8.原作を読んでないのでそれがこの映画の監督自らとった手法だかどうか分からないけど、ベイトマン本人の視点から物語を紡んでいく事で、この映画を観る人にも現実と妄想の境界線を見失わせる、という点においては見事に成功していると思う。その中で時折覗く(と思われる)真実の言葉は、実は映画冒頭に出てくる「(自分達に必要な行動は)若者の物質主義を抑える事」という虚無なアイロニーの中にある、なんて2回目を観て思ったりしました。80年代のウォールストリートと90年代のシリコンバレーにはこんな人間だらけだったのかと思うと怖いね(だからアメリカンサイコって言うタイトル!?) |
7.最後の5分まではブラックユーモアのコメディー。「ぷっぷ。」と笑う程度だけど、その位が逆によかった。ただ、最後に弁護士が言ったことが本当に真実なのか?もし真実なら、探偵がポールの行方を探していたのはなぜ?いろんな「?」が頭の中でいっぱいです。見終わっても楽しめる映画ですね。 【おか】さん 7点(2002-10-04 22:27:40) |
6.現実と妄想だったんですねえ・・。私ももう一度見ようと思いますー。 いろんな意味で、この映画って楽しめますね♪♪ 【こゆ】さん 7点(2002-06-01 01:26:06) |
5.狂ってる。実に狂ってる。最近の少年犯罪とはこういった感覚なんでしょうね。些細もない事で怒りを感じ、それを抑えられず殺人にまで至るが、そこに罪悪感はない。このナルシストな青年は作り話ではなく現実の問題のように感じられた。ネタばれになりますが、ラストは妄想だったんだろうか、どちらとも取れる意味ありげなエンディングが余計に不気味さを増してます。妄想だとしても壁を乗り越えてしまった男は空想と現実の区別がつかず、殺戮を繰り返すことでしょう。おーこわっ。 【しんえもん】さん 7点(2002-02-04 01:04:36) |
4.何故でしょう?観終わった後に漠然とですが、記憶に残っているさまざまなシーンが気になるんですよね。主人公のシルエットをワザとぼやけさせた不安定な存在、物質的(表面的)な事にしか興味を抱けない悲しさや恐ろしさが実に巧妙に作られていました。娼婦とのセックスでポーズを取ったり、名刺交換に執念を抱いたりと本人は至って真面目なところが笑えました。クリスチャン・ベールが見せる表情の数々には驚愕の一言です。 【さかQ】さん 7点(2002-02-01 21:43:43) |
3.クリスチャン・ベールがカッコ良すぎ!普通の満足感では飽き足らず、下らない競争に逆上し、犯罪に走る事で欲求を満たす主人公。普通なら不快感の残る作品なんだろうが、皆さんのおっしゃる通りテンポが良く、至る所にスタイリッシュで、何故か笑える。80年代のバブル期を面白おかしく(決してコメディでは無いはずだが・・・)風刺した作品です。俺ももう一回見ようと思います。 【DEL】さん 7点(2001-09-13 17:05:19) |
2.名刺バトルとか3Pのシーンとか笑った~。意外にも良質などぎつい風刺コメディーに仕上がっていたと思います。この本が出た当時、アメリカでも相当話題で日本でも早く翻訳されないかな~と発刊されてすぐ飛びついて読んだんですが、すごいボリュームと、ライフスタイルにまつわるウンチクと殺人描写のオンパレードに辟易したのを覚えています・・・。映画はテンポよかったし、見た目的にもセンスよかったと思います。ロバート・ロンゴの絵、ヤッピーブーム、ソーホーのブレイク、肩パッドの大きな女性の服…30年代中盤以降の人には「あ~あったあった」と思うようなキーワードが鏤められてる映画ですね。ネルズなんて今では観光客でも行けるクラブだけど、当時はトレンディーだったのねぇ、なんて感慨にふけったり…。殺人シーンは原作の方が荒唐無稽なんですが、映画は全裸チェーンソー持って疾走シーンという映像ならではのダイナミズムを活かしてたと思います。それにしてもケヴィン・スペイシーといい、イギリス俳優が「アメリカン~」ってのを演じる風潮があるのが面白いですね。 たあった」と思うようなキーワードがいっぱい 【エイプリル】さん 7点(2001-05-21 12:00:43) |
1.↓妄想だったんですか?そんなこと全然思わなかった!!私ももう一回見ます。 【カツヒロックス】さん 7点(2001-05-18 19:33:38) |