76.《ネタバレ》 好きです。いや、好きでした、かな。
今だってTVでやっていることに気づいたら、もう何度目に該当するのかさえわからないけど、たぶん見ちゃうと思います。
でもよーく考えてみると、これはセコイ、ショボイ話ですよ。
過去の映画を現代の感覚で見るのはよくないとおっしゃる方も多いし、言わんとされることはわかりますけど、でも不倫する場所欲しさに、自分の立場を利用して部下の部屋をねだるなんて、ショボイもんはショボイ。
そんな情けない男にずるずるひきずられていた女だって、めっちゃカッコわるい。
あくまで今の感覚で見たら、の話ですが、ジャック・レモンも、いくらカワイイからといって、そんな情けない女やめときなよー、と思ってしまうんです。
まあそういう事とは露知らず、というところがミソでしょうけど、私が男だったら、あの程度の男にひっかかる、その程度の女性だったとわかった時点で、夢から醒めると思うんだけどなあ・・。
まあしかし、終盤の「パン!」という音、最後のトランプさばきは、まあ楽しいといえば、楽しい。終わりよければすべてよし、という気にはさせられる。
私にとっては今や、そこだけ聞きたくて見たくて、前のほうの展開はひたすら耐え忍ぶ、という作品です。
この映画に限りませんが、昔の映画はラストシーンの急展開→あっという間の「The End」がイキでした。
最近はハリウッド物も、昔の邦画みたいにダラダラと最後のオチをひっぱっているものが多く、つまらない。
とにかく最後のあっというまの「オチ」に献上したい点数です。