22.《ネタバレ》 必要以上に特殊効果に頼ることもせず、ましてやそこまでたいしたこともない脚本(笑)にもかかわらずにこのおもしろさなのは、やっぱり小規模な作品ならではのスタッフ全員の映画にかける情熱がしっかり伝わったからだと思います。つまり…これこそが映画!! しかもぎりぎりのバランスですっきり爽快な後味なのは、数々の見事な伏線と同様に残虐描写がきっちりと計算されているからだと思いますが、それも見事。 自分は絶体絶命のピンチに自ら立ち向かって行くシチュエーションにすごく燃える(泣ける)んですが、そう言った意味で今作のラストシーンは「レオン」や「第9地区」のように歴史に残ると思います!! 【HAMEO】さん [映画館(字幕)] 8点(2011-01-18 15:14:05) (良:1票) |
21.《ネタバレ》 期待にたがわぬ快作。ほぼ白紙の状態で鑑賞に臨みました。ポスターからは「ヤッタ-マン風アメコミ廉価B級映画??」の匂いがプンプンと。クライマックスの本丸襲撃シーン、某有名ウエスタンのテーマ(←口笛のヤツね)が流れてきた瞬間、ああ、この映画って、かつての正統派西部劇へのリスペクト&バリエーション作品なんだって自分は確信しました。そう考えたら、ケイジが早撃ちのガンマンに思えてきたから不思議。妻を理不尽に殺された、復讐に燃える元保安官(ビッグ・ダディ=ケイジ)が、有能な保安官助手(愛娘ヒット・ガール嬢)と、ヘナチョコ見習い(キック・アス君)の力を借り、街を牛耳る悪党どもを殲滅しようとする。ところが自らが罠に落ち・・・っていう、西部劇ならよくある定石的な筋書き。ヘナチョコ見習いのキック・アス君の人間的成長もきちんと描かれているし、最後まで観客を飽きさせないサービス精神も極めて旺盛。こうやってアメリカ映画伝統の西部劇スピリッツは、ジャンルを変えながらも、綿々と引き継がれていくものなんだなあ・・・。前半、流血バイオレンス描写が必要以上にちとくどく感じたのと、キック・アス君とレッド・ミスト君の微かな友情(?)の芽生えの経過を、もう少し突っ込んで描いてくれてたら(←続編に期待?)8点呈上したかも。自分は虚弱体質ゆえ、この点数止まりでお許し願いたい。そう!男たるもの、無理して「みんなのヒーロー」になる必要なんか全くないんですよね。たった一人の、守るべき人のヒーローになれるんならそれで万事OK!♪でもヒーローになりたい~ ただ一人 君にとっての 躓いたり転んだりするようなら そっと手を差し伸べるよ・・・♪(←ミスチル「HERO」)この映画を観てからというもの、この曲がガンガンエンドレスで頭ん中を流れてきて困っています。どなたか、俺とカラオケで一緒に熱唱しませんか?(笑) 【放浪紳士チャーリー】さん [映画館(字幕)] 7点(2011-01-17 11:24:29) (笑:2票) |
20.近頃にしては珍しいほど、どの映画館行っても混んでました。シリアスさと不真面目さ、現実感とマンガっぽさ、等々、相反する要素がブレンドされて、とても面白い映画になりました。名作とは言えませんが、とっても貴重な映画です。 【shoukan】さん [映画館(字幕)] 8点(2011-01-14 22:18:09) |
19.《ネタバレ》 この監督の『レイヤー・ケーキ』が全くのれなかったのであまり期待もしてなかったし、前半のいろいろを見てても『レイヤー・ケーキ』同様に流行のいろいろをうまく取りまとめただけの軽薄な真似っこ映画にしか見えなかったのだけど、痛快極まるヒットガール登場で俄然面白くなってくる。ぐずぐずの主人公の映画に豪快に人を殺すヒットガールが息吹を与える。その素晴らしきキャラのヒットガールを前半出し惜しみしているのも後々効いてくる。防弾スーツの前フリがキュートに描かれていたので当然ヒットガール復活を我々は期待し、そこにドカーンと登場というわけだ。よ!待ってました!このタイミングが素晴らしい。そこから次。主役の座はヒットガールに入れ替わる。「復讐」が始まることを告げる『夕陽のガンマン』のテーマ。震えた。もう真似っこだろうが軽薄だろうが安易だろうがどうでもよくなった。震えちゃったんだから。しびれちゃったんだから。どうしようもないではないか。 【R&A】さん [映画館(字幕)] 7点(2011-01-14 14:55:32) (良:2票) |
18.《ネタバレ》 期待が大き過ぎたかな・・・。ヒットガールの可愛さには確かにヤラレルが(復讐のためとはいえ)やはり人殺しで、子供にやらせてるがゆえに素直に楽しめなかった。コメディとしてもシリアスとしても中途半端な感じがして、どうせR指定ならタランティーノで徹底的にオタクでグロい仕上がりにした方が面白かったかも・・・。 【より】さん [映画館(字幕)] 5点(2011-01-13 16:39:43) (良:1票) |
17.《ネタバレ》 これは凄い。面白い。上映館の少なさが惜しい。R指定だからか。そう、これは確かに視聴制限がかかる内容を孕んでいるけれど、そこを容認できる人には最高の作品になる可能性も秘めている。以前に「ダークナイト」のレビューで、ヒーロームービーはフィクション色を消すことが面白くする条件、みたいなことを書いたけど、本作は見事にその逆を衝いている。リアリティを重視した情けないヒーロームービーと見せかけて、フィクションとして大輪を咲かせます。正直に言うけど、私にとって本作の魅力のほとんどはヒット・ガールの魅力でした。実弾を受けた時の衝撃を知る訓練、って変なシチュエーションで登場する少女。父親から誕生日にバタフライ・ナイフをプレゼントされて、嬉々として手に馴染ませる少女。あきらかにローティーンの体型だけど、その戦闘能力はヘタレが多い本作の中で群を抜く存在感を放つ。父娘がやっていることは復讐以外の何ものでもなく、こちらをストーリーの本流に据えると悲愴で陰気な物語になりかねない。だからキック・アスの存在が大事だったと、観終わった後に気付く。主人公はキック・アスでも、物語は彼女を中心に組み立てられている。難関は少女の大量殺人を是とするか?という点。モチロン問題大有り。でも、キック・アスが正義の責任に目覚めて助っ人として参戦するくだりは、彼女の虐殺行為を緩和して見せ、ラスボスをキック・アスに譲ることで責任を等分した。ギリギリの線で上手く構成したと思う。最後に本名を名乗りあうシーンは、復讐が終わって彼女が普通の少女に戻れることを象徴する…って全然フツーの少女じゃないんですが。親父の親友の警察官と暮らし始めることは、申し分ないエピローグでした。マーベル・コミック原作の映画化に食傷気味だった自分に、新たなヒーローが誕生しました。 【アンドレ・タカシ】さん [映画館(字幕)] 10点(2011-01-11 21:58:22) (良:5票) |
16.すげー!すごすぎる!まず、初めのほうで主人公が、”連続殺人鬼が妄想で終わらせることができないように、俺もヒーローになることを妄想で終わらせられない!”のようなことを言っていたが、もう超シビレタセリフだネエー!これ、英語わかればもっとおもしれーだろうなあ。深いよーこれ!全編これ、”映画!”のスパイス詰まってまんなァー!今のアメリカの若けー奴らのレベルを知った思い。そこの君!かわいいヒットガールちゃんが痛めつけられるのを観て、喜んじゃいけねェって!!もとい、いや!別にいいって!断然いいって!いや、ダメだって!、、、、、、、B級だろうが、オタクだろうが、ロリコンだろうが、グロだろうが、満点以外につけようがない。わたしにとって、”少林サッカー”以降、最も偉大な1本。それと東京MXテレビの夕方の番組を始めてみたときのような衝撃度。。。。。。あつ!!。。。音楽もいいんだよなあコレ、、、、、、、あ、それと、ヒットガールちゃんより、主人公のガールフレンドが好きです。 【男ザンパノ】さん [映画館(字幕)] 10点(2011-01-11 00:14:32) (良:1票) |
15.これこそ真のヒーロー像だ。主人公のへたれぶりは、身体能力抜群のアメコミヒーローとは一線を画しており、現実感があり観ていて楽しい。彼の着るコスチューム(笑)もチープ感むんむんでB級映画の主人公テイストを呈していておもしろい。多少のグロさを差し引いても、ヒットガールの魅力がこの映画を牽引している。また、この映画はブラックな笑いに満ちており、観ていて絶えず笑いがこみあげてきた。これはまさに体験型映画だ。こんなにワクワクするヒーローものは観たことがない。今回、劇場でこの映画を観ることができてよかった。キックアス2も公開されるようなので、クロエasヒットガールの今後の活躍に期待したいと思う。 【SkyLight】さん [映画館(字幕)] 9点(2011-01-10 23:11:33) (良:2票) |
14.予備知識無しで観たのが良かったかな。かなりとんでもないストーリー展開だけど、その分中だるみは全く無く、最初から最後まで楽しめました。主役も脇もいい味出してるよね。アクションもいけてる! |
13.《ネタバレ》 悪人といえども、撃つときは手や足を狙ってね、もちろん相手が先に撃たないと撃っちゃダメだよ、それから残酷だから血飛沫なんて描いちゃダメ、言うまでも無いけど子供が殺人とか論外だから...てなハリウッド的モラルにブラッドピットが喧嘩を売った作品、なんだか井口昇的な香りがする(他国の資本で撮っているところも似ている)この作品が「XMEN」と同じレイティングで編集されてたら8割ほどはカットだろうなぁ、そもそも悪役側は3人くらいしか殺してないのにHGちゃん(はぁと)は2~30人は殺してるよなぁ、もっとこんな作品が見たい!という私の個人的な欲望から10点満点。 (ただ、どうせR指定覚悟なんだったらもっとエログロバリバリでもよかったんじゃ?) 【るね】さん [映画館(字幕)] 10点(2011-01-09 22:07:18) (良:1票)(笑:1票) |
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12.“泣ける映画”じゃないのになぜか後半ずっと涙出てたよ。身体中の筋肉使って見てたから、見終わってぐったり疲れたよ。 頼むから見ている人間の気持ちをこんなめちゃくちゃに振り回わさないでくれ!こんなひどい映画ないよ! 【とと】さん [映画館(字幕)] 10点(2011-01-09 09:13:50) (良:2票) |
11.これをはじめて海外でみたときは、そりゃもう拍手喝采・スタンディングオーベーションでしたよ(頭の中では)。その後興奮がやまない中ネットで調べてみると、(当時)日本では公開未定!アリエナイ!!・・・それから約半年後、やっと日本でも公開で一安心!と思いきや単館上映。はぁ~,どうしてこんなにサイコーな映画をデッカいスクリーンでやらないんだ。なんて悲しいんだ。それはさておき、アメコミだからといって馬鹿にしてはならない。これはアクション、ヴァイオレンス、コメディ、ドラマ、ラブストーリー、ファミリー(笑)全てなのである。軽快な音楽にカッコいい映像、劇的なストーリー展開。これらが産み出すカタルシスはたまらない! 要するにコレだけは言わせてくれ、"Kick-Ass" KICKS ASS!!... 【たいがー】さん [映画館(字幕なし「原語」)] 10点(2011-01-08 03:28:52) (良:3票) |
10.《ネタバレ》 今はやりの正義について問いかけるうんたらかんたらを一切無視して、単純な勧善懲悪を楽しめば十分だと思う。ただ煮え切れないこととして、正義の味方の名のもとに人をサクサク殺害することがただしいのかっていうことか。 ネット中継されたあのシーンなんかは、中東の首切り動画に対するメタファーみたいだし。バッドマンのコスプレは『ダークナイト』っぽいし。 【no_the_war】さん [映画館(字幕)] 8点(2011-01-07 23:06:30) (良:1票) |
9.《ネタバレ》 素直に面白いと思える映画。 他のヒーローモノの世界とも異なり、もちろん現実的な世界とも異なるが、“現実”をベースにした独特な世界観が非常にユニークと感じられる。 あまり見たことのないタイプの作品だけに、評価をしたいところ。 世界観だけではなくて、ストーリーに関しても観客を裏切るような展開が多く、飽きることが全くない。 ゲイネタを盛り込んだり、他のヒーローモノのパロディネタを盛り込んだり、いきなり大量虐殺が始まったり、主人公がとんでもないところから登場したり、バズーカの使いどころといったように、自由自在さが観客を驚かせる。 さらにオタク系の恋愛モノや親子愛モノなども盛り込まれており、“現実感”を取り込み続けることで、映画が非常に豊かな仕上りとなっている。 瀕死のビッグダディがヒットガールに対して、指示を送り続けるシーンには親子の長年の訓練による“絆”のようなものも感じられる良いシーン。 「悪者はただぶっ殺せばよいのか」「女児童による殺人は許されるのか」という問題もあるが、リアリティや倫理性を重視している作品ではなくて、正義感やエンターテイメント性を重視しているのであり、それほど問題はない(現実感がある作品にリアリティがないというのも面白い)。 主人公のガールフレンドがきちんと悲しんでいたので、この点に関しても一応はフォローされている。 ビッグダディの友達の警官もフォロー役として機能している。 最後にキックアスとヒットガールが本名を交し合っており、ヒーロー(殺し屋)ではなくて、生身の人間であるという確認する行為を行うことでこれらの問題に対する提起もなされているように思えた。 また、声高々に「ヒーローとは何か」「正義とは何か」といったテーマを叫ぶようなことはしていない点に好感がもてる。 そのようなことをしなくても、他のヒーローモノとは異なり、生身の人間だからこそ、心に訴えてくるようなものがあったように思える。 ヒーローを見て「カッコいい」と思うようなことはあっても、ヒーローと同じことをしようとは思わないが、キックアスを見ると「自分は何をすべきなのだろうか」と思うようなことはある。 日本は幸いなことに暴力や強奪が横行しているわけではないが、少なくとも傍観者ではいられないのではないだろうか。 【六本木ソルジャー】さん [映画館(字幕)] 8点(2011-01-07 00:55:25) (良:2票) |
8.《ネタバレ》 いやー面白すぎる。暴力描写に遠慮がないのもとても必然性がある。前半のボンクラ描写に物凄く共感していた俺としては、血しぶき満載のバイオレンス開花にはもの凄くあがった。あと、キスしたらまずオッパイ触ってみる、というのもリアルでいい。あとニックケイジの演技にはひたすら笑わせてもらったし、やっぱりなんといってもヒットガールの歪めた唇にはハートをわしづかみにされた。俺も若ければ童貞守りたくなった。 【GO】さん [映画館(字幕)] 10点(2011-01-01 18:35:57) (良:2票)(笑:2票) |
7.《ネタバレ》 11歳の子供を洗脳して殺人マシーンに仕立て、訓練で実弾を(防弾チョッキの上から)打ち込んだりすのは残虐やエロ描写、下品な言葉使い以前に設定がR指定です。きっと映画企画段階から「R指定でいこう」と割り切ったように思えます、その分面白い!。なのでこの映画はR指定と知った上で映画の評価に含めるのが正しい観方。ポケモン見て「子供向けでガッカリ」なんて言わないでしょ? 【かのっさ】さん [映画館(字幕)] 8点(2010-12-29 20:56:12) (良:2票) |
6.すんごい楽しいアクションヒーローもの。超能力は特に無いんですけど、アクションが凄く見やすい&ストーリーがわくわくなので、最高です。意外に血が結構飛びますけど、不思議と爽やかな血しぶきなんですよね。その血のせいで、子供と一緒には見られませんが、気分爽快なアクション映画でした。Shoot Them UpだとかRebellionを彷彿とさせるガンアクションです。余談ですが子役の子はこれから大人気になりそうなCuteさでした。 【ronronvideo】さん [DVD(字幕なし「原語」)] 8点(2010-12-26 12:06:54) (良:1票) |
5.《ネタバレ》 ノリの軽いアクション・ヒーローコメディかと思っていたが、大分違う手触りに少々戸惑う。確かに笑える部分も多く、コメディの要素は多い。一般的なバカ映画ならこういうノリはアクションシーンであろうと継続され、バイオレンスを笑いにするのが常套手段であると思う。しかし、本作でのバイオレンスシーンはシリアスでハード。アクションシーンではあまりおちゃらけず、痛みを表現している。 特に幼い女の子が殺戮をする場面なんか陽気な音楽が流れてて爽快に感じてもおかしくないのに、マジメに残酷な描写がされるためか、どこか憂いを帯びている。 デイブ君らが敵に追いつめられるようなシーンはハードに描かれ、なかなか笑えない。 それなのに映画の雰囲気自体はすぐに陽気に戻ったり、という温度差が実は気持ち悪かったりする。何も考えず楽しめる爽快アクションとはちょっと違うのである。 とはいっても、敵味方脇役に至るまですべての登場人物に愛嬌があって非常に楽しい。 ヒットガール演じるクロエちゃんはクソ可愛い。クソ可愛いだけに、殺しに哀愁がにじむ。耳に残るポップでハードな楽曲の数々も素晴らしい。 少しだけ気になった点と言えば、デイブ君の立ち上がる動機が弱いところ。ヒットガール親子がしっかり戦う宿命を持ってただけに、主人公のデイブ君が薄すぎるのが少し残念。 しかし、2時間しっかり釘付けにされたし、コメディ&ヒーローハードバイレンスという新鮮味のある娯楽作品でした。面白かった! 【すべから】さん [映画館(字幕)] 8点(2010-12-25 18:20:28) (良:2票) |
4.何というか……、この映画を作った人達の趣味が丸分かりの映画でしたね。それはつまり、アメコミ!バイオレンス!ロリコン!ギャング!マカロニ・ウエスタン!ですね。これらを一本の映画の中に「これでもかッ!」と詰め込んでいるんですから、いやはや大したものです。それでもこの映画が作り手の自己満足映画になっていない理由は、その基礎から綿密に積み上げられた高い映画作りの技術があるからでしょう。これだけエンターテイメント性の高い作品に仕上げながら、ギャグも沢山入れつつ、かつ間延びせず、最後には正義とは何かという重いテーマを持つ作品なんて中々観る機会は無いでしょう。 またアメコミ映画(特にスパイダーマンとバットマン)のパロディを入れつつも、パロディ元をバカにされた気がしないのは、作り手がパロディ元が持つテーマを十分に理解しているからと思いました。スパイダーマンは「大いなる力には、大いなる責任が宿る」という正義のヒーローが持つ宿命を描きましたが、キック・アスのテーマは「じゃあ大いなる力を持たない一般人には責任は宿らないのか?」という事。こういう事をキチンと描ける映画ってのは稀な気がします。勿論、コメディ映画としても非常に面白く、私が観た劇場では観客全員がゲラゲラ笑いながら観ていました。劇場でこれだけ笑わせてくれる映画も余り無いと思いますので、鑑賞する際は映画館をお勧めします。あとヒットガールとビッグダディ最高 笑。 【民朗】さん [映画館(字幕)] 9点(2010-12-22 19:47:14) (良:2票) |
3.《ネタバレ》 期待してたけど、期待以上に面白い!HGのアクション・シークエンスは個人的には「300」以来の突出した出来栄え。低い身長を活かした殺陣は目新しく、えげつない。ナイトスコープ視点での銃撃戦や「リベリオン」のような発砲の光だけによる映像などヒーローもののパロディ映画なのに仕上がりは一流のアクション映画になってます。キック・アスのガドリング銃なんてもろ「マトリックス」ですし笑。アクション部分もコメディ部分もこれまでの「ヒーロー」ものを換骨奪胎してます。「ヒーローものなんて…」という人ほど是非観てもらいたいですね。顔面血だらけになるヒーローなんて観たことありません。ヒーローといえどやってることは暴力なので、本来なら「痛み」こそきちんと伝えないといけないんですよね。HGがシリアルキラーにしか見えず、若干ひいてしまいますが。でも、監督はその辺をきちんと理解していて、最後のボスの倒し方は映画らしく締めています。ここらへんのバランス感覚も素晴らしいと思います。是非続編では「悪役」の立場から撮ってもらいたいですね。 【かんちゃんズッポシ】さん [映画館(字幕)] 9点(2010-12-19 22:30:13) |