39.当方、現役大学生です。ちょうど親の世代がこの映画の舞台の主役になるのでしょうか。そんな現代っ子がこの映画を観た感想をひとつ、ふたつ。 なんせ自分にとって、この映画の舞台はテレビや映画でしか観たことのない世界ですから、「感情移入」という点では圧倒的に不利だと思います。だからと言ってまったく何の感慨もないかというと、そういうわけでもない。しかしリアルでもない。いたるところに違和感がありました。それは、序盤から中盤にかけてのテンポの悪さや、周りは笑っているけれども自分にはそれほどパシっとこない笑い、これみよがしに見せ付けられる「ほらこの時代は良かったでしょ?」というあざといメッセージ、はたまたその後の展開がバレバレな伏線など、おそらくこの映画がターゲットとしている層との感覚やセンスの違いからくるものだと思われます。そういう意味では、ターゲットの方々はきちんとハマれるような仕上がりなんでしょうか。 そして後半に泣かせどころがあるわけですが、これはまぁ気を許せば泣けるには泣ける。ただし、それは決して感慨深いものではなく、どんなモノでも食べればうんこと小便になるのと同じような、「こうされたらこうなるやろう」っていう必然的な泣きだったような気がします。生理的というか原理的というか。あとには残らない塩分の薄い涙が流れます。おまけに「さぁ小便しろ!うんこしろ!」と強いられてるようで、ちょっと素直にはなれませんでした。 勘違いしてもらいたくないのは、決して悪い映画ではない、ということです。ただし、観せたい人を選んでしまう(自分のような人種や外国人には不向き)という点を考慮して、この点数をつけさせていただきます。ちゃんとターゲットがはまれば、7点くらいあげてもいいかも。「涙を流させるという行為」をうまく商品化した典型例のようないい作品だと思いますよ。というわけで、6点。できれば予告編は観ずに劇場に足を運んでください。DVDが発売されて、この高すぎる平均点が落ち着くことを祈っています。 【追記】あの子役の彼はサンタクロースのことをどう思ってるんでしょうか。俺は小学校の5年生のときまで信じてたんですが。俳優やってると、いろいろ大変ですね。 【708】さん [映画館(吹替)] 6点(2006-01-02 05:23:11) (良:3票) |
38.ストーリーは原作と違っているけど映画のほうが良いと思う。吉岡秀隆の芝居じみた演技はこの映画に合ってない気がするけどその他は良い。堀北真希や三浦友和が特によかった。この頃はこれからきっといい時代が来ると皆が信じていたんだろう。「夢を持て」と子どもの頃によく言われたが、その意味がようやく分かった気がする。 【ぷりんぐるしゅ】さん [映画館(字幕)] 5点(2006-01-01 16:17:39) |
37.わかりやすい展開でもあるし、先が読めるような所もあるんだけど、ストーリー、役者にも不快感がなくて、子供がずるくて、邦画で初めて泣く寸前。一言、いい映画。見終わった後、あそこまで涙腺に働きかける内容だったかと考えると、音楽にやられたんだなぁと、何となく解釈。 【Andrej】さん [映画館(字幕)] 8点(2005-12-30 03:11:10) |
36.《ネタバレ》 六子のセーター越しに見えるキャミソールがどうみても当時のデザインではない・・・・って、そんなとこについつい目が行ってしまうような天邪鬼な私でも素直に感動できた。人間ってただ生きているだけでオモシロイ、昔も、今も、そしておそらくは明日も・・・ 【るね】さん [映画館(吹替)] 9点(2005-12-17 02:44:05) |
35.僕は昭和生まれではあるものの、正確な記憶があるのは平成からです。そんな僕が観て泣いてしまいました。はっきり言って展開は読めるし、いろんなエピソードのつなぎ合わせの印象もあります。でも泣けてしまうのです。この時代を経験したことのない僕が泣いたのだから、単なるノスタルジーではないと思います。たぶんこの時代には僕をひきつける魅力的な何かが、あったんだと思います 【千葉イッキ】さん [映画館(吹替)] 9点(2005-12-15 13:06:33) |
34.原作の西岸氏の漫画を学生の頃から好きで、愛着から、あえてあまり期待しないようにして映画を観た。最初は「フ~ン、やはりこんな感じの作りだろうね・・・」と冷静であったのだが中盤あたりから引き込まれてしまった。 この映画は確かに映画の舞台の時代に青年期、少年期を過ごした人間の懐古をあおるであろう部分が多々ある、CGもこれまでの邦画のなかでは抜きん出ている。しかしながら、この映画の特筆すべき点はそれ以上に、殺伐とした現実の中に埋没した日本人の精神性に触れる、泣きたくない人まで泣かせてしまう作品全体の完成度にあると私は思う。映画の好みはあるだろうが批評的な視点を捨てて、ただスクリーンを眺めさえすれば自然に楽しめる映画です。国内あちこちで公開期間も延長になったようです。 細かい注文はのみこみ、満点。 【じょ】さん [映画館(字幕)] 10点(2005-12-12 01:18:41) |
33.危険な映画だなと思って、観ようかどうしようか考えた。原作も知っているし、観たらきっと感動するだろうなっていうのも想像がついていたけれども、それがとても怖かったので。昭和30年代という昔というには中途半端な過去を、ほぼ完璧に再現した映像は、懐かしさ攻撃がびんびんくるだろうし、今が満たされていない分だけ、「昔はよかった」に襲われるだろうと。それでも、結局、70代の母に見せるつもりで映画館に行きました。CGは完璧だったし、心温まる話もとても良かったけれども、まるでどこかの博物館のように、造られた昭和を演じているだけで、リアルではなかった。 【mogu】さん [映画館(字幕)] 7点(2005-12-11 21:38:29) |
32.いつから日本人は「わかって」しまったんだろう。今の世の中は全てを厭世的にみていることが多すぎる。会話の中にも未来がないなんて、まるで歳をとった老人のようだ。東京タワーを建設中の日本には何もなくて全てあった。みんなが若くて社会も単純で勘ぐることなんてしない。だって必要ないから。全てが初めてで、何かに触れるたびに新鮮で。満たされている僕らの方が満たされていない。映画はこれでもかの感動へまっしぐら、定石のオンパレード。まるで演歌の歌詞みたい。不自然なまでの単純な筋書きも何もないむかしは感動できた。何ごとも素直さがないと楽しめない。「わかって」いないから楽しめる。「月光仮面が登場したときは映画館の人がみんな歓声を上げて拍手をしたんだよ」なんて僕の親父が言っていた。世の中を「わかって」見切るのもいいけれど、これ見よがしの感動に流されるのもいいんじゃない? ノスタルジックな気分なんて厭世的に生きていたら味わえないんだから。 【ひろすけ】さん [映画館(字幕)] 6点(2005-12-11 15:49:16) |
31.多くの美談エピソードをこれでもかと詰め込んだわりには、胸焼けさせずにスッキリとまとめた構成はとても巧い。 「美談100%の毛糸」で編みこまれた手編みセーターの肌触りで、奥行きのある街の刺繍もレトロな風合いをぐっと引き立たせた、一見誰もが手にとって着てみたくなるような暖色系ノスタルジーの一品だ。 しかし、着てみて分かる違和感もいくつかはあった。 全体的にセリフが多くてテンポは良いんだけど、そのぶん人物が浮き足立っているように見えて、ちりばめられた感動がそれほど深く感じられなかった。 クリスマスプレゼントのシーンでも、その喜びをセリフで説明してしまっていたが、子供などがホントに嬉しいようなときには、言葉にならずにただただ大喜びする方が自然だろうし、そのほうがより伝わるんじゃないかと思う。 ラストの少年の選択も心情的には分かるが、ながい目で見れば最良の選択とは言いにくいし、展開も紋切り型で雑だった。 もっとしたたかに生きる、良い意味の賢さを押し出しても良かったんじゃないかと思った。 それぞれのエピソードは涙腺のツボをキッチリと捉えているだけに、あとひと押し足りないのが残念だった。 セリフと演出がもう少し練れていれば傑作になっていたんじゃないかと思ったりしたが、この冬を乗り切れるくらいの暖かさはあるし、美談が心に届けばもはや号泣は避けられないくらいのピュアな燃料はしっかりと詰まっていた。 【Beretta】さん [映画館(字幕)] 6点(2005-12-09 02:20:34) |
30.いわゆる「悲しいお話」ではないのに、こんなに涙が溢れ出るとは・・・。客席にはまさに老若男女の観客がいて、小さな子が声を上げて笑ったり、ご年配の方の嗚咽にも近いような泣き声が聞こえたりして、本来映画を鑑賞する理想的な環境とは言えなかったのですが、それすらも心地よいと思えるような温かな一体感に包まれていました。細かいツッコミどころなんてどうでもいいと思えるほど、楽しくて幸せな気持ちになりました。ベタなストーリーだけれど、斜に構えていないド真ん中な感じが、この映画の良さだと思います。CGもスゴイです。自分が、こういう作品を素直に良いと思えたことにちょっと安心しました。また多くの方がこの作品を高く評価しているのを耳にし「日本もまだまだ大丈夫!」と思い嬉しくなりました。 【こまち】さん [映画館(字幕)] 10点(2005-12-08 09:20:22) (良:1票) |
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29.《ネタバレ》 映画館で観た予告編の、昭和30年代の町並みの後ろに写り込む建築中の東京タワー。その映像が何故か強く心に残り、原作が床屋でよく読む「三丁目~」なんて事も知らずに、世代だって一回り以上違うのに、”あ、この映画良さそう。観たいな~”と。この直感、大当たり。キャストも内容も映像も、本当にすばらしい映画でした。ハチャメチャな鈴木オートやダメダメの小説家にクスリとさせられてるうちに、いつの間にか夕日町三丁目の暖かい空気に包まれ、気が付かないうちに心がいい具合にときほぐされてゆく快感。そこに飛び込んでくる淳之介君のまっすぐな瞳に一気に涙腺がゆるんじゃいました。その後はもう何をされてもなすがまま。泣かされ、涙ぐみながら笑わされ、また泣かされる。ヒロミだって、この世界だったらこの後必ず幸せになれるって確信できるから心残りも無く観終る事ができました。帰り道、幸せな気持ちにさせてもらいました、ありがとう。間違い無く、今年一番の映画です。 【光路郎】さん [映画館(字幕)] 10点(2005-12-06 22:58:33) (良:1票) |
28.おもしろかったよー! 力道山ってどんな人かよくわからないけど、氷を入れて冷やす冷蔵庫なんて見たことないけど、湯たんぽって使ったことないけど、手で回すプロペラ飛行機で遊んだことなんてないけど、タイヤが3つの車なんて乗ったことも見たこともないけど、昭和っていい!って思った。 戦後の昭和を描いてます。 昭和33年。 子役がいいんだよね、子役が。 めっちゃうまいんだよね。 めんこいんだよね。 全体的にキャストにはずれがありませんでした。 最高よ、みなさん。 堤さん演じる亭主関白・頑固親父が光ってた。 いい役者だな~ クックってめっちゃ笑いこらえて苦しい~!と思いきや、いきなりジワーって泣けてきたり、顔面が忙しかったっす。 なんかいいですよね、古き良き昭和の時代。 テレビゲームなんてないからみんな子供は外で走り回ってすくすく育って。 人とのつながりが強くてあったかい。 かなり和のテイストがムンムン感じられる映画なのに、タイトルがALWAYSって英語のところのコントラストが面白いって見終わってから思いました。 【未歩】さん [映画館(字幕)] 9点(2005-12-05 22:31:32) (良:2票) |
27.《ネタバレ》 昭和33年の数年後に生まれた私。映画好きになったのは、幼少期から父によく映画に連れていってもらたから。今回、父の誕生日のプレゼントとして、大人になって初めて両親と3人で映画館に足を運びました。70歳をとうに越えた両親と見るならと、それだけで選んだこの作品。原作も読んでいないし、こちらでの高得点も、きっと単純な人情話しだからかな・・なんて思っていました。けれど、「泣けるらしいよ!」と母にもハンカチを用意させたのに、先にハンカチが必要になったのは私の方でした。特に押し付ける訳でもなく淡々と、当時いかにも起りそうな出来事を少しだけオーバーに話しが進んでいると言う風なのに、私は六ちゃんと社長のケンカあたりから、もうすでに泣いていました(笑)。最初、なんてヤなヤツなんだと思っていた茶川のそっけない優しさには、ひろみの後に気付かされた私だけど、子供だけで、高円寺(何ともちょうどいい遠さ加減!)に行くくだりなど、自分の冒険の思い出と、母としての心配な思いの双方からのダブルパンチ。結局観終わったら、最近一番泣けた映画、“消しゴム”以上に泣いていました。そして余談ばかりですが、実は若い頃、都電の運転手をしていた父が、都電の登場に身を乗り出した時、ああ、親孝行が出来た~と思ったのでした。本当にいい映画でした。 【らふらんす】さん [映画館(字幕)] 10点(2005-12-04 23:08:54) (良:3票) |
26.もともと原作が好きだったのである程度期待して観にいったが、これほどまでに素晴らしい作品に仕上がっているとは、全くの予想外だった。観てから2週間近くたっているがまだ感動は続いている。人が死ぬわけでも、戦場でもない。取り立てて大きな出来事でもない。ごく普通の日常を描いているのにどのシーンも感動の連続。数えてはいないが、何回涙したことか。満員の劇場なのにエンドロールが始まってから終わるまで誰一人として席を立つ人がいなかった。立てなかったのだ。「感動をありがとう」。これから何度足を運ぶことになるのだろうか。文句なしの10点。 【michelle】さん [映画館(字幕)] 10点(2005-12-03 01:57:40) |
25.道が舗装されていなくて雑草がにょきっとしている雰囲気がたまりませんね。雨が降れば独特の土の香りで満たされるんだろうなぁ。昔が全部良かったわけではないです。完璧な時代なんてないですし、それぞれが色んな問題を抱えている。でももしこれから50年後、今の時代を舞台にした映画ができたら果たして50年後の観客は涙を流して観てくれるだろうか。そんなことを想うと何かやろうかなって気になりますね。50年後の夕日も綺麗でいてくれるんだから。 【ちーた】さん [映画館(字幕)] 9点(2005-12-01 20:25:41) |
24.最近の日本の映画って良くなったよなぁ、と思う事が多くなりましたが、この映画もそう思わせる一本です。のめりこんで見終わってぐったりとするというタイプというよりは、どちらかと言うと淡々とエピソードがつながっていって、ほのぼのとしながら映画館をあとにする、という感じでした。 今80前後の人たちがあんなに輝いていて、50代のおじさんやおばさんが小学生。憧れが一杯ある時代だったんだな。今は、テレビはカラーで薄型、お湯は蛇口をひねれば出てくるのが当たり前、っていう時代だけれど、今のお父さんお母さんが憧れる三種の神器って何なんだろう?今までなかったものが今度手に入る、という憧れはなくって、今まであったものが改良された、という程度のことがほとんどなんじゃないだろうか?見終わった後でそんなことを考えさせられました。 明らかに「受け」を狙った場面もあったりしますが、それを差し引いても、単なる「懐かしの昭和ノスタルジア」を超えたいい映画だと思います。 【あべののぼるぼ】さん [映画館(字幕)] 9点(2005-12-01 16:05:51) (良:2票) |
23.平均点が高いので、見に行ってみました。時代背景は50年前。よってこの映画を心底懐かしいと感じる世代は50代以上でしょう。ココの登録者中ではマイナー世代と認識します。懐かしさで高得点をつける人間は少ないと思われる。この平均点の高さは一体・・・(そもそも昭和の懐かしさを感じたいなら台場一丁目商店街で充分)。まず内容が薄い。どこにでも転がっているようなありきたりなストーリー。上京少女と捨て子少年の苦悩の描写も弱い。で、今となってはたいして珍しくも無いCG技術。青森の女の子が切符を雇い主に返す時、平然としている少年はいつからサンタは親だと認識したのか?(あの切符はサンタのプレゼントなのでは・・・。)そもそもこの時代から日本は3Cから新3Cへと物欲主義に邁進するわけですよ。で、「物の豊かさ「より「心の豊かさ」なんてのは、今から30年以上も前の、70年の富士ゼロックスのCM「モーレツからビューティフルへ」から言われ続けている事。今更そんな事映画で語る必要もないでしょう。わたしはてっきり鈴木オートが町工場からHONDAみたいに大手自動車会社になって、青森の女の子は名実共に社長秘書にでもなるのかと思いましたよ。で、吉岡は芥川賞とって有名作家になって、小雪は有名女優になって・・・。そういう私の知らない高度成長のエネルギーを感じたかった。そして「失われた10年」と言われた時代から、これからの新たな時代のエンジン再スタートの糧にでもなればいいと。映画は夢や希望を与えるもの。「昔は良かった」だけの懐古主義の映画には正直感動致しません。 |
22.《ネタバレ》 薬師丸ひろ子が出ている映画を初めて観たけど、ハマリ役でとてもよかった。昭和のセットがすごく良くできていた。昭和の時代はよく知らないけど、本当にこんな感じだったんだろうなぁ…と思った。今じゃ「あたりまえ」となっていることが昔はすごい喜びを与えてくれた。時代によって変わっていくことは良い事なのか悪いことなのか考えさせられました。感動を誘っているシーンはいくつかあるけど、特にお金がなくなって帰れなくなって「困ったときはここを開けなさい」と母に言われた服の袖の所を何気なく開けたらお金が・・・。やられました。もうボロボロでした。愛情がたくさんつまった映画でした。 【Syuhei】さん [映画館(字幕)] 9点(2005-11-25 23:34:24) |
21.《ネタバレ》 銀玉鉄砲の駄菓子屋、湯たんぽ、ポンプ式の井戸、ガラス障子の軒先、ゴム仕掛けのプロペラ飛行機。私の生まれた時代には当然集団就職なんか無く、この映画に登場するものの最後の断片が残っているだけだったけど、同世代の人々にを感動させるだけのディティールの凝り方だけでもかなり印象深い。ご近所付き合いに象徴される人と人との繋がりが強く、幸せに至る過程こそが幸せなんだということも気付かずに、便利で豊かになっていく生活を日々喜んでいた時代。私もチューブの中を車が飛んでいる21世紀を思い描いていたっけ。‥‥‥私もそれなりに毎日一生懸命働いてるつもりだけど、豊かな現代の飽和しきった閉塞感を思えば、この映画の中の人々の方がよほど楽しく生きているように見えてしまう。若輩で豊かな時代しか知らない自分だし、贅沢を必ずしも悪いことだとは思わないけど、本当に大切だったのは、モノの豊かさの裏にある「ゆとり」という心の持ち方だったんじゃないか。「心のゆとり」を超えた贅沢は、単なる浪費になってしまう。心に平安をもたらさず、更なる浪費を求めるものなのに。‥‥‥堤真一、吉岡秀隆をはじめ、この映画のキャスティングは満点だ。お涙頂戴な筋書きも、要所に笑いを盛り込んでホノボノとした物語に仕上げてあるのが、素直にとてもいいなと思えた。完璧なハッピーエンドを期待する私は歌い子のヒロミが戻ってきてくれることを期待したけど、いいじゃないか、みんなプラスの方向へ力強く歩んで行く様な、そんなエンディングだった。 【six-coin】さん [映画館(字幕)] 8点(2005-11-25 13:03:18) (良:1票) |
20.昭和30年代 今ほど物が豊かでなかったが、今よりも多くの希望があった時代、そんな時代を自分は知らないが、懐かしく思える映画でした、原作は映画には不向きな物だとは思いますが?大変巧くまとめてあり自分的には好きな映画です!よくある手法ですが時間の移り変わりを東京タワーで表現するのもこの映画には巧くはまっていて良かったですね。 【月読】さん [映画館(字幕)] 8点(2005-11-24 22:18:48) |