273.《ネタバレ》 映画を愛する人としての良心が試される映画。あざとさでなく、お涙頂戴でなく、自分を育てた人、街、時代に愛情と感謝の気持ちを持てる人がいったいどれだけいるだろう。映像としてエピソードを語る手法の巧みさにかけては、この時代、この人の右に出る者はほとんどいない。たとえば広場の建物の壁に映し出される映画。たとえば切り取られ、フィルム缶に封印されるキスシーン。少年トートはこの街で映画を愛することを学び、映画の作り手となることを選ぶ。遠い街、遠い日々、決して続きの語られることのない未完の恋、少年を取り巻く暖かい人々の笑い声、すべての思い出がアルフレードの残したフィルム缶の中から甦って来るラストシーンは、私がこれまで観て来た映画の中で唯一、声を出して号泣することを止められなかった瞬間である。この映画を観る時、人はトートと少年時代を共に歩く。この世に映画があることを喜び、笑い、そして泣く。映画を愛する全ての人々のために、誰よりも映画を愛する作り手から贈られた、これは大いなる贈り物である。 【anemone】さん 10点(2003-11-30 22:35:01) (良:1票) |
272.ユーヒーさんが言っているように、主人公のトトが一瞬にして老ける瞬間は、頭をハンマーで叩き割られたような衝撃を受ける、 短い人生は時間の浪費によってさらに短くなる、 気づいたらもう自分の死ぬ番! 死ぬ前に何かを残したい、あのテープのように。 【花守湖】さん 8点(2003-11-27 20:15:03) |
271.見た後、率直に面白かったぁ・・って言える作品。でも人には薦めたくはありません。小学校の低学年まで、家から徒歩5分の所に映画館がありました。そこで、友達数人とガメラの第1作目を、最前列で騒ぎながら観た覚えがあります。ニュー・シネマ・パラダイスに対する想いには、この物凄く個人的な思い出が基になっています。だから、人には薦めたくないのだと思います。 【koo】さん 8点(2003-11-27 15:57:40) |
270.映画が好きな人は、みんな好きなんじゃないだろうか?映画が与えてくれる歓び。それ以上に素晴らしい、人生の歓び。 一人の映画好きの少年が成長し、恋をし、恋を失い、夢を抱き、夢を実現する。映画に彩られた青春が、やがてその彩りを生み出す存在となり、彼の人生そのものが彩りに優る輝きを放つ。 うまく言い表せないけれど、私はこの映画がとにもかくにも好きだ。 【よしの】さん 10点(2003-11-22 14:53:33) (良:1票) |
269.この映画が好きな人多いですよね。 殆どがとても映画が好きで詳しい人なんじゃないでしょうか? 私も友人にビデオを借りて2回も見ましたが、映画としては好きなんですが、感動まではしませんでした。もちろん泣きもしません。 う~ん、理解したいとは思うのですが、私の力では無理みたいです。 友人は、最後のフィルムを見るときに、いくつの映画を知ってるかが関係してるのでは?と言っていました。4分の1くらいだったと思います。 【♯34】さん 6点(2003-11-20 15:09:19) |
268.みんなで映画を観て一緒に騒ぐことって、今の日本の映画館じゃありえないですよね。それが日常的に行われていた時代ってうらやましい感じがします。音楽も素晴らしいですね。 【オオカミ】さん 8点(2003-11-19 06:26:05) |
【STYX21】さん 10点(2003-11-13 21:16:16) |
266.始めのほうとかあんまりひかれないままたらたら観てた覚えがあります。でも、ちゃんと観ればよかったと思わされました。月並みですが、最後のキスシーンをつなげた映像と音楽にやられてしまいました・・。 【カズレー】さん 9点(2003-11-12 22:38:27) |
265.誰がなんと云おうと名作です。でも私はどうしても嫌悪感をいだいてしまいます。 |
【まるばな】さん 9点(2003-11-09 12:32:14) |
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263.兵士はなぜ99日待ちつづけて100日目に現れなかったか?それは100日目には王女様が現れてしまうことが約束されていたからではないでしょうか。99日目までに王女が現れることへの期待と待つことによって募っていく憧れそのものが彼にとっての恋愛だったと僕は思います。可能性としての恋愛。憧れ。叶わない、手の届かないことの中に可能性としての恋愛がある。それは、挫折を恐れるナイーブな感性をもつアルフレドの人生観そのものじゃないかな。あの兵士はアルフレドそのものでしょう。逸話の中の王女とスクリーンの中の女優たち。アルフレドの憧れとトトの挫折。この映画の忘れられないラストシーンもそう考えるとよりいっそう印象深いものになるんじゃないかな。 【onomichi】さん 10点(2003-11-06 18:47:41) (良:1票) |
262.感動作品と聞いていだだけに最後のキスシーンを編集したのを見てるときに一緒に泣いた、思い出せるのはそこぐらい。なんて言うか途中つまんなくなって2,3回見るのやめたんだよね。でも借りた物だし見なきゃと思いチョコチョコ最後まで見ただけにどーでもいい。 【のほほん息子】さん 3点(2003-11-01 00:35:52) |
261.何というか、映画ってやっぱりこんなに素晴らしいものなんだ、ということを再認識させてくれる映画だった。世界中のすべての人達の娯楽であり、希望であった映画という産物をいつまでも大切にしていかなければならないし、それぞれの想いをもって観続けていかなければならないと思う。叙情感を誘う展開から紡ぎ出されたラストシーンは、もう言葉にならなかった。映画はもちろん感動的であったが、同時に、映画を好きで良かったという感動がとても大きくて涙が止まらなかった。 【鉄腕麗人】さん 10点(2003-10-31 12:22:37) |
260.《ネタバレ》 久しぶりにこんなに泣きました!アルフレッドの一見恐そうながらも、やさしさに満ちた雰囲気といい、トトのかわいらしさがとても見ていて心地の良い映画でした。途中のトトの青年期の所は少し今の時代とのギャップを感じ、あまりしっくりこない所があったけど、そんなのはラストで帳消し!!ラストのシーンでこんなにインパクトのある作品はなかなか無いと思います。これは見る価値ありです!! 【ちー】さん 9点(2003-10-28 01:10:50) |
259.トトが一瞬で老けるシーンには衝撃を受けた。中盤かなりダレたが、ラストシーンが良すぎる。終わりよければ全てよし 【紅蓮天国】さん 8点(2003-10-27 08:03:01) |
258.何かが終わって何かが始まってしまう悲しさが、白昼夢を見てるかのような淡い映像とそしてあの音楽によって、甘く甘く広がります。完全版を見たんですが個人的にはそんな退屈ではなかったです。無駄な話なんてあったかな~?ひとまず、ノスタルジックな気分に浸りたい方は是非。 【仔豚】さん 8点(2003-10-26 20:09:37) |
【BAMBI】さん 10点(2003-10-25 13:55:31) |
256.ずっと評判を聞いていて、泣けるとも聞いていて、ある日今日は泣ける映画が見たいと思って手にとりました。その前評判がすごく気になって、途中でも「これを観て感動しなかったら、私はやばいのかなぁ・・・」とプレッシャーさえ感じながら観ていました。そんな不安をよそに、泣きました。なんともいえない感情でした。観られる方は、素直な気持ちで観てほしいです。私は大好きです。 【みん】さん 9点(2003-10-24 18:10:41) |
255.有名な音楽はこの映画からのものだったのですね、素晴らしい!こんないい映画もっと早く見るべきでした。 【いざ、ベガス】さん 10点(2003-10-23 09:54:44) |
254.昔観たときはそこそこだったのですが、先日改めて観てみたらやはり傑作だと感じました。 子供時代のトトの可愛さといい、青年時代の恋愛模様といい抜群です。エンニオ・モリコーネの曲もいい。 【おさむ】さん 10点(2003-10-21 21:14:08) |