27.まず、ウォーレン・ビーティの『ディック・トレイシー』を思い出した。 『ディック・トレイシー』も今のCG技術があれば もっと評価も違っていいただろう。 アメコミは読んだことがないので どれだけ原作の雰囲気を忠実に再現できているか ということはわからない。 画面構成や構図、アクションがコミック的であることはすぐにわかった。 まんがの場合でいえば。 漫画の中では絵の説得力もストーリーに組み込まれているので そのままやると変な話になってしまう。 映画『ドカベン』のように。 やはり、実写になるとわれわれの脳は違う認識のしかたをしてしまうもののようだ。 純愛に生きる孤独な男の悲しくもかっこいい生き様。 しかし、コミックではリアリティを持っていただろう人物たちも イカレた人にしか見えない。 特にドワイトはよくわからないヤツだった。 じゃぁ、面白くなかったかといえば やっぱり面白かった。 主人公のストイックな生き方には 燃えるものがある。 こういう男の子向きの話が素直に楽しいといえる世の中であって欲しいと思う。 【アホをどり】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-12-10 07:17:11) |
26.コミックの一コマ一コマを読んでる(っていうより見ている)ような感覚にする面白い映像だった。3話共に出てくる男主人公らは男らしさ以外のものは全て削ぎ落としなキャラで、「女性を守る」っていう大義名分以外何もないシンプルな野郎達でカッコイイ!!原作は観たことないけどすごく原作を尊重しフィーチャーしてるんだなぁ~っていうのが観てて伝わってきた。 【たいがー】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-12-01 22:13:02) |
25.単純に面白かった。ただ、後に何も残らないけど…。あと、白黒字幕は見辛いです゚・(ノД`)・゚・仕方ないから吹き替えで見ましたが、イマイチ迫力が… 【さら】さん [DVD(吹替)] 7点(2006-11-13 10:13:39) |
24.グログロのハードボイルド風オムニバス。映像は綺麗だし、スタイリッシュ。本当にアメコミをそのまま映像にしたという感じがとても良い。しかし、モノクロのおかげでグロさ感はある程度軽減されてはいるとはいえ、やはりグロいので、二度見たいとは思わんですな。3話とも同じ街が舞台で、ところどころに別の話の登場人物が映ったりはするが、安直に話の絡みまで持たせたりしなかったのは良いこと。 【MARK25】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-11-03 22:11:51) |
23.《ネタバレ》 基本的に女性が殺されると僕は嫌だ。だけれど、強いヒーローは頼もしかった。 |
22.《ネタバレ》 言われている程グロくなく、単に殺し合いだけを表現しているのでは無かったので、自分の中ではかなり良かった。タランティーノがかかわっている事も自分には拒否反応であったが、犯罪と言いながらもメインテーマは愛であり正義であると思った。それをコミックという仮想の中で描いていたものを、同じ仮想でも映画でどうやって表現するのかについては半アニメ・コミック感が成功している。しかし、なんと言っても閉塞感のある世界での男の心意気とでもいうのかそういう部分にグッとくるね。かなりオールドスタイルではあってもそこは人間が持つ一種の非現実と判っている娯楽なんじゃないだろうか。ブルースは元々こういうキャラが得意だから特にには無いがミッキー・ロークは単にメジャー映画に帰って来ただけでは無く、人間的にもいろんな事を経て変わったと思った。単に薄ぺらだった(猫パンチ)頃とは。そこが味になっているんだろうと思いました。点数は上位にはあげられないものの心に残る映画だった。 【森のpoohさん】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-10-02 01:32:59) |
21.《ネタバレ》 モノクロに所々映えるカラーの映像は結構おもしろい。ただ、グロテスクなシーンが多かった。若い頃だったら大丈夫だったかもしれないが、ここ数年首と胴体が離れる様なシーンを目にしたのはせいぜい息子と一緒に見たアンパンマン。暴力シーンに対してすっかり免疫力の落ちたおじさんには四肢切断や首ちょんぱはきつかったです。そんな中でも一番怖かったのはイライジャ君。最初わかんなかったよ。 【丸に梅鉢】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-09-21 20:53:34) |
20.《ネタバレ》 迫力満点、センス抜群。共同監督の「コダワリ」が随所に感じられ、一気に見せる映画である。各キャラともビジュアル面から表情・アクションにいたるまで「これでもか!!」というほどデフォルメされ、「個性の競争」を見るようであったが、特に、ミッキー・ロークはすごい。他の「1級品」のスターを完全に食っていたと思う。 【ぼぎー】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-08-07 03:14:15) |
19.前評判では過激な作品という印象が強かったので覚悟して観たけど意外と最後まで普通に観れました。結構過激なシーンも多かったのに何故普通に観れたのか?、それは多分モノクロのせいかもしれません、モノクロだと血が赤くないから過激な描写でも黒い血だったり、白い血だったりするので刺激が緩和される感じがしました。でもこの作品、全編が全てモノクロという訳でもなくてピンポイントでカラーを使ったりしています、だから時々赤い血が流れると『血って赤いんだよな・・・』と不思議な感覚になりました。モノクロの効果は他にもあると思います、ミッキー・ローク扮するあのゴツイ男もカラーで撮っていたら案外『なんだこいつは!!』(笑)って感じだったかもしれませんよ。この作品はあまり登場人物やストーリーを深く考えずに映像を感覚として楽しむ単純な映画だと思います(褒め言葉)。 【眼力王】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-07-27 02:10:34) |
18.《ネタバレ》 一番の見所はタランティーノが監督した車中のシーンじゃないかな。ここでデルトロは「本当は喋ってないんだけど主人公の心理状態から喋っているように見える死体」っていうメチャクチャ厄介な演技をさせられるわけだけど、完璧に演じきってて笑ってしまった。そのシーンを撮った時はデルトロが上手すぎてタランティーノも笑ってたらしいね。 【5454】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-07-25 23:54:30) |
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17.《ネタバレ》 オムニバスって知らないで観始めたので初めは少し戸惑いましたが、出演者の入魂の演技にすっかり魅入ってしまいました。ミッキー・ロークもクライヴ・オーウェンもブルース・ウィリスも本当に男が惚れる男の世界を体現していてカッコ良かったです。特にブルース・ウィリス演じるハーディガンは、8年越しに1人の女を守り、最後は彼女を想って自ら命を絶つなんて浪漫そのものです!マンガが原作で、原作者も共同監督をしているのでどうしてもその色が濃く、また色をそぎ落として見せる独特の映像に最初は戸惑いますが、絶えず雨の降るシン・シティの薄暗さ、救いようの無さを助長しているようで途中からはこの世界に没頭できました。「R-15」だけあってバイオレンス描写のグロさもありますが、「キル・ビル」がエンタテイメントとして楽しめる方なら割り切って楽しめると思います。しかしジェシカ・アルバのあの圧倒的な美しさは至宝ですね、彼女はジュリア・ロバーツのように、名前で客を呼べる女優さんになれる気がします。 |
16.格好良い映像で楽しめました。もう一度見たいとは思いませんが 【ニコレット】さん [映画館(字幕)] 7点(2005-11-08 19:01:02) |
15.私は『キル・ビル』を漫画の映像化と評しましたが、この『シン・シティ』も同類。ただ、前者が架空の日本の漫画だったのに対し、後者は実際にあるアメコミの実写映像化した作品。 例えば、原作小説を映画化したものには、ストーリーをそのまま映像にしているだけで映画的魅力に乏しいものもあれば、映画的魅力を出すために、あるいは作家の個性を出すためにストーリーそのものを変えてしまうものがある。でも漫画やアニメを実写映画化する場合は、必ずと言っていいほど原作が別のものに変換されている。たしかに映画的魅力を出すためだったり作家の個性を出すために変換されているものもあるけど、大半はそのまま実写映画として昇華させるのが不可能だから、という理由にすぎない。ところが『シン・シティ』はデジタル処理を駆使してそれを見事にやってのけた。これからこんなのばっかりが続々と作られるのはイヤだけど今作に関してはパイオニア的価値として十分に評価できると思う。そして今作はロドリゲスとハードボイルドの相性の良さを証明した。さらに、お下品系?大人の女を撮らせたら、今ロドリゲスに敵う人はそうはいないだろうと思った。 【R&A】さん [映画館(字幕)] 7点(2005-11-07 16:00:42) |
14.つまらなくはない。映像表現が面白く、モノクロを基調に赤や黄色などのアクセントを加えて視覚的な刺激を与えてくれる。だがどうにも乗り切れないままに気がつけばエンドロール。あっという間。キャラクターに魅力はあるのだが3エピソードの一体感みたいなものは感じられなかった。3人の主人公が食い合ってるのかなぁ、非常に惜しい。もうちょっと彼らを・・いやシン・シティを見せてくれよ~と素直に思った。珍しく映画館に赴いたから余計に。 【HIGEニズム】さん [映画館(字幕)] 7点(2005-11-02 02:52:29) |
13.これもアメコミの実写版ですが、(ハリウッドはよっぱど題材がないのか、コンスタンティン等のこのての作品が増えてます。日本のアニメのドラゴン・ボールまで出来るようで・・・)劇画調の白黒で(部分的に赤と黄色が使われてますが)、コミック本を読んでるような感覚でした。グロいのでフルカラーだと上映禁止になっていたかも。 ストーリーは3話構成になっていて、ブルース・ウィリス、ミッキー・ローク、クライブ・オーウェンがそれぞれ主役でしたが、料理で言えば単品料理が3つ並んだ感じでメインディシュがなかったようでした。3話が最後で絡んでくるとおもしろかったかな。 【nishiken】さん [映画館(字幕)] 7点(2005-10-31 18:58:10) |
12.イライジャウッドがこんな役で?!!!と、驚かされる映画です。モノクロ映像の中のポイントカラーはまるでアメコミがそのまま動き出した様で、実に不思議な感覚。ロバート・ロドリゲスは相当その辺こだわったんだろうなあ。若干途中、展開でだるいところもありますが、出演者の豪華さと、こだわりの映像美で損はしませんでした。 【如月CUBE】さん [映画館(字幕)] 7点(2005-10-28 12:19:13) |
11.まあまあカッコよかった。個人的にはキルビルのほうが好きかな。時間軸を入れ替えた構成は悪くはないけど特筆するほど良くもなかったような気がする。 【ゆうろう】さん [映画館(字幕)] 7点(2005-10-26 11:02:49) |
10.《ネタバレ》 ハード・ボイルドと残酷描写。どっちも大好きなんだけど、自分の中ではこの二つは相容れないものであるということが、この映画を観て分かった。ハード・ボイルドに求めるのはクールな怒りであり、残酷描写に求めるのは煮えたぎるような怒り。そう自分の中で定義付けてしまっているようで、どうもコイツはいかんかった。ただ、やはり映像は目新しいものがあったし、役者が好きな連中ばっかりだった点。そして自分自身がロドリゲス信者なのでこの点数。マドセンとデル・トロが出ているだけで、もう合格点ですよw オデコに銃突き刺さりっぱなしの生首出演OKをしたデル・トロと、特殊メイクで誰だかわからないミッキー・ロークに乾杯! 【ダブルエイチ】さん [映画館(字幕)] 7点(2005-10-18 20:07:53) |
9.映像が美しい。ストーリーやキャラ設定の「マンガ感」も楽しめた。キャストも豪華で言うことなし。いくらなんでもヨゴレ役すぎるニック・スタールとイライジャ・ウッドがオモロかった。血を白にするとゲロっぽく見えるということが初めてわかった。東洋顔の役者はニンジャアクションが必修科目であることを再確認した。で、ミッキー・ロークはどこに出てたんですか?←そんな奴おらんやろ。 【エムラ兄妹】さん [映画館(字幕)] 7点(2005-10-16 20:56:49) |
8.グロいシーンの連続のわりに、妙に後味すっきりしてます。暴力シーンが痛そうじゃなかったからなぁ・・・痛くなさそうな暴力ってのは、たしかに子供に見せるべきではないかもしれませんね。豪華な俳優陣(登場人物が悪役含めてみんな格好いいぃーー!!)、こだわりの映像美、テンポ良い展開、あまり文句の付け所はないんですが、ストーリーは陳腐(というかThat'sアメコミ)コミックの世界観の復元にのみ全精力を傾けたんでしょうねぇ(笑)もうちょっと物語に含みをもたせてくれたら、大傑作になったかもしれないのに。(と言いつつこのチープさが好きだったりするんですが)今回は予告編での期待が大きすぎたので、ちょっと点数が辛めです。 【HIDUKI】さん [映画館(字幕)] 7点(2005-10-13 13:14:48) |