93.《ネタバレ》 題材は興味深いし、「もし別の人生を1度でいいからやり直せるとしたら・・」と考えさせられたり、後に引くような話であった。幾らやり直しが出来ても、結局何らかの犠牲が発生する所などは感慨深い。それでもコレ以上点数を付ける事が出来ないのは、前半これでもかと残虐シーンが続きその時点でウンザリしてしまったのと、あそこまでの狂人がああも都合よく変わるか?という点。自分の子供に手を出すようなロリコンや動物を虐殺出来る人間は、その時点で生まれ付いての病気と判断する。最後、妹を突き放せば離婚せずまともな家庭になるというのも強引この上ない。今回のように妹を助けるのであれば、対決して代償を払うという2回目の選択が妥当ではないのか。そして一番引っかかるのが、爆発事件が余りに軽く描かれている点である。デブの子が救急車で運ばれるのだから普通捕まるだろう、例え捕まらなくとも平気で生活している神経が分からない。普通何を先においてもこの親子を救うのが先ではないのか。最初は頭に負担が掛かるということで、回数制限があると思っていたし・・・。 【まさサイトー】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-07-29 06:52:29) |
【ベルガー】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-07-28 17:30:59) |
91.《ネタバレ》 最近とんと映画に疎くなってる私はこの映画をタイトルから「カオス理論のバタフライ効果について実験的症例の如く物事を対比させて描く、ちょっと硬派な科学的映画」なんてイメージを勝手に抱いてました。そしたらぜーんぜん違うの。もうびっくり。「記憶が飛ぶって『タイムリープ』かぁ、いや違う、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』(特にPART2)の『タイムマシン』の『オーロラの彼方へ』で結局『時をかける少女』だあ!」と。これがバタフライ・エフェクトって言われたら、んー、そうかなぁ?どちらかっていうとパラドックス&平行宇宙でないの?と。現実にはどう考えたって理論的にあり得ない、ファンタジーな物語でございました、って点でもう私の見当違いも甚だしい状態。そういう映画ならそういう映画だ、って最初から割り切って見てれば面白かったのにねぇ。まあ、設定に「えええ?」って箇所もあり(基本が変化構造なのに一部に円環構造が混在していて、一本の映画内に『ターミネーター』と『T2』の矛盾が放置されている状態)、そういうのはどうしたってツッコミ入れざるを得ない訳ですけども。だけど時間操り系の映画はドクが言ってたように「細かい事は気にするな」って見方がいちばんいいんです。牛丼食べようと思って間違えて茶道教室に入っちゃったよーな私が悪いんです。ええ。 【あにやん🌈】さん [DVD(字幕)] 5点(2006-07-27 00:57:45) |
90.ラスト、最初は「えー」って少なからず残念でしたけど、 一旦お茶飲んでゆっくり考えると、1番ベストなんだってわかる。切ないけどアレでいいんだって。 【やいのやいの】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-07-19 16:28:16) |
89.完全に脚本の勝利。おもしろい。主人公とヒロイン、どっちも美男美女だった。たまにふとした時に観たくなります。エンディングの切なさもグッド! 【珈琲時間】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-07-09 01:08:53) |
88.《ネタバレ》 状況が変化しても(周りも)記憶をひきずるってのが斬新かな かわいそうなお話でした 【栗頭豆蔵】さん [DVD(字幕)] 9点(2006-06-29 19:02:08) |
87.エヴァンの‘PLAY GOD’。 無慈悲な神を演じるには脆弱・繊細すぎる彼が繰り返すリセット。 「ドニー・ダーコ」「エターナル・サンシャイン」に似た哀切を含みながら優れたエンターテインメントの域まで達し、容赦ない暴力・猟奇イメージも潔いエンディングで悪い夢のように鮮やかに拭い去る。 DC版のほうが重く深いが、画的・心情的にはシアター版。 BTTFの幻のマーティ、エリック・ストルツが時間の物語の一端を担うのも、あるいは偶然ではなく。 【レイン】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2006-06-25 08:36:37) |
86.《ネタバレ》 通常版の後にすぐ続けてディレクターズカット版を見ました。ディレクターズカット版が別項目になってなかったので、両方について感想を書きます。どちらも、人生を何回やり直してもうまくいかないというストーリーで、大変気が滅入ります。ディレクターズカット版はラストが違うと聞いていましたが、通常版と違うシーンを確かめるために全部見たので、滅入るストーリーを2回も見てしまい、疲れました。「もうエヴァンの人生がどうなろうとどうでもいいよお」という気持ちになりましたが、現在妊娠中の私にとって、ディレクターズカット版のラストは大変衝撃的でした。妊婦さんは見ないほうがいいかもしれません。このラストを見るまでは、何をやってもうまくいかない不運な男の物語(=ひとごと)として見ていたのですが、突然、自分の人生が重ねて見えてきました。もし私が産まれてこなければ、私の親や現在の私の夫はもっと幸せになれたのでは、そんなことを考えたら切なくなってきました。 【チョコレクター】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2006-06-21 21:00:44) |
85.《ネタバレ》 じつにおかしい。子供のエヴァンが記憶もなく包丁を握っていた理由は、日記を使い、タイムトラベルでやってきたエヴァンに、体と意志を一時的に支配されていたためだと思われます。父親に首を絞められていた理由も同じです。けっきょく子供時代の記憶が抜けていた原因は、タイムトラベルでやってきたエヴァンに、子供のイヴァンが操られていたからという理由になっている。 ここでよく考えてみると、日記というのは本来、子供時代の記憶が抜けている場面に戻ることができるという設定になっている。しかし最初に説明したように「過去に戻るから記憶が抜ける」と言えるのではないでしょうか。すなわち、極論を言いますと、日記が存在するから記憶が抜け落ちたのです。それなのに、記憶が抜けるからという理由で日記はつけられはじめた。ここに大きな矛盾が生じてきます。まあいいか。どうでもよいことです(だったら最初から言うなと突っ込まれそうですが)基本的には映画に矛盾があるから面白くない、とは言いません。その逆で、面白くないから矛盾が気になるのです。けっきょく自分の都合の良いように過去を変えてしまったのだからギガゾンビと一緒だっつーの。 【花守湖】さん [DVD(字幕)] 3点(2006-06-20 18:22:49) |
84.《ネタバレ》 もしも過去の時間の中で別の選択をしたら・・今まで幾度も繰り返されてきたテーマを、何度もパターンを変えて繰り返します。結局、誰かが不幸になるのだけど過去に戻った時の行動が極端すぎて今ひとつでした。もっと別の方法があるのに過去に戻るたびに、その時間の中で誰かを傷つけているのが気になりました。「ラン・ローラ・ラン」も3度度目は少し飽き気味でしたが、音楽とスピード感でカバーしていましたが、この映画は飽きるより前にしつこく感じました。別ヴァージョンもあるみたいなので見てみようかと思っていますが・・。ラストですれ違いざまに他人になったお互いを見て、そのまま離れていくシーンは原田知世版「時をかける少女」のラストシーンと同じですが「時をかける少女」に比べて切なさは感じませんでした。色々な話を詰め込みすぎたせいなのかもしれないです。ただ「ザット70ショー」で頭のたりない子の役をやっているアシュトン・カッチャーは、シンプルな演技で味のある俳優だなと改めて思いました。 【追】後日、ディレクターズカット版を見ました。自分が生まれないことで母親を悲しませるだけに不幸をとどめたのですが、こちらの方が後味が残りました。このところ子の親殺し、親の子殺しとニュースが続いていたので、家族にとっての子供の生まれることの意味を考えてしまいました。 【omut】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2006-06-20 13:35:51) |
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83.《ネタバレ》 最初、オープニングから青年期までのシーケンスを見て「おおおっ、これは読む人が必ずやアゴを外すという、時空テーマSFの埋もれた怪作『ヘミングウェイごっこ』のパクリかぁ~?」と大期待だったのですが、後半のすんごいストレートな展開に違う意味でアゼンとしておりました。 なるほどなるほど。この脚本なら同じセットを何回も使い回して、120分の映画に仕上げられるなあ。この脚本に目をつけたプロデューサーは賢いよ…ってそんなモン客が見たいわけないだろ~っ! どうも映画界にはCUBE病というか、セット費用を切り詰めたがる悪い病気が根強く残ってますな。主人公のメイクがキリストっぽいのはまあ、アメリカ映画だから目をつむります(留置所で聖痕が出ちゃった時はどーしよーかと思ったけど…)。 予算がないのが比較的前半でわかっちゃったので、あまり豪華な展開を期待しないで見れました。落胆は少なかったけど、点数を上げるわけにも行かないですねえ。このテーマが持つ独特の時空拡張感は『ラン・ローラ・ラン』にも劣りますよ~。コレがそこそこ当たって儲けただろうから、次回はちゃんとしたの作ってください。無理に伏線処理しようとして、小ぢんまりしなくていいものをね。 ●追記:考えてみたら、地球規模まで広がるような恐ろしい物語を想起させる「バタフライ・エフェクト」ってタイトルに問題があるんだなあ…同じカオス関連用語でも、『スリー・ボディ・プロブレム(=三体問題)』だったら良かったかも。最後の解決策は一点を弾き飛ばしてしまうので、力学的にも近いかもね(ニヤリ)。それを飛ばさないように、あくせく努力するのが人生だとは思うんだがねえ…超能力使おうが何しようが…。 ●追記2:うぉっ! これエメリッヒ一族(ローランドの義理の弟)の製作っすか。道理で『13F』似だと思った。 ●追記3:ぶらきさんのレビュー見て、思いました。「そのラストならオイラは10点つける!」(笑) 【エスねこ】さん [DVD(字幕)] 2点(2006-06-18 23:34:33) |
82.《ネタバレ》 カオス理論を題名にしちゃって、なんだか大げさな感じですが、映画自体はそんなに大層なものではありません。何やってもうまくいかなくて、自分の予想とは違う結末になってしまうという、とてもリアルな設定。実際人生ってそういうもんですよね?こういう設定を考えたことは確かにすてきなんだけれど、でもそれによりかかってしまって、単なるアイデアだけの映画になってしまっているのが残念です。最後ケイリーとかかわらないことで自分も彼女も幸せになるという結末なわけですが、そんなわけないだろうーが。それでも絶対うまくいくはずないじゃないですか。そこのところがお手軽すぎて、ちょっと監督の人生観に疑問をもちました。生意気なようですが。 【はちかつぎひめ】さん [DVD(字幕)] 5点(2006-06-11 09:43:54) |
81.《ネタバレ》 残念ながら合わなかったという事なのか。映画全体のテーマは好みだし堅苦しい事を言う気もないが、観ていて不快感ばかり感じた。本筋にさほど関係あるとも思えない悪趣味な描写の多さ。トラウマや児童虐待、歪んだ子供同士の暴力を何度もフラッシュバックでショッキングに使う手口に辟易。児童ポルノ撮影や脅しつけるような場面をこう何度も見せられるとは。もはやラブストーリーと言うより、最後だけ甘くまとめたサイコパス映画という印象。子供、動物、赤ん坊と母親・・、痛めつけ、傷付けるシーンのオンパレード。しかも、罪悪感の重さが感じられず、妙に軽い。役者陣の声が皆甲高く、ヒステリックに響いたのも痛かった。 切ない筈のラストシーンも全く響かず。オアシスのあの有名な曲でエンディングってのも卑怯じゃないか。 【i-loop】さん [DVD(字幕)] 1点(2006-05-24 05:11:40) |
80.《ネタバレ》 記憶の中の行動に対して周りの反応が、若干無理矢理な感じがするが、アイディアはかなり面白い。適度にふざけているし、エンディングも爽やかで良い。ただ全体にバイオレンス感が高めだったり、ホラーチックな演出が好みから外れている。外国ではリピーターが多かったらしいが、何度も観たい気がしないのはそのせいかな。 【MARK25】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-05-17 21:54:31) |
79.《ネタバレ》 「君を救うため、ぼくは何度でも過去に戻る。」 「最も切ないエンディング」 の宣伝に違わぬよい作品です。 今まで観たタイムスリップ物では、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」と同じぐらい面白かった。 ケイリーを愛しているが故、敢えて結ばれないことをえらぶエヴァンかっこいい! エンディングに流れるOASISの「Stop Crying Your Heart Out」がとってもGOOD! 【あきぴー@武蔵国】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-05-05 00:45:49) |
78.アイディアは結構おもしろいし、話の展開も悪くはないのですが、中学生ぐらいの時代を演じているメンバーがあまり好きになれず、かわいらしい小学生時代とのギャップにどっと引いてしまいました。あと、暗い感じの暴力シーンが以外と多く、ややマイナス点。 【丸に梅鉢】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-05-02 22:54:19) |
77.《ネタバレ》 最終的に選んだ人生は、主人公が思い描く最高のものではなかったはずです。愛する人と結ばれない人生。その選択には切なさを感じます。でもどうなんでしょう。主人公は、自分の人生だけでなく他人の人生もいじっています。もともと意図した行為ではなかったとはいえ、その責任はやはり重い。やり直しが出来ないからこそ、それぞれの人がそれぞれの選択を正しいと信じて、割り切って生きていくしかない。やっぱり“もし”という願いは叶わないからいいのだと改めて思いました。とはいえ、“後悔”という名の脳内タイムトラベルは、意味がないと思いつつも時々やってしまいます。それだけ自分はまだ若いということでしょうか(笑)。エンターテイメント作品としての完成度は高いと思います。 【目隠シスト】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-04-19 19:03:39) |
76.あちこちで評判がいいので見てみたんですが途中までは物語の展開に「なんだよ、こりゃー」「ああデッドコースターの脚本家なのね、だからなんか脚本に穴が多いのか~」「これちょっと評価高すぎるんじゃない?どう見てもデッドコースター程度だよなぁ、ぶつぶつ…」等とつぶやきつつ、ラストで「そう来るか!」と不覚にもぐっときてしまいました。と同時になんでこんなに高評価なのかにも納得。 【MEL】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-04-17 00:34:27) |
75.最初はどうかなーとおもったが、いやいやおもしろかった。 【十人】さん [DVD(字幕)] 10点(2006-04-14 19:13:25) |
74.《ネタバレ》 映画としては、予測できない展開・スピード感もあって、奥深い意味合いをもった話です。自分の父親を間接的に殺しても、親子が自分達のせいで爆死しても自分は忘てしまったからといって、主人公の罪悪感が感じられない。とっても自分勝手な話。人ってのはショッキングなことがあっても自分がそのことをどうやって克服していくかが重要なのであって、そのショッキングな出来事そのものを始めからなかったことにしてしまうことではないと思います。え~っと堅いコト語りましたが、この映画そんなに重くはありません。 【さら】さん [DVD(字幕)] 6点(2006-04-03 09:37:23) |