138.《ネタバレ》 確かに意外性はあったが、これはミステリーの部類ではない。犯人探しより、3人のメインキャストたちと、彼らの妻の苦悩を見る映画である。とくに後者。ベーコンの妻はほとんど出てないからちょっと違うかもしれないけど、ショーン・ペンに密告し、それがもとで旦那を失くしてしまうティム・ロビンスのカミさんの心情を鑑みると、最後のパレードのシーンはグッとくるものがある。一回見て面白くないと思った人は、カミさんたちのほうに視線を向けてもう一度見てもらいたい。 【ダブルエイチ】さん 8点(2004-09-01 15:09:08) |
137.イーストウッドって人のことが大変に好きで、稀代の映画作家だなんて思っていたりもしたんですがね、こりゃあちっともおもしろくねえです。蓮実センセに騙されたのかしら。どうもキャラクターの掘り下げ方が甘い。しっかし、一箇所だけ衝撃的だったのは犯人が銃を持って必死の形相で迫ってくるシーンね、原作読んで犯人知っちゃあいたけども、これは背筋が凍るくらいの名シーンだと思ったね。例のブラジル映画を思い出しちゃったよ。 |
136.《ネタバレ》 子供の頃に受けた性的虐待は、その人の人生を一生奴隷にしちゃうんだな。 それにしても犯人は意外だったね。デイブ(ティムロビンス)ではなく 売春している子供二人だったとは・・・しかも殺人の理由が、銃で遊んでる ところを見られたので口封じの為とかしょうもない理由だったしwww ジミー(ショーンペン)の演技最高だった、親分肌役上手みたいだからアルパチーノ とかやらせれば絶品かもね。 でも 『I am Sam』のサムと同じ俳優さんだと 知って 今めっちゃ驚いてます ギャップ激し過ぎw^^; 【アキト】さん 6点(2004-08-31 16:15:17) |
135.小さな歪みが重なって、大きく歯車を狂わす・・・そんなこの作品の寡黙な登場人物たちに一言。 『話せば分かるや~ん!!』 誤解を受けるのが怖い臆病者には、100%ありえない展開ッと入り込めなかった私。もっと一気に見せてくれたら楽しめたかも?ゴメンね。 【小僧】さん 5点(2004-08-30 01:42:15) |
134.《ネタバレ》 ハリウッド映画らしくない抑さえた演出が、ボストンの空気感と共に生きていて引き込まれました。最近のハリウッドのお祭り的な制作方針を嘆いているクリントイーストウッドならではのものですね。しかし、謎解きを含めたラストの締めはゆるい。子供の頃の記憶が、あまりストーリーには関係ない感じで、犯人登場は伏線も意外性も活用していなかった。人間を描く推理ドラマの難易度の高いことを感じた。わたしはジミー犯人説を考えていたので騙されたといえば騙されたのですけど。 【チューン】さん 6点(2004-08-27 01:07:12) |
133.《ネタバレ》 期待したほどではなかったけれど、いろいろ含みもあって、なかなか見ごたえのある映画でした。見た後の気分は最悪ですが・・・。結末を知らずにこの手の映画がだいっ嫌いな奥さんに見せて思いっきり怒られてしまいました。 【かじちゃんパパ】さん 7点(2004-08-26 09:43:29) |
132.《ネタバレ》 DVDについてたケビン・ベーコンとティム・ロビンスの解説で言ってました。「観てる人によっていろんな考え方を与えるのが理想の映画だ」と。 確かにそういう意味ではこの映画は成功かもしれない。事実、実際に劇中で役を演じているケビン・ベーコンとティム・ロビンスの2人でさえ最後にショーン(=ケビン・ベーコン)がジミー(=ショーン・ペン)に銃を突きつけるジェスチャーをした意味の解釈は違っている。 その解説の中でも言ってたけど、そうあるためには映画は深くあいまいでないといけない。 でもこの映画はあいまいすぎやしないだろうか…。結局最初に少年デイブを連れ去ったおっさん2人は何者?いやヘンリーとか言われても。いやヴァンパイアとか言われても。いや狼男とか言われても。わかるかい。まあなにげに性的虐待でも受けたのかと解釈せざるを得なかった。 あと、そんなタイトルに持ってくるほど「ミスティック・リバー」は重要だったのだろうか?原作読まないとそのへんはわからないんだろうか。だとしたら映画としては終わっている。映画というツール一つで観客を納得させられないなら映画化する意味がない。 どうもこの映画はクリント・イーストウッドが頑張ってスティーブン・キングを真似たというような印象が頭から離れない。さもキング作のようなミステリー・サスペンスの匂いがプンプン。 だからだろうか。どうしてもこの映画は楽しめなかった。犯人探しみたいなストーリー展開だけならもっと面白い構想のある映画を知ってるし、映画のわりに現実味がありすぎて(←逆にそれが良かったって人もいるだろうが)特に感動も興奮もなかった。担当の刑事2人ともテープを最後まで聞き忘れてるとかマジ現実的すぎていやんなる。最後に技術的な面ですが、最初に出てきた少年時代のデイブ、ショーン、ジミー役をしてた子役ですが、演技ヘタすぎ。謎のおっさん2人におびえてるというよりあれでは「なんだよおっさん」って睨みつけてるようにしか見えない。豪華キャストに力を注ぎすぎ。 「観てる人に色んな考え方を…」ということですがオレの考えはこうです。 【TANTO】さん 3点(2004-08-21 04:03:15) |
131.この映画はキャスティングの勝利だね。3人の演技が実にいい。地味なんだけど、最後の最後まで緊迫して見れました。 【tantan】さん 6点(2004-08-18 15:20:22) |
130.《ネタバレ》 ストーリーとしてはんまぁ~悪くないと思うし、つい誰が犯人なんだっ!?とひきこまれていく映画だった。それに主人公3人の演技はナカナカ良かった!!が、映画全体のつくりとしては、僕はあまり好きではなかった。特に最後のパレードはなんだったんだ??ってかんじでした。 【もりまりも】さん 6点(2004-08-18 00:35:59) |
129.《ネタバレ》 見終えて戸惑った。深い作品なのかそうでもないのか。人間の実像を飾らず描こうとしたのか、エンタテインメント性のほうをメインとしているのか。後味の悪いストーリーだと片付けていいのか、あるいはそれこそを主張したかったのだと評価すべきなのか。どのようにも受け取れ、そういう意味で見る側を選ぶ作品だと思う。 父としてはあれほど強くなれたジミーも自らの罪には弱く、不幸を身にまとっているあいだは仮借なく正義を求めたショーンも人並みの幸福を手にした瞬間からただのサラリーマンポリスに成り下がる。妻たちも、善良だけれどクレバーとはいえず、子どもへの愛に自らをごまかし、その子どもからは愛の報いを得られないセレステ、天使の顔の下に悪魔も潜ませているアナベス……ここで訴えようとした「人間の真実」がこうした善悪・強弱入り混じったものだというのなら、不易の人間の姿というよりは、それこそすでに幾多の映画で描かれてきた、少々、「いまさら」の感があるアナクロなものに感じる。 ストーリー面では、かなり早い時点で犯人や結末が見えてき、サスペンスとして物足りない。あるいは、ほんとうは話せるのに話せないふりをしてきたという設定等は、いくらなんでもムリがある。 といったように、さまざまな意味で戸惑いを感じる作品で、イマイチしっくりこないものが残るのである。また、登場人物の誰一人に対しても共感することができなかったのも、そうした戸惑いの原因かも。ということで、前評判ほどではないと思え、6点也です。 【delft-Q】さん 6点(2004-08-18 00:24:43) |
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128.非常に後味が悪い。一つにはラストの詰めが甘いのだ。ミステリーとしても人生を考えさせる物語としても、ものすごくいい加減に、終わりにされたような印象がある。現実の不条理を描きたいのだとしても、ああいうラストでは納得しにくい。映像も音楽も、重厚すぎるほど重厚。ただ、ミステリーとしてはストーリーがイマイチなので、演出に騙されたような気がしてしまう。作り込んだ映像も素晴らしいカメラワークもあざとい演出に感じるし、なんというか、すべてがクドイという感じが強い。この題材でココまで作り込む必要はないんじゃないだろうか。これが現実だ、という諦観をしたいようにも思えないので、イーストウッドが何故この映画を作ろうと思ったのか、よく分からない。ショーン・ペンの演技が過剰で、これ見よがしで、うざったい。その分、大学出の、きちんと捜査を行う刑事などという珍しい役を振られたケビン・ベーコンの存在感が出ているし、ティム・ロビンスの演技の秀逸さが光る。三者のバランス、という意味では、これで良いのかもしれない。セレステとアナベスという二人の妻も、最初は似ていてだんだん対照的になり、最後はハッキリと明暗が分かれるというのが印象的だった。 |
127.その運命は車に乗る、乗らないよりも奥さんに左右されてたんじゃないかな。 【MjB】さん 7点(2004-08-13 13:05:37) |
126.3人を中心に回る展開や、「いったい誰が?」というスリルにはとても引き込まれたのですが、やはりラストが……。「父親ならやってしまう」と思いつつも、ちょっと浮かばれないのもまた事実です。寂しいな、という納得までは私は行きませんでした。 【まつもとしんや】さん 6点(2004-08-12 12:54:47) |
125.暴力が暴力を呼ぶ。「許されざる者」と共通した所が有りますね。ショーン・ペンの魅力がやっと大衆に認知された良い映画だと思います! |
124.静だけど、どこか動的な映画でした。ショーン・ペン、ティム・ロビンス、ケビン・ベーコンと3人がとてもよかったです。すごく悲しい映画でしたけど。。。 【海賊】さん 8点(2004-08-06 00:17:47) |
123.ん〜と、豪華キャスト映画によく見られる、個々の俳優ばかりが気になって映画の内容がぼやけてしまう、といった典型的な失敗作(オーシャンズ11とか、数えればきりがない…)になってしまうところを、シンプルに、多くを語らず自然な展開で、三人を違和感なく映画にとけ込ませたクリント・イーストウッドと、ティム・ロビンス、マーシャ・ゲイ・ハーデンの演技に7点。 【キャリオカ】さん 7点(2004-08-04 18:44:14) |
122.中途半端な部分が多すぎる気がする。ラストのパレードのシーン、あれは一体何。皆清々しい顔してるし。デイブって最初から最後までお粗末だな。 |
121.凄く深みのある映画。セリフがうまい。んであえて多くを語らない感じもよかった。監督の演出もいい雰囲気を作り出してる。地味に音楽が絶妙だなと感じました。いい映画。しびれますな 【ばかぽん】さん 8点(2004-08-04 00:52:06) |
120.映画化を知る前に、原作を読んでいました。素晴らしい作品で、とても印象深かった。映画はとても忠実ですね。原作の世界を壊さずに、きちんと筋を追っている。でも言い換えれば、映画にした意味は何? この程度の映像なら、私にだって想像出来る。「映画ならでは」という所がひとつもなく、オチを知っている人間には退屈な映画でした。ジミーをショーン・ペンが演じると聞いた時は、「合わない!」と思いましたが、思ったよりずっと良かったです。さすが演技派! シレストもデイブもハマり役。アナベス演じたローラ・リニーはミスキャスト。私にとっては意味の無い映画でした。 【ともとも】さん 5点(2004-08-03 19:29:15) (良:1票) |
119.《ネタバレ》 結構最後らへんまでまで、「やっぱデイブが!?いやっそんな事はないやろ・・彼氏?!はほんまに愛してたっぽい・・う~んやっぱデイブ。。ええっ彼氏の親父!??」と私の乏しい脳みそを刺激してくれた作品でした。実は彼氏弟が・・え!実は話せた!?う、うん(汗)まあいいやんいいオチ・・が!ラストのパレード周辺ありゃないだろ!!ペン嫁あんたなにいってんの?!パパは王様?支配者なのよてナンナノそれイイ嫁っぷり?デイブ嫁なに表現したいんですか?ショーンなんで上目BANGポーズ!?俺が車に乗ってれば。。ってそれよりデイブ川から出したれよッ!・・・・・何を伝えたいんだか・・ここまで演技派そろえといてそりゃねーだろクリントン。。 【マミゴスチン】さん 5点(2004-07-31 18:34:51) (良:1票)(笑:2票) |