13.思いのほか薄っぺらい話でがっかり。それにしてももう少しバレエを見せられないものか。 【akila】さん [映画館(字幕)] 6点(2011-09-05 01:26:34) |
12.ホラー的表現とスポ根ものをかけ合わせるというのは面白い試みだったけど、肝心のホラー表現が、「ドキッ」とか「メリッ」とかすごく即物的というか表層的というか、見てて生理的嫌悪感はあるけど心理的には全然迫って来なくてゾクゾクしないのですよ。 なんだか残念ですね~。 【とと】さん [映画館(吹替)] 6点(2011-07-04 20:55:30) |
11.《ネタバレ》 『レスラー』をココロの一本としていた身としては、期待を胸に劇場へ。「レスラーと同じ話」みたいって聞いてたものの、途中までは?でしたーが!!!ラストに近づき、お腹から血が出てきた箇所から一気にレスラー化!!!なるも。カタルシスはあまり沸き起こらない。多分何が現実に起こっているのか混乱し続けたから、かなー。現実と妄想が入り乱れるのが本作の特徴だと思うのですが一回見ただけでは低能のボクには理解し辛かったみたいです。もう一度みたい。あと!!!ニナがクンニされてる時、鳥肌になってるのは苦笑しましたネー。 【reitengo】さん [映画館(字幕)] 6点(2011-06-21 22:54:28) |
10.《ネタバレ》 母親と共にひた向きにバレーに取り組んできた主人公の純真さが、追い詰められることによって革命的に開花する時点を表現したいのでしょう。 しかし同時にドッペルゲンガーにも悩まされるほど深いところまで墜ちてしまう。 母親が「あなたは病気なのよ」と叫ぶシーンは印象的でした。 舞台芸術、総合芸術として圧倒的な力で迫ってくる作品として、芸術性は高いと思いますが、エロやドラッグの描写はそれらの高得点圏のレベルを一段落としてしまったのではないでしょうか。芸術の世界と並べて表現しなくても他に手法は無かったのかな。 母親に向かって「私は主役を取ったけど、ママは群舞の一人にしか過ぎなかった」と罵りますが、本番で感無量になる母親を見ると、母もまた無償の愛、盲目の愛を娘に捧げていたんだと思いました。二人とも、これで完成を向かえたんでしょうね。 ナタリー・ポートマンの可能性はまだまだこんなもんではない、という印象が強く残ったし、彼女の代表作に仕上がりましたね。 【白狼】さん [映画館(字幕)] 6点(2011-06-20 19:28:00) |
9.《ネタバレ》 ●いささか少女漫画っぽいバレリーナ物語なのだけれども、とにかく過剰サーヴィスというか、たたみかけるような演出で、観ていてもドーパミンだかアドレナリンだかが脳内噴出するようであった。終わってみると「あれ?」というところもあるのだけれども、とにかく観ているときには夢中にさせられたのである。 ●しかしこれはどう観てもポランスキーの世界で、ヴィジュアル的にも「ローズマリーの赤ちゃん」から多くを負っている感じだし、コンセプトの「妄想」は、やはりポランスキーの「反撥」に通じるところが大きいと思う。 ●主人公のニナ(ナタリー・ポートマン)の母親(バーバラ・ハーシー)のメイクなど、どうみても「ローズマリーの赤ちゃん」のうさんくさい隣人のおばさん(ルース・ゴードン)にそっくりであるし、そのニナが鏡に自分の背なかの傷を映してみるシーンなど、そのまま「ローズマリーの赤ちゃん」にあったショットの再現であったりする。 ●ついに「白鳥の湖」舞台初日を迎える前夜から、初日舞台終了まで(つまり、映画の終わりまで)のハイテンションぶりは異様なほどで、もうほとんどこれは笑ってしまう次元である。バレエのシーンはできるだけナタリー・ポートマンの全身を映さないように(つまりはやはり、それはムリだよということだろう)、たいていは上半身だけのショットで、そういう制約もあってのことか、全体に映像の美しさを堪能するような種類の作品ではない。それでも、「ブラック・スワン」を踊るニナの舞台シーン、「これはすごいんだ」ということを納得させるためというか、CGが最大限に活用されるわけだけれども、これは素材がダンスだとかバレエだからこそ、という特殊効果シーンなんだけれども、作品全体が「妄想」という非現実のフィルターがかけられているなかで、もうひとつ、観客の「妄想」をも巻き込んだようなこころにくい演出で、ここで映画としてのクオリティがいちだん上昇したような感覚である。 【keiji】さん [映画館(字幕)] 6点(2011-06-12 18:54:36) |
8.《ネタバレ》 久々に鑑賞後どっと疲れた映画だった。夏によくある幽霊特番の再現VTRのような驚かし方はあまり好きじゃない(この作品が再現VTRレベルという意味ではなく、驚かし方の方法として)。それも一定のリズムをかなり正確に刻みながら連発されるので、後半になるにつれビビリポイントが予見できて来てしまいかなり参ってしまった。もう少し緩急の緩があると良かったのだけど・・・。ただ俳優陣の演技はどれも素晴らしく、バレエの美しさに、また白鳥の湖に興味を持つ事ができたという点で、この映画に出会えてよかったと思う。 【njld】さん [映画館(字幕)] 6点(2011-06-09 02:31:17) |
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7.《ネタバレ》 「レスラー」のダーレン・アロノフスキー監督だということ以外、事前情報なしで見たので、てっきり「レスラー」のようなバレリーナ版の映画かと思っていたのですが、最初と最後以外はバレエとあまり関係なく、ナタリー・ポートマンがもっとキャーキャー叫んでいたら完全無欠のホラー映画になっていました。 例えば、いつだって何かが間違って映りやしないかと不安を煽る鏡の多さ、あるいはライバルやヴァンサン・カッセルよりも怖い魔女のような母親の住居。外よりも家の方が危険な予感がするほどで、ぬいぐるみが溢れる時間が静止した部屋は、まるで魔女に囚われている子羊の一室のようですし(故にラストの観客席で感極まった母親と舞台上の娘の目が合う瞬間はちょっと感動的だ)、ケーキを丸ごと捨ててしまおうとするシーンなどは特に怖く、良く出来たホラー映画だと思いますし、つまるところ単純でありふれたお話をよくここまで盛り上げたと思いますが・・・、最大の見せ場であるラストのバレエシーンにCGを多用したことは大いに不満が残ります。露骨なまでに目の色を変化させたり手を黒い翼に変化させ過剰に暗黒面のイメージを出そうとしていますが、これは裏を返せばポートマンの演技力を全く信じていないということです。 それからウィノナ・ライダーが枯れて登場した時、ミッキー・ロークやマリサ・トメイのように泣かせてくれるのかと思ったのですが、別の意味で泣けちゃうような役でした。 【ミスター・グレイ】さん [映画館(字幕)] 6点(2011-06-07 18:49:14) (良:2票) |
6.《ネタバレ》 前半は話がすすまなすぎて、眠くなってしまった。 後半は、凄い。なんかいきなりこえー!!音楽フルボリューム!効果音もズドーン!狂った妄想の嵐!!息つく暇もないままフィニッシュ!!! ぽかーん・・・そもそも、妄想暴走系あんま好きじゃないんだよな。 ってことに気づいた。 最初っから最後までナタリーちゃんは張り詰めていて、気負いまくりのどシリアス。もっと肩の力抜けよ、って言いたくなるけど、安らげる場所がないってのは辛いですな。友達も恋人もいないんだもんな。オナニーしたり、ドラッグやったりするしかないわな。 気が狂うほど恐ろしいなら、辞めたらいいのに。 君、プリマ向いてないんじゃないの?って思った。もっと楽しく生きれる道があったろうに。 最終的に、音楽とか演出とかですげえ盛り上がってるのは分かるんだけど、 その踊りそんなに凄いの?っていうのが、よく分からず。確かに、キマってはいるんだけど。 【すべから】さん [映画館(字幕)] 6点(2011-06-04 11:18:03) |
5.見応えのあるホラー映画でした。ただ、何を主張したいのかがわかりません。セクシャルな表現が多いのは、バレエの世界が特別なものでなく、身近な存在であると言いたかったのでしょうか。 【shoukan】さん [映画館(字幕)] 6点(2011-05-27 23:09:12) |
4.夢や幻想が徐々に狂気へと変貌するさまがよく描かれてると思う。 バリバリ手ブレのカメラワークは見ずらいけれど、刺激的な音楽やナタリーポートマンの存在感、そして圧倒的迫力のクライマックスは凄いの一言。 まぁ冷静に見ると、ぶっちゃけストーリーはあまり面白くないんだけど(笑) 【テツコ】さん [映画館(字幕)] 6点(2011-05-16 10:28:29) |
3.明らかにそれと判るデジタルエフェクトほど無粋なものはない。 観客が気付かないぐらいが効果的なのであって、過度に充血した眼やら、鳥肌やら、自傷やら、大仰な効果音付で繰り返されればさすがに興も冷める。 二次加工も半端に使われてしまうと、実写画面への信頼性すら揺らぎかねない。 『タイタニック』でレオナルド・ディカプリオらが踊ったアイリッシュダンスのように、モーフィングによってダンサーの下半身と俳優の上半身を繋ぐ事などもはや造作もないのだから。 ダンスシーンの、演者に肉薄していくような手持ちキャメラワークを始め、役者の身体性と演技に拘るのなら尚のこと、過剰な特殊効果は控え、出来る限り役者の生身だけで勝負してくれなければ価値を減じてしまう。 つきつめていけば、「演技賞」とはどこまでを言うのかという事にもなる。 地下鉄の車窓、ドレッシングルームや稽古場の大鏡の錯覚的な重層性と迷宮感。CGの援用はこれらに限定するだけで十分かと思う。 【ユーカラ】さん [映画館(字幕)] 6点(2011-05-15 20:49:56) |
2.《ネタバレ》 バレエ好きです.かなりの期待度で観ました.ナタリー・ポートマンが役作りに払った凄い努力と演技力には10点です.また、トウシューズの中敷きを破いたり叩いたり滑り止めの傷を付けたりの細かい描写も、うんうん期待度益々大、となるところだったのですが.途中からあれれ?感が出てきました. 黒鳥って、難易度が高くて派手な振り付けのシャープさの出し方や、顔の表情の作り方等で王子を誑かす踊り分けをするんだと思うのですが、ヴァンサン・カッセル扮する演出家が、黒鳥を表現しきれていないとする理由があまりにも安直で、実際のバレエ・ダンサーの方々はかなり苛っとするんじゃないかと思いました. この辺が心理劇として、だいぶマイナスになりました. 観客にも現実と幻想の区別が付かなくなるストーリー展開と、イタタな場面に目を背けることが多々あり、好きな映画は好きなだけ回数を重ねるのですが、ちょっと躊躇します. ミラ・クニスの背中のタトゥはバレエ・ダンサーにはあり得ないし(しかも代役級で)、ポートマンの白目の着色とコンタクトレンズ?も無いほうがよかった気がします. 【シャリファ】さん [映画館(字幕)] 6点(2011-05-11 17:50:11) (良:3票) |
1.怖かった、気持ち悪かった、ナタリー・ポートマンがすごかった!!!本来トップバッターの名誉をいただいた時にはご祝儀で高めの点数をつけるのですが、クラシック音楽(含、クラシックバレー)ファンのわたしとしてはクラシックバレーをこんなにぐちゃぐちゃにされては高い点数は意地でもつけられず、独断と偏見によってこの点数をつけました・・・とはいうものの、クラシックであろうがなかろうが芸術というものは所詮、人間の情念をつきつめて形式美の中に閉じ込めたもの、クラシック音楽をバックにこれだけグロい映画を作ってくれた製作・監督そして俳優陣には惜しみない拍手を贈りたいです。演劇や舞踊などの舞台芸術ではスター俳優・舞踊家の病気や不慮の事故に備えて彼らと常に一緒に稽古をする影のプロがいて、本物のスターには勝るとも劣らない技量をもっているからこそ選ばれたそれら影のプロと本物のスターはいつでも非常な緊張関係にあるのだそうです。ともすると妄想のように頭によぎるお互い同士や演出家・スポンサーに対する疑念を理性で打ち消し、周囲の過度の期待や同僚の嫉妬などにも耐えるだけの強靭な精神力がなければスターの座に留まることはむずかしいようです。初めてプリマの座を得たバレリーナのニーナの複雑な心理をナタリーが好演、本物のバレリーナがスタントウーマンをやっていないはずはないのですが、どこがスタントウーマンでどこがナタリーなのかわからないほどの磨かれた演技とカメラもすばらしいです。 【かわまり】さん [DVD(字幕)] 6点(2011-05-02 14:28:56) |