ストリート・オブ・クロコダイルのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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ストリート・オブ・クロコダイル

[ストリートオブクロコダイル]
Street of Crocodiles
1986年
平均点:8.00 / 10(Review 5人) (点数分布表示)
ファンタジーアニメ
新規登録(2004-03-12)【エスねこ】さん
タイトル情報更新(2004-08-23)【かんたーた】さん
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監督スティーヴン・クエイ
ティモシー・クエイ
脚本スティーヴン・クエイ
ティモシー・クエイ
撮影スティーヴン・クエイ
ティモシー・クエイ
製作キース・グリフィス
美術スティーヴン・クエイ
ティモシー・クエイ
編集スティーヴン・クエイ
ティモシー・クエイ
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5.《ネタバレ》 ブルーノ・シュルツの原作を映像化してしまった(褒め言葉)クワイ兄弟の作品。 窓ガラスの壁を開く仕掛け、天井から吊るされた腕、ガラスの天井の上を駆け抜ける何か。  地図、実写、扉を開けて訪れるもの、ネジ、ネジ、ネジ。  男が台の上の拡大鏡で地図を覗き、ガラスの中の鳥、動き出す機械、現れる人形の男。 腕から伸びる糸。糸を、男を解き放つように糸巻きは周り物語が動き出す。  無数に蠢き、風に舞う落ち葉の様に地面を転がり土中に埋まるネジ、ネジ、ネジ。  寂れた街中と曇った飾り窓の中で動くもの、拾う子供。ネジは意思を持っているのか、あるいは誰かが操っているのか時折あらゆる場所からひとりでに外れていく。  懐中時計はネジが亀裂を入れ突き刺さり生物のように血を流し、動く電球人間、鏡の反射で照らすもの。  空から降り注ぐネジ、振動、マネキン、ネオンのように光る、その光に反応するもの。 飾り、何処かに引かれていく鉄線、蠢く地面 鞄に何かを入れているもの、 暗闇から響く音、光と音、タンポポ?光の玉のように、手を繋ごうとして繋げられない風にも見える。  飾り窓は鏡に、店員に誘われる来客、糸を巻き取るもの、腕を這う針、出迎えるもの、密室でうごめき来客を仕立て上げるものたち。 人間と思っていたものは人形のように首をもがれても動き続け、眼の無い脳味噌が空の人形かと思えば人間の様に豊かな視線や動きを見せる人形。手が吸い寄せられる乳房。  内臓に刺さった無数の針、針が刺されても鼓動は絶えない、紡がれる糸、ネジは靴の踵に、人形たちの針も、地図。 仕立て屋たちが“抜かれていく”瞬間、来客は扉の外へ。
すかあふえいすさん [DVD(字幕なし「原語」)] 8点(2016-09-09 22:45:01)
《改行表示》
4.《ネタバレ》 面白いというより大好き! 「ストリートオブクロコダイル」の長さは、短くて良い(短いほど集中できるから)。 動きがとても美しい。 とても滑らかで心地よく、でも独特の動きが美しい。美意識! 独特の雰囲気も古惚けた質感も良いです。 アニメーションに詳しくないので「ヤンシュバンクマイエル」と比較してしまう。 「ヤンシュバンクマイエル」は漂白剤がかかったような色あせた質感が古ぼけていて、それがどこか風化した楽園的なものを感じさせる。 「ストリートオブクロコダイル」は全体的に暗闇で薄暗い、光と影のコントラストがとても良いと思う。 アニメーションは密室で展開するのが面白いと思う。 現実と隔離された全く嘘の世界で、そこは箱庭のユートピアのよう。 独特の暗い雰囲気。古惚けた質感。 この暗い退廃的な場所にどこか居心地の良さを感じる。 憂鬱な音楽、でも途中で入るヴァイオリンの旋律の美しい音楽がこの作品に高揚感をあたえる。 内臓が出てくるのは良いのです。 しかしそこに釘がたくさん刺さっているのは痛々しいものがあります。 一瞬だけ映る人形の表情にゾッとする。あの顔は、、、  
ゴシックヘッドさん [DVD(字幕なし「原語」)] 9点(2007-12-31 00:01:33)
3.高校生の頃、美術の授業で初めて観てかなり衝撃を受けたのをおぼえてます。たまに、この薄暗くて、不思議で陰気な雰囲気に浸かりたくなる。
rexrexさん 8点(2004-06-29 01:56:55)
2.「ストリート・オブ・クロコダイル」は自分のよく見る悪夢に似ている。得体の知れない恐怖、出口の見つからない迷宮。退廃的で寂れたこの世界にどこか居心地の良ささえも感じてしまう。自らが"大鰐通り"の一員になって永遠の時を過ごしたいです。しかしこんな訳の分からない話に原作があるというのがまた驚き、ちょっと読んでみたいです…。
かんたーたさん [ビデオ(字幕)] 8点(2004-03-21 08:32:19)
1.一部では有名な、爛れた短編人形アニメ。動きに関しては壮絶なまでの完成度を誇る。コマ撮りで、この湿った感覚、不潔なムードを出すのはかなり難しい(シュバンクマイエル監督を除く)。しかも人形アニメなのに何となくエロいんだこれが。健全な子供のためにある手法の対極を目指した不毛さが、大人心をくすぐるのだ。『ピングー』と一緒に観るとグー。
エスねこさん 7点(2004-03-12 06:37:22)
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【点数情報】

Review人数 5人
平均点数 8.00点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
500.00%
600.00%
7120.00%
8360.00%
9120.00%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.00点 Review1人
2 ストーリー評価 8.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 9.00点 Review2人
4 音楽評価 9.00点 Review2人
5 感泣評価 8.00点 Review1人
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