30.《ネタバレ》 未見ですが、舞台の時点で非常に完成度の高い脚本だったのでしょう。アイドルと5人の関係が、ひとりづつ暴露され、5人のパワーバランスが激しく変動する様は、まさしく喜劇舞台の「ドタバタ劇」のセオリーです。飽きさせません。映画では、ビルの一室のみでの強烈な5人の演技のぶつかり合いと共に、舞台では不可能な回想シーン(再現フィルム)が、観客の想像力をさらに引き立てさせます。見事な演出! 昔のTVで親に隠れて観ていた「芸能人水泳大会」。騎馬戦で、毎回必ずひとりのB級アイドルがヤラセで「おっぱいポロリ」をしていたなぁ。こういう娘にも熱狂的なファンがいて、親がいて、恋人がいたんだなぁ~と感じ入りました。 【つむじ風】さん [映画館(邦画)] 8点(2007-08-13 21:44:25) |
29.ここ最近で一番面白かったです。12人の~を彷彿とさせる状況。こういうシチュエーションが大好きなんですが、伏線はまぁ甘いですがそんなことが気にならないくらい良く出来ています。 5人の熱演によるところが大きいと思いますが、脚本も良いですね。次々と明るみに出る事実と、5人の推理。そして衝撃の…。まぁ段々先が読めてしまうので、誰も先が読めないような展開があったら文句なしで10点なのですが。 それからラストにもマイナス1点ですが、随所で笑いがあって、全く退屈せずに楽しめる映画というのは近年貴重ですので、是非観て欲しいです。 【Balrog】さん [映画館(字幕)] 9点(2007-08-12 20:29:30) |
28.自殺したマイナーアイドル“如月ミキ”の一周忌に集まった曲者ぞろいの5人の”ファン”たち。 全編通してまんべんなく“笑い”を散りばめつつ、密室の中でアイドルの死の「真相」を突き詰めていく様は、「12人の優しい日本人」を彷彿とさせる。と言えるほど、よく練られた設定がスバラシイ。 5人のキャラクターそれぞれが立っていて、それぞれのキャラクター設定や、伏線となる言動が徐々に結びついていく様に、登場人物たち同様にハッとなる。それがサスペンスとしても心地よい快感となり、どんどんのめり込んでいけて、とても楽しい。 ストーリーやサスペンスとしての伏線自体は、実はとても安直なもので、それほど突き詰められたものではないのだけれど、愛すべきキャラクターと映像世界が、トータル的に「良い映画」として仕上げていると思う。 最終的に、観客も“如月ミキ”ファンになってしまうような、そんな愛着感こそ、この作品が映画として「スバラシイ」と言える最大の要因だと思う。 惜しむらくは、宍戸錠の出演はお宝DVDの中だけでとどめてほしかった。 5人揃って“見事”な振り付けを披露するファンキーなエンディングで幕を降ろしてくれていた方が、よっぽど映画としての後味が優れていたと思う。 【鉄腕麗人】さん [映画館(字幕なし「原語」)] 9点(2007-08-12 19:15:10) |
27.《ネタバレ》 単純な伏線が多くあるのですが、それを出演者と一緒に「あ…」って言って解決していくうちに、そしてその回数が増える毎に、どんどん世界にのめり込んでいきます。本当によく出来た素晴らしい作品だと思います。出演者も良かったですね。全員がしっかりと自分の持ち味をしっかりと出していました。ただ、やはり皆さんが仰ってる通り、エンディング以降は無駄が多かったかと。それで-1点ですが、ここ最近では抜群の映画でしたね。 【南東風】さん [映画館(邦画)] 9点(2007-08-12 12:45:09) |
26.《ネタバレ》 おっと如月ミキさんの顔が出てしまいましたね!ありゃ~ファンが6人しか居ないわけだ・・・ま~それを含めて色々面白かったから良かった! 【Dr.Tea】さん [映画館(邦画)] 9点(2007-08-06 00:28:11) |
25.《ネタバレ》 本当に脚本が良く練れている密室劇ですね、緊迫感の中にうまく笑いが取り込まれていて登場人物は少ないながら最後まで飽きることがありませんでした。特に香川照之の怪演はなかなか見ものです。ユースケの「踊る大捜査線」ネタも笑わせていただきました。 ただ、アイドルの映像とヲタ芸はちょっと余計だったかもしれませんね・・・・。パズルが解けたあとのような心地よい余韻がいっぺんに吹き飛んでしまいましたから(まあ、それが狙いなのかもしれませんが)。 しかし「キサラギ2」はあるんでしょうか・・・・・。 【TM】さん [映画館(邦画)] 8点(2007-08-04 16:03:54) |
24.《ネタバレ》 実はもう五回も観に行ってしまったのですが、初めて観たときよりも、二回目、三回目と 楽しさが増していくのはなんでかな。先日、五回目は大ヒット記念でユースケ、塚地、監督が トークゲストでした。監督も裏でみんなの爆笑を聞いて喜んでいたそうです。 観ているみんなも拍手しながら笑ってたし。(「やっくんです」のくだりで。) 何回も観ていると、一回目に面白くて大爆笑した大ネタのあとで、他のメンバーが 小さい声で言ってる台詞を聞く余裕が出てきて、それがまたまた笑えます。 イチゴ娘の「何ダイエット?」とか。 口コミでヒットって本当にあるんですね。って塚地さんが言ってましたが、全くそういう ヒットの仕方も当然だと思います。自分のミクシーでも何回も人に薦めてしまったし。 面白くあり、サスペンスであり、最後はジーンとする。どなたかが書いていらしたように 家元がひどいいじめにあっていて、ミキが心のささえだったところがもう少しはっきり わかれば、さらに涙がドドドドとなったでしょう。 【ナンシー咳】さん [映画館(邦画)] 10点(2007-08-04 00:20:22) |
23.舞台の映画化ということですが、私には舞台を観ているとしか思えませんでした。 脚本も舞台として考えるなら中の上程度だと思います。(舞台では映画の様に制限を受けない分、面白い脚本が多い) 最近の邦画は、漫画や小説に頼りすぎてオリジナルの脚本が少なくなっています。 いくらネタ切れでも舞台の脚本にまで頼るのはいかがなものかと思います。 特に映画館で観る必要性を感じずDVDでの鑑賞で十分かと思うのでこの評価とさせて頂きます。 【ありあ】さん [映画館(邦画)] 5点(2007-08-02 12:27:00) |
22.《ネタバレ》 構成自体はまとめただけだったり、伏線といっても殆どが事前に見せておくだけの内容だったりで結構稚拙なのですが、全てのキャラクターに愛情のある扱いをしているのには確かな「芸」を感じ、感服いたしました(正直言えば、家元の処理に至るまでは凡作だと思いながらの観賞でした)。 ひとりの人間を扱う作家の責任を果たし、その人物への愛情を感じられて好印象。 しかし、自分たちが関与していたという解釈で清々しく納得しているこいつらって何なんだろう、という疑問も残る。 【カラバ侯爵】さん [映画館(邦画)] 7点(2007-08-01 18:15:53) |
21.よくできた映画です。 「サマータイムマシンブルース」もそうでしたが 舞台作品ってやっぱり生の観客を相手にするためか 本当に脚本がよく練られてます。 映画をみたあと 舞台も見てみたいと思えた作品でした。 【しろタマネギ】さん [映画館(邦画)] 9点(2007-08-01 06:07:51) |
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20.ここで知って、期待して観に行って、なおかつ期待を裏切らない出来 面白く楽しかったです “イヤな感じ”がまったく無かったのがなおイイ テレビドラマでもいいのではないか?という意見もあるかもしれませんが、是非これは劇場での閉塞感と緊張感の中で味わっていただきたいです ラストでの宍戸錠が出てくるシーンは“?”で-2点くらいではありますが、はるかにそれを凌駕するほどの点数を付けたいくらいですので10点です(笑) 【栗頭豆蔵】さん [映画館(邦画)] 10点(2007-07-30 23:05:14) |
19.面白かった。舞台劇の良さはもちろん臨場感や一体感ですが、実際は役者の汗や表情が伝わるのは小劇場か大劇場では最前列のみ。役者の表情による芝居が堪能出来る分「12人の優しい日本人」も舞台版よりも映画版の方が楽しめたりもします。この作品の舞台版は観ていませんがどうなのでしょう?香川照之のニタ~とした笑い顔や塚地の汗は映画ならではといったところでしょうか。繰り返しDVDでも楽しめそうです。 【ParaP】さん [映画館(邦画)] 8点(2007-07-29 03:03:15) |
18.《ネタバレ》 なんだろ~、この映画!!!こんなに観ながら笑えて、観終わった後に笑えて、思い出して笑える映画、最近なかったですね。ここ数年で一番だと、自信を持って周りに薦められます。単純なセット・設定なのにこんなにも2時間人の気持ちをひきつける理由は、やはり脚本と構成の巧みさと俳優の演技力でしょう。一つ一つの台詞が絡み合いすぎて、これはもう宝物です。日本映画、やるじゃないですか!!!私、もう一度映画館に観にいこうと思います。 【ひなた】さん [映画館(邦画)] 10点(2007-07-28 23:55:49) |
17.実力のある俳優による、優秀な脚本での密室劇。笑って、泣いて、ドキドキして、最初から最後まで飽きさせない凄い演出にただ拍手を送ります。 【よねぴー】さん [映画館(邦画)] 8点(2007-07-28 15:50:39) |
16.《ネタバレ》 昨日友人に誘われて、観にいきました~「キサラギ」と聞いてどこかで聞いた事があるような~??と。一人で行くことが多いので普段観ないようなものもいいかなって。 いやいやとっても面白かった!! テンポ、セリフ、音楽がうまくかけあいながら溶け合って。 香川照之は元々太鼓判!だけど、ユースケもいい。加えてツカジ最高。それにあまり私が聞いたことのない若手二人~~いいなあ、若くて。ということは新鮮だしなんといっても今はやり?(古いか?)のコラボだぜっ、て感じです。 こんな監督、脚本、お金もかけずにえらいよ~応援したくなりました。 で、終幕はちと「そうかい、そうくるかい」と・・・。少し減点。 【AKO】さん [映画館(邦画)] 8点(2007-07-27 09:35:08) |
15.《ネタバレ》 ストーリーは至って単純、 焼身自殺を遂げたアイドルの一周忌を営む為に 集まったファンサイト仲間達5人だけによる密室会話劇。 「ミキは自殺なんかする娘じゃない!!如月ミキは殺されたんだ」 ある人物の発言を発端に推理が始まります。 そして次第に其々の関係が明らかにされて…。 配役の適材適所とシナリオ構成の妙で 湧き上がる疑問と氷解するタイミングが絶妙で 2時間弱という上映時間の間、画面に釘付けになります。 密室会話劇なので本来はラジオドラマでも可能だと 思うのですが、推理部分をビジュアルで見せる事で 視聴者側に難解な部分を補足する役目をおっています。 この映画は他人に面白さを説明するのが難しい作品です 下手をするとネタばれになりかねない危うさもあります。 この作品ほど騙されたと思って観ろという言葉が 適切な作品はないでしょう。 大変楽しかった作品でした。 少しネタバレ しかし気がかりな事があります香川照之扮するイチゴ娘のアリバイを証明するとき 自他公認、最高の如月ミキマニアである家元がなぜ彼の正体が分からなかったのか… ラスト部分に関係あると面白いのですが そこは脚本の穴ですかね(ノ*゜▽゜*) 【ままごと】さん [映画館(邦画)] 8点(2007-07-26 12:55:35) |
14.明快且つ良く練られたストーリーに絶妙な笑いが加わり、 役者の絶妙な演技がキャラクターそれぞれの個性を際立たせる。 ダレたり飽きたりする個所が全く無い本当に楽しい108分でした。 迷うことなく人にお勧め出来る作品。今年一番になりそうです。 -1点は蛇足と思えたトドメのエンティング。 【ひろ】さん [映画館(邦画)] 9点(2007-07-26 01:43:10) |
13.《ネタバレ》 こんなに笑えた映画は久しぶりです。私的には小栗君のマニアに徹した発言とリアクションがはまりました。舞台版も見てみたいし、映画ももう一度見たいです。 【エカ】さん [映画館(邦画)] 9点(2007-07-26 01:07:55) |
12.《ネタバレ》 素晴らしい。閉じられた空間で限られた登場人物で謎解きが進んでいくパターン。いわゆる脚本命の映画です。このパターンにはなかなか良くできた作品が多いような気がします。制約を設けたほうが脚本は書きやすいのでしょうか?映画館で観る旨みはないのかもしれないけど、見知らぬ人たちと一緒に笑いながら映画の中の閉じられた空間に一緒に入り込んで同じ時間を楽しむのも悪くないものです。 【いっちぃ】さん [映画館(邦画)] 9点(2007-07-21 23:24:35) |
11.最高ですね。内容が良く“この人がそうだったの!”と一緒に驚きつつ笑えました。キャストもいいし、テンポもいいし、中だるみすることなく一気に楽しめました。この映画は映画館で見るべきです。やっぱり邦画っていいですね、邦画バンザイ! 【アスモデウス】さん [映画館(邦画)] 10点(2007-07-16 22:14:19) |