14.う~ん、スケールデカすぎ。スゴい。こんなに映像と音楽が合ってしまう映画も珍しいと思う。音楽に全く古くささを感じさせないんだから。それほど、モーツァルトの音楽は時代を超えて愛されてる証拠なのかもしれない。母親がずっとこの映画勧めてくれてたけど、この時代のクラシックの伝記ものって何か陰な雰囲気が漂よってて苦手でずっと避けてた。でもある機会に観てみたら、面白くて面白くて3時間があっという間って感じ。イメージが完全覆ったね。こんなにも陽な雰囲気だとは思わんかった。もしかしてプレイボーイモーツァルト君の人柄なのか?でも彼の才能は天才としか言いようがないね(天才って言葉使いたくないけど)。また、サリエリの嫉妬心に狂う姿は人間本来の姿ではないかと私は解釈していて、一番人間臭くて、一番人間らしかった気がする。素直に、観て良かったなと思える作品だった。ただ、あの笑い方でエンディングを迎える締めだけは止めていただきたい。 |
13.凡人であるということはそんなに悪いことじゃない。凡人にしかできないこともいっぱいある。そのことが認められず、サリエリはモーツァルトを憎むという道を選んでしまった。これは彼の最大の失敗だったと思う。彼はモーツァルトの最大の理解者にして最高の友人になりえたはずなのだ。憎しみは本当にろくな連鎖を生まず、関わるものをみんな不幸にしていくなぁ。 【コダマ】さん 9点(2004-03-10 20:26:20) (良:1票) |
12.《ネタバレ》 ディレクターズカット版は、つい最近になってDVDで鑑賞しました。追加されたのはモーツアルトが弟子を取れなかったことを暗示する場面と、コンスタンツエがサリエリに嫌がらせを受ける場面です。モーツアルトが弟子を取れなかった理由を暗示させる場面はともかく、コンスタンツエがサリエリに嫌がらせを受ける場面は、ラストにつながる非常に重要なシーケンスではないでしょうか。なぜ、ここをカットしなければならなかったのか。ヌードになるという表現の俗っぽさは気になりますが、それを踏まえてもこのシーケンスのもつ意味は大きいような気がします。商業主義を否定するつもりは全くありませんし、3時間を超える映画ともなると及び腰になるのも確かでしょう。さらに、それではどこをカットすればよいのかという質問には言葉を窮してしまうので、これぐらいにしておきますが、ちょっと驚いたというのが正直な感想です。出来れば最初からこちらを見せてほしかった。ディレクターズカット版はオリジナル版を上回る傑作だと思います。 【スロウボート】さん 9点(2004-01-13 00:10:53) |
11.《ネタバレ》 ディレクターズカットしか見ていませんが、とても面白かったです。3時間という長さを感じさせませんでした。それだけエンターテイメント性もあったのでしょう。音楽も良いですし、オープニングから引き込まれました。サリエリが精神病で真実があやふやになってるのがうまい。天才を理解できたがために嫉妬し、不幸になってしまったサリエリに共感しつつ、笑える。(特に十字架に向かってあんまりだ!と言うシーンは爆笑)。なんか”人生はハタから見れば喜劇である”(誰かの格言)という感じがしました。どっから観てもかなり良い出来だったと思います。 【カジ】さん 9点(2004-01-01 21:43:59) |
10.《ネタバレ》 オープニングから圧倒。見るものの心をガシッと掴むモーツアルトの音楽(25番交響曲ってヤツらしい)!そしてサリエリの叫び「私がモーツアルトを殺したんだ!!」・・・これぞ映画、これぞ名作。死にそうなモーツアルトの音楽を、ひたすら楽譜に書き留めるサリエリも圧巻。モーツアルトを陥れるためにレクイエムを作らせたサリエリだけど、あの瞬間の彼は、間違いなく音楽を愛している・・・うーん切ない。役者演出脚本撮影編集音楽とどこにも文句の付け所が無い稀有な作品。ビデオでしかみてない自分が10点つけるのもなんとなくおこがましいので、とりあえず9点。こういう作品はやっぱり劇場で観ないと勿体無い。チャンスがあれば観に行きたいな。 【ロビン】さん 9点(2003-12-23 00:35:23) |
9.まずはモーツァルトってこんなファンキーなの?っていうのがプチ衝撃。そしてこの時代のクルクル巻き毛はヅラだったのか、というのでダブル衝撃。取っつき難い映画かなと思っていましたが、全然そんなことはなく、むしろ分かり易いし面白いし音楽良いし装飾素敵だしの傑作です。結構長いけど全く退屈せずに一気に見れます。音楽の才能がある人を見ると、やっぱり羨ましいです。鑑賞後にピアノ弾きたくなりました。最後にサリエリに一言。神は神が神を神にと、何かとカミカミ五月蝿い! 【VNTS】さん 9点(2003-12-09 05:12:59) |
8.長いけど、ストーリーに引き込まれて見ていて飽きなかった。作品のテーマが良くわからなかったが、天は二物を与えず、ってことだろうか。才能も名誉もない俺はどうしたらいいんだーっ!という感じ。アカデミー賞はサリエリ役の人が貰ったみたいだけど、モーツアルトの演技も甲乙つけ難いと思う。笑い声も含めて。 |
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7.設定・脚本・映像・配役・演技・音楽、全てにおいてトップレベル。抜け目のない脚本は、見る側に長いシナリオを退屈させることなく配慮して見せている。豪華な演奏の演出は群を抜く迫力。独創的なモーツアルトの描写は斬新。演技もそれにピッタリ付いてくる。天才と凡人、それぞれの心の葛藤が根深く描かれている点が興味深い。 ディレクターズカットの方がストーリーの流れがが良く分かる。 もちろん蛇足的な付け加えは一切ない。 【おはようジングル】さん [映画館(字幕)] 9点(2003-11-18 15:31:55) |
6.自分の中のモーツァルト像が、良い意味でも悪い意味でも崩壊した。「神童」モーツァルトよりこっちの方が人間味があり、また「天才」と呼ぶに相応しい。あの傲慢さ、甲高い笑い声。重厚と軽快が同居するストーリーもまさにモーツァルトの音楽であると思う。それを彩る音楽も素晴らしかった。モーツァルトの天才に嫉妬しながらも、彼の音楽に打ち震えずにはいられないサリエリも、一種の天才だったんだろう。ところで、最後のモーツァルトの弔われ方が本当だとすれば、現在のあのでっかい墓の下にモーツァルトの遺体はあるんだろうか? 【C-14219】さん 9点(2003-10-27 20:06:18) |
5.天才とアレは紙一重だとはよく言ったものだなぁと。DVDに三ツ矢雄二の吹き替えが入ってないのは残念w 【ロカホリ】さん 9点(2003-10-12 22:36:00) |
4.オリジナルに30分ほどの未公開映像を追加したディレクターズカットだが、まず、劇場でアマデウスを観れた感動が大きかった。こういう素晴らしい体験はそう滅多にないことだ。やはり大音響とスクリーンで観ると全然違う。今回、再見して思ったのは、天才=幸せとは限らないということ。せっかくの才能も理解されなければ意味が無い。天才というのは大衆には受け容れられない孤独な存在だということに気づかされた(逆に言えば、天才だと周りからちやほやされている内は、本当の天才とは呼べないということ)。追加された場面について言えば、コンスタンツェとサリエリのエピソードはいかがなものか。正直、あのヌードシーンは蛇足かと思った。それとオリジナル版で10点を与えているのでここは1点引いて9点。まだ未見の人にはオリジナル版をお勧めします。とは言うものの、本作、名作であることに変わりはないんですけどね。 |
3.あの時代にオペラをドイツ語でやろうとすることじたいがモーツァルトの天才的感覚なのかと思う。とにかくこの映画はモーツァルトについての表現で、一種独特の華やかさや暗さを十分に表していたと思う。 【木林DVD】さん 9点(2003-05-20 18:58:07) |
2.最後のサリエリに対するコンスタンツェの冷たさがこれで納得!あとモーツァルトの持ってた酒瓶の出所も納得!でもあえて言うなら奥様が乳出す前に止めてほしかった!サリエリ氏・・・。まあ映画自体は傑作には変わりないんですけどね |
1.オープニング、サリエリが自殺を図り運ばれると、モーツアルトが流れ、タイトル。震えました。所々笑えたのも良かったし、サリエリが楽譜を作る所で、嬉しそうな表情を浮かべていたのを見て、こんなに音楽を愛しているのに、報われない彼が、かわいそうにも思えたし、それだけ愛していることがわかって、嬉しくも思えた。 【m】さん 9点(2002-11-07 14:14:18) |