろくて、それがどんなに楽しかったとしてもけっして長続きしない。喪失の痛みをごまかすために築かれた生活が、結局はその痛みをより大きなものにしてしまうやるせなさ。 シャルロット・ゲンズブールの瑞々しい魅力も印象に残る。そりゃ弟も惚れるって。 【no one】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2005-06-25 18:41:19) (良:1票) |
2.この激安な邦題と“近親相姦”を前面に出したビデオパッケージに、映画会社の下卑た策略が見える。完全にエロ目当ての観客のみをターゲットにしている感があるけれど、実のところ、そんな売り方をするべき映画ではないです。どっちかというと、アート色が強い。原題の直訳は「セメントの庭」。私なら断然こっちのタイトルに食い付きます。「セメント」はその無機性から無感情と無慈悲と死を暗示し、「庭」はその有機性から家族や共同体を連想させる。砂上の楼閣ならぬ、セメントの上の共同体。絶対的なようで、どうしようもなく危なげな。歪曲した感情、腐肉、堆積した垢、無感情な絶望。漂って来るそんな臭気。とにかくその空気感は出色の出来ではないかと思う。ちなみにこの作品、アート色が比較的強めの某映画祭でもちゃっかり賞を取ってます。まあ私が云々言わなくても、【fero】さんがもう充分言って下さってます。もっと評価されるべきなのに、残念ながらタイトルで随分損している映画の1つです。 【ひのと】さん 9点(2004-08-30 22:42:18) (良:1票) |
1.まず一番最初に言いたい。邦題最悪。そしてこの作品を輸入した奴ら、お前らが映画に携わるんじゃねー!僕は怒っている。なんでこの作品がアマゾンで検索すると年齢認証を受けにゃならんのだ!オイコラ、映画なめとんのか!この作品はベルリンで賞とってんだぞ!しかも監督賞、今で言う銀熊賞だ!それをポルノにしやがって。くそー、泣けてくるぜ。そんなんでこの作品が世に出れないんだぞ、近所のレンタル屋さんソフトエロスのコーナーに置きやがって。さらに「LOVE etc.」なんて18歳未満禁止のコーナーに置きやがる。くそー、こんな奴らのためにシャルロットの日本の評価が低くなってんだよ!下手糞なハリウッドスターなんかの下にしやがって、ベッドシーンなのに下着つけたままセックスする根性のないアイドル女優の下にしやがって。もう怒り心頭だ。 ここまでは感情で書いたからここからは冷静に書くが、これをポルノにするのなら、日本はあまりに文化水準が低いと言わざるを得ない。それは、映画を真面目に作っているスタッフ、真面目に演じている俳優に対する冒涜に他ならない。この作品は、近親相姦という少々難解なテーマを一つの軸としているが、もう一方で郊外の一戸建てに住む人々の閉塞感や愛する者を失った幼少ない者の迷走、それを受け止めることの出来ない姉、兄の弱さなど、実に難しい問題を取り扱っている。それを暗くジメジメとしたものにせず、一部颯爽とさえもしてしまうあたりは、話す言葉が英語であること、子供たちが制服を着用していることも重要であるが、何よりイギリス映画の持つ(フランス映画にない)明るさがあると思う。この作品では一人一人が本当に苦悩にのた打ち回ることはなく、ジリジリと焼け付くような重い空気の中にも、一瞬爽快な風の吹くシーンを設けている。それが、この映画に良いリズムと心の余裕を与えてくれて、観るものにその異常さを忘れさせてしまう。もちろん、その事柄の重さは変わらないのだが、観ていてその世界を普通に受け入れざるを得ない心境にさせてしまうあたりは、監督の巧みな演出によるものであろう。シャルロットとジュリアンに共通する、大人と子供の境界、その大人側に立つシャルロットの純粋さ、子供側に立つジュリアンの汚らしさは、絶妙のバランスを保って、観ている者に溜息を漏らさせるはずだ。邦題に惑わされず、是非観賞を薦める作品です。 【fero】さん 7点(2004-03-08 11:59:08) (良:2票) |