11.武の世界観に完全に飲まれました。全体的に寂しさが映画を包んでいますがたけしと岸本加世子のやりとりがとても温かくその絶妙なバランスが心に沁みてきました。まるで雪山の一軒屋の灯火を遠くから見ているようです。そして武流のバイオレンス、何故かマッチしてます。これは雪山で狩りをする狼のごとくどこか寂しく荒々しかったです。この映画でキタノブルーに惚れました。 【ジェダイの騎士】さん 7点(2004-06-19 01:23:51) |
10.作品としてはべつに面白くない。ただ、私の人生のなかで見た映画でいちばん泣いてしまったのも、なぜかこの作品。ファーストシーンでたけしの絵が映し出された瞬間からもうだらだらと泣き始めて、最後の海の映像まで終始泣きっぱなし。なんだか分からないけど、わたしとしても日本人がベネチアで賞を獲ったことがうれしかったのかなあ。とにかくべらぼうに泣いてしまった。でも、たけし作品としては後退してるという印象です。ちなみに、事故前の作品では、久石譲の情緒的な音楽が、諧謔的なたけし映画のテンポにあわなくて邪魔だったけど、この映画では、(よくもわるくも)久石譲の音楽に合うようになってしまいました。 【まいか】さん 7点(2004-03-18 10:48:47) |
9.《ネタバレ》 映画の良し悪しはおいといても、北野武は凄いと思う。 映画の持つ雰囲気というか、映像というか、 「あぁ日本の映画だなぁ」としみじみ思ってしまう。 この映画を外人が観て、本当に内容を分かるのだろうか?と 思わせる何かがあるような気がする。 ただ私は観るとひどく疲れてしまうので、見る前に気合入れは欠かさない。 【侍ジェット】さん 7点(2004-01-23 22:44:51) |
8.色彩鮮やかで音楽もとても良い。日本人よりやっぱり外国人に受けがいいのじゃないかな。たけしさんの絵の上手さにびっくりでした。ラストはやっぱりあぁするしかなかったのかな、、切ないですね。 【fujico】さん 7点(2004-01-11 16:06:19) |
7.ラストの「ありがとう、ごめんね」のセリフに止めを刺す。「ソナチネ」はこちらより後に見たことから若干点が低いのですが、こちらはこのセリフにより、「ソナチネ」後に見たとしても点は下がらなかったでしょう。ひとつだけ。「銃声→即エンディングロール」のほうが私はいいと思いました。 【まつもとしんや】さん 7点(2003-12-10 18:08:04) |
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6.悲しい映画ですね。主人公の後悔の念とかそういうものがこういった雰囲気の映画にさせているのか。けっこういいと思います。時折入る絵も映画の雰囲気をより深いものにしていますね。 【たましろ】さん 7点(2003-11-16 22:35:40) |
5.ソナチネ、よりはいい。つまんなくはないがもうちょっとねえ…作風が俺と合わないだけかも。ラストシーンは好き。賞とるほどじゃあないかなあ |
4.情報量を必要最低限に抑え、見る人に背景を想像させることで映画に深みを与える手法の作品。映像をスマートに、美しくするこの撮り方は賛否分かれると思うが僕は好きな方。 【ひよっこ】さん 7点(2003-05-24 19:42:35) |
3.台詞が極端に少ない分、俳優たけしの「なんだこのやろう」「なんだばかやろう」節が薄れて良いです。たけしの絵がステキでした。大杉漣も最高。 【クー】さん 7点(2003-03-25 06:05:31) |
2.台詞も動きも、すごくシンプルで淡々としている。ある意味、形式的である。バイオレンスシーンのカット割りがうまいと思った。絵画の回想シーンでしょうか、あれは斬新だと思ったし、こういった内容の話なのに、やさしさがあった。 【あろえりーな】さん 7点(2002-05-13 01:09:12) |
1.<ネタバレあります>僕はこの映画の前半が大好きです。ビートたけし演じる西刑事など、味のある人物が出てきて良かったです。<ここからネタバレ>しかしラストは、受け入れて良いのか否定しなければならないのか今になっても迷っています。僕は西刑事を「不器用な男」と感じているのですが、その不器用な男であれば、ああするしかなかったのか。生きてはいけなかったのか。それ以上生きることがどうしてもできなかったのか。迷うところです。ただ、印象的な映画ではありました。 【マーチェンカ】さん 7点(2002-03-09 17:56:28) |