33.《ネタバレ》 ストーリーは悪くない。少し辛口にならせてもらうと、タイトル負けしている感あり。「初期段階での小さな違いが、後々の大きな違いにつながる」事をタイトル上にも表現したかったんでしょうけどね。過去を振り返って、「あの時にああしていれば、現在はもっと違ったものになっていたでしょーに」という誰しもが持つ想いは、カオス理論とはまた違うのではなかろーか。このタイトルを使うなら、もう少し緻密な、マニアックな作品にして欲しかった。過去の修正部分が現在という結果にいたるまでの過程を、もう少し細かく描いてこそタイトルが生きてくるのに、ただばんばかフラッシュさせて、エヴァンにどーっと鼻血を出させるのはいかがなものか。これだと従来のタイムスリップ物とそう変わらない。脳の構造とやらもとりあえず辻褄あわせにくっつけてみました、感がぬぐえなかった。これらの中途半端な科学のうんちくが無ければ、SFが絡んだラブストーリーとしては結構出来がよかったと思う。ラストはちょっぴり、ホロリといたしました。 【ろこもこ・らいす】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-11-04 01:39:42) (良:1票) |
32.《ネタバレ》 あの時こうしていれば、違う決断をしていれば・・・と後になって後悔することは誰にでもありますよね。過去を書き換える能力を持ったエヴァント、それでも彼の思い通りには行きませんでした。アンドレアとは違う人生を歩むしかない、彼女との愛を諦めるという私欲を無くした事で全てが丸く収まる。なんとも皮肉な物語です。しかし神がいるとするならば、彼にこんな過酷な運命を与えたのはなぜなんだろうと考えてしまいますね。「いま、会いに行きます」でもそうでしたが、このような超常的な現象を起こしてまで揺さぶられる人の運命の意味とは・・・。色々と想像をめぐらせられる物語でした。 【ロイ・ニアリー】さん [DVD(吹替)] 7点(2005-11-02 16:54:36) |
31.自分では今年に上映された映画のなかで一番ですな! 【ビリー・ジョー】さん [DVD(字幕)] 9点(2005-10-31 22:12:28) |
30.印象に残る切ないラストシーン。泣いてしまった…。 【バイオレット】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-10-31 00:39:01) |
29.《ネタバレ》 自分自身にとって今年のベスト1である。SFながら恋愛映画であり、残酷ながら美しく、青春ドラマでありながら哲学的でもあり、ラストシーンもお見事(あれがハッピーエンドだと思う)。だれが良くてだれが悪いのかわからない、まさに人生そのものがそうであるんだろうし、得るものがあれば失うものがある、すべてが得られることはないということを自覚させられる。大事なものを守るためには、捨てなければいけないものがあるということを主人公は様々なストーリーを乗り越えて悟ったのだろう。しかし、突拍子もない話をここまで仕上げるとは、実によくできた映画でした。 【ぼぎー】さん [DVD(字幕)] 9点(2005-10-30 23:12:54) |
28.《ネタバレ》 『世にも奇妙な物語』の拡大版みたいな不思議なお話だが、いろいろな伏線が美しいまでにきれいに回収されていく様はカタルシス。一回も眠くならなかった。藤子・F・不二雄テイストが満載で、私はとても好きだった(『未来の思い出』という話によく似ていた)。過去を変えて誰かを救うと、誰かがひどい目に遭ってしまうというのも面白い。これを観ていて、「人間って自分だけじゃなくて他の人も救いたいと思うのが自然なんだな」と素直に感じられた。それにしても、あんなに簡単に日記読むだけで過去が変えられるなら、明日からでも日記つけたい。あと、アシュトン・カッチャーかっこいい。あんまり特徴無いけど、シンプルな機能美って感じ。 【おしりはばとび】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-10-30 00:15:57) |
27.《ネタバレ》 全然ノーマークの映画だったんですが、東京ウォーカーのWEBサイトで結構評判だったので見てみたら結構当たりだった。 バタフライ・エフェクトとは「ある場所で蝶が羽ばたくと地球の反対で竜巻が起こる」というカオス理論の一つの効果で、 要は一つの結果には様々な大小の要因があるんだよということ。 劇中はそれをタイムパラドックスにテーマをおいてます。 まぁ、簡単に言うとバック・トゥ・ザ・ヒューチャーみたいなタイムマシンもんですな。 面白いのは主人公が過去に記憶を無くしていた箇所を相違点として、 子供の頃付けていた日記をつかいその場所に飛べるってちょっと変ったシナリオ。 まぁこの手にあるように矛盾はいくつかあるものの、ドラマ性が結構高くて面白かった。 結局因果応報といいますかアッチを立てたらこっちを立たずとてんやわんやな物語です。 主演のオナノコが若くてピチピチなのに結構いい演技しまくりです。 関係ないですけど、俺が過去を変えられる力を持っていたらアソコをああしてこうして。 アッチをこうしてって多分世の中は大変なことになってることでしょう。 【ひで太郎】さん [映画館(字幕)] 8点(2005-10-29 14:42:51) |
26.《ネタバレ》 かなり面白かったです。バックトゥザフューチャー系のストーリーなのですが私は、こっちの方が断然好きです。少年時代エヴァン(7歳)の、ミラー家地下室での豹変ぶりが迫力があって良かったです。主演のアシュトン・カッチャーはかなり格好良かったんですが、病院でのサルの様な走り方はちょっと精神病患者を馬鹿にしすぎてるんではないかと思ってしまいました。 【プロシュート】さん [DVD(字幕)] 9点(2005-10-27 05:14:06) |
25.序盤はとにかく物語に引き込まれること間違いなしだと思います。なにせ、良い所で「つづく・・・」の連発ですから、気になって気になって。中盤以降は、正直エヴァンくんに「もっと考えて行動しようよ・・・」と言いたくなってしいましたが「じゃあおまえ、どう進めれば良いんだ?」と聞かれれば正直わかりません(汗) コレだけは言えますが、わたしが考えてるように行動したら、つまらなくなる事だけは確実だと。やっぱり、この物語は良く考えられた物語だと思います。エヴァンくんが選んだ結末も、ホッとする反面、何か無性に切なくて・・・。DVDだと他に2つの別バージョンエンディングが観れますが、わたしはこの公開バージョンが一番胸に来るものがありベストのエンディングだと思います。と言いつつハッピーエンドバージョンも捨てがたいかな(汗) 【カズゥー柔術】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-10-24 13:07:24) |
24.《ネタバレ》 誰しも「あの時の過去を変えたい」と思う事があるが、いざ過去を変えてしまうと、それに伴ない未来も変わる。そしてその未来も必ずしも自分が望んでいる形にはなってくれないという展開が終始興味深かった。さすがに脚本を6年も練りこんだだけあって良く出来ている。最初の画面が、結果4度目の過去のやり直しの部分につながり、切ない展開ではあったが「運命」と位置付ければ仕方ないと思えるハッピーエンドで良かった。ただ、主人公の恋愛の部分にもっと比重を置いて見せれば、更に切なくなり映画に重みが出来たと思う。不思議な魅力に包まれた作品である事に変わりはなく「映画はシナリオが命」という言葉が思い起こされた。 |
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23.《ネタバレ》 惜しいー!超大傑作に成り損ねた、佳作中の傑作。 開始30分と終わり5分は完璧に等しい出来。彼女を救うために主人公は特殊な能力で過去を変え、良き未来を誘発しようと奔走する。やや場当たりな展開はあるが、一番納得できないのは彼女が死んだ時の主人公の態度。物語上彼女への愛が主人公のモチベーションとなっているのだが、彼女の死にあまりにもそっけないのだ。まあチャラ男風情のアシュトン・カッチャーがやっているせいもあるのか。ただラストシーンには鳥肌モノ。哀しさと切なさにむせび泣け(涙)。 【カイル・枕クラン】さん [映画館(字幕)] 8点(2005-09-20 00:49:58) (良:1票) |
22.カオス理論っていうの? タイムパラドクス? よくわからないけれどそれは実生活でもイメージがわきますよね。「あのときこうやっておけば」とか「あの人に会っていれば(会わなければ)」とか・・・ふう。ま、そんな感じです(意味不明)。バタフライ効果といっても『オールドボーイ』じゃないですよ。どちらかというとシリアスな感じの 『バック・トゥ・ザ・フィーチャー』かな。一瞬だけ過去に戻れて「そのとき」をリロードすることができるから。でもこの手の映画ではつきものですが「こちらに立てばあちらに立てない」。必ずうまくいかないものです。友人が凶暴になっていたり、誰かが死にそうになっていたり。もう本当に疲れます。トラウマ要素が連発なんだもの。そしてラストは・・・。WIN WIN WINってほんとなのかな? 何かが誰かが犠牲になる。それは誰も気付かないところでかもしれない。悲劇は自分だけ知っている。とても悲しいね。そしてエンドロールにかかっていた曲はオアシスだった。そこでまた泣きそうになりました。いい映画でしたね。ちょっと重いけれど。 【ひろすけ】さん [映画館(字幕)] 8点(2005-07-06 21:17:42) (良:1票) |
21.《ネタバレ》 個人的には「ソウ」以来の掘り出し物だった。「バック・トゥ・ザ・フューチャー」と本質は似ているが、こちらは変えられる過去が限定されており、それらを綺麗に消化していくところが脚本の上手さだろう。さらに変えた未来は良くなる一方で悪くなる点も出てくるというところが素晴らしい。各世代の役者がそれぞれ似ているのも好感が持てる。ちなみに刑務所のシーンで「青い鳥」を思い出してしまったり、エリック・ストルツが「パルプ・フィクション」そっくりの風貌で出てきたのはおかしかった。それだけにてっきり主人公が不幸になる下りで話が終わるのかとおもっていたが、比較的希望を残したラストになったのは嫌う人は嫌うだろう(あのあとケイリーと付き合うとも考えられる)。話としては非常にまとまりがある終わり方なのだが、物語の本質があれなのだからラストもあのままブラックな終わり方でよかったと思う(この点は「ファイナル・デスティネーション」の2種類のエンディングの関係に似ている)。その点、ディレクターズ・カット版はもっとメッセージ性の濃いブラックなラストになっていて個人的にはずっと好きだ。ラストが気になった人は必見だろう(劇場版では未消化だったメモ書きの伏線も上手く消化される)。そういうことで劇場版はマイナス1。 【マイカルシネマ】さん [映画館(字幕)] 8点(2005-06-22 22:58:15) |
20.二回観に行きました!映画を月に4,5本しか観れない私にとっては、貴重な時間だったのですが、他の作品を観るより、どうしてももう一度観たいと思ったので・・・ お気に入り&おすすめの1本になりました。 【プリシラ3103号】さん [映画館(字幕)] 9点(2005-06-17 01:23:06) |
19.《ネタバレ》 ふと私は日記を書くのが嫌いな事を思いだした。懐かしい思い出が残り、気持ちが整理され今後に活かせる点も多いだろう。しかし残すより、忘れたいことも多い。これは私の弱さでもある。そういえばエヴァンは辛い過去を忘れたかったのではないのか。彼は「君を迎えに行く」気持ちさえも過ぎ去った思い出にしていた。しかし日記を読むことで欠けている記憶を取り戻したくなった。それは「現実のようだった」不思議な体験がきっかけだが、日記というのは、過去に生きるようにさせてしまうのではないか。結果ケイリーの忘れたかった過去を蘇らせ死に追いやってしまう。幼いころ、ケイリーは置き去りにされたような暗い眼でエヴァンを見送った。傷つくことを恐れ彼女もここでエヴァン(過去)を捨てたのかもしれない。エヴァンは「君を迎えにいく」のメモ書きを同じ暗い眼でケイリーのお墓に捨てている。彼女が捨てた思い出を、まだ自分は大切に持っていた過ちに気づいて捨てたかのような哀しい場面だった。しかし後悔は消えず、過去を変えてしまう。ケイリーへの想いを幼い頃のように純粋に持てたものの、消したはずの「怨嫌」の感情が誤算を発生させてしまう。またやり直しても友達の「怨根」が悲劇を招く。その原因の欠けた記憶、それをエヴァンはとうとう思い出してしまうのだ。誰もが持っているはずの過去というものは、いくら後悔してもそれ自体を変えることは出来ない。それがまず怖ろしい。そして過去というのは非常に捨てるのが難しい。忘れたくても刻んでしまうのだ。誰かを怨んでいないだろうか、後悔していないだろうか、辛かった心のキズはいまだ傷んでいないだろうか。それが今の自分を滅ぼすことになりかねないかもしれない。過去ときちんと向き合うことは大切だ。しかし決して変える事のできないそれに囚われすぎるとどうなるのか、この映画の怖さはとてもリアルなものだった。冒頭の脳のCT映像に重なる蝶の羽ばたきは記憶ではないだろうか。記憶の書き換えでボロボロに血を流すエヴァンは惨めだった。希望を持ちたくても、日頃心の奥底に隠してあるはずの過去を浮上させては、現状にやりきれない思いを抱えてしまうのは実際情けない。「過去を変えたい」エヴァンの有りようは、そんな人の弱さを実直に肯定しているような気がした。エヴァンは日記を捨てた。その心の傷みはこちらに十分に伝わってきた。とても良い映画だった。 【ひいらぎ】さん [映画館(字幕)] 9点(2005-06-11 01:23:49) (良:1票) |
18.フラッシュ・バック多用された本作。アシュトン・カッチャーの髭面は男から見ても十分セクシーでした。あるようでなかった斬新な感じがちゃんと板についていて、緊張感をキチント持続できる内容でした。 |
17.知人に強く勧められ、“主人公は過去を変える能力がある”という前知識だけで鑑賞。 いざ始まるとその能力はなかなか描かれず、時に記憶が欠落し不安にかられる幼年期の主人公が描かれます。これが安易に恐怖を高めるためだけのものでなく、話が進めばきちんとした理由があることがわかり、この映画の凄さを痛感します。PG-12ということで残酷なシーンも多々あり、かつ上質なスリラーでありながら、ジャンルワケするならラブストーリー。 “過去を変えられれば”と以前は思いましたが、この映画を観た後は現在を肯定出来るようになった気がします。終劇間近からエンドロールで流れるoasisの“あの曲”は、まさにこの映画の為にあったかのよう。声にださず口ずさみながら涙を流しました。観終わった後はぐったり。 【巷説犬福物語】さん [映画館(字幕)] 9点(2005-06-10 00:09:16) (良:1票) |
16.終始ドキドキしてました。自分だったらどうするのか、色々考えさせられました。 観終わった後の疲労感は半端じゃなかったけど・・・。 【諸葛桂】さん [映画館(字幕)] 7点(2005-06-07 14:13:48) |
15.点数下げてしまってすみません。 多少の矛盾も含めて、とても良く出来た脚本で映画だとは思います。 はまった人は後でそこらへんをいろいろ考えるのも楽しいはず。 ラストの切なさにも涙しました。 ただ、私へタレな女性なもので、私の苦手な種類の残酷でショッキングな場面や展開が 多くて、緊張の連続というより見たくない場面の連続であまり楽しめませんでした… 思い出したくないですが、思い出すとしばらく凹みそうですよ。 そうでない方にはかなり楽しめる作品だと思いますので、あくまでこういう意見もあるということでお許しを。 後、アシュトン・カッチャーはハンサムだとは思うものの、個人的に全くカッコイイとは思えなかったので☆ひとつ減(笑) 【ゆきうさぎ】さん [映画館(字幕)] 3点(2005-06-02 00:20:34) |
14.《ネタバレ》 脚本がよくできている映画でした。途中、後味の悪いエンディングを覚悟しましたが、まーなんとかなってほっとしました。 【よしふみ】さん [映画館(字幕)] 8点(2005-06-01 19:34:25) |