29.《ネタバレ》 誰がニセモノなのかわからない、という所がポイントなのでラスト前に隊長が襲われる描写があるのが残念。あそこで一旦緊張が切れてしまう。あれがなければ10点満点。 【Robbie】さん 9点(2005-03-20 17:46:01) |
28.《ネタバレ》 物体X。そのアイデアの恐ろしさはエイリアンを凌駕する。襲われた後の救いのなさはゾンビをも超える。そして奴らの凶悪さに至っては…まあゴケミドロくらいかなあ。でも、この作品の価値はそんな所にあるんじゃなくて、『生命』と呼ばれる存在の目的意識のなさ、その延長線である社会組織の不安定さに超斬新な切り口で迫ったところにあるだろう。奴らXには多分知性はなく、惑星間を渡っていくための本能として吸収・同化という機能があると推理している(そう見ると、より単純な構造の生物の表現形が露出する各シーンの変化はとても説得力がある)。円盤を造るほどの高度な知性は、彼らの新植民地が安定してからおもむろに現れるに違いない。本能として、遺伝子の奥底から、まるで神の啓示のように…。 そう理解すると、あの凶悪なクリーチャーデザインに込められたメッセージが届くような気がする。「地球の生命なんて神秘でもなんでもない。簡単な化学のメカニズムで動くロボットだよ。生命そのものをぶっ壊してつぎはぎし直して、ほらカニの脚つけたって動くじゃねーか」。 これを自然への冒涜と見る向きもあるだろう。が、この冒涜なしには、我々生物は宇宙という過酷な世界を手にすることはできないのかも知れない。進化の行き着く先には、その酷い壁を越えるという儀式が待っているのかもしれない。その時、人類は自らを物体Xとする、涙なしには笑えない、諧謔的な価値の転換が起こるのだ…そんな事を思い巡らしてしまうくらいの説得力が、Xのデザインに秘められていると思っている。だから点は高いがある意味ネガティブなベクトルの評価だ。9点。 【エスねこ】さん 9点(2004-07-09 02:31:25) |
27.【学名:サカサナマクビガニ】南極のアメリカ越冬基地内に生息。人間の頭部を逆さまにしたような容姿を持つ。焼いて食うと旨いらしい。 【ぶらき】さん [映画館(字幕)] 9点(2004-06-13 00:10:53) |
26.人外の怪物が人を襲う映画は多いが、物体Xこそ最強でしょう。細胞の一片でも人間を乗っ取るんだから!乗っ取った後後、どうしたいのか一切語らないところも不気味!そして!インパクトにおいても、これを上回る気持ち悪さは経験していません。特に、ブレアの頭から脚がパキパキと伸びるシーンなど、もうクセになります。観ながらうわあとほくそえむ自分がいます。 【次郎丸三郎】さん 9点(2004-06-08 22:31:31) |
25.気分爽快なSFXは必見。CGでは味わえない質感とよく言われるけど、まさにその通り。感触が伝わってくる。一番好きなのはやはり犬。スクエアのパラサイト・イヴでパクられてた。まぁSFXだけでなく、演出も素晴らしい。カーペンターの中でもスターマンと並んで大好きな作品。 【ぷりんぐるしゅ】さん 9点(2004-04-16 15:34:33) |
24.いつ出てくるかわからない・誰も信じられない・出てきたらウッヒャー! ハラハラどきどき度、最高。SFXも当時としては最高レベル。ドロドロのぐっちょぐちょを素晴らしく(?)表現しています。ジョン・カーペンター渾身の一作。カーペンターのベストは、この物体Xかゼイリブかで悩んでしまいます。ラストでもう一発、驚かせてくれてたら、こっちがダントツなんですけどね・・・ 【ぶぅ】さん 9点(2004-04-11 21:10:51) |
23.「ニューヨーク1997」と並んで、大好きなカーペンター&カート・ラッセル作品。終盤の展開は「もっと、盛り上げられるだろ!」とも思うが、むしろその淡々としたムードが、この作品をカルト化せしめているとも言える。例のクリーチャーは、CG世代の方には「言われるほどじゃ・・・」の一言でかたずける向きもあろうが、当時のインパクトはすごかったんだってば!技術的にでは無く、造形的・表現的に後世に影響を与え続けるクリーチャーが、CG世代になってからいったいどれほど登場しただろうか? 【ヒックス111】さん 9点(2004-03-30 09:49:18) |
22.強いのか弱いのか判らない物体Xですが、グロテスクの極みたる容貌は、多くの子供達に心的外傷を与えました。(独自の調査による) また「エイリアン」に比べると設定や登場人物が身近であるため、等身大の恐怖が感じられます。 本編の完成度の高さゆえ、DVD版のメイキング映像で興醒めする人もいるでしょう。 【若年寄】さん 9点(2004-03-16 22:47:25) |
21.《ネタバレ》 最後のシーン、チャイルズが人間であるかそうでないか、どちらにしても面白い。チャイルズ「火事で基地中が暖かい」Xだったら内心(俺は眠りに就けない) 「だがすぐに冷える」X(俺は眠り、お前は死ぬ) マクレディ「俺たちもな」 チャ「この先は?」 マ「放っておこう」 チャ「・・・言っておくが・・・」(俺は人間だ)X(俺は人間じゃない) マ「聞いてもはじまらない」 「そうか、というだけだ」 チャ「じゃあ、何をする?」 マ「見るんだな」 「ここで坐って・・・どうなるのか」 人間だとすればチャイルズは、マクレディをはXではないと信頼し、こいつと行く末を見守って死ぬのなら一興、と思いつつ酒を飲んでいるのでしょう。Xだとしても、「そうか、というだけだ」と言うマクレディが死ぬまで正体は見せず、彼を同化もしないでしょう。好敵手の凍っている横で、Xは春を待ちます。 ・・・はい、妄想です。 |
20.SFホラーの最高傑作 初めて見た時のドキドキ度はかなりのものでした 犬のモンスターは当時ショッキングで火で焼かれる時の悲鳴が印象的です |
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19.《ネタバレ》 あの地味だけど重たいテーマ音楽といい、変幻自在のエイリアンのデザインといい80年代映画の傑作と言えるのでは?あの顔に蜘蛛の足が生えてる奴は今でもトラウマです・・・。ホラーの花形とも言えるきゃあきゃあ五月蝿いだけの女性キャラを出さなかったのも高得点の要因。 【わーる】さん 9点(2004-01-20 22:20:59) |
18.物体・気持ち悪い・クモ・逃げる・焼かれる 最高です。 |
17.SFXに特化した潔さが非常に小気味良い快作。20年経っても古びないこの映画の特殊メイクは、まさに金字塔と言って良いでしょう。かなり強烈に好きな作品なのですが、自宅でこのビデオをかけていて犬の顔がぱっくり割れた瞬間に訪れた、当時ちょっと気になっていた同級生は二度と家に遊びに来ることはなかったです。気をつけましょう。 【anemone】さん 9点(2003-11-30 02:18:13) (笑:1票) |
16.《ネタバレ》 ジョン・カーペンターの最高傑作にして、SFホラーの金字塔!賛否両論ある邦題のネーミングも、原題をそのまま邦題とするのを潔しとしない配給会社の心意気が窺われる。さてこの作品、女性が全く出てこない。よってホラーに付き物の絶叫悲鳴がない。また登場人物も極めて少ない。彼らの背景描写もないため、誰が誰やら分からん方も居られるだろうがそれがより不気味さを助長している。そして、南極基地という完全に閉鎖された空間。もちろんこの作品を成功させた最大の要因は、SFXもさることながら、お互いがお互いを疑う疑心暗鬼という状態をクローズアップさせたことにある。これによりあの『血液検査』の名シーンが生まれる。だがそれもつかの間、今人間だとしても10分後にXでない保証は無い。まさに底なしの疑心暗鬼。そしてラストのあのセリフ。「見るんだな・・・。どうなるか」。その後映画、漫画、ゲームに絶大な影響を与えた紛れも無い傑作である。 |
15.高校生の時、この作品の話題で男友達同士物凄く話しが盛り上がった。あの時、お互いに目をキラキラさせて「物凄いものを観たゾ!早くこの感動を誰かに伝えたいゾ!」とムキになって語り合ったあの頃が懐かしいです。自分が思うにこの作品は“ワンパク野郎”の映画です。女性ならともかく男性でこの映画に6点以下の点数を付ける人とは絶対に友達にはなれません。 |
14.私ごときが今さら何か言う必要はありませんね。とにかく面白い!閉鎖空間における人間不信(エイリアン不信?)のドラマで、これだけ緊張感のある作品はなかなか無いと思います。 【FSS】さん 9点(2003-09-05 18:39:10) |
13.《ネタバレ》 めちゃくちゃ好きです。極寒の外でラスト2人が生き残る・・。1人の吐く息は白く、もう一人は・・。ぞくぞく・・。 【ryo】さん 9点(2003-07-16 20:31:20) |
12.キショ怖系の最高峰。狙った所に見事に落ちている点で傑作ではなかろうか。純粋に怖がるも良し。突っ込んで笑うも良し。やっぱり、皆、あの血液検査のシーンが印象に残っているんだね。僕も。 【ぽろぽろ】さん 9点(2003-07-08 09:40:10) |
11.登場人物たちの真迫る緊迫感や孤立感、互いに抱く強い疑念感が、ここまで強烈に伝わってくる作品は稀有。映像の凄さはないが、この雰囲気の凄さには何度見ても新鮮。 【RET】さん 9点(2003-06-23 21:08:55) |
10.DVD買って久しぶりに見たけど、やっぱり面白い。カート・ラッセルとジョン・カーペンターが組めば怖いものなし! 【カズゥー柔術】さん 9点(2003-05-14 17:25:51) |