10.いやあ、面白かった。途中ちょっと冗長なシーンもあったけど、全体的にテンポ良く、最後まで一気に観れた。伏線も程よく張ってあって娯楽映画として素直に楽しめました。それにしても武&忠信コンビはかっこよすぎる! |
9.久々に観た邦画の傑作中の傑作。 物語りはテンポ良く進み、殺陣のシーンも最高に良かった。 悪かった所と言えば、刀を相手に突き刺すシーンがCG丸出しだったり、おきぬ、おせい姉妹の過去を物語るシーンが異様に長くて、やや退屈してしまった所。 たけしが勝新の座頭市のイメージを払いきれたかは謎。 やはり勝新のイメージが強すぎる。先入観の無い人にはオススメできるけど、 勝新の座頭市をこよなく愛する人にはあまりオススメできないかも・・・。 勝新の座頭市を比較してはダメです。別の映画として観てくださいね。 【金髪の按摩】さん 9点(2003-10-16 23:01:37) (良:1票) |
8.壮絶な殺陣、タップ、復讐姉妹のあでやかな舞い、そのアイディアの卓抜さ、豊穣さ、絵の美しさ、編集のうまさ、いずれもまさに映画的で舌を巻くほど素晴らしい。 ただし、ガタルカナル・タカを使った一連のコメディ・シークエンス。これらがいずれも凡庸でまるでおもしろくない。市のまぶたに目玉の絵を書いて笑いを取るなんて、そんな安手のTVコントみたいなシーンは必要だったのだろうか。満員の映画館もせいぜい「クスリ」というくらいで、ギャグというギャグは明らかにすべっていた。 でもたけし映画ってどれもそういう傾向ない?天才北野武の映画における唯一のウィークポイントが「笑い」というのがおもしろい。 【ウェルテル】さん 9点(2003-10-16 22:58:20) |
7.《ネタバレ》 殺陣のほとんど見えないスピード、音がカッコいい!それまでの武映画とは違った感じだったけど、武にこんなカッコいいセンスがあったとは。ラストのタップで兄弟が少年時代の姿になるけど、あれは一緒に見た友達と『どんな意味あったんだろ』って話してたけど、出演者みんなでタップやりましたよ。っていうのを見せたかったんじゃないかって結論に至った。ま、どうでもいいけど。とにかく武も浅野もカッコよかったなー。ラストの一言はありきたりかもしれないけどキッズリターンと同様、心に残った。また見たい。 |
6.いつもの単純なストーリー。いつもの視覚から入ってくる痛覚。いつもの内面をゆさぶる情感、これだけは前作以来影を潜めました。その代りにこれでもかの浅草芸人的旺盛なサービス精神。素直に楽しみましょう。これが北野の新境地! 【S.A.G.A】さん 9点(2003-10-02 20:38:35) |
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5.ストーリーは単純なのに新鮮。最後のタップが良かった!その後の科白は無い方がいいです(笑)。北野武ってこんなにセンスあったっけってくらいハイセンスだと思いました。 【もちもちば】さん 9点(2003-10-02 02:02:43) |
4.殺陣が大迫力でした。今まで見た時代劇ってひらひらした感じで現実感が全然なかった。が、これは本当に痛そうで命のやり取りがされているっていうのがビンビン伝わってきました。途中に挿入されている笑い、ダンスなんかも物語にいいリズムを作っていて飽きずに見れました。金髪座頭市かっこよすぎ! 【もらい泣き】さん 9点(2003-09-28 08:14:04) |
3.《ネタバレ》 北野武の監督として、役者として、しいては彼の人間性自体の魅力が満ち溢れた作品だった。予想と期待を遥かにしのぐパワーとエンターテイメント性は圧巻の一言。迫力とスピード感溢れる殺陣は驚異的なほどだった。浅野忠信ファンの僕としては彼の格好良さも印象的であったが、それをしのぐ北野武の格好良さは言葉では表現できない深みを感じた。殺陣、タップダンス、特有のユーモアとこの映画の価値を高めるものは数多いが、特筆すべきは月夜に光る銀色の眼光だった。 【スマイル・ペコ】さん 9点(2003-09-21 03:24:02) |
2.勝新さんの座頭市を知っている方は納得がいかない作品かもわかりませんが、とにかくたけしがかっこよかったでです!とくに決闘のシーンは最高でした、とてもリズミカルでよく時代劇などで見るしつこいほどの切られ役の演出もなく残虐なシーンにもかかわらず食い入るように見てしまいました。また、笑いもとてもいい感じに取り込まれており映画館全体で笑いがおきていました。映画館全体で笑いがおこるって本当に素敵なことですね。たけしの作品を初めて見たのですが、今までの作品も見てみたいと思います。 |
1.勝新・座頭市を知らないですから先入観無く見られましたし、全篇に渡り黒澤監督へのオマージュを感じさせる映画で、ベネチアの審査員は北野監督を通して黒澤監督に捧げたのではと思ってしまった。市、浪人、姉妹をもっと複雑に絡めるようなヒネリがあったほうが好きなんで、ちょっと物足りなかった。だが笑撃のラストはメクラが観客に対する言葉としてはシニカルで風刺が効いている名ゼリフでした。また芝居、歌、音楽、踊り、女形、笑いなどのごちゃ混ぜパロディこそが演芸場の面白さ、それを北野監督のフィルターを通して出来上がった映画。 【亜流派 十五郎】さん 9点(2003-09-09 00:04:34) |