15.素晴らしく良かったです。めっちゃ途中途中で泣きました。あのジョン・メリック(あえてエレファント・マンとは呼びません)の純粋さといったら・・・彼はあんなに綺麗な心をもっているのに、そんな彼の姿を人に見せて生計をたてているあの男の憎いこと。そして勝手にジョンの部屋に客を連れてきて騒ぎ立て、ジョンの心を傷つけた男の醜いこと。色んな怒りがある中で、アンソニー・ホプキンス演じる医師との出会いでジョンは段々人間としての道を歩みだすんですね。もう本当に素晴らしいキャストでした。ジョン・メリックを演じたジョン・ハート。20数キロの特殊メイクの重さに耐えてのあの素晴らしい演技だそうです。特に喋る場面は本当にリアルです。脇を固める出演者の演技もどれも本当に良かった。そしてやっぱり白黒映画だからすごくダイレクトに伝わってくるストーリー性、表情のリアルさ。どれをとっても納得、そして感動する作品でした。ずっと見たかったこのノンフィクション映画を見れて本当良かったです。 【未歩】さん 9点(2004-11-28 17:43:24) (良:1票) |
14.開始30分のタイミングでメリックの姿を出してくる所がなんともはやかんともはや。ありきたりなストーリーもリンチが普通につくるわきゃあない。といっても一見普通な感じはする。そんな中随所に監督の世間への倒錯した視線を感じる。 【ドレミダーン】さん 9点(2004-07-24 17:04:36) |
13.こういう映画って良いのか悪いのかわからない… オススメ度…0 感動…0 でもなんだかねぇ… 【栗頭豆蔵】さん [映画館(字幕)] 9点(2004-06-20 12:25:15) |
12.《ネタバレ》 感動の嵐とか大きな感動を呼ぶとか言っておきながら実際はまったくもってオハナシニナラナイ薄っぺらのペラッペラで風が吹いたら飛ばされちまうような作品が多い中、これは凄まじい重さがズシーンとのしかかってきた作品だった。決して清々しいものではない。でも泣ける。凄く泣ける。現に俺はメリックがトリーヴス夫人に会った時点から既に泣いていた。いくら外見が醜悪だろうと心は物凄く純真。そう、人間は外見じゃない、心なんだ。最後も決して爽快なものではない。しかし、長く続いた苦しみから解放されるということ、そして苦しい人生の中、束の間の安息を手に入れた彼の安堵の表情が2重に涙をそそる。異色の感動策だ。しかしこれからも俺はこの映画のことを忘れないよ。 【クリムゾン・キング】さん [DVD(字幕)] 9点(2004-04-24 21:24:38) |
11.心臓をぎゅっと掴まれたような、痛い映画です。最近ふと頭の隅をよぎったのですが、異形の者の悲しみというステータスは、昔大ファンだった手塚治虫氏の漫画にしばしば登場していました。本編とは何の関係もないことなのですが、人間の尊厳について考えさせられるこの映画が私にとって忘れられない1品となっている理由は、この辺りにあるのかなあと思います。 |
10.さすが、鬼才デビットリンチ。人間の尊厳を問う作品。ジョンメリック氏の生前の写真を見たが、本当に絶句でした。 【タイツE】さん 9点(2003-08-06 02:23:20) |
9.子供の頃に見た映画です。映画は、客観的に見ることが出来るので「可哀そう」「ひどい」と言うことができますが、実際にあの時代、自分がその場所にいたとしたら・・・。「無知」によって他人を傷つけ、「無知」がゆえに、人が「人」を差別する。今現在「過去の過ち」や「愚かさ」は簡単に「映像」を通して学ぶ事が出来る・・・。「いい映画だったよね」「面白かったよね」の後に作品から得た「知識」を自分の人生に活かす事が大切なんですよね・・・。「無知」がゆえ「他人」と「自分」を傷つけないために・・・。 【sirou92】さん 9点(2003-07-24 14:03:48) |
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8.デビット・リンチ監督にしては判りやすくストレートな内容で素直に感動出来る。純粋なエレファントマンに愛おしさを感じた。 【映画大好きっ子】さん 9点(2003-07-13 14:34:07) |
【ジョー大泉】さん 9点(2003-06-11 16:53:41) |
6.ジョンメリックが美しい心をもっているからこんなに悲しいんですね。「僕は人間だ。」という叫びに胸が張り裂けそうになった。 【Asann】さん 9点(2002-12-17 16:56:55) |
5.子供の頃見て眠れなかったほど悲しかったのを覚えています。白黒だったから大昔のものと思ってたら・・・。 【ビビンバ】さん 9点(2002-07-28 08:16:47) |
4.胸が締め付けられるように苦しいです。メリックが新しい環境で生きていこうとする意志とは裏腹に周囲からの差別、好奇心、そして歪んだ愛情に悩まされる。彼が院長の前で緊張し、言葉を上手く話せなかった後に聖書の暗唱をするシーンにはもう号泣でした。リンチなりのフリークスに対する感情が投影された作品で、単に差別はいけないというテーマではなく、一人の人間が生きていく力強さを真剣に探し、見つけていく成長物語に仕上がっています。これを観てどう思うかと言う事より、どう考えるのかと言う事が大切ではないかと感じました。 【さかQ】さん 9点(2002-04-17 02:59:05) |
【トルチョック】さん 9点(2002-04-15 00:07:21) |
2.実話をもとにしてるというだけで泣けてしまうのは置いといて ここまでひどくなくても日常的に美醜とか人種で蔑ろにしたりされたり・・・考えさせられる作品 ホラー色もデビットリンチだけにありますが全体を包むのは悲哀と普通の側の残酷さだと思います 主人公はもちろん蔑ろにされたくはないけど脚光も浴びたくなかったはず 普通の暮らしをしたかっただけでは 私も最後は受け入れられなくても受け入れられても普通には生きれないことを悟って自ら命を断ったのだと思います 【蘭丸】さん 9点(2001-09-22 15:45:24) |
1.映画の見始めはとにかく一瞬姿を見せるメリックにビビリ、だんだん露出が多くなるにつれて悲しくなりました。救いだったのは最後の方のメリックの”おめかし”シーンでしょうか。あの姿と、枕を1つだけ使って眠るラストでジョン・ハートの映画なのに安心して帰ったのを良く覚えてます。 【奥州亭三景】さん 9点(2001-07-24 01:30:10) |