23.《ネタバレ》 最初から、最後までワクワクどきどきして観て、見終わった感動もあるし本来なら10点満点で自分のこれまで出会った中でも相当大好きな映画になるところなんですが、重大な欠点が……… なんと言っても主人公が絶対あきらめないのがいい!いも畑が全滅した瞬間、あるいは補給用宇宙船が爆発した瞬間、あるいは速度が速すぎてランデブーできなくなりそうな瞬間、観てるこちらがもうダメポってあきらめかけてるのに、あきらめない。 しかも超自然の力や神秘的な力じゃなくてあくまで「科学の力」を信じて工夫して生き延びる。本当にストーリーの構成が非常に巧みな映画だと思う。 ただ、中国の描き方がやはりどうしても引っかかって。国家や主義を超えてみなが人間として、一人の人間を救おうとするところにこのストーリーの意義があるみたいなご意見もあるみたいですが、その一人の人間としての自由な考え、行動が許されないのが一党独裁全体主義国家の全体主義国家たる所以で。 原作を読まないと軽々に判断できませんが、このストーリーの中国像は政治的音痴にもほどがあると思う。 まさかとは思うが、これがアメリカ人の中国に対する一般認識で、まるで普通の国家のようにとらえてるとしたら大問題だと思う。 何も中国を出すなとは言いませんが、例えばどうだろう、科学者たちの善意が国家によって潰されそうになるが、それを何らかの方法で潜り抜けてとか、 あるいは、たまたま救いの手を差し伸べることが中国の国益に適合する結果になってとか、そんな描き方をしてもらえればリアリティも増してなんの問題もなかったのですが。 本筋は大好きな映画になり得ただけに、このあまりにもファンタジック(笑)な、中国の設定が実に残念な映画。 【rhforever】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2017-03-04 00:33:11) |
22.《ネタバレ》 マット・デイモン好きだからかな、最後まで楽しく観れました。 まぁ映画だし、帰還はするわな。 ならばその過程がどう描かれるのかってことですよね。 ゼログラみたいな体験型もいいけど今回の冒険譚みたいなのもよかったです。 自分はデイ15330のおっさんですが、ずーっと地ベタにはりついてるんだよなぁと、 しみじみしましたよ。 【ろにまさ】さん [CS・衛星(吹替)] 7点(2016-12-17 07:11:22) |
21.《ネタバレ》 理屈抜きに単純に感動した。アポロ13もそうなんだけど、チームで協力して誰かを助けたり、何かを成し遂げたりする画というのに弱い。で、映画の内容としては「そんなのありかよ」と素人ながらに思ってしまう場面ももちろんあるわけだが、映画なのだ、それで良い。とても良い映画だったと思う。 【lalala】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2016-09-25 21:55:28) |
20.《ネタバレ》 話の展開や結末は途中で大体分かるんだけど、持って行き方が上手いんで飽きずに見れました。SF特撮さぁどうだ!ではなくて、主人公の生き残りと救出劇がしっかりしていたのが良かったです。 【Banjojo】さん [映画館(字幕)] 7点(2016-09-25 21:02:42) |
19.リドリー・スコット監督とマッド・デイモンなので手堅く、面白い作品になっていると思う。ただし、岩石を拾っくるだけの火星探査の意義がよくわからない・・・ 【あきぴー@武蔵国】さん [DVD(字幕)] 7点(2016-09-14 00:37:44) |
18.《ネタバレ》 絶望的な状況にありながら、主人公がヤケになることはほとんどなく、ときにはユーモアさえ見せる余裕があるのは不思議。絶望的状況でありながら、助からないかもという感じは全然しないのが物足りない感もあるが、監督が描きたかったのは主人公の苦悩ではなかったんだなと思った。 NASAの長官がクソ野郎である以外は、登場人物がいい人ばかりなのが気になるが、やはり、ドロドロした人間模様を描く映画ではないのかなと。主人公の親族が出て来ない点でもそう思った。 9歳男児と一緒に見ても大丈夫な映画だった。子どもと見るために吹き替えで見たが、ジャガイモ畑を「植民地」と訳していたのはガッカリ。おそらく原語はplantationだと思うが、「農園」とか「プランテーション」くらいにしておいたらどうか。これだと「植民地」という意味が入らないのでおもしろみには欠けるが、主人公がひとりぼっちで作ったジャガイモ畑を称して「植民地」では意味不明だ。 上記のような点を気にしなければ、長編にもかかわらず、先が気になり一気に見てしまえる良作である。 【チョコレクター】さん [インターネット(字幕)] 7点(2016-08-09 23:19:46) |
17.《ネタバレ》 マット・ディモンさすがだな~、安定感があるよね、芸達者ぶりは相変わらず。なんかベタというか一瞬ア〇マゲドン的なwにほひがしたけど、なんだかんだいって地球帰還のときは感動したなー。でも某国が出てきたときはあらマタカヨ!?とかおもっちゃった。最近のこのテのものは何かしがらみがあるのかな? なにかちょっとそこらへんが気になったから、の、7点デ 【Kaname】さん [DVD(字幕)] 7点(2016-07-14 17:53:21) |
16.《ネタバレ》 主人公を置き去りにしてしまったクルーの自己満足的リスキー行動は理解できなくもない。リアリティは無いけど仲間を救う犠牲的精神はやっぱり心を打つ。「またチャイナか」の違和感は、エンドクレジットの「I Will Survive」で目をつぶる。 【ProPace】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2016-07-12 21:37:33) |
15.《ネタバレ》 とても淡々とした淡白な作風でしたね。いい意味で軽いというか。 オープニングは火星探査してる飛行士たちが砂嵐に襲われるというところから始まる。前日談みたいなのは一切なし。 このへんのバッサリ感が今風で良い。こう言うストーリーだと、地球では全人類が今か今かと待っている、 みたいなシーンも多く挿入するけど本作はそういうのも最小限でしたね。 そしてクラシック音楽で感動的に盛り上げる、というパターンも多いけど、本作は主人公が言うところの センスの悪い軽音楽で占められておりました。これがまた新鮮でしたね。 リアルでハードなSFをサクッとしたノリで彩るというような。 火星の風景をリアルに再現してくれたのは宇宙好きの自分としては嬉しいです。 火星でああやって芋を栽培できるのであれば、火星の植民地化も実現可能のような気がしてくる。 なんだか希望が湧いてきます。 【あろえりーな】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2016-06-10 23:14:20) |
14.《ネタバレ》 よく言われる『ザ!鉄腕!DASH!!』よりも『いきなり!黄金伝説。』に近くない?とか思いましたが(ほら、あの番組は独りで生活するものが多いから)、それはともかく。 リドリー・スコット監督の抑えの利かない即物的表現はこういうポジティブな映画にこそ似合ってるんじゃない?と思いました。やっぱり死に向かう状況よりは生への執着を見せている状況の方を画として見たいですからねぇ。あくまで前向きに、ユーモアを交えて絶望的状況を乗り切ってゆくマット・デイモンの姿は大変にカッコイイのでした。 一方の地球側と彼を置いてきちゃった宇宙船側はあまり面白いところはなくて。宇宙船内の描写なんかは今から20年前くらいの映像技術程度じゃない?みたいなぎこちなさで。無重力空間での表現は『ゼログラビティ』まで行ってるのだから、ねぇ。 クライマックスの『ウォーリー』『ゼログラビティ』なんかでお馴染みのアレは(むしろ『アイアンマン』かな?)実際にはあさっての方向にすっ飛んで行っちゃうだろうなぁ、って思いましたが、そういうところも含めてあんまり細かいところは気にすんなって感じの映画で、程よい娯楽大作っぷりでございました。 【あにやん🌈】さん [映画館(字幕)] 7点(2016-04-07 22:47:58) |
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13.パッと見はアポロ13だが、ノリはアルマゲドン。細かいことは気にせず世界観を楽しむべし。こういうノリが好きなんです。 【マー君】さん [映画館(字幕)] 7点(2016-04-06 00:09:52) |
12.《ネタバレ》 火星でディスコ・サバイバル。頼れるのは自分の知能。 いろんな所にいい具合にお助けアイテムがあるのがご都合主義のように見えるけど、それでも彼はボロボロだ。孤独と飢えに耐え、ディスコミュージックとバイコディンを頼りに、迎えを待つ彼の姿は自然と応援したくなる。なにがあっても明るく挫けない彼の姿勢も自然と応援したくなる。そして綺麗で広大で過酷な火星の景色は圧巻だ。 中盤、中国が応援してくれるのは今のハリウッド映画事情が垣間見れて面白いですね。NASAがとにかく頼りないので、この助け舟は普通にテンション上がりました。 ラストの宇宙空間での救出もどうなるかわからないドキドキが主人公が地球にいるシーンまで止まらない。にしても無重力空間の表現も凄い。 2時間半ダレさせる事なく常に目を離させない構成はさすがリドリー・スコット、素晴らしいです。 最後のスタッフロール時にグロリア・ゲイナーの「恋のサバイバル」が流れ始めた時には吹き出しそうになりました。そう、一人で生きて行ける! 【えすえふ】さん [映画館(字幕)] 7点(2016-04-04 20:28:42) |
11.《ネタバレ》 マットデイモン相変わらずかっこいい。好きです。 面白かったけど長かった。機械とかチンプンカンプンだから、切り離す、爆破する、閉める、空ける、とか、雰囲気で楽しむには、も少しシンプルだと助かる。カタカナばかりだと飽きる。終わり方が日本のホームドラマみたいに、皆さまのその後ってのも……。地面から出ている双葉を愛でるあたりでカット!したい。教授となって語る必要はあったのでしょうか。それに自分の脳みそ足りなくて、火星探知機使って16進法とかで悪戦苦闘した後、なぜパソコンみたいのでカチカチ交信できたのかが分からなかった。モニター前での歓声のシーンもやたら多かった。アメリカらしい小気味良さが欲しかったです。 デビッドボウイのスターマンには全身がザーッと鳥肌に。そして最後がまさかのオージェイズ。大好きだけどディスコサウンドをさんざん小馬鹿にした後だったので、いやぁ、ここでなんで使ったのか不思議でした。エンドロールの音楽の2曲目にしっとりともう一曲ボウイを聞きたい感じでした。 小姑的なレビューですが結局面白かったです。孤独感や絶望感の描写が少ないという意見もありますが、現実の世の中があまりにトホホなので、映画は明るくて軽くて希望に満ちている方がすきです。 【LOIS】さん [映画館(字幕)] 7点(2016-03-26 23:12:41) |
10.《ネタバレ》 とにもかくにも生き残る執念の映画。知的な『パピヨン』。 ここまで勇敢な主人公はかつて観た事がなく、その精神力に圧倒されているうちに映画が終わった。 とにもかくにも厳しく、甘えの許されない状況で過酷な生存を強いられる主人公ですが、 もちまえの能力を駆使して敢然と運命に立ち向かう姿が好ましい。 『人間賛歌』的な映画ではあるがその実『超人主義』の映画であって、 普通の優秀な ラストの救出劇にはちょっとご都合主義的な部分があり、 ここまでの頑張りはなんだったのかとクビをかしげたくなるが、 もうここまで頑張ったんだからまあいいかなと納得できなくもない。 とにもかくにもサバイバル映画として非常に品質が高い映画といえる。 【病気の犬】さん [映画館(字幕)] 7点(2016-03-15 12:23:23) |
9.ドキュメンタリーのようなリアル感もあって感心する映画。 多少長いと思うがテンポは悪くはない。ただし、最後の救出場面を除けば、想像以上のワクワク感はあまりない。火星での孤独度合いは多少あっても良かったかもしれない。 【simple】さん [映画館(字幕)] 7点(2016-03-13 10:54:49) |
8.《ネタバレ》 約5ヶ月ぶり2度目観賞。火星に置いてけぼりで独りぼっち。マット・デイモン好演。残された男は植物学の知識により火星ポテトを栽培し飢えを凌ぐ。絶望的状況の下、天性のプラス志向と陽気なオンガクが明るくもり立てる。極限の厳しい環境だけに、際立つ火星地表の美しさよ。げっそり痩せて生き抜いた末に、ぐるぐる回りながら女性船長と赤い糸で繋がる救出シーン。溢れる万感の思い。感無量の後味が爽快。極限の火星サバイバルを実体験できる良作。 【獅子-平常心】さん [映画館(字幕)] 7点(2016-03-12 23:34:07) |
7.《ネタバレ》 Gravity(敢えて原題)と同系統プロットの映画で、かなり面白いんですが、Gravityより落ちるかな。 火星上で芋を作りだしたとき、「水がないだろ」とすぐに思ったのですが、そうか、そういえば水素があれば確かに作れるな。火を焚いて水を作る。ローソクの科学だ!化学の基本中の基本であるのに、恥ずかしながら解決法を全く思いつかず、ここは唸ってしまった。 科学的な考察が十分になされた原作なんだと思うが、それにしては最後の宇宙船とのランデブーが、高度といい、速度といい、一か八かのシチュエーションになってしまうというのはどういうこと?劇中では説明があったような気がしませんが。 ラストで主人公がうんちく垂れるシーンが不要と思いました。あと、これは映画の内容とは関係ないけど、邦題のセンスはどうかと思う。 【Northwood】さん [映画館(字幕)] 7点(2016-02-21 00:32:48) |
6.絶望的状況なのに前向きで明るい映画。家族で楽しめる良作だと思う。 リドリースコットまだまだいけるぜ! 【おとばん】さん [映画館(吹替)] 7点(2016-02-16 21:30:09) |
5.《ネタバレ》 ■飛行機で視聴。従って吹替。いつもは字幕なので違和感がありましたが、吹替もまあ無くは無いのかなといった印象。もう一度3D字幕で見たい気がしています。 ■宇宙ものという観点からは、「2001年宇宙の旅」「アポロ13」「ゼロ・グラビティ(映像的に)」「インターステラー」の方が私的には好みですが、本作も決してつまらないというわけではない、という印象です。これからはジャンル「宇宙もの」が来るのでしょうか。楽しみな限りです。 ■本作は「宇宙(というか火星)でサバイバル」という点が新しく、アドベンチャー要素が強いです。中盤くらいまで火星に取り残されたデイモンさんのサバイバルっぷりと他のNASAメンバー特に司令部視点を交互に描き、後半ないし終盤あたりで両者合同の作戦にて地球への帰還を目指す、という作り。政治色も絡むけど、薄め。中盤まではあまり動きが無く淡々と進んで行き、逆に後半は「そんな無茶苦茶な」というくらいの動きの連発です。「アドベンチャーものの舞台が宇宙になった版」というのがしっくりきます。 ■マイナス点として、まず深刻さが無いです。主人公のキャラクターがどうとかではなく、取り残された後の火星にも探索の拠点やら設備やらが普通にあるので空気あり食料ありコンピュータあり車ありシャワーありだったり、ジャガイモ栽培にあっさり成功しちゃったり、割と簡単に水を精製しちゃったり、しれっと通信できちゃったり。問題は起これど、全然死ぬ気がしない。あと後半について、宇宙素人の私から見ても「さすがにあり得なくないかい?」と思ってしまった点がいくつか。いくら時間がないとは言っても適当に作戦決めすぎでは?宇宙服に穴開けて推進力で、ってそんな都合よく飛べないのでは?等々。 【53羽の孔雀】さん [地上波(吹替)] 7点(2016-02-11 23:57:32) |
4.《ネタバレ》 最近同じ宇宙という題材で話題になったゼロ・グラビティとインターステラー に比べると少し見劣りする作品だった。 しかし、ロマンス要素を排除しただただ「サバイバル」という要素を抽出したのは非常に良かった。 ここでのレビューを拝見するまで知らなかったのだが、 この映画はNASA全面協力の下撮影されているらしい。 NASAという機関がやたらと格好良く描写されていたのにも納得。 【鈴木】さん [映画館(字幕)] 7点(2016-02-11 00:46:14) |