11.《ネタバレ》 「プレデター2」を観てたので、本作でプレデターのやりたい事や性格、性質、何故人間を殺さないか、何故ラストで武器渡したかとかが理解できるけど、観てない人にはちょっときついのかもしれないと感じた。
エイリアンシリーズが好きな人には、ビショップ関係以外は特に観るべきところはないかもしれない。
そもそも時代背景とか現代で良いんだろうか。
「3」で出てくるビショップはなんなんでしょう、あれはロボットか、クローンか?
本作には色々と言いたいことはある。
一応儀式をクリアしていない一人前ではないプレデターなのかもしれないけど、弱すぎやしないか、彼らは。
銃を持っていないとか言い訳でしかない。儀式以前に戦闘能力にレベルの差がありすぎるぞ。
確かにエイリアンの酸性の血液が最強なのかもしれないけど。
一応最強のハンターであるプレデターが瞬殺される姿にはちょっと愕然とした。
儀式なんで一人で戦わなくてはいけないのかもしれないが、3体のプレデターがいるのだから協同でエイリアンと戦ったらちょっと面白くなったかもしれないと思った。
死ぬとしてもやはりそれぞれ見せ場というのが必要なのであって、あんなにあっさり過ぎるのは良くない演出と言わざるを得ない。
そもそも他の2体のプレデターになんら特徴や性格、必要性を含め何も見出せなかったのは残念。
そして「人間」の扱いも問題だと思う。
少し「人間」の比重が重いように感じる。
観客が何を見たいのか、タイトルから観客が何を期待しているのか分かってないのではないか。
武装したあの女性の姿に対して館内からは失笑が溢れていたのはやはり問題だろう。
「人間」が戦う姿なんてどうでもいい、最後に美味しいところだけ持っていって、人間のずる賢さでも描いて欲しかったところだ。
「人間」を含めたいのなら結局「強さ」とは何なのかを考えさせるような創りでも良かっただろう。