55.「めっちゃハリボテやん!」などとのたまう友人が多いのが悲しい。この映画のラスト20分ほど興奮できる映画なんて、今だってそうは無いと思うけどなぁ。神懸り的なテンポの良さを誇る編集も相俟って、スピルバーグにはもうこの時点で娯楽作の王者としての風格を感じる。 【j-hitch】さん [ビデオ(字幕)] 9点(2008-12-11 01:47:27) (良:1票) |
54.《ネタバレ》 毎年夏になると必ず観る作品です。サメに襲われる恐怖をみごとに描いた作品だけど、何よりも人物描写が素晴らしい。何度観ても楽しめる傑作です! 【たけたん】さん [DVD(字幕)] 9点(2008-07-05 09:06:28) |
53.《ネタバレ》 ピーター・ベンチリーの原作は、憎しみの要素が強い。主人公のブロディはサメだけでなく、町のお偉方や、仲間のフーパーとも対立する。サメはブロディに不幸をもたらす者の象徴でもあった。映画の方では、町との衝突はそのままに、「サメ狩り」が核となって、よりエンターテイメントに徹している。原作の方は読んでいてうやむやするのと興奮するのが交互にやってくる感じだったが、映画はひたすら興奮し、楽しかった。サメ狩りのプロフェッショナル、クイントが戦時中の思い出(サメにまつわる)を語るシーンがある。原作にはないシーンだが、とても印象に残り、すばらしいと思った。「サメの目は白目がなくって真っ黒で、感情がねえんだ」とかなんとか。終盤、その「真っ黒い目」がドーンと沈んだ船に現れる。その瞬間、クイントの言葉を思い出し、サメがさらに怖く見える。 ラストも、どうしようもなく暗い終わり方の原作と違ってすがすがしく吹っ飛ばしてくれてとても満足。映画として、エンターテイメントとして、各要素がすばらしくバランスをとっている映画だと思う。だからこんなに有名なんだろうなあ、と。 【ジェイムズ・ギャッツ】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2008-03-15 18:33:33) |
52.《ネタバレ》 言わずと知れたサメ映画。序盤の阿鼻叫喚のサマービーチ、後半の3対1の死闘、恐怖を増長させる音楽、これこそパニック映画の名に相応しい映画。後半のサメの恐怖っぷりと言ったら、ちびりそうな程。捕食シーンは恐すぎて泣きそうでした。署長さんは、主人公とは思えない頼りなさでした・・・。 【すべから】さん [DVD(字幕)] 9点(2008-02-22 14:41:28) |
51.「海に落ちる=サメに襲われる恐怖」という図式が僕の頭の中で出来上がったのがこの作品だ。海面下を左右にうごめく独特の不気味なシルエット、青い海に広がる鮮血。人間というものは地球上において唯一天敵が存在しないともいえる生き物だが、捕食者の前にあまりにも無力な状況下があるとするなら、海のど真ん中に取り残された時だ。あれは・・・本当にぞっとするね。その現存する潜在的恐怖を見事に再現し、人物描写と合わせて最高のスリラーに仕上げた脚本と演出はお見事としかいいようがなく、これを超える「食べられる恐怖」の演出に成功した映画は知る限り、ない。 【はち-ご=】さん [地上波(吹替)] 9点(2008-02-11 00:00:56) |
50.高評価の映画としりつつ見ても、期待通りに非常に楽しめた。サメの恐怖がありありと伝わってくるその演出、映像どれをとっても秀逸な作品。 久しぶりに「いつかまた見よう」と思わせる映画でした。 【Jane.Y】さん [DVD(字幕)] 9点(2008-01-27 16:13:13) |
49.《ネタバレ》 無限の予算とスケジュールで、思い通りに作られた映画も壮大で楽しい、けれどもこの作品はそれと対極にあるのではないでしょうか? 低予算映画というわけではありませんが、制約の多い中、監督を初めとする映画にかかわった人の才能が凝縮された作品だと思います。 リアルな鮫のモデルが使えないのなら、とことん「見せない恐怖」を演出すること等、脚本・映像・音楽その他が徹底してプロのエンターテイメントに徹しています。「苦労の跡」が作品中から微塵も感じられないのも素晴らしい。 なんだか舞台裏ばかりの評価になってしまいましたが、難しいことを考えず、わかりやすい怖さと爽快感を併せ持った名作です。 |
48.《ネタバレ》 メイキングを見て鮫のハリボテに愕然とした。これは若きスピルバーグの才能が成し得た奇跡でしょ。特に鮫が姿を現さない前半部分、被害に右往左往する人々を丁寧に描き出している点が非常に良い。JWの音楽もさる事ながら今だったら2時間半とか3時間にしてしまう内容をうまくまとめた点も褒めるべき(ジョン・ミリアスの追加した船長クイントのエピソードは白眉)。「続編を作って儲ける」という流れが映画業界で始まったきっかけでもありますね。あ、あとこれ日本語吹き替え版で見るのもOK。「船が小さすぎる」キター! 【Nbu2】さん [地上波(吹替)] 9点(2007-10-28 19:36:42) |
47.《ネタバレ》 何から何まで完璧な作品だと思います。世界中をパニックに陥れるだけの影響力を充分に備えた傑作です。スピルバーグ作品の中では初期ながら未だにこの作品が一番好きです。最初から最後まで息をつかせない展開と、美しい海を舞台にした映像、そして聞くだけで恐怖を煽られる音楽がすべて素晴らしくマッチしていると思います。ただ一頭倒してそれで一件落着でいいの?という感はありましたが。 【Thankyou】さん [ビデオ(字幕)] 9点(2007-01-14 00:04:00) |
46.《ネタバレ》 ジョーズは怖い映画なのか。どっちかといえば人間の愚かしさとか、そっちをスピルバーグは描きたかったのでは。でも怖いけどね。片足が落ちていくシーンは、中学生のときの自分でもギョッとしてしまった。 【θ】さん [DVD(字幕)] 9点(2006-12-18 18:23:48) |
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45.リアルすぎる、怖すぎる、海には行きたくなくなった。 【憲玉】さん [DVD(字幕)] 9点(2006-10-14 15:30:02) |
【ご自由さん】さん [映画館(字幕)] 9点(2006-06-12 17:36:15) |
43.《ネタバレ》 スピルの最高傑作と思うとります。まず、あのはりぼての鮫ね。観客は皆、”アッはりぼてザメだ”とわかって観てるんです。しかし、あれが最高なのですよ。特に、最後ロバートショウを食う前に、サメ船の上に乗っかりますよね、それを横から映してるところ。最高!(彼には悪いが)ロバートショウが喰われるところは白眉ですね。あれ撮ってる時、みんな面白かっただろうなあ。なんて想像しちゃいます。あと沈みかけてる船にシャイダーめがけて入ってくるところ。最高。見せ方が最高にうまい。思い返すと小学生の時、あの、サメがやたらカッコよく思え、よくあのジョーズの絵を描いたものです。海をゆくはりぼてのジョーズは本物のどのホージロザメよりもかっこよく、デカク、私のアイドルでした。 しかし、船の中でのロバートショウの戦争でのサメの恐怖の体験談は、非常にスピルバーグ作品ぽいもっともらしさで、私は大っ嫌いです。(再度観るたび、あそこだけ、飛ばしちゃう。)良くも悪くも、スピルバーグ独特のもっともらしさ満載。(無線壊しちゃったりね!) おお!思い出した!無線をバットでぶったたき破壊したクイントに、シャイダー以上にブチ切れした俺は、最後、クイントがジョーズに上手に喰われるのを観て大満足!!いいきみだ!大カタルシスなのでした。まあ、クイントは死に場所をもとめていたのでしょう。追加!2013年1月。雑誌"CUT"にて、ハリウッド名作の撮影休憩ショットを多数みた。やったぜ!クイントが殺られるシーン。ジョーズとおどけたロバートショウの2ショットの撮影合間ショット!ページブチ抜き!かっちょえーのなんの!引き伸ばして額に入れたいほど。即買い!! 【男ザンパノ】さん [映画館(字幕)] 9点(2006-04-23 17:29:50) |
42.《ネタバレ》 やっぱり、映画の本質は「いかにして隠すか」であるということを、きちんと実証してくれる、模範的映画。そのくせとてもおもしろい。 【no_the_war】さん [DVD(字幕)] 9点(2006-04-10 23:03:26) (良:1票) |
41.やはりスピルバーグってホラー映画の天才ですよね。 ただのサメ映画ですよ?他のどのサメ映画みてもこれほど怖い映画はありません 自分が生まれる前に作られたこの作品を何度見ても面白いと感じれる・・ 最近宇宙戦争とかまたホラーっぽいのを作ってくれているスピルバーグの次回作に期待。 |
40.「 カナヅチに 海はただでも 怖いのに これのおかげで ますます疎遠 」 詠み人 素来夢無人・朝 |
39.サイコを見た直後ということもあるが、サイコと音楽の演出技法や映像の使い方など類似点が見られる。単なるパニック映画ではなく「海の殺し屋」が主役の殺人スリラー映画的感覚が観客を惹きつけるのだろう。そして主役があくまで人間である殺人鬼ではなく能力の底や行動様式(生態)を我々があまり知らないサメであるということがスリルを倍増させている。ジュラシックパークのように次々と登場人物を殺すのではなく、タイミングの巧さで恐怖を煽るのも見事。(両方スピルバーグだがw)見る前の疑問はなぜ単なるサメの映画がスピルバーグの代表作になりえるのか。見て納得。 【Arufu】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2005-08-27 17:19:28) |
38.ロイ・シェイダー、リチャード・ドレイファス、ロバート・ショウ、この3人のキャラクターがしっかりと描かれているのがよいですね、主役はサメですけど。退治する方法も予想外で面白かった。粉々になったのを見てスカーっとしました。スピルバーグはずっとこうであってほしかったなあ。 【envy】さん [映画館(字幕)] 9点(2005-07-02 11:13:51) |
37.《ネタバレ》 演出といい音楽といいほぼ完璧な映画ですね。主役のサメはとにかく姿を現さない。ただバックに流れる音楽だけでそこに巨大サメがいることを認識させる。と同時にバックに音楽が流れていなければサメは出てこないという安心感を観客に刷り込んでいく。で、ロイ・シャイダーがえさをまいていると音楽が流れてないのにサメががばぁっと・・・ぶっ飛びましたね。演出ひとつでここまで映画は面白くなるという見本のような1本です。 【ふじも】さん [DVD(字幕)] 9点(2004-09-18 12:45:43) (良:1票) |
36.サメと言ったらこれだな。まさにサメ映画の金字塔と言っても誰も否定しないでしょう。これを超えるサメ映画はまず出来ないと思う。話は変わりますが鉄道映画の金字塔と言ったら「シベ超」。一般的には誰もそうは答えないけどここシネマレビューだったら間違いではなさそうだ。それとSTYX21さん「空」にはE・Tが首を長くして待ちかまえてますよ。 【tetsu78】さん 9点(2004-06-19 21:19:38) |