2.俺は「不謹慎!」と言われようが、「戦争を知らないくせに!」と言われようが、戦争や軍事物に男のロマンを感じてしまうたちなので、もうこれでもか!といわんばかりの対決シーン、戦争シーンに酔いしれました。そして、予告編でおなじみの、船が超いっぱい出てくるところでは感極まって涙をこらえました。愛がテーマとは思えないほど戦争しており、予告では「史上最大の愛のための戦争」とか言われちゃって、そっちの方向を期待している人にはかわいそうなくらいです。「愛がテーマ」というのは、戦争のきっかけが絶世の美女に惚れてしまった、トロイのガキ王子パリスの略奪愛なだけで、それはとても稚拙で幼稚な印象を受けました。また、それ以外の愛も、戦争時の家族愛、恋愛などが頻繁に語られてはいましたが、どうもクドい割には薄っぺらかった。ただ唯一、王様の息子ヘクトルに対する愛の表現は素晴らしかった。オトゥールの演技力はさすがだ。ブラピは自分の色をかなり強く主張していました。男臭くて、かっこいい、「ブラピ」のアキレスでした。相当な肉体改造をしたそうだが、6ヶ月でここまで造るか?!と思わせるほど、二の腕などは極太でした。そのくせ腹はでてない。なんなんだ!ちくしょー!さらに驚いたのは、彼がもう40歳ということ・・・。ヘクトル役のエリック・バナはブラピ以上にかっこいい。彼のかっこよさは男も女も惚れるでしょう。彼は今後、益々人気になること間違いなし。この映画は、本当に久々のツボ!この手の壮大な話が好きな人は必見ですよ。もう、突込みどころはあるけども、モチーフがモチーフだけに全部許しちゃいます!余談ですが、アキレスの得意技として、敵の横に跳びつつソードを一突きするかっこいい技があるのですが、それがテコンドーの跳び突き(パンチ)にあまりにそっくり。アクションにテコンドー要素を入れた??(笑)