158.《ネタバレ》 好みの感じだったんだが・・・。通報の不可解さをすぐに気付かない不可解さが致命的に思える。なぜ真犯人に結びついたのかを手抜きするのはいかがなものか。個人的にイーストウッドの演出にはいつもそんな雰囲気があるように思えてならない。 |
157.《ネタバレ》 何が何でもデイブが犯人なんだと思い込ませるように作られていますね。でもここまであからさまだと、逆にデイブが真犯人ではないと、先の先まで読めてしまう下手な作り方となっています。最後はどんでん返しとはいえないありきたりのパターン。真犯人と思い込んでデイブを殺してしまったジミーが、幼馴染を殺してしまったというのにあっけらかんとしているし、それをしているのはずのショーンも何故かこの【殺人】を容認しちゃっている。ではなぜそうなったのかということを描いていない。デイブの死に損です。最近のアメリカ映画はこの手が多すぎますね。苦し紛れで良いところを選ぶとすれば、良くここまで沢山の俳優を使ったなってくらいです。イーストウッド監督ということですが、パーフェクトワールドの方がまだ良かったですね。この映画でアカデミー賞を受賞してしまう・・・アメリカ映画界も危機的状況です。 【RYOU】さん 5点(2004-10-05 11:34:38) (良:1票) |
156.点数付け辛い。嫌。映画を観たとき、たまにある「良い」嫌さではなく、ただただ「嫌」。切実に嫌だ。こんなに嫌な映画を作るのは凄いと思う。 【みち】さん 5点(2004-10-03 00:25:21) |
【太郎】さん 10点(2004-09-27 14:30:35) |
154.《ネタバレ》 うん、言いたい事は分かりますよ。ただこのいかにも、「人間には闇の部分があり、運命とは残酷なものなんですよ。こういうのが「リアリズム」です!」と言わんばかりの押し付けがましさをひしひしと感じて、少なからず閉口しました。 人生の残酷さや運命の皮肉をテーマに据えた作品は数多いと思いますが、特にこの映画が突出しているという部分は見当たりませんでした。各登場人物も、誘拐事件後の子供時代から現在に至るまでの経緯がほとんど描かれないため、人間描写に深みが無く、子供時代とのギャップも感じます。 また、「ミステリー仕立ての展開と、そこに見られる人間ドラマ」という狙った脚本構成のわりに、肝心の人間ドラマは希薄だし、中止半端なミステリー要素のせいで、どっちつかずな結果になっています。 作品全体を通しては、「真犯人とその動機」という謎解きの原動力で引っ張っておきながら、最終的には、ただの誤解や偶発的事故であるというリアリズムをもって、「現実の残酷さ」というテーマを際立たせようとしますが、しかし、それを表現するためには、やはり登場人物のしっかりとした人間描写をメインに据えなくては成り立たないはずです。登場人物たちの、まるで「設定のための設定」による葛藤の薄っぺらさが目につきます。 「ハリウッド的な軽い映画じゃないんですよ」と言いながら、結局その見せ方は「ハリウッド的」であり、監督や脚本家の自己満足から来る、表層的なニヒリズムやリアリズムしか描かれていないように感じました。 似て非なる作品として「プレッジ」等と見比べてみるのも面白いかも知れません。 【FSS】さん 5点(2004-09-26 23:16:02) (良:1票) |
153.《ネタバレ》 あの時車に乗ったのがもしもお前だったらという言葉が何とも切ないです。幼少時の出来事がきっかけで人生がどこか狂ってきた、それだけにそういうことをするような輩は許せないと己の正義を示したティム・ロビンス。しかし、ストーリー展開上、ティムのあの夜の行動は謎のままで、映画を見る側も、映画の中の人物も彼のもどかしい悩める姿を見てやっぱ犯人なのかなと思わせるとこは憎すぎます。またあの主役3人もそれぞれ違う立場なんだけど、ほんとうまく感情を表現してると思います。そしてあの真犯人、悪意なき犯罪という何ともいえないやり口でまんまとやられました。ところで、終始、善人刑事のケビン・ベーコンは新鮮。いつもどっかで悪さしますから。ショーン・ペンの怒りの報復行為は誤ってたけど、誰も責められないでしょう。あの密告奥さんが悪いんです。悩める男、ティム・ロビンス、素晴らしいよ、アンタ。 |
152.《ネタバレ》 展開からするとオチが弱すぎる。普通の感性の人間ではこれでは納得できない。別にハッピーエンドしか駄目とは言わないが・・・ラストで殺さずに壊れた昔の友情復活って話で充分良かったと思う。ただ、ティムロビンスは悩める人間を演じるのが最高に上手い!上手すぎる! 【東京ロッキー】さん 6点(2004-09-26 16:21:33) |
151.俳優陣の演技にだけ点数をつけます。ストーリーは途中まで楽しかったけどね。最後は嫌だったかな。 【ゲソ】さん 4点(2004-09-24 06:53:26) |
150.理不尽だが納得できるのラスト。近年、希にみる名画。 【STYX21】さん 8点(2004-09-22 19:50:35) |
149.《ネタバレ》 ケビン・ベーコンが出演というだけで80%ぐらいの人は「こいつが犯人!」と思ったんじゃないでしょうか 【猿トビ茶漬け】さん 5点(2004-09-22 10:24:09) |
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148.なんと言っても俳優陣が豪華!!途中から話読めてしまったけど、全然飽きずに観れた。最後、デイブを殺したジミーは捕まえないでええんかい、ショーン!!って思ったし、一番かわいそうなのは、無罪デイブではなくその奥さんやな~。 とか思ったけど、おもしろかった!! 【テンダータッチ】さん 10点(2004-09-20 22:35:39) |
【海野やよい】さん 6点(2004-09-20 03:25:18) |
146.《ネタバレ》 殺人に殺人をってのは納得いきません。ましてや冤罪!なのに無罪放免で金を払うだけでのほほんとしてるジミーと奥さんの勝手な持論に目が点。なんでそこで「支配者」になるの!釈然としないなあ。真犯人の「ほんとはしゃべれる」もええっ?って感じでした。ケビン=ベーコン、ティム=ロビンスの演技はとても良かったです。 【kiryu】さん 4点(2004-09-18 02:12:22) |
145.映画に理想や予定調和を求める人にはオススメできひんかな。すっきりしてないし。後味も悪いし。でも俺はなぜかはまった。こーゆう多面的なとらえ方ができる映画、しかも終わった後、「だからなんなん?」って映画は苦手やったんやけど、最近はそれも悪くないかな~って。映画観終わった後、色々考えたり感想を誰かと話しあったりするのが好きになってきたらかも。この映画は話ガイありそー。んで映画のは方は、淡々としててるんやけど、ミステリー要素もあり、俳優さんも魅力あって、見ごたえあった。そして人の描き方が現実的かもしれん。パレードのシーンなんて、絶対誰もが不快に感じるはず。あえていれたんやろねそーいうの。あの妻の言葉も、自分の幸せを守るためなら自分の都合のいい理屈を作るってこと、誰もがやるでしょ?あの妻の立場にたてば、ほとんどの人があんな感じになるんじゃないでしょうか?精神を揺るがすよーな事件に巻き込まれると中々普通にはなれないってのもよくあることだし、付き合いにくい人には疎遠になってしまうってこともよくあることだし、勝ち組と負け組みの構図も事件や展開が映画的でも、現実の世界ではだいたいあんなもの。負け組み賛美、人間賛美の映画も好きだけど、人間の醜悪な部分や不条理な運命をきちっと描き、観てるものに何ともいえない感情を引き出すこーゆう映画も好き。感動とかはないけど、人の運命を考えずにはいられなく映画やったかな。思わず自分の過去を振り返って考えてしまったし。ただ、こーいう嫌なものを見せられて、観客はどなせいってゆーねん!てのもあるかもしれん。映画っていったいなんやろね。本やその他の芸術と同じく娯楽だけではないのは確かな気もするんやけどね。 【なにわ君】さん 10点(2004-09-17 13:51:28) (良:4票) |
144.イーストウッド作品だけに過剰な期待はしないようにと思ったが、よだれもののキャストにやっぱり期待して観た。裏切らなかった。最初から最後までたっぷりと「映画」を堪能しました。3人の微妙な関係を演じた役者も素晴らしかったが、必要以上に語らずに人間を描いたイーストウッドに脱帽です。抑えた演出から一転、緊迫感をあおる演出も冴えていた。例えば、教会と殺人現場という「幸」と「不幸」が同居したシーン。例えば、事件の全容が観客に明かされる、二人の容疑者を何度も切り替えて見せるシーン。全体を支配する「静」と新たな動きをみせる「動」のバランスが絶妙。賛否両論のラストですが、ジミ-の妻の言葉は、一度足を洗ったジミ-の復活、ジミ-ファミリー(ギャングやマフィアで使うところのファミリー)誕生を意味するものであって、サングラスをかけてパレードを見るジミ-はまさに暴力の世界に返り咲いた親分を彷彿させるもの、と感じました。つまり暴力が暴力を生むという負の連鎖を象徴するシーン。背中の十字架は「十字架を背負う」という意味だろうか?それもあるだろうが、神を信じる者の殺人という現実に、私は宗教大国アメリカにおいて、神を過信してはいけないというようなニュアンスで受けとりました。この非情な世界は神ではなく人間がつくりあげたものというある意味現実主義的な考えのもと、どう生きていくかもそれぞれが考えていかねばいけないという。前年作品『ブラッド・ワーク』でも十字架は二度(猟奇殺人現場の窓から見える光る十字架と被害者のイヤリング)出てきます。『ブラッド・ワーク』以前だと主人公が言葉で語っています(くわしくは書きませんが)。 ラストの重々しさに賛否分かれるのも解かります。でも不条理な世界を不条理だと言って終わらせる映画はたしかに納得はできるが、不条理な世界を見せるだけで終わるこの映画のほうが考えさせられるような気がしません?人間を描くと重い作品になってしまう、これも現実です。 【R&A】さん 8点(2004-09-17 13:18:27) (良:7票) |
143.終始楽しめたんだけど個人的には意外性に欠けていたと思う。3人のメインキャスト達の演技はすごく良かったと思うんだけどイマイチ心の奥が読めなかったのが残念。 【ゆきむら】さん 8点(2004-09-08 16:20:20) |
142.皆さん演技が上手い書いてあったけど、正直観る前は「ホントかよぉ」と思ったけど、観てみるとかなり素晴らしかった。ついつい見入ってしまった。でもタダでさえストーリーが悲しいものなのに、演技もとにかく上手いから余計くら~い感じに仕上がってる感じがした。あとラストのショーン・ペンのいかにも殺りそうな雰囲気が忘れられそうにありません。怖かった。あとこの作品でティム・ロビンスは本当に可哀相な役が似合うなぁと思った。 【フージー】さん 7点(2004-09-07 23:07:19) |
141.傑作との誉れが高いこの作品。繊細で緻密、残酷かつ優美な物語。「語らずして語られる」3人の25年間。黄昏どきの空のように淡く、もの悲しく、しかし美しい映像。静かだが胸に響く音楽。そして完璧としか形容し得ない俳優の演技。劇中のどの一瞬を切り取ったとしても「傑作オーラ」がぷんぷんと漂う作品。だがそれゆえに、なんだか自分はひどく疲れてしまったのである。簡単に言ってしまえば大人の映画、ということなのでしょう。 追記:背景が白くて字幕が読み取れない、ということがこの映画に限らずあります。その辺ちゃんと考えてくれよん 【紅蓮天国】さん 6点(2004-09-07 04:18:11) |
140.《ネタバレ》 この映画と、タイトルの川は、どう関係しているの? なんてことが気になって、気になって観ていました。最後は、嫁さんが旦那を売っちゃいけないということで、どうにか納得しました。 【オドリー南の島】さん 9点(2004-09-04 17:29:28) |
139.《ネタバレ》 ショーンはジミーに事件の真相について、たまたま銃が暴発したとかなんとか言っていたけど、これは嘘ですね。自然に考えて、レイは銃口をケイティに向けているわけだし殺意があった。ショーンだって分かっているのに。ショーンは、無言電話を掛けてくる妻とレイが重なったんじゃないかな? ショーンは妻の仕事一筋である夫への、又レイの精神的な支えである兄ブレンダンへの想いを理解したのではないだろうか。二人とも口を利かなかったことからもうかがえるし。この映画は伏線が冴えているのでしょう。デイブだけがコンクリートに名を刻めないことが、その後を暗示しているのもその一つ。キャスト皆、素晴らしいのですが、特にデイブを演じたティム・ロビンス。彼の繊細な演技は心にズシリと重く訴えかけてくる。 【ダージン】さん 8点(2004-09-02 03:57:48) |