5.《ネタバレ》 ゾンビも監理してればおもちゃになるのね。なるほどねえ。そうくるのか。残酷さでは人間がゾンビ以上のものとして(ゾンビには残酷さなど微塵も無いのだが)描かれたところが面白いと思った。特殊効果は凝りまくりで一見の価値あり。最近ここまで作り込んでるのを見てない気がした。ロメロの描く残酷シーンのカットの素晴らしさに(印象に残る数々のシーンをよく思いつくなあ)+1 【蝉丸】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-12-25 06:47:00) |
4.《ネタバレ》 どんな感じなのかは薄々感づいてはいました。2作目(ゾンビ)がオールタイム・ベストである僕にとっては続きがどのようになっていようがもうどうでもよかったのですが、やはり、“続く”というと見てしまうものなので…。で、正直なところ、これはアヌビスの新作というより“ドーン・オブ・ザ・デッドの続編”つまりリメイク版「死霊のえじき」という印象を受けました。冒頭より「俺たちゃ~ゾンビだぜぇ~」な、いかにもな動きを見せてくれるゾンビと、「こいつらの対応なんざぁ朝飯前だぜぇ~」な主人公たちの描写。そしてひとまずの楽園を作って暮らしている人間たちと最後にはそこにゾンビがやってきて崩壊…という流れで、エンターテイメントとしては面白いけれどもストーリーは前3部作と比べると随分薄味になったような気がします。しかし、最後の方でいかにも「俺だよ俺!サヴィーニ様だよ!!」と言わんばかりにサヴィーニゾンビが“78年に死んだ”時のまんまの格好でスクリーン上にで~んと登場したときは思わず嬉しくなってしまったので、ここへきて1点プラスしときます。 【クリムゾン・キング】さん [映画館(字幕)] 7点(2005-09-12 19:21:52) |
3.《ネタバレ》 この段階でのみなさんのレビューは、やはり思い入れたっぷりです。中には、かわいさあまってにくさ百倍の人も。確かに期待していた内容とは違ってました。でも、おもしろいアクション映画だと思います。シリーズのテーマの1つである「人の愚かさ」として今回取り上げられているは、富める国vsテロリストのようです。この2者の不毛な争いが原因でゾンビが街に侵入してバッドエンディングかと思いきや、ゾンビは知能を使って自らの力で街に侵入し、街にいなかった主人公たちは車を得て希望に向けて脱出。ロメロも丸くなりました。でも、いいんです。オリジナルのゾンビがスクリーンで見れたから。 【センブリーヌ】さん [映画館(字幕)] 7点(2005-09-05 15:51:00) |
2.「ゾンビにも人権はある」って感じですかね。 ただむやみやたらにやっつけて終わる普通のゾンビ映画ではなく、人間にもゾンビにもそれぞれ目指す場所や目的があるという、「ゾンビの目線」からもうまく捉えて映し出されています。私はこの映画、なかなか好きでしたよ。まぁゾンビといってもいろんな人がいますから、あぁいう中途半端な人間らしさを持ったボスゾンビみたいなのがいてもたまにはいいんじゃないでしょうか。 劇中ちょっと笑っちゃったのは、バーン!と出てきたゾンビに、他のゾンビがびっくりしてたとこ。さらにこれを見た隣の友人がポップコーン飛ばしたこと。 ポップコーンが飛ぶなんてマンガの世界くらいだろ~と思ってたら、見事に奇跡を起こしてくれました。 【akoako】さん [映画館(字幕)] 7点(2005-08-28 11:31:01) |
1.ちゃんと「DAWN」の世界とリンクしているように思えた。ショッピングモールを襲ったあの族も、どこかのコロニーの傭兵のなれの果てかもね。/今回のゾンビにはアイデンティティーがあった。ビッグダディは黒人、口の避けた女ゾンビは性暴力被害者、首かしげたゾンビは障害者に、見ようによっては見える。そのハンディキャップ集団が、煌めく摩天楼に押し入って何をするかと思えば、虐げ、食らうのみ。食ってるというかモロ、レイプを連想させる。女性が平たい腹を裂かれてヘソに血が溜まるシーンなどは、単に残虐というベクトルを外れていてゾッとさせられた。無い腹を探られたような気分。(無くもないからゾッとするんだけど。)/たぶん自分がテロとかにあったとしたら、ビルでゾンビに襲われた金満家と同じ気分を味わうだろう。復讐される謂れもないのに、無意味で理不尽な暴力に晒されるんだから。でも実際は自分は「フェンスの外」から見れば煌びやかな世界に住んでいて、そこで当たり前と思って生活をしている。そろそろ、ゾンビがビルの足元で、河を渡ろうとしているかも。もう花火なんぞで騙されないぞ、って。 |