4.《ネタバレ》 星が滅ぶというのに反逆者を処刑せず、彼らだけ安全なところに閉じ込めておいたのは何故か?
という本作の基礎的な部分を否定するような素朴な疑問が序盤から頭をよぎりました。
しかし、そんなことを忘れるほどに映像やらアクションやら話の展開やらが凄い、速い、くどい!
スーパーマンの戦うシーンはもちろん、巨大竜巻とか超高層ビル倒壊とか、もはやスーパーマン関係ないところまで凄い。
ドカーン!、ズドドドド!、ゴゴゴー!と、とにかく盛りだくさんに凄い!
とうとう人工衛星破壊まできたときには呆気にとられてしまい、もうどうにでもなれ!と若干失笑気味でしたが、これだけトッ散らかしといてトドメがあんな感じだったのには若干和み(?)ました。
リアル・スーパーマンのような雰囲気を醸し出しつつも、実際はかなり漫画チックな都合のいいことだらけで突っ込みどころは結構あったと思います。
しかし、史上最強クラスのドンチャン騒ぎがすべて脳裏から消し飛ばしてしまいました。
そんな中で、(地球での)両親には随所で場を落ち着けてくれる安心感がありました。
さすがベテラン豪華キャスト。
個人的には竜巻遭遇での父親のラストシーンが気に入ってます、なんとなくコスナーっぽくて。
さすがに鑑賞後はおなかいっぱいで、もう一度見るのはちょっとためらってしまうような思いですが、ほぼ全編通してシリアスな展開により、主人公に限らず多くの登場人物が抱える「苦悩」は伝わってきました。
これほどのド迫力映像の連続だけで基礎点7点くらいあると思いますが、ここからの上乗せは今回はちょっと微妙。
プラスアルファは、続編に期待します。