50.《ネタバレ》 なぜミュージカルにする必要があったのか? と首をひねりながら観ていたが、終盤でその意義を見出した。死刑執行のシーンというのは、「デッド・マン・ウォーキング」の例を引くまでもなく、陰鬱なものになりがちであるのだが、本作品では監房から死刑台に至るまでの経過が明るくミュージカル化されているため、(監督がそれを意図したかどうかはともかく)陰鬱さが緩和されているのだ。これならば新しい発想といえる。この部分をメインにした45分くらいの映画であったならば、高得点を付けられた(かもしれない)。しかし、そんな短編映画では目に触れる機会もなかっただろう。全体的に評価しようとすると、ミュージカル部分が「面白い」「画期的」と思えるほど突き抜けたものではないし、まったく救いようの無いラストというわけでもないなど、中途半端な印象が残る。 【山の木屑】さん 6点(2004-08-27 11:14:04) |
49.とっても後味が悪い。そういう意味で、自分の中では「カッコーの巣の上で」とトップを争う。ビョークの独特の感性は感じるし、音楽やダンスの部分はけっこう好き。それにしても、なんでこんなにレビュー数が多いのだろう。。。 |
48.何が言いたかったのかが伝わってこない。音楽にも映像にもすごくこだわっているのは分かるけれど、今一歩踏み込みが足りない。残念。 【トナカイ】さん 6点(2004-07-10 20:27:31) |
47.好き嫌い別れる映画。ラストのあっさり感はいいです。悲しすぎ 【ムート】さん 6点(2004-06-19 22:58:23) |
46.最後の最後まで恵まれないビョークが観てて凄い辛かったです。 【Aキト】さん 6点(2004-06-15 19:40:57) |
【はりマン】さん 6点(2004-05-18 23:54:55) |
44.ごめんなさい、苦手なんですこうゆう作品。隣人に裏切られて、目も見えなくなって、最後はうりゃー。ほんとに主人公をこれでもかってほど打ちのめしていきますね。サディストの作った映画なんじゃないのって感じです。こうゆう監督って結構いますよね。突然踊りだすし。でもここまで強烈な印象を残すってやっぱり名作なんですかね。 【りょう】さん 6点(2004-02-11 20:17:21) |
43.《ネタバレ》 ラストのあのシーンで印象に残っている映画ですね。見た当時はこんな映画があっていいのか?と思いました。劇中は目が見えないのに電車の上に乗って踊っている主人公を見て「なんじゃこりゃ?」と思いましたが、あのころは若かったのですね(笑。今となってはミュージックとよく調和していてとてもいいシーンだと思いますね。 【T橋.COM】さん 6点(2004-01-26 02:06:55) |
42.《ネタバレ》 あのラストは見たくなかったな…でもそれはセルマにとってはずっと覚悟してきたことで、目が見えないということは死と同様だということだったんだろうね。劇中の線路を貨物列車が通り過ぎるシーンで、「過去も未来も見えてしまった。だからもう見なくてもいい」なんてフレーズがあったと思うけど、最後は彼女の意に反した結末ではあったにしろ、それでも彼女にとっては目が見えなくなる(=死)までの過程が苦痛だったわけで、最後はやっと解き放たれた気分だったのではないかな。しかし残された人たちの中で一番かわいそうなのはジェフでしょう…セルマに好意はあるものの、一定の距離以外には近づけず、もどかしいけど何もできない、そして何一つとして残るものがなかった。言い方は悪いけどセルマのわがままに最後まで振り回されてしまったという感じ?所々、聞こえる音からリズムを作って、空想でミュージカルを思い浮かべるシーンがあるけど、あれがなかったら重過ぎる。ただでさえビョークの歌声は哀れみを持ったものなのに。しかしビョークの見た目以上の才能の豊かさというか、ラストは震えるほど自分の世界に入ってたというか、いろんなものを放出してたね。ドキュメンタリータッチで随所に手ブレごめんのハンディカメラを使用していたのも印象的。印象には残ったけど、もう1度見ようとは思わないね。 |
41.ほんとに後味は悪いけど、そんなに批判する気持ちにもならないという印象だった。最後の、自分の死の間際に子どもが万事OKと聞いた時の主人公の表情は崇高でちょっとジーンときた。内容としては「レ・ミゼラブル」のファンティーヌの話をもっと悲惨にして引き伸ばしたものみたい、とも感じた。 |
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40.いかにもラース・フォン・トリアーらしいドロドロの1品。現実世界を撮る手持ちカメラの映像と,固定カメラ?による妄想ミュージカルシーンを対比させ,現実の不安定さと妄想の強固さを演出する手法が面白い。ストーリーは勝手読みを駆使してセルマがイエス・キリストでビルがユダ,カトリーヌ・ドヌーブがヨハネ?ということで自分の中で決着させた。トリアーがキリスト教の信者かどうか知らないが,「奇跡の海」も相当宗教色の濃い映画だった(ように思える)し,なにより私にとってはセルマの子供云々は客を納得させるためにムリヤリつけたした理由という感が否めなかったから。彼によるキリストの現代的解釈とみれば,セルマが自分勝手なわりに皆に愛されていることと,彼女の過剰な妄想癖と刑死が腑に落ちる。生理的な不快さ満載の映画だけれども,こういうのも映画の魅力のひとつだと思う。ただし,私の知人にはすすめないが。 |
39.《ネタバレ》 ミュージカルシーンは凄い。感動する。ビョークもイイ。どんな女優も敵わないって思えるくらいイイ。でも酷すぎる…残酷なラストを見せつけるために作られた映画なんだろうな。あ~……鬱。いいからはやくキングダムを完結させろと監督に説教したい気分だ。 【ロビン】さん 6点(2003-12-23 04:13:29) |
38.《ネタバレ》 ずーっと観ようか迷っていて、一大決心して観ました。観終わった今、やっぱりかなり重い気分になっています。「どうしてこうなるのぉ~?」という理不尽さ、「なんですべて話して死刑を免れようとしないのぉ~?」という怒りにも似たイライラ。息子を思う気持ちはものすごくわかるけど。どうして子供を産んだのかという問いに「この腕に赤ちゃんを抱きたかったから」というのは泣きました。自分勝手な選択かもしれないけど、女の本能だものね。列車のミュージカルシーンは思わず涙出るくらいよかった。裁判と死刑直前のはどうかと思うけど、ああいう想像の世界がなければ彼女はほんとに不幸すぎる。内容が内容なだけに誰にでも簡単にはすすめられないけど、撮り方も凝っていたりと出来はいいと思います。 【きょうか】さん 6点(2003-12-22 16:47:22) |
37.とてつもなく、悲しい物語です。個人的に、ミュージカル的な映画は苦手なので、評価が低くなっています。それにしても、悲しい映画だ。 【ぱおーん】さん 6点(2003-12-08 14:30:22) |
36.普通に裁判してれば勝算ありなのに、生よりも子供の眼を選んだと伝えたいのか?ミュージカルがたまに入ってくるとテーマが軽く感じてしまう。 【guijiu】さん 6点(2003-12-05 20:24:38) |
35.これを映画館の巨大スクリーン(前から2列目)で見ていた時に、私を襲った各種症状(時系列順)→(1)ひどい車酔い(2)ひどいミュージカル酔い(3)ひどい不幸酔い。教訓。このどれにも免疫の無い方にはお薦め出来ません。充実した気力・体力のある方で、不思議ワールドに足元をすくわれ過ぎない自信のある方、また他人の幸・不幸への共感を惜しまない方が、なるべく遠目(首を括った人間が等身大以上には見えない距離)にて鑑賞することをお勧めします。(なお、症状は複合的に現われ数日間持続する可能性がありますので、鑑賞後の社会活動には十分な注意が必要です。) 【中山家】さん 6点(2003-12-04 09:52:41) |
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33.評価の割れる映画ですよね。わたしはあまりにもやりきれないストーリーでもう見る気にはなれないです。 【jami】さん 6点(2003-11-08 21:42:06) |
32.素人がハンディカメラで撮ったようなカメラワーク(手ブレは多いし、ピントもよくぼけます)に先ず慣れが必要です。ドキュメンタリーっぽさを狙ってわざとやってるんでしょうか。ミュージカル仕立てになってるとは知らずに見たもので(普通のドラマかと思っていました)、ミュージカル・シーンが突如始まったときには唖然としました。Bjorkのファンならミュージック・クリップとしても楽しめる内容だと思いますが、大衆受けする音楽ではないだけに、ファンでない人(特にヒットチャートしか聴かないような人)にはキツいかもしれません。それにしても、処刑前に発狂し怯える演技には鬼気迫るものがありました。Bjorkの意外な一面を見たという感想です。 |
31.泣ける話だったが不思議と泣かなかった。息子に希望を残す事が出来たからかな?。でも、いろいろと納得のいかない映画です。ビョークの歌は良い。 |