110.何をやっても上手くいかない鬱状態の時、この映画を見て励まされました。「所詮映画は夢物語、現実はそうはいかないのさ」と思っても、自分の気持ち次第でモノ・コトの捉え方は大きく変わります。私を含め、感情の起伏が激しい人達にとって、心の処方箋となることは間違いありません。必見です! 【たまごくん】さん 10点(2005-02-10 05:17:37) |
109.観終わった後ものすごく感動しました。もちろん涙が溢れてきました。私も20数年間生きてきて何かしら他の人に影響を与えてきたのだろうか?等いろいろと考えさせられました。人は”人と人とのつながり”がある以上なんらかの影響を与え合って生きている。ちっぽけな社会の歯車の一つである自分でも生きている存在価値があるんだと信じたい。これを観た後になら両親に「生んでくれてありがとう」と素直に言える気がする。 ただひとつ・・・人は”観るタイミング”によって映画の評価が変わると思う。例えばこの作品なんかは自分自身が落ち込んでて「自分なんてどうでもいい存在だ・・・」という心情の時に観ると「なんて素晴らしい作品だ!」と感じるでしょう。私も精神的にノーマルな状態でこの作品を観たのであればよかったのですがこの作品を観る前に観たのが「シベリア超特急①と②」ときている(前者があまりにひどかった為この作品が世紀に残る大傑作と感じてしまった)。果たして冷静な判断が下せたかと言えば甚だ疑問も感じるが良い作品には間違いないと思う。 【tetsu78】さん 10点(2005-01-15 10:50:31) (笑:1票) |
108.《ネタバレ》 いい作品ですが、2時間は長すぎます。ハートフルな寓話テイストの物語なら、まず100分以内に収めたいところ。その点で脚本は今ひとつですね。長さの要因となっている一例を挙げましょう。ジョージ(ジェームズ・スチュワート)が娘の担任教師をなじって、その夫に殴られるエピソード【A】。これによってジョージは神を見限り【B】、唇を切ります。唇の傷は、別世界に連れて行かれたときのオン・オフ表現に使われます【C】。「Aからの因果関係によってBとCがもたらされる」わけですが、これは脚本的に言うと「BとCを導くためにAという伏線をしいている」ということなんです。しかし一方で、ジョージが車で木に激突する場面が別に存在します。BとCにはここから繋げることもできる。つまり、車の事故で悪態をつき、血を流したことにしてしまえば、わざわざAのエピソードを入れる必要がなくなるんです。しかも担任教師と夫はこの一連の流れでしか登場しないんですから、まるまるカットしても特に問題ありません。本作は、その場その場の楽しいアイデア(2ドルの夫婦など)が冴え渡っていますが、こうした伏線が全体的にうまくない。カットしても作品の質が損なわれない部分が多いとしたら、やはり脚本の詰めが弱いのです。にもかかわらず後味さわやかなのは、物語自体の温かみもありますが、最後の最後になって、本作では随一ともいえる最高の伏線――「天使のベルの音」が鮮やかに決まるせいでしょう。 【円盤人】さん 6点(2004-12-23 18:30:05) (良:1票) |
107.《ネタバレ》 絶望して自殺まで追いつめられた人間が、あの程度の出来事で生きる力や喜びを取り戻すことはないだろう。たとえ友人に恵まれていても、こんな時には背を向ける者の方が多いのではないか。そしてたいていの人の場合、その人がいたって、いなくったって世の中何も変わりはしないのだ。しかし、そんな現実を反映した映画があったら、そんな映画は見たくない。ウソでも何でもいいから、ハッピーエンドの映画が、私は好きだ。 【駆けてゆく雲】さん 7点(2004-12-14 00:17:50) (良:1票) |
106.キャプラ作品って好きなんだけれど、あざとくって嫌い。ちょうど私の琴線にふれる映画を上手に作る。全部のキャプラ作品を観たわけではないので、まだ決めつけるのは時期尚早な気もするけれど、今のところそんな感じ(後で変更するかも 笑)。だいたい私の好きそうなネタを扱っているくせに、どうして、何がダメなのか考えてみた。おかげで1年以上レビューすることができなかった。それはさておき、キャプラ作品の苦手な理由は「善良」=「イノセンス(無垢)」という構図が見えてくるからではないだろうか。「イノセンス(無知)」=「罪」ととらえてしまう私としては、どーにもこーにも、後味の悪さが感じられてしょうがない。1年以上考えた挙げ句、結論がコレかよ!ってことで、『素晴らしき哉、人生!』のレビューは、後で変更されることでしょう。 【元みかん】さん 6点(2004-12-11 16:54:42) (良:1票) |
105.まぁ後味のよろしいこと。戦後すぐにこんな良い映画を作ってたアメリカの強さがよく分かる(アメリカ嫌いだけど・・)。スタンディングオベーション物だ。 【モチキチ】さん 8点(2004-11-05 02:45:34) |
104.ちょっとクドいぐらい気障な恋愛エピソードと、まったりした進行がいささか退屈ですが、それでも見た甲斐はありました。綺麗な涙が流せる作品ですね。エンディングがベタすぎるので1点引きました。自身を失って、ふさぎこんでいる、そんな時にちょっと見て欲しいです。何かの支えになってくれるかもしれません。 【モンキィボォン】さん 9点(2004-10-31 00:45:06) |
103.いい映画だったとは思うけれど,最後は少しできすぎな感じでかえってよくなかった。自分のいない現在を見るところは、どこか『バックトゥザフューチャー2』に通じる感じがした(もちろんこの映画のほうがずっと前に作られているのはわかってます)。 【HK】さん 8点(2004-10-16 12:18:28) |
102.負け犬の遠吠え+悪しきご都合主義の折衷。こんなんがキャプラ監督のいう「人民映画」(だったっけ)か? やっぱりキャプラは戦前の人。30年代のキャプラ映画の持つパワーはここにはない。「一時は死のうかとも思ったけど、たとえ小市民でも生きててよかった」なんて反吐が出る。戦争は一人の映画監督をだめにした。 |
101.結論からいうと、感動してウルってきてもーてん。ただ、この映画、最後のクリスマスイヴまでが長すぎる気がするねん。だから、イヴまでちょっとしんどかった。もうちょっとまとめられたんちゃうかな。ダラダラ、ある男の人生を観てるって感じやったし(白黒ってのもあるかもしれん)。でも、そのダラダラを耐えたからこそ、最後の部分で感動できるんやね。最後で、初めて主役に感情移入できたんも、ダラダラ観てるうちに、いつしか主役の人生を味わってるってゆーのもあるからかも。あと自己の存在をここまではっきりと肯定されると、観てて気持ちがいいし、こーゆう、失くすことにより、大切な事がわかるってのってすごくよくわかる。私事やけど、一度、走りすぎで、両足痛めて、あんまり歩けなくて、すんごくモヤモヤしたことあるねん。そん時、走ったり普通に歩き回ったり飛んだりはねたり自由に動けることが、どれだけ素晴らしいことか、よく理解できた。しばらく安静して治ったら、うれしくて、必要以上に走り回ったもんな~。この映画の主人公のように道ゆく人に声かけたくなったし。後、車の免許、更新忘れて失効してしまった時も、もう一度、苦労して試験うけて、取り戻せた日なんて、うれしくて教習所の帰り道、知らない人に笑顔ふりまいて踊りながら帰ったもんな~。だからか、すごく共感できてんな~。彼女とかも長く付き合ってると、その存在の大切さがわかんなくなって、いなくなって初めてわかるねんな~。あの子、最高やったって。だから、ちょっとつらい事があれば、もし自分が今一番大切なものが失くなったらって想像するのもいーんちゃうかな。そーすれば、今の自分を少しでも取り戻せるかもしれんし。そんなことを、この映画を観て改めて思ってん。でも長いから、ちょっと減点、ごめん。 【なにわ君】さん 7点(2004-09-21 18:08:23) (良:1票) |
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100.本当に凄い映画だった.ストーリーはめちゃくちゃ簡潔で分かりやすく,それでいて内容が深い映画です.見終わる頃には自然と涙が溢れてきました.是非オススメしたい映画ですね. |
99.見事だ。久しぶりに見たが、相変わらず完璧でした。何か言葉がないね。 |
98.まぶしいっ!モノクロなのにまぶしすぎるっ!駄目だ、俺には到底「素晴らしき哉、人生!」などと自分の人生が素晴らしいと思えることはこの先無い。絶望的な俺の人生は置いといて、この映画はストレート過ぎます。いろんな映画見てきましたがこんなにストレートなのは他に無いのでしょうか。ある意味単純バカ映画です。でも、そんな単純で真っ直ぐってのは現実でも幸せってやつでは無いでしょうか、決してバカでも幸せなら人生素晴らしいと言えるのでは無いのでしょうか。 【taron】さん 8点(2004-07-26 21:44:23) |
97.《ネタバレ》 この映画はもちろん「俺なんかいらない存在なんだ」って考えてる人たちのためのものだと思うけど、それと同時に誰に対しても親切で、人に尽くすことがまるで使命のようになってる人、大勢の人たちに笑顔で取り囲まれるまん中で、一人複雑な表情をしている人たちのための映画だとも思う。主人公(名前忘れた)は他人に尽くすことを喜びとしていたわけじゃない(サム君が去っていく後姿を見つめながら車のドアを蹴っ飛ばしてたしね)。天使のおっさんも自分が翼をもらうために主人公を救おうとしてた(リメイクするときはロビン・ウィリアムスでよろしく)。でも主人公は最後には人生で関わった人たちに救われ、おっさんは自分の住まいの門前で主人公を追い払うことに成功した。こんなに自分のことしか考えてない人たちでも誰かの役に立ってんだから・・・。他人のために奔走するのは「自分のために」を終えてからにしませんか。 |
96.メリークリスマス!メリークリスマス!現実に戻ってその現実の素晴らしさに喜びを爆発させる様がとてもいい。たくさんの人が寄付をしてくれて助けてくれる、そうですね、これは本当に素晴らしい人生ですよ。友人のよさを教えてくれる良作です。 【あろえりーな】さん 7点(2004-07-18 03:00:50) (良:1票) |
95.《ネタバレ》 自分の夢を実現できた人は素晴らしい。実現できなくても追うことができた人は幸せだ。ジョージは誠実な選択をした結果、自分の夢を捨てなければならなかった。ハッピーエンドでジョージも今の幸せを実感することができた。愛した人の夢はかなえてあげていた。本当にジョージは素晴らしい人生を生きたと思う。けれど、切なさが残る。夢を追い続けられなかった人は多い。生活に追われ夢どころではなかった人もいる。そういう人たちの慰めになる映画だと思う。コミカルなところが多く、泣きながらも笑えるところが切ないながら、温かい映画にしてくれている。 【こみち】さん 9点(2004-07-09 00:16:31) |
94.主人公は失敗続きで貧乏になり、気分が滅入り過ぎてしまったために天使が出てきてお金をくれる夢をみたというお話。俺も寝る前とかに同じようなこと妄想してるからこの主人公の気持ちワカル。あ~楽してお金ほしぃぃぃぃ。 【膝小僧】さん 3点(2004-06-24 23:20:44) |
93.人生くじけた時にはこの映画が必要になります。 【ヒロヒロ】さん 5点(2004-06-22 22:58:08) |
92.《ネタバレ》 不覚にも涙ぐみました。正直、前半はやはり少し退屈ですが、ここをしっかり描かないと後半の展開が生きてこないので致し方ないかと思います。それで、この映画のポイントの天使ですが、実際彼がいなくとも話としては成り立ちますよね(^^; ラストがハッピーエンドなのも、結局は金が手に入るからですし。しかし、そこに彼が登場するからこそこの映画を甘ったるいと批判する人がいて、それ以上に感動する人がいるのではないでしょうか。あと悪人はまぁ、感動の連続の中にあえて彼が罰を受けるシーンを出すのも無粋かとも思うので、多分あの後なにかしら起こって、金は返って来たんだろうと勝手に思うことにします(^^; 【あさしお太郎】さん 10点(2004-06-22 04:55:11) |
91.本レビューがきっかけで観てみました。評判どうり素晴らしいラストシーンの展開で、久しぶりに映画を観て涙が出ました。人間描写が自然です。一生懸命やっているのにうまくいかず、皆が自分を責めているように錯覚してしまうことは私にもあります。会社の深刻な危機に苦悩のあまり家族にあたってしまう主人公ジョージの弱さは、誰もが持っている弱さではないでしょうか。人間は生きるにつれ、どうしても目の前の小事に心を奪われ、本当に大切なものをなおざりにしがちです。「本当の豊かさとは?」という、現代に突きつけられている問いに、この作品は迷いなく答えています。戦後まもない時代の作品ですが、それゆえに本当に大切なものが今以上に見えていたのではないでしょうか。本レビューに感謝します。 【田吾作】さん 9点(2004-06-21 12:57:38) |