36.いつ観ても古さを感じさせない。素晴らしい作品。感無量。 【nizam】さん 9点(2004-03-10 12:57:02) |
35.《ネタバレ》 この作品は、自分の映画史のはじまりを告げた記念すべきものです。少ない小遣いから、リバイバル公開を3回観て、名画座での2本立て興行を観て、大学祭に行って観て、映画祭に行っては観て、LDを購入しては壊れるまで観て、もう何回観たか覚えていられない程観ました。最近では、DVDで音声を変えては観まくっています。多感な中学生時代に観たから、その影響も強いのでしょうが、なんか画面からあふれてくるアウトロー2人が時にかっこよく、時に切なく感じられて、すごく自分にとって愛おしく思えたのです。セピア色でカタカタと、古い映画の上映から、2人のアウトローの世界へ誘う導入部。段々とカラーになるにつれての、アメリカの西部の美しさが目の前に開ける様は、何度観てもうまいなあ。お洒落だなあ、粋だなあ。決して若くない2人の逃避行がメインなんですが、悲壮観ただようものにはせず、時に自転車で、時にニューヨークでふざけ合うシーンがとても素敵です。でも、最後には南米ボリビアでの軍の一斉射撃によって散っていくのですが、その場面をストップモーションで捉えて、(悲惨な死に方を見せずに)カメラがどんどん引いていきながらセピアに戻るラストは、やっぱり胸が熱くなります。R・レッドフォード、P・ニューマンの代表作であると同時に、これに出会ってなければ全く映画には興味も持たず、別の趣味に走っていたかも知れない自分にはやはり特別な作品です。 【映画小僧】さん 9点(2004-02-19 18:49:15) (良:1票) |
34.何年か前テレビで観て、すごく面白かった記憶があったので改めて観ましたが、やっぱり面白かったです。音楽もいいですよね。あのラストもいい意味での驚きがありました。この時代の映画、他にももっと観てみたいなぁと思います。 【Mプ】さん 9点(2004-02-10 15:44:34) |
33.《ネタバレ》 ラストのワンショットで二人の死をみせつけられ、その後に流れる軽快な音楽。しばらく動けません。 【マイアミバイス】さん [地上波(字幕)] 9点(2004-02-03 04:23:57) |
32.冒頭「これは実話に近い物語である」と訳された英語フレーズだけの場面がある。男の主人公二人の役柄は確たる根拠はないが実話に近いのだろうと感じる。では実話に近くないのは一体何か。私はエッタの役柄だと思う。整理してみるとこの作品の時代背景の19世紀の女性とは思えない。学校の先生という職業をもっており、どうやら一人住暮らしできるほどには経済力があって、外国語であるスペイン語をしゃべることができる26歳の独身女性として描かれている。すなわち今の言葉でいえば、キャリアウーマンであり、自立した女性である。そう考えるとサンダンスとベッドを共にしたその朝にブッチと自転車遊びをしていいムードになってしまうほど奔放なのも、結婚とかを言い出さずにボリビア行きを即決するのも、また、行く先見込みが無いと悟ればあっさりと男を捨てられるのもエッタが男に依存しなくても生きられる現代女性の象徴とみればすべてが腑に落ちるのである。まったく手強い映画だ。(以下2004/3/7追記)エッタ以外のことも少し。この作品がわれわれの心をうつのは、平家物語だから。おごれるものは久しからず。二人はどうみても「落武者」です。壇の浦が現代まで日本人の間で語り継がれてきたように、このラストシーンも、映画ファンの間でずっと語り継がれていくことでしょう。 |
31.《ネタバレ》 ブッチ・キャシディとサンダンス・キッド、二人の友情が最高。川へ飛び込む時に「実は泳げないんだ」と言ったポール・ニューマンの表情が良かった。キャサリン・ロスを乗せて自転車を漕ぐシーンも印象的。音楽も効果的。 【カイザー・ソゼ】さん 9点(2004-01-21 00:52:24) |
30.《ネタバレ》 時代に遅れてきたアウトローたちの哀しさを感じる映画です(日本でいうとすでに明治も終わり頃のはずです)。ならず者の最後を描いて、このエピソードの後日談的な「ワイルドバンチ」と表現方法が全然違うのも興味深いものがあります(ワイルドバンチはブッチとサンダンスが抜けた残党との説があります)。実際のブッチとサンダンスがこのような最後を迎えたのかはよくわかりませんが、少なくともあのような劇的な銃撃戦ではなかったことだけははっきりしています。1991年に科学者チームがブッチとサンダンスが埋葬されているといわれるボリビアのサン・ビセントの墓を掘り返してDNA鑑定をしましたが、結果は遺体は二人のものではなかったといいます。こんなことから、一説にはブッチ(あるいはサンダンスも)は生きていたという話があります。「ブッチたちは西部に戻り、別名で新しい暮らしを始めた(そのようなブッチの親族の証言があったらしい)」というものや、他には「後(映画のラストは1908年)の1921年に、ピンカートンは探偵の一人に『サンダンスは、銀行強盗でペルーの監獄にいるという噂を聞いたのが最後。ブッチはずっとサンダンスと一緒だったが、アルゼンチンに戻った(映画ではアメリカから直接ボリビアへ行っているが実際にはその前にアルゼンチンで暮らしている)らしい』と話している」というまことしやかな話まであるようです。真相は歴史の闇の中ですが、いずれにしても、ピンカートン探偵社が二人の捜索の中止を公表しなかったのは事実です。 【kainy】さん [DVD(字幕)] 9点(2004-01-07 20:19:53) |
29.P・ニューマンとR・レッドフォードが絶妙な組合せになっている。強盗の二人の絆はこの二人でないとストーリー自体が成り立たなかったような気もする。途中の音楽もおしゃれでよかった。不朽の名作ですね。 【MS】さん 9点(2003-12-29 00:17:53) |
28.大人の映画です。いい男二人と、いい女一人。それだけで絵になる。自転車のシーンは名曲『雨に濡れても』と並んで映画史上屈指の名シーンです。男も女も皆憧れる珠玉の作品。 |
27.男ながら惚れ惚れする主役二人の2ショット。ラストの決断には時代性が感じられるが、それでも現代での観賞に堪えうる名作。やはり男気あふれる大人の男性になりたいと憧れるが、もう時すでに遅しか・・・。 【恭人】さん 9点(2003-11-21 11:37:35) |
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26.《ネタバレ》 ブッチ、サンダンス、エッタ。三人の友情関係が「逃亡」という危険をはらんだ状況に 優しい ベールをかけている。特にポール・ニューマン演じるブッチはおちゃめで、おもしろおかしいこの時間がずっと続いてくれればいいのに!と願わずにはいられない。危ういくらいに刹那的少年像をかっこ良く魅せつける二人。だが二人とももう若くはない。エッタだけ現実に戻ろうとするのを止めることは出来ない二人。なんて切ないんだろう…。そしてあのラスト!邦題の意味がここで初めて分かる。明日を生きるためには今のこの状況を打破せねばならない!撃って撃って撃ちまくれ!!万が一の可能性を、二人なら切り抜けてしまうんじゃないか!?ラストのストップモーションは希望に向って撃ちまくる、二人の一番かっこいい姿です。命からがら逃げ切って、オーストラリアの砂浜で再会…なんて。どっかで見たシーンだけど、そんなハッピーエンドを想像するのも、見る者の自由なんじゃないかと…。想像力を掻き立てられるような作品は大好きです。 【ちゃか】さん 9点(2003-11-12 22:04:39) |
25.《ネタバレ》 とにかくエッタにジェラシー感じまくり。2人に囲まれた彼女があまりにも羨ましかったので「へんっ!キャサリン・ロスってあんま美人じゃないよね。(私でも大丈夫だよねぇ~ん)」なんて暴言をはいてしまった。本当に申し訳ない。深く反省をしております。何が羨ましいって、この際サンダンスの恋人っていうのは置いておくとして、ブッチにまで甘い言葉を囁かれているところよ!! いや、お互いに恋愛感情がないのは解っている。あくまで友人なんだけれど、かっこいい友人に「一緒に自転車に乗ったら結婚してるのも同じ」って感じの言葉をもらえるなんてぇ~っっ。ゼーゼー。ちょいと取り乱してしまいました(汗)。まぁ、最終的には彼らと別れなければならない運命だったので許してあげます。彼女は、ボリビアに行くときの約束「あなたたちの死は見ませんからね」を決行したんですよね。ああ、辛すぎる。結局、「畑仕事はできない」し「牧場はつらい仕事」だと言う彼らに泥棒稼業を辞めるなんてことはできなかったわけだし。エッタを引き留めなかった彼らにもわかっていたんでしょう。ただ悲観的になることはなかった。最期まで“今回は逃げ通せる”と信じていたんだから。ははっ、もしかしたら生き延びたかもしれないし、ネ。なんて、そう思いたくなるくらい彼らが魅力的なんですよ。つまるところ。 【元みかん】さん 9点(2003-10-17 06:23:27) (良:1票)(笑:2票) |
24.《ネタバレ》 2人カッコよすぎっ!衛星劇場のシネマナビで、「まさに女性向の映画(そうかあ?)男性は彼女に付き合って見てやってくれ」とコメントされていたのがワラタ。確かにここまでかっこいい男たちをたっぷり鑑賞できる映画はそうそうない、そういう意味では女性向かも(笑)ラスト近く、撃たれて血が流れてても、軽口叩き合う2人にもう惚れました。素敵!! 【かなかなしぐれ】さん 9点(2003-10-15 22:11:22) |
【美月】さん 9点(2003-10-02 15:31:15) |
22.涙は出ませんでしたが、すごく好きです。「雨にぬれても」のシーンものどかで好き。特にあの牛の顔がたまらなくキュートでイイっ! 【卵ポケット】さん 9点(2003-09-23 16:38:28) |
21.確かにこれは名作です。こんな作品もう誰も作れないです!西部劇のダイナミックさ、映画的ですね。ラストがどうであれ、男っぽくて好きです! 【もちもちば】さん 9点(2003-09-14 12:11:20) |
20.前半の逃亡劇からしてスゴイ。あのしつこい追手の皆様にハラハラさせられました。ラストももちろん。2人もまさかあんなに取り囲まれてるとは気付かなかったんだろうなぁ…。 【ゆうろう】さん 9点(2003-08-27 22:11:01) |
19.むむむ、みなさんの仰るとおり名作です…。今まで見なかった私の不明さを痛感しました。よく邦題はセンスがないと思いますが、ことこれに関しては、原題より良いのでは? 【クルイベル】さん 9点(2003-08-18 16:19:37) |
18.こんなに美しい作品ってあるのですね。初めて観たときの感動を綴じ込めておきたくて、実は一度見たきりです。もう一度見たいな、と思ういつかの日に心待ち。 【下関ないあがら】さん 9点(2003-06-07 00:20:16) |
17.西部劇というのを忘れてしまうぐらいロードムービー色が強い。実在の人物と聞いているが、ブッチは絶対あんなにやさしい男じゃなかったろうし、サンダンスは絶対あんなにかっこ良くなかっただろう。でもこのデコボココンビがこの映画を一層楽しく、そして儚いものにしている。小学生の頃観た時は単純に二人に憧れた。以来、ブッチ・キャシディーとサンダンス・キッドという二人の名前とラストカットはずっと頭の中から消えずに残っている。 【R&A】さん 9点(2003-05-24 16:01:18) |