10.砲撃戦や嵐のシーンは大迫力で、文句なく凄いです。その他にも荒っぽいエピソード多数。いっそガラパゴス関係は削除して全編これ戦争活劇にまとめたほうがよかったのではないか。なんか無駄が多くて散漫な印象。クロウ艦長のめっぽう強い桃太郎侍ぶりにはちょっと萎えた。 【青い車】さん 7点(2004-03-05 21:06:08) |
9.《ネタバレ》 「約束だから、島の動物を調べさせて欲しい」という医師に対しての艦長の態度が、ちょっと腹立たしかった。全体としては、面白い話だと思う。医師役のポール・ベタニー、個人的にいい演技をしていると思った。 【若】さん 7点(2004-03-05 20:36:28) |
8.あれ?ちょっとちょっと、皆さん何言ってるんですか!ただのアクション映画だとか、戦闘シーンだけとか、ドラマ性がないとか、何言ってるんですか!この映画の愛すべきキャラクター達が織りなす人間ドラマがちゃんと描かれているじゃないですか!むしろそっちが主でしょうに!プンプン。まぁいいや、人それぞれだし、、、、。やっぱりピーター・ウィアーは素晴らしいストーリーテラーですよ。頼りがいのあるジャック・オブリー船長、でも彼の心の葛藤がすごくいいよね。大嵐の中でさ、縄を切って仲間一人を見捨てちゃうとこ、すごくこうじーんとくるよね。リーダーはたいへんなのよね。それとスティーブン医師。彼もいいよね。ガラパゴス諸島で調査する姿、すごくいいよね。あの人が運悪く銃で撃たれたとき、撃った人に「おいてめぇ何やっとんじゃこりぁぁぁぁ!!」て心の中で叫んじゃったよ。そしてなんと言ってもブレイクニー君。腕切断してもあの前向きさ、そしてやさしさがさ、いいよね。このキャラにほんと親しみまで湧いてきちゃったよ。この映画、アメリカではいまいちヒットしなかったみたいだし、アカデミー賞も結局とれなかったけど、たぶん原因の一つとして見てて痛いシーンてのがあるんだよね。こういうのってアメリカのお客さん好きじゃないから。アカデミー会員も保守的だし。でも本当に忠実に描こうとしたら、こういうのはちゃんと描かないといかんのよね。だからこそピーター・ウィアーさんはそんじょそこらの並監督は違うんだよね。ほんと、いつもノミネートばっかりで終わってるけど、絶対、いつかはオスカー差し上げて下さいよ。貰うに値する人なんだから。 【あろえりーな】さん 7点(2004-03-05 20:02:36) (良:1票) |
7.《ネタバレ》 少年兵ってのはお笑いで、良い家柄の子弟だけがノーブルオブリージを果たすために士官候補生として志願して参加しているのです。逆に水兵たちは徴兵(と言っても無宿人狩りみたいなもの)で集められて奴隷同様にこき使われる階級社会であることは海軍も陸軍も同じだったのです。でもロシアとかよりましなのは一応はお仕着せの衣類と食糧だけは供給されていたことで、まさにそれだからこそ反乱は滅多に起きなかったようです。まあ、軍艦では皆が一心同体の運命共同体ですから良い艦長に恵まれることが長生きの秘訣で自然に結束が生まれるのだし、経験と権威がないからと水兵になめられる士官の存在は全員の命運を左右することになるので自然淘汰を待つのでしょうね。このあたりは昔の教育制度の残酷なところで、小さいころから厳しく教育し、不適格者は落伍させ、運の悪いものは戦死することで強い精神力と強運を備えた指揮官が残れば良しとするシステムです。でも片腕を失って友のBodyBagも結べないようなのが敵艦に切り込みに行くのはいい根性です。帆船時代の軍艦は被害を受けても戦闘が終われば乗船している船大工が元通りに修復するし、弾丸は爆発しない(破裂する砲弾は自分を火災で沈める危険があるので使えなかった)ので被害は主に破損の船材での負傷だとか、いろいろルールが現代とは違っているので興味があります。 【たいほう】さん 7点(2004-03-05 16:52:48) |
6.ここを見てから言ったので、お涙頂戴系とか人生訓を色々たれる映画ではなく、近世ヨーロッパの海上戦闘ものと割り切って観に行きました。原作では米英戦争の頃ということですけど、映画ではナポレオン戦争当時と変えていたので、ちょっと時代考証的に?なところはありますが、海洋での艦砲射撃合戦は非常に迫力がありますし、嵐の中、揺れる船内を撮っているシーンでは本当に気分が悪くなってきましたので、大成功でしょう。ただ、リーダーとして素晴らしいという声があちこちで聞こえてくる中で、自分との戦いに負けそうになっている部下を救えなかったというエピソードが気にかかります。今の世の中だったら、そうした自信を失いかけている人を元気付けたり、サポートしてやれるのが人間の操縦術に長けた人の条件になりつつあるようですので。「あれじゃあ、さらに自信なくしちゃうよ、彼」と思いました。しかし、19世紀のリーダーとしてだったら、ラッセル「漢」クロウのあの姿で全くもって正しいのです(笑)。軍医として搭乗している友人との会話も二人のギャップの大きさを毎度披露してくれて面白かったです。 【もっちー】さん 7点(2004-03-03 03:13:02) |
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5.迫力の映像と音声に圧倒されっぱなしでした。メッセージ性はあまり感じませんでしたが、1つの軍艦の記録物語として見れば非常に面白かったと思います。キャッチコピーなどの予備知識をもたずに見れたことも高評価となった原因の一つかもしれません。 |
4.この監督らしからぬ娯楽劇でビックリ!ラッセル・クロウが「俺です」「ラッセル様です」とばかりクドイぐらいに画面を牛耳って、大画面で見る彼の顔はいっそうふてぶてしくデカいっす。 【mimi】さん 7点(2004-02-21 15:29:00) (笑:2票) |
3.ラッセル節炸裂!な映画。砲撃シーンはド迫力で必見です。しかし、この映画の特徴の一つである少年兵たちの存在がイマイチ。別にこのストーリーでは少年兵が出てくる意味は大して無かった・・・。 【ゆうろう】さん 7点(2004-02-18 22:08:38) |
2.ラッセル・クロウの魅力がぎっしり詰まった作品。中世に生きる、仲間からの信頼の厚い、勇敢で情熱溢れる強い男…彼にはずっとこういう役の似合う男優であってほしい。ヒューマンドラマは撮らなくていいから。いつだって“戦う男”でいてほしい。ヒューマンドラマは撮らなくていいから。 【SAEKO】さん 7点(2004-02-16 22:52:47) |
1.穏やかで美しいかと思えば地獄のように壮絶な一面も見せる、果てしなく広がる大海原。そんな海の上でサプライズ号の面々の可笑しな会話と感動的な友情に触れているうち、自分も乗組員になったような楽しさを感じることができる。猛り狂う大波の中、真横に傾く船の姿に手に汗握り、サーベルを抜いて戦う船長に心が踊る。そうだ、海は男のロマンなんだっ! それにしても艦長は頼りになるし、腕も立つし、情にも熱いし、優しいしで素晴らしいお方。とても暴力沙汰ばかり起こしている問題児が演じているとは思えないんだよなぁ。 追記:「あなたは教えてくれた。愛する者のために、一人の戦士になることを・・・」なんてキャッチコピーは謳っているが、そんなシリアスな映画では全くない。もっと明るく楽しい作品なので配給会社は詐欺だ。 【紅蓮天国】さん 7点(2004-02-12 22:33:05) |