24.《ネタバレ》 歳をとる人生と若返る人生との交差点で愛をかわす..なんてロマンチックな設定なんでしょう!でもなぜか私がぐっときたのは本筋じゃなくてロシアでの真夜中のホテルのロビーのシーン。毎日言葉を交わしながら2人が距離を縮めていく・・普通だけどちゃんと恋をしていく感じがいい。本筋の2人は、見た目をとっぱらえば、ふつうの幼ななじみ。子供の時の貴重な時間を共有して、時間をへてゆっくりゆっくり愛情に育てて行く。そう考えると、風呂敷は広いものの、ふつうに恋愛映画のように思えます。いや、それがいけないというわけじゃない。変わった人生だけれども本気で人を愛することができれば、それだけでいいじゃない、そして愛する人と添い遂げられることは奇跡的な幸せだなあと感じます。ただ、ハリウッドではそんなシンプルなことを伝えるのに(シンプルだからこそ?)こんなSFXを使わないと見てもらえない時代になったのか・・・とも思いました。ともあれ、自分の相方と、これから先も一緒に歳をとっていけますように。 【ETNA】さん [DVD(字幕)] 6点(2010-02-02 16:15:40) |
23.《ネタバレ》 封切り当時に映画館で鑑賞。恋愛ものが苦手な私でも3時間近い長さをあまり感じることなく鑑賞できました。そして今はDVDになって何度でも見返すことが出来るのですが・・・ん~もう1回見ようとまでは思わないんだよなーDVDのパッケージ見ても、あ、もう映画館で見たから他の見ようってなっちゃいます。数奇な人生といっても時間軸が逆なだけ。男の容姿以外は淡々と普通の男女のストーリー。つまらないわけじゃないのですが、気合いの入ったこの大作、もっともっと面白くできたんじゃないのかなって欲張ってごめんなさい。 【はらへり】さん [映画館(字幕)] 6点(2009-12-26 08:47:52) |
22.《ネタバレ》 最初の盲目の時計師の逆回りの時計なんてとこはワクワクしたのだが、そういった寓話性は本編に入ると薄れてしまい、せっかくの“逆向き人生”って設定があんまり生きてない。チョコチョコやたら入る現代の病床シーンが、テレビで映画見てるときのCMのように邪魔で、作品をエピソードごとに区切ってしまい、さらに“逆の流れ”を感じさせないようにしている。並列的になってしまうのだ。メイクの技術は立派だが、変化が非線形的というか、カチッカチッと切り替わるので、別人の人生の一場面を歴史順に見ているような気分にさせる。“晩年”の哀切さでやっと設定が生きたが、遅すぎた。つまり、観てるほうが頭の中で「これ逆向きの人生なんだよ」と絶えず注釈を入れてないとうっかり忘れてしまう設定なんで、なんか落ち着けないのだ。定型外の人生によって現代史を語らせるってのは『フォレスト・ガンプ』を思わせるが、あれほど同時代史が関わっているわけでもなく、かえって“逆向き人生”の趣向が薄められた気がする。この監督と意識したのは、ラストのひたひたと寄せる水で『セブン』も水だったなあ、と思い出した程度。 【なんのかんの】さん [DVD(字幕)] 6点(2009-11-11 11:59:21) |
21.久しぶりに時間を忘れて見入ってしまいました。ドキュメンタリーのように淡々と進む奇妙な物語に、「人生とは何か?」を考えさせられたような気がしました。 【あるまじろ】さん [ブルーレイ(字幕)] 6点(2009-09-16 20:56:22) |
20.《ネタバレ》 老体で産まれ、若返っていく不思議な病気の男、ベンジャミンの物語。167分にも渡って回想形式で語られます。ジワジワと若返っていくベンジャミンの姿もそうですが、背景の映像にも凄く拘りが感じられ、視覚的には相当レベルが高く、飽きずに楽しめます。しかし、とにかくナレーションが多い。字幕だと、常に字を追いながら映像も観なくてはならないのが忙しい。小説の映画化モノにありがちな、エピソードを詰め込みまくった形になっていて、出てくる人たちは愛着が出てくる前に退場していきます。一つ一つの場面が短いことと、本人による回想でないこともあってか、ベンジャミン自身の心情を映すようなシーンもほとんどなく、彼の活躍を見せてくれるようなシーンもなく、病気だって事を除けば普通の男で、感情を揺さぶられるような事はありませんでした。 【すべから】さん [DVD(字幕)] 6点(2009-09-06 22:26:52) |
19.《ネタバレ》 ほんの少しのボタンのかけ違いで人生かわるもんだなあとデイジーの事故のシーンが一番印象に残りました。 【osamurai】さん [DVD(字幕)] 6点(2009-08-16 13:06:48) |
18.《ネタバレ》 物語自体は、歳が若返るという点を除く案外平凡。それだけに親身に考えさせられる映画です。ラストでは深く愛し合った彼女の腕に抱かれて老衰するベンジャミンに何とも言えない気分になりましたね。物語としてはフォレスト・ガンプやビッグ・フィッシュの方が印象強いです。 しかしこの映画、人生についていろいろ考えさせられた映画でもあります。「誰しも愛する人を失っていく」という一言だけでもズシンときたような気がします。純粋にパートナーを愛するということ、実際には難しいことなんでしょうが、愛する人をずっと支え続けてやりたいと思いました。 映画としては決してつまらないというわけではないのですが、何かもう一捻りほしかったってのが正直な感想。 でも、とても良い話でした。 【ライトニングボルト】さん [ブルーレイ(字幕)] 6点(2009-07-21 03:26:08) |
17.なんの事件もおきないフォレストガンプといった印象。ただ、ラストシーンだけはものすごく見る価値があると思います。見終わった後、身近な人を大切にしたくなりました。 【コダマ】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2009-05-08 03:04:26) |
16.《ネタバレ》 時の流れに逆行して若返っていく外見には興味津々だったが、エピソード自体は特に笑うシーンも大泣きするシーンもない。肉体時間の逆行以外に特別な能力がある訳じゃなく、至って淡々とした暮らしぶり。大胆な設定から導かれるお話としては平板に思えるが、アクションやサスペンスではなく、あくまで人の一生をじっくりと描きたかったのだろう。出会いや別れの情景の中に、抑えの効いた演技が切なさを紡いでいました。ちなみに、ベンジャミンと接触した人のほとんどは彼の人生を数奇なものとは思っていない。見掛けと実年齢が極端に違うのは、聞かされない限り気付かない事で、ベンジャミンにとっては数奇な体験でも、周囲の人には普通の付き合いなのである。そう考えると、周囲が認知していないだけの数奇な人生は、実はたくさん存在するようにも思える。逆説的ではあるが、およそどんな人生も、他者が知らない数奇な側面を持っているのかも知れない。淡々としたベンジャミンの日常描写からはそんなことも考えてしまった。そういう意味で、奥深くはあったけど、面白いという類いではなく、感動するでもなく、妙な見応えの映画でした。 【アンドレ・タカシ】さん [映画館(字幕)] 6点(2009-04-13 01:16:45) (良:1票) |
15.切ないし、いろいろ考えさせられるし、本当にいい映画だなと思うのですが、全てが無難過ぎてあまり強烈な印象が残らなかったのが残念です。 |
|
14.《ネタバレ》 最後の最後、これまでバトンが出会ってきた人々がカットインするシーンに尽きます。 素直に「観てよかった」と思える映画です。 【bolody】さん [映画館(字幕)] 6点(2009-03-20 00:18:47) |
13.若返って行く人生ってどんなのか、ていねいに確認することができたような気がします。やっぱり普通の人生がいいや。人間って前髪があると若く見えるということを再認識しました。 【豆治】さん [映画館(字幕)] 6点(2009-03-11 01:12:02) |
12.大河映画のように重厚感がある映像だが、荒唐無稽なストーリーなのでイマイチ感情移入ができないままに終わってしまった。いい映画だけどな~。 【kaaaz】さん [映画館(字幕)] 6点(2009-03-08 22:13:31) |
11.《ネタバレ》 宣伝を見て受けていた印象、「人生をシミジミ描いた作品」とは異なり、SFチックな話でした。皮膚や体の各機能が成長と共に若返っていくという設定は流しつつ、最終的にどうなるか心配しながら鑑賞。トンデモ映画になりそうな予感はまさかの的中でした。 みかけがやたら年取った、爺さんのような赤ちゃんとして生まれ、どんどん若返りながら大きくなり、老齢を迎えてまた少しずつ縮み、最終的に赤ちゃんサイズまで縮小するって??? 映像はリアル系で、じっくり人間関係や生活を描いてるのに、その一点がのみが桃から生まれた桃太郎のお話以上にファンタジックすぎて浮いてます。どうしてもそのエピソードを活かしたいなら、もっとならして全体に溶け込ませてほしい...。 周囲の人たちとの温かい関わり、ユニークな女性との生涯にわたる恋、時代の移り変わりを描く物語で「フォレストガンプ」みたいだと思ったら、脚本が同じ人でした。ナゼこれだけ同じようなものを二度作るのか...あれ以上の内容になってもいないし。 人間が年を取ることの素晴らしさ、苦しさ、そういうものを描いてくれるのかなとも思っていたんですが、特にそういう点への深いツッコミもなかったし。 パートナーの女性を演じたK・ブランシェットも、年老いる哀しさというより、肉体的能力が非常に優秀な人が大ケガする悲惨さ・哀しさだったし。設定を怪我したダンサーにしたことで、ベンジャミンと生活しながら老いる苦悩というテーマがぼやけたように思います。 一番よかったのは予期せぬ戦闘シーンで、この場面は銃弾の音なんかにしてもとてもリアルで完成度が高いように思いました。戦争のバカバカしさ、それでも一般の人が戦わざるを得ない状況、命のはかなさを感じるシーンでした。 ブラピの若返りを結構楽しみにしていたのですが余り若くならず、もっとも若い頃(20歳前後?)を表現したブラピもブラピのパロディ?みたいな感じで残念だった。テルマ&ルイーズなど、本当に若い頃の彼を知ってる私は、椅子から落ちそうに...もうちょっと頑張って若くしてもよかったのでは~?いくらでも方法はあった気がするんですが...。R・レッドフォードが、ちょっとあり得ないシワクチャ顔でいつまでもモテ男、ハンサムガイを演じてたように、そこは治外法権なのかな? ちなみに、爺さん時代の老眼鏡をかけたブラピはとってもイイ人そうで、可愛かった。 【hatomix】さん [映画館(字幕)] 6点(2009-03-07 02:25:29) |
10.1人の男の一生を描いた映画にしては、これと言って得られるものがなく、「変わった人生だったんだね」と声を掛けてあげるくらいしかできません。オスカー候補となったB・ピットはそれ程良かったわけでなく、かえってC・ブランシェットの方が素晴らしく感じました。年代を示す事柄が少なく、はっきり分かったのは戦争とビートルズぐらい。見た目だけで年齢を表現する特殊メイクと視覚効果はすごいです。 【shoukan】さん [映画館(字幕)] 6点(2009-02-28 10:23:52) |
9.《ネタバレ》 がっかり。長尺でありながら、それなりの展開はあるので「腹が立つほどつまらない」とまでは言わないけれど、これでアカデミー作品賞ノミネートとは。いってみれば「SF映画」なので細かい突っ込みはしないでおくけれど、「年寄りで生まれて若返る」という一本調子に、とってつけたようなエピソードをちりばめただけという感じがする。ああ、脚本が「フォレスト・ガンプ」の人なんだと知り、何となく納得してしまう程度。しかし、死に際の回想やハリケーンという設定に、オチを期待したのだけれど、何もなし。若い顔も老け顔もよく作ってあるな、と感心してしまうのが、感情移入しにくいという意味で逆効果だったかもしれない。 【mohno】さん [映画館(字幕)] 6点(2009-02-24 00:44:48) |
8.《ネタバレ》 ラストにベンジャミンの関わった人々が順番に登場しますが、早い話し〝人生ってのは誰もが数奇でしょ?〟って事なんだと思います。しかし人生を語る割りには人物描写が浅い感じがします。〝若返り〟という題材にしても、口にはするものの若さへの渇望や恐怖が希薄なのです。ケイト・ブランシェットがプールで健康体の女性を見て泣きますが、そういったシーンをもっとブラピで見せてほしかったです。結局のところ肉体的に逆行する事に関してはさして重要ではなく、極端に普通の人生ではなかった一例を見せているように思います。またそんな事は別にど~でも良かったとしても、例えば大人になって最初に二人が再会した時にブランシェットがブラピを誘惑するシーンであるとか、ブラピとティルダ・スウィントンとの夜の密会シーンであるとかが全く官能的じゃなかったりするのです。そんなこんなで、つまらなくはないのですがフィンチャー監督がいったい何を一番見せたかったのかが良く分かりません。色々と詰め込み過ぎているようで、逆回転の時計などは思わせぶりに登場したのに作中に活かされていませんし、また現在のシーンで病院を直撃する嵐もニュース画面で省略するのは些かズルイんじゃないかと。 ただ、祖父と孫のようなベンジャミンとデイジーが夜中にテーブルの下で秘密を語り合う場面は作中で最も象徴的であり怪しくも幻想に溢れ素敵なシーンだったと思います(短かったので見誤ったかもしれないが海上の戦闘シーンも良かった気がする…)。 ところで若返りネタだと少し前にフランシス・フォード・コッポラ監督が「コッポラの胡蝶の夢」なる作品を撮っていますが、こちらはアカデミー賞にノミネーもされず…。コッポラとティム・ロスのコンビじゃ旬じゃなくダメだったんでしょうけど、〝若返り〟という事に関して撮ったとするならば私はコッポラ監督作の方を支持します。 【ミスター・グレイ】さん [映画館(字幕)] 6点(2009-02-23 18:32:01) |
7.《ネタバレ》 おもしろいとは思う。しかしこの感興は良い文学作品に触れたときのものであり、映画として高得点を与えるのはどうかと考えてしまう。それはたとえば、様々な人たちとの出会いとか別れとか生とか死とかの繰り返しであるとか、永遠に価値のあるものはないように思えてじつはあるのだとかいうことである。少なくとも私は、そのようなことは若い頃文学の世界でハマったのであり、映画館で見ようとは(あまり)思わない。ひとつの作品世界を構築するには成功した映画だと思うけど。 でも最後の方はちと盛り上がりに欠けたかな。 【アンギラス】さん [映画館(字幕)] 6点(2009-02-22 22:12:31) |
6.《ネタバレ》 個人的に贔屓のデイビッド・フィンチャー監督の最新作が大変評判だと耳にし鑑賞を決意致しました。予告編では落ち着き払った雰囲気を呈した本作もまさかラストには驚愕の結末が?とか考えながら観ていましたが,さすがにそれはありませんでしたね,そこは幾分ホッとしました。肝心の本編の方の感想ですが,同様のタッチで世界中を感動させた名作「フォレスト・ガンプ」には一歩か二歩及ばなかった感じでしょうか。。ただし,人生が出逢いと別れの繰り返しであること,ついさっきまでそばにいた人がある瞬間にふと立ち消えしたかのようにいなくなり,その後の人生に一度も現れなくなることがあるということ,どこで何をしている人でも生きていることが素晴らしいこと…あらゆるメッセージが過去の作品群でも散見されたようなありふれたものだったものの,「ベンジャミン・バトン」という特異な運命の下に生まれた男をフィルターにすることで,再び問い直す意味が出ているように思います。そういった観点から特殊メイクやCGの発達した現代に作られた意義というのは十二分にあったと思いますが,如何せん構成が弱いような気がしました。というのも,3時間近い大作だった割にはベンジャミンの人生が薄っぺらく見えます。逆回りの時計の話にしても,ハチドリの扱いにしても,エリザベスの件に関しても,もう少し重厚な作品ができたように思うので残念です。しかし,本当なら長い人生を連れ添えた運命の二人が,お互いの人生の交差点の数年間だけ愛し合う,なんていう哀しさに少しホロリときましたし,総じて丁寧に作られた作品だと思うので一見の価値はあると思います。 【Thankyou】さん [映画館(字幕)] 6点(2009-02-16 00:46:19) (良:1票) |
5.《ネタバレ》 自伝ですね。その意味では非常に面白くて、人生の意味、生き方といったものを考えさせてもらえる映画でした。しかし私自身がまだ20代前半であり、そういった事を考えるには早いというか、そういう人をターゲットにしていない映画だと思います。全体にメリハリ、大きな山を山として描かない作りはいいんですが、最後の若返っていってしまうシーンのバトン目線からの描写も欲しかった。そこが残念です。 【コショリン】さん [映画館(字幕)] 6点(2009-02-15 03:54:57) |