18.バベルの塔の話は、砕いて言えば「兄弟は他人の始まり」ってことでしょ。悲観的な世界観だなあ、と思ってたが、でも逆に考えれば「すべての他人は元兄弟」ってすごく楽観的な世界観でもあったんだ。たしかに一本のライフルから広がる波紋は暗い事態を引き起こしていく。3つの国の警察が動き、3つの国の子どもたちが救助を求める悲鳴をあげる、声にならないものも含めて。でもこの悲鳴は、もしかするとそれぞれが孤立しないでこだまし合っているのかもしれない。だとしたら、かつて兄弟だった先祖たちのつながりを回復する手立てが、まだあるってことでもあるんじゃないか。日本のディスコのざわめきをどうかしてメキシコの結婚式のざわめきにつなげられないか、ヘリコプターが行くモロッコの夜を(崩壊する前のバベルの塔を思わせる)日本の高層マンションの夜につなげられないか。楽観的すぎるだろうか。でもいま世界は、無理にでも楽観的にならなければならないところまで、追い詰められているような気がするんだ。 【なんのかんの】さん [DVD(字幕)] 6点(2008-02-22 12:19:32) |
17.《ネタバレ》 1丁の銃の存在。それにかかわった人やその家族、周りの人達の「現在」が赤裸々に展開されていく。モロッコ、アメリカ、メキシコ、日本、それぞれが直面している事態は、凄くもどかしく、ままならない。人は何とかその事態を好転しようと、悩んで行動しているけど、自分の思いがなかなか他人には伝わらず、さらに悪い事態へと展開してしまう所なんかは、実にリアルな感情表現で表わされていると思います。時にはその事態は最悪の結果を迎えてしまうこともあり、時には乗り越えられる場合もあり、まだまだ結論のでない場合もありで、実に深いです。このタイトルにしたことも含め、色々と考えさせられる映画だと思います。 【むーみん】さん [DVD(字幕)] 6点(2008-02-20 10:29:46) |
16.《ネタバレ》 東京をもっとちゃんと撮れ。良く描けとは言わんが 【NIN】さん [DVD(字幕)] 6点(2007-11-10 07:28:38) |
15.悪くはないと思う..世界情勢を知らない人には衝撃的だし、知っている人は再認識させられる..菊地凛子演じるチエコは微妙かな..行動が極端すぎて理解出来ない..映画として、娯楽作品ではない本作ですが、色々と考えさせられる点で言えば、良作.. 【コナンが一番】さん [DVD(字幕)] 6点(2007-11-06 12:27:29) |
14.《ネタバレ》 鑑賞直後は、左程、感動も余韻もなかったんですけど、しばらくしてからコクが出てくる感じでした。僕にとっては、「バグダットカフェ」もそんなところがありましたし。で、アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督が気になって、「21g」と「アモーレス・ペロス」のDVDを見ましたが、なるほどなるほど。アモーレスが一番良かったけど、「バベル」の評価も上がりました。 【OSM】さん [映画館(字幕)] 6点(2007-08-14 22:27:57) |
13.《ネタバレ》 良かれと思う行為が些細なズレから、摩擦や衝突を生む。摩擦や衝突を回避するための人のみに許された言葉という能力でさえ、摩擦や衝突のきっかけにもなりうる。救いをどこに求めるべきか考えさせられる作品。 【フッと猿死体】さん [映画館(字幕)] 6点(2007-08-04 01:33:48) |
12.《ネタバレ》 重苦しい作品で、奥深い作品なんだろうけど、いまいち伝わってこなかった。並行してるそれぞれのエピソードは面白いのだが、その繋がりが弱かった気がする。特に、日本のシーンは必要だったのか?疑問。結局、最後まで「?」で終わってしまった。 【コスッタルイ】さん [映画館(字幕)] 6点(2007-07-30 17:13:46) |
11.奥深いいい映画なんだろうけど、あまり好きになれない。 【あるまーぬ】さん [映画館(字幕)] 6点(2007-07-22 10:52:55) |
10.《ネタバレ》 まずシネスコサイズでないのに大きく失望した。いまどきアカデミー賞を狙うような大作でビスタサイズはないでしょう。せっかくプレミアスクリーンで観たのに始まった瞬間にガッカリした。内容についてはこのような映画は好き嫌いが分かれるでしょう。菊池稟子の役作りは少々やりすぎ。演技はすごいけどシーンのリアリティに欠けるかな。 【CHIROUくん】さん [映画館(字幕)] 6点(2007-07-05 20:44:03) |
|
9.見てから一ヶ月たってのコメントですが、見終わった後友人と、この映画は何を言いたかったんだろうねと混乱しながら話した。いろんなテーマが含まれていてもりだくさんすぎた感じがある。自分としては”子どもを大事にしろ”というメッセージは受け取ったけど。 【●えすかるご●】さん [映画館(字幕)] 6点(2007-06-17 18:31:14) |
8.《ネタバレ》 アメリカ・モロッコ・日本・メキシコそれぞれの4家族にとって共通することは、一丁の銃に関して直接的又は間接的に関わってしまったこと。事件の被害者と加害者、銃の所有者、被害者家族の乳母、一つの事件が世界各地のさまざまな人達に影響を与えているということを言いたかったのか。そして、それぞれの家族にとっての問題は気持ちが伝わらないということ。夫婦、兄弟、親子、国境の間で苦しみを抱えているということを言いたかったのだと思う。 バベルとは旧約聖書創世記よれば、「世界の言語がひとつであった昔、人々は集まって天まで届く塔を造り始めた。神はこれを見て、人間の尊大をこらしめるため、言葉を乱して、お互いに意志が通じ合わないようにした。そのため、塔の建設は中止され、人間は以後各地に分散し、それぞれの地方の言葉を話すようになった。」とされている。 世界中のすべての人達の気持ちが伝わる世の中になった時、世界が平和になるのでしょうね。 それにしても、菊池凛子はあの場面で脱ぐ必要があったのか?というか、そもそも女子高生には見えないだろう? 【nishiken】さん [映画館(字幕)] 6点(2007-05-27 05:05:13) |
7.長丁場の重々しい雰囲気にも眠くなる事なく見る事ができた。銃撃を受ける夫妻が子供を置いて旅に出る理由や、他の登場人物達の背景もそれほど描かれておらず、唐突に始まって唐突に終わってしまう。奥の深いような、単純に難解なだけのような、「21グラム」を観たときのように、もやもやとした不可解さが最後まで糸を引く映画だった。‥‥‥分かり合えない人と人の悲しさをバベルに例えたということだが、描かれている人と人とのスレ違いは、理解し合えば解決するような問題ではなく、単純な悪い運命の連鎖である以上には感じられない。それとも、その悪い運命に抗うすべを持たない人間の悲しさこそが、「バベル」の言いたかったメッセージなのか。‥‥‥日本人の女子高生のあんまりアブノーマルな描き方には正直辟易した。東京の女子高生があんな売女ばかりだと思われても困る。彼女が孤独に悩む少女というより、単なる尻軽な女にしか見えなかったのは、私自身が愛情を持って育てられた証拠であるのかも知れない。 【six-coin】さん [映画館(字幕)] 6点(2007-05-25 01:25:53) |
6.観終わって一発目の感想は「・・・・・え?終わり?」て感じ。もう、感想はこれに尽きます(笑)正直な話、俺には分からんかったです。いや、誤解しないで下さいよ。俺はこの映画を肯定はしていませんが否定もしていません。クソ映画なんて滅相もございません。何もかもすべて、修行が足りんくせにただレビューを勝手に書き殴ってこんな点数つけて映画通ヅラしてるこのマセガキがいけんのです。俺は「映画に込められたメッセージ」って、読み取れたり、読み取れなかったり~な奴なのですが、残念ながら本作は後者でした(--;)あとで同じく映画ファンの方とメールで意見交換したりして、ああそうなのか~と考え直す部分もありましたが、要するに本作が言いたいのは「他人と他人が分かり合う事の難しさ」でいいんですかね?絶望的なラストと言われましても、あのモロッコの兄弟が・・・・事以外に何が絶望的だったのか分からなかったし、ニュースで話題の某シーンはやっぱりキツかったし。6点はキャストの迫真の演技(菊池凛子は語るまでもなく。ブラッド・ピットも素晴らしかった!)と、見終わった後になぜか残る不思議な余韻に。・・・・・・・・・・・・・・それにしても、傑作揃いだった去年のアカデミー賞レースに比べ、今年は『ディパーテッド』といい本作といい微妙な作品が並んでるような。(汗) |
5.《ネタバレ》 お父さんがお母さんを猟銃で撃ち殺していて、それを娘が刑事に手紙でたれこんだというのなら面白いかも。ロストイントランスレーションに引き続き、また藤井隆! 【はるこり】さん [映画館(字幕)] 6点(2007-05-03 09:20:29) |
4.《ネタバレ》 そもそも日本人がモロッコでハンティングして自宅で拳銃自殺って・・・ふつう無理でしょ。 【mimi】さん [映画館(字幕)] 6点(2007-05-02 20:11:08) |
3.流れがムチャクチャなようで自然。変に物語っぽくなっていないのでドキュメンタリーを観ているような感覚だった。臨場感がありすぎる。非常によくできているが、もうちょい強めに「だから結局何なの?」に対する答えをあえて提示してほしかった。これではオスカーがとれなかったのも分かる気がする。 【えいざっく】さん [映画館(字幕)] 6点(2007-05-01 19:21:38) |
2.《ネタバレ》 帰ったらすぐアモーレス・ぺロスが見たくなった。そう思ってしまうほどこの作品、なんもかんもが汚すぎる。アモーレスみたいな、悲壮感の中にある美しさというのが感じられず、ただただ汚さばっかりが印象に残った。寄りすぎの役者の顔、チエコのおっぴろげ(孤独感を出そうってのは分かるけどさぁ)にチエコのブサイク友人(チエコの男を横取りできるっていう説得力ナシ)、てんかんになりそうなディスコと本当に気持ち悪くなった。悲劇的結末を迎えるモロッコ親子とかは物凄く好きだったんだけど、日本の描写は違和感ありすぎ(必要ないとはいわない)。DVDの売り上げも観客動員も大きな収入源なんだから、もうちょっと日本の文化調査くらいしましょうや。なんですか、ゲーセンの筐体でPS2のコントローラ握ってるってのは。。。ガエルガルシアベルナルが銃を隠し持ってたのとか、チエコが刑事に渡した手紙といった伏線をほったらかしにするのも俺的には×。観客に下駄預けすぎでしょ。テーマが良くてそれが伝わってくる脚本だったのに、まったくもって惜しいなぁと思うです。 【ダブルエイチ】さん [映画館(字幕)] 6点(2007-04-30 00:21:04) |
1.もうすこし短くてもいいかと思いました。菊池凛子さんの役、他人に受け入れてほしいという気持ちが痛かった。 【よしふみ】さん [映画館(字幕)] 6点(2007-04-30 00:00:31) |