113.《ネタバレ》 最近とんと映画に疎くなってる私はこの映画をタイトルから「カオス理論のバタフライ効果について実験的症例の如く物事を対比させて描く、ちょっと硬派な科学的映画」なんてイメージを勝手に抱いてました。そしたらぜーんぜん違うの。もうびっくり。「記憶が飛ぶって『タイムリープ』かぁ、いや違う、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』(特にPART2)の『タイムマシン』の『オーロラの彼方へ』で結局『時をかける少女』だあ!」と。これがバタフライ・エフェクトって言われたら、んー、そうかなぁ?どちらかっていうとパラドックス&平行宇宙でないの?と。現実にはどう考えたって理論的にあり得ない、ファンタジーな物語でございました、って点でもう私の見当違いも甚だしい状態。そういう映画ならそういう映画だ、って最初から割り切って見てれば面白かったのにねぇ。まあ、設定に「えええ?」って箇所もあり(基本が変化構造なのに一部に円環構造が混在していて、一本の映画内に『ターミネーター』と『T2』の矛盾が放置されている状態)、そういうのはどうしたってツッコミ入れざるを得ない訳ですけども。だけど時間操り系の映画はドクが言ってたように「細かい事は気にするな」って見方がいちばんいいんです。牛丼食べようと思って間違えて茶道教室に入っちゃったよーな私が悪いんです。ええ。 【あにやん🌈】さん [DVD(字幕)] 5点(2006-07-27 00:57:45) |
112.ラスト、最初は「えー」って少なからず残念でしたけど、 一旦お茶飲んでゆっくり考えると、1番ベストなんだってわかる。切ないけどアレでいいんだって。 【やいのやいの】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-07-19 16:28:16) |
111.《ネタバレ》 状況が変化しても(周りも)記憶をひきずるってのが斬新かな かわいそうなお話でした 【栗頭豆蔵】さん [DVD(字幕)] 9点(2006-06-29 19:02:08) |
110.《ネタバレ》 もしも過去の時間の中で別の選択をしたら・・今まで幾度も繰り返されてきたテーマを、何度もパターンを変えて繰り返します。結局、誰かが不幸になるのだけど過去に戻った時の行動が極端すぎて今ひとつでした。もっと別の方法があるのに過去に戻るたびに、その時間の中で誰かを傷つけているのが気になりました。「ラン・ローラ・ラン」も3度度目は少し飽き気味でしたが、音楽とスピード感でカバーしていましたが、この映画は飽きるより前にしつこく感じました。別ヴァージョンもあるみたいなので見てみようかと思っていますが・・。ラストですれ違いざまに他人になったお互いを見て、そのまま離れていくシーンは原田知世版「時をかける少女」のラストシーンと同じですが「時をかける少女」に比べて切なさは感じませんでした。色々な話を詰め込みすぎたせいなのかもしれないです。ただ「ザット70ショー」で頭のたりない子の役をやっているアシュトン・カッチャーは、シンプルな演技で味のある俳優だなと改めて思いました。 【追】後日、ディレクターズカット版を見ました。自分が生まれないことで母親を悲しませるだけに不幸をとどめたのですが、こちらの方が後味が残りました。このところ子の親殺し、親の子殺しとニュースが続いていたので、家族にとっての子供の生まれることの意味を考えてしまいました。 【omut】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2006-06-27 03:59:07) |
109.「ホントお前頑張ったよ」って主人公に言ってあげたいくらい主人公頑張ったよ、ホント。ダークな人生送った主人公が状況を良くしようとすればするほど逆に悪くなっていっていくのがもう何とも言えないくらいに切なかった。はぁ~ 【たいがー】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-06-25 19:50:08) (良:1票) |
108.《ネタバレ》 ★ディレクターズカット版についてネタバレしてますので未見の方は注意!!→WOWOWでDC版が放映されていたので見てみたのですが、エンディングが全くの別物でビックリしました!!簡単に説明しておきますと、ラストでエヴァンが診察室で見るホームビデオが「母親がエヴァンを出産する直前のシーン」に差し替えられていて(ノーマル版は子供の頃に二人が出会うホームパーティーの映像ですね)、その時点にエヴァンの意識がタイムスリップして・・・ってつまり母親の胎内に戻って(!)、そして自分が生まれてしまう前にへその緒で自分の首を絞めて自殺する(!!!)と言うウソのようなホントの話です!!!(←それに関する伏線として、母親と「手相」を見に行くと言うシーンも追加されています)。いや~~それにしてもビックリしましたよ!!なんじゃコリャ!!!どんなベイビートークだよっっ!!!ってね(笑)。まぁ確かにこの内容だと、エヴァンが最後に残す「もしこの手紙が発見されたらこの計画は・・・(云々)」という手記に繋がらなくもないんだけど、あまりに突飛な映像で(てかコメディだよ、胎児の目がパッと見開いてへその緒を首にサッ!ってあれはwww)これでは愛しさも切なさもあったもんじゃないです(いや、ホント)。もしこのパターンで公開されていたとしたら、この作品は「映画史上、よくあるヘッポコなラストシーン」として歴史のなかに埋もれていた事でしょう(笑)。(※ちなみに採点はもともとのパターン(彼女との出会いをリセット→街でそのまますれ違う)のバージョンについてのものです) 【ぶらき】さん [DVD(字幕)] 9点(2006-06-23 00:14:51) (笑:1票) |
107.《ネタバレ》 通常版の後にすぐ続けてディレクターズカット版を見ました。ディレクターズカット版が別項目になってなかったので、両方について感想を書きます。どちらも、人生を何回やり直してもうまくいかないというストーリーで、大変気が滅入ります。ディレクターズカット版はラストが違うと聞いていましたが、通常版と違うシーンを確かめるために全部見たので、滅入るストーリーを2回も見てしまい、疲れました。「もうエヴァンの人生がどうなろうとどうでもいいよお」という気持ちになりましたが、現在妊娠中の私にとって、ディレクターズカット版のラストは大変衝撃的でした。妊婦さんは見ないほうがいいかもしれません。このラストを見るまでは、何をやってもうまくいかない不運な男の物語(=ひとごと)として見ていたのですが、突然、自分の人生が重ねて見えてきました。もし私が産まれてこなければ、私の親や現在の私の夫はもっと幸せになれたのでは、そんなことを考えたら切なくなってきました。 【チョコレクター】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2006-06-21 21:00:44) |
106.《ネタバレ》 じつにおかしい。子供のエヴァンが記憶もなく包丁を握っていた理由は、日記を使い、タイムトラベルでやってきたエヴァンに、体と意志を一時的に支配されていたためだと思われます。父親に首を絞められていた理由も同じです。けっきょく子供時代の記憶が抜けていた原因は、タイムトラベルでやってきたエヴァンに、子供のイヴァンが操られていたからという理由になっている。 ここでよく考えてみると、日記というのは本来、子供時代の記憶が抜けている場面に戻ることができるという設定になっている。しかし最初に説明したように「過去に戻るから記憶が抜ける」と言えるのではないでしょうか。すなわち、極論を言いますと、日記が存在するから記憶が抜け落ちたのです。それなのに、記憶が抜けるからという理由で日記はつけられはじめた。ここに大きな矛盾が生じてきます。まあいいか。どうでもよいことです(だったら最初から言うなと突っ込まれそうですが)基本的には映画に矛盾があるから面白くない、とは言いません。その逆で、面白くないから矛盾が気になるのです。けっきょく自分の都合の良いように過去を変えてしまったのだからギガゾンビと一緒だっつーの。 【花守湖】さん [DVD(字幕)] 3点(2006-06-21 18:34:40) |
105.《ネタバレ》 最初、オープニングから青年期までのシーケンスを見て「おおおっ、これは読む人が必ずやアゴを外すという、時空テーマSFの埋もれた怪作『ヘミングウェイごっこ』のパクリかぁ~?」と大期待だったのですが、後半のすんごいストレートな展開に違う意味でアゼンとしておりました。 なるほどなるほど。この脚本なら同じセットを何回も使い回して、120分の映画に仕上げられるなあ。この脚本に目をつけたプロデューサーは賢いよ…ってそんなモン客が見たいわけないだろ~っ! どうも映画界にはCUBE病というか、セット費用を切り詰めたがる悪い病気が根強く残ってますな。主人公のメイクがキリストっぽいのはまあ、アメリカ映画だから目をつむります(留置所で聖痕が出ちゃった時はどーしよーかと思ったけど…)。 予算がないのが比較的前半でわかっちゃったので、あまり豪華な展開を期待しないで見れました。落胆は少なかったけど、点数を上げるわけにも行かないですねえ。このテーマが持つ独特の時空拡張感は『ラン・ローラ・ラン』にも劣りますよ~。コレがそこそこ当たって儲けただろうから、次回はちゃんとしたの作ってください。無理に伏線処理しようとして、小ぢんまりしなくていいものをね。 ●追記:考えてみたら、地球規模まで広がるような恐ろしい物語を想起させる「バタフライ・エフェクト」ってタイトルに問題があるんだなあ…同じカオス関連用語でも、『スリー・ボディ・プロブレム(=三体問題)』だったら良かったかも。最後の解決策は一点を弾き飛ばしてしまうので、力学的にも近いかもね(ニヤリ)。それを飛ばさないように、あくせく努力するのが人生だとは思うんだがねえ…超能力使おうが何しようが…。 ●追記2:うぉっ! これエメリッヒ一族(ローランドの義理の弟)の製作っすか。道理で『13F』似だと思った。 ●追記3:ぶらきさんのレビュー見て、思いました。「そのラストならオイラは10点つける!」(笑) 【エスねこ】さん [DVD(字幕)] 2点(2006-06-20 23:13:26) |
104.《ネタバレ》 カオス理論を題名にしちゃって、なんだか大げさな感じですが、映画自体はそんなに大層なものではありません。何やってもうまくいかなくて、自分の予想とは違う結末になってしまうという、とてもリアルな設定。実際人生ってそういうもんですよね?こういう設定を考えたことは確かにすてきなんだけれど、でもそれによりかかってしまって、単なるアイデアだけの映画になってしまっているのが残念です。最後ケイリーとかかわらないことで自分も彼女も幸せになるという結末なわけですが、そんなわけないだろうーが。それでも絶対うまくいくはずないじゃないですか。そこのところがお手軽すぎて、ちょっと監督の人生観に疑問をもちました。生意気なようですが。 【はちかつぎひめ】さん [DVD(字幕)] 5点(2006-06-11 09:47:27) |
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103.《ネタバレ》 どう頑張っても彼女が不幸になってしまうのは切なかったです。脚本もさながら、あのタイムスリップの方法も、周囲の邪魔をやり過ごしながら行うという点でスリルもありました。人生の分岐点って、ホントに些細な場面なんだと思う。特に好きな女の子(男の子)が、他の人間に取られたりすると、やり切れない。僕自身も今の人生に満足はしていないけど、もしあの時ああしていたら変わっていたのかも。いや、今よりもっと悪くなっているのかも。今をちゃんと生きないと後で後悔するんですね。 【どんぶり侍・剣道5級】さん [DVD(吹替)] 8点(2006-05-28 22:24:47) (良:1票) |
102.あちこちで評判がいいので見てみたんですが途中までは物語の展開に「なんだよ、こりゃー」「ああデッドコースターの脚本家なのね、だからなんか脚本に穴が多いのか~」「これちょっと評価高すぎるんじゃない?どう見てもデッドコースター程度だよなぁ、ぶつぶつ…」等とつぶやきつつ、ラストで「そう来るか!」と不覚にもぐっときてしまいました。と同時になんでこんなに高評価なのかにも納得。 【MEL】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-05-24 14:58:58) |
101.ちょっとしたことで人間の人生は大きく変わる・・・。いつかの番組で山口もえが大絶賛していましたがこれほどまでの映画だったとは。 【hiro】さん [DVD(字幕)] 10点(2006-05-22 15:34:07) (良:1票) |
100.《ネタバレ》 ラストシーンで救われた。 まずヒロインが微妙だからアシュトン・カッチャーに感情移入できないのが痛い。 そして、恋人の兄を殴り殺したり、家の中でダイナマイトに火をつけたりで、運命とかトラウマ抜きにして、結局は自業自得な感がある。 【michell】さん [映画館(字幕)] 6点(2006-05-22 11:54:11) |
99.余りに後悔が多すぎるため「あ~あ、昔に戻ってやり直したいな~」などと思うことも無くなりました。私には修正すべき過ちが多すぎてとても過去などと言うものを相手には出来ないのです。思い出すという行為は既に重度の苦痛と悲劇しか生みません。むしろ今は現在という過去を後悔にしないよう必死で生きるだけです。未来などもう見えません。真っ暗です。過去も真っ暗です。私はどこにいるのでしょうか・・・。 【taron】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-05-18 19:09:11) (笑:1票) |
98.《ネタバレ》 記憶の中の行動に対して周りの反応が、若干無理矢理な感じがするが、アイディアはかなり面白い。適度にふざけているし、エンディングも爽やかで良い。ただ全体にバイオレンス感が高めだったり、ホラーチックな演出が好みから外れている。外国ではリピーターが多かったらしいが、何度も観たい気がしないのはそのせいかな。 【MARK25】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-05-17 21:54:31) |
97.《ネタバレ》 本当に最後は切ないですね。エヴァンはケイリーとは出会えなかったけれど一応幸せな人生を送れることができてよかったです。エヴァンが精神病院に入ってるシーンで終わらなくてよかったです。精神科の先生が「日記は存在しない」というようなことを言った所でこれで終わったらどうしよう~と正直焦りました。。。レニー(太ってる人^^;)とケイリーが付き合っている人生は本当に悲しいですね。エヴァン可哀想すぎです・・・。 【CTU】さん [DVD(字幕)] 9点(2006-05-14 10:37:14) (良:1票) |
96.《ネタバレ》 私も んぽ さんと同じことが気になりました。記憶の空白は自らつくったものなのか? いや、でも確か行く前に記憶が半ば蘇っていたシーンもあったから、やはり穴が先か・・・じゃ、出会いの部分は??? ・・・といまいちすっきりしてません(笑)。いや、そうか、穴を自分でつくってもつくる以前の記憶を思い出すことは出来るってことか???・・・わけわからん(汗)、タイムパラドックスは嫌いです(^^A)。 【ジマイマ】さん [DVD(字幕)] 6点(2006-05-07 22:08:31) |
95.《ネタバレ》 予告編で結論等は予想できてしまうが、中身は予想を大幅に越えており、大満足の映画に仕上がっている。 多少強引なバタフライ効果(母の肺ガン、エヴァンによるトミー殺し)もあるが、脚本自体の穴はそれほど目立たないと思う(子どもの頃に書いた殺人の絵と冒頭のメモ書きを除く)。 個人的に一番気になったのがラスト。 通りでエヴァンとケイリーがすれ違うところがラストであるが、彼女を振りかえらせる必要はなかったのではないかというのが個人的な感想。ましてや本人も振りかえる必要もない。 自分が演出家ならば、キャリアウーマンの彼女よりも、母親にでもなって幸せそうに家族で歩いている彼女を見せたい。当然エヴァンを見ても何も気付かないケイリー。そして一瞬立ち止まり、喜びと哀しみが入り混じった複雑な表情を見せて再び歩き出すエヴァンでラストという感じの方がこの映画の趣旨に合っている気がする。 製作総指揮まで務めているのだから、アシュトンにも高い演技を要求しても良いだろう。とにかくラストはあのままで良いとしても、表情はもうちょい工夫が必要だろう。 そして、この映画のテーマとしては「僕がどんなに君を好きか、君は知らない」というものがあるとは思う。 確かに、娼婦に身を落したケイリーとカフェで二人で語るシーンや腕を無くしたときにベンチで二人で語るシーンがあり、脚本としては充分に盛りこまれていると思う。 しかし、上記のテーマが観客の心に触れるほどには至っておらず、少々演技が足りないと感じる部分はある。この二箇所は重要なポイントなのでもうちょい重めに描いて欲しかった。 また、この映画の重要なキーアイテムである日記については、扱いが多少雑なような気がする。ベッドの下をごそごそと漁ればすぐに出てくるような軽いものにして欲しくなかった。現在の状況を変えたいと思い立ってすぐに「現在」を変えてしまっては面白くない。 刑務所での出来事のようにすぐに変えられない状況をそれぞれのエピソードにも盛りこむという仕掛けが用意すればさらにストーリーに動きがつき、面白くなると思うのだが。 色々と言いたいことは書いたが、この映画自体には興奮させられたのが率直な感想。 【六本木ソルジャー】さん [映画館(字幕)] 8点(2006-05-06 03:03:35) (良:3票) |
94.《ネタバレ》 「君を救うため、ぼくは何度でも過去に戻る。」 「最も切ないエンディング」 の宣伝に違わぬよい作品です。 今まで観たタイムスリップ物では、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」と同じぐらい面白かった。 ケイリーを愛しているが故、敢えて結ばれないことをえらぶエヴァンかっこいい! エンディングに流れるOASISの「Stop Crying Your Heart Out」がとってもGOOD! 【あきぴー@武蔵国】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-05-05 00:45:49) |