《改行表示》75.《ネタバレ》 非常に素晴らしい作品だ。 この作品から教わることが多かったように思う。 まず、相手の話に耳を傾けないとその相手は去っていってしまうのだということを自分は強く感じた。観察力を怠るとトラブルの元になるのだと勉強になる。 そりゃ人間同士、ドロドロとした生々しい言い争いにもなりますよ。 でもそれはしょうがないです。 子供の奪い合いとなると、お互いに意地になってしまうのですから、それで子供の気持ちや立場を考えることを忘れてしまうことが多いです。 しかし最後は憎しみのままで終わらないで、良かったと思います。 この奥さんは最後の最後になって少しだけ好きになれました。 【ゴシックヘッド】さん [DVD(字幕)] 8点(2010-09-29 02:16:02) |
74.《ネタバレ》 やっとご縁あって鑑賞致しました☆ うん!素晴らしい!名作と呼ばれるだけのものはあるよ D・ホフマン、M・ストリープ両名優の力演もさることながら子役の子がいい!! 唐突なエンディングとは思いましたが、あえてそうしたと考えれば(意味深い)この内容をけがすことなく締めくくったベストの終わり方だと。 観る人によっては感じ方が違うと思いますが結構ワタシはキたねぇ しかしこれまた人それぞれいろんな人生があるわけで… いろいろと考えさせられる内容でアリマシタ 【Kaname】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2010-08-25 23:15:25) |
《改行表示》73.《ネタバレ》 おもしろかった。まさに異文化交流という感じ。 アメリカの幹部社員って家まで追いかけてくる仕事に生活を削って、家族ぐるみで仕事を回すというようなことを聞いたことがある。それくらいハードなのは、報酬が大変な額だからとも聞いた。子育てと両立は確定的に不可能だ。すでにそういうクラスの上司役も冒頭で専念を勧めている。 どうやら平均的な家庭らしいクレイマー一家が、その入り口に立った矢先にことが起こるという感じか。作中では2ヶ月全然話もしていないという感じだから、普通であれば本来その時期に一家で仕事のことをよく話し合っておくべきだったのをすっぽかしていた様だ。 仕事のスキームが変化してきているのに、それに対応しない夫と不安感に振り回される妻の対決。という感じだろうか。劇中全く成長しない夫と妻、状況に慣れていくだけの子供のいやな雰囲気の家庭というのが、なんかリアルだ。状況が変わるたびに振り回される子供が不憫でならなかった。 それにしても、1年近くも会社を引っかき回してクビになり、親子関係もグダグダにしてしまいつつ、それを眺めている妻というのは何ともひどい状況だ。裁判の主張もお互いぶれまくっているので、見ていて痛々しい。どちらが子供を育てるかじゃないだろ?と受け手に感じされるじれったさと、だからといってすぐくっついてもだめだこりゃと思わせる二人の対決がとっても巧い。 それを受けてのラストが秀逸。結局大人になりきれていない夫は一緒に行ってやり直すことを格好つけて拒否すると、妻はホヘ?って顔をする。感動的な邂逅を期待していたらしく、泣いてしまう妻はこんなんで大丈夫か聞くと、最高だよとほめる。とりあえず今日の精神状態じゃ一歩も進まないんだな、けどそのうちね、という雰囲気はある。 別れたら子供は手に入っても夫も妻も結局望む生活は成り立たないだろうから、元に戻るルートと、悲惨な人生に向かうルートの2パターンが妥当だろう。そういうラストの作りはすごい。 【黒猫クック】さん [DVD(字幕なし「原語」)] 8点(2009-08-16 16:00:39) |
72.《ネタバレ》 子供を残して、突然出て行く母親。その際、旦那の言い分は一つも聞かない。そこまで、追い込まれていたんでしょう。しかし、仕事一本で家庭をかえりみなかった旦那が1年半の間に仕事と子育てを両立し、朝学校まで息子を送っていき、その姿を遠くから眺めていたのにも関わらず、やっぱり、子供を返して欲しいって、とっても自分勝手に思えました。裁判で、夫側の弁護士が彼女にした質問がとっても印象深かったです。「不幸せだと言っているが、結婚中、旦那が暴力を振るったことがありましたか?子供に対しては?では、給料が足りなかったことは?旦那が浮気をしたことがありましたか??」全てに対して、答えは「いいえ。」ホントは不幸せだと固定観念に追い詰められただけだったのではないでしょうか。もちろん、結婚すると個人の自由は失ってしまうかもしれない。もちろん、一つの型にはめようとしていた旦那にも原因はあります。初めての家出で離婚って、ちょっと早まったんではないでしょうか。そこから話し合えば違った結果も産まれていたんじゃないかとおもいました。どっちにしろ、親の身勝手で傷ついちゃう子供は本当に可愛そうです。いろんなことを考えさせられるいい映画でした 【リノ】さん [DVD(字幕)] 8点(2009-08-11 17:39:08) |
71.《ネタバレ》 私は未婚で子供はいません。これから先、もし結婚をして子供が生まれ、戸惑いがあった時は、またこの映画を見ようと思います。 【VNTS】さん [DVD(字幕)] 8点(2009-02-20 17:54:04) |
70.ダスティンホフマンとメリルストリープの名演。無駄がなく飽きることのない脚本。端正な映画ですね。親子を描いた映画では白眉。 【Balrog】さん [DVD(字幕)] 8点(2008-11-17 00:15:26) |
69.すごく好きです。フレンチトーストを作るシーンがなんかジーンとしてしまいます。そして最後が何とも言えない。ダスティン・ホフマンがこれで好きになりました。 【にあ】さん [DVD(字幕)] 8点(2007-12-02 14:15:32) |
68.色んな事考えました。もし自分が母親だったら、父親だったら、子どもだったら・・・・。同時に両親に対する感謝の念がこみ上げてきました。僕は小さい頃病弱で、しょっちゅう高熱を出していたんです。母はそれを心配して、ずっと続けてきた仕事を辞めました。今までは「当然だよな」なんて考えてましたけど、この映画を見てハッとしました。色んな事を犠牲にしたんだなぁって。子どもを育てるって大変なことですね。僕はどちらかというと、仕事に言ってしまうタイプじゃないかなと思います(恩知らずといわれるでしょうかね。)。だから「愛には行動が伴わなければならない」という言葉、今の僕には少々厳しい言葉です。それゆえ、感謝、尊敬。 【PPOSSTU】さん [DVD(字幕)] 8点(2007-09-09 01:21:47) |
67.この作品でオスカーを受賞したダスティン・ホフマンとメリル・ストリープの演技力には目を奪われる。 【あるまーぬ】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2007-08-01 01:35:56) |
66.この手の映画だと、妻側を一方的に悪いキャラとして描きたくなりそうなところを、妻は妻で多面的でリアルなキャラとして扱っているところが良かったと思います。本筋とは関係ないですが、父親が職探しするシーンで、新聞広告をチェックしたり、自分の作品を使ってアピールしたり、給料が下がっても個室がある辺りが、妙に印象的でした。 【かねたたき】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2007-02-06 07:00:53) |
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65.無駄なシーンは殆ど無い。夫婦役の演技も素晴らしい。ダメだったテッドの父としての成長を見て、自分もこうありたいと思う。女性の社会進出の増加という世相を反映しながらも(他にもさまざまな見方が出来ると思う)、あくまで親子愛の物語だ。子は親を見て育つ。ラストシーンはあまりにも有名だが、個人的にはビリーが、隠したはずの母親の写真を隠し持っているシーンが印象的だ。 【よーこ】さん [地上波(吹替)] 8点(2007-01-13 15:54:20) |
《改行表示》64.《ネタバレ》 すきですねーこれ以外のラストは考えられないとおもうな。 ダスティンホフマン、いい父親っぷりです。ビリーがお父さんと別れるってしって泣いたとき、あとビリーがおかあさんにまっさきにかけよっていくとこ、最強に泣けます。とってもいい映画だとおもいます★ 【ギニュー隊長★】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-10-23 22:59:06) |
63.《ネタバレ》 初めて観た時は「ここで終わり!?」って思ったけど、また最近観てみたらあのエンディングが逆にイイね~無駄に語ろうとしてなくて。後この映画でのメリルストリープのヒステリックな母親役は有名だよね、他の映画で子が母親に「頼むからメリルストリープみたいになんないでくれよ~」って言ってるシーンがあった程だから笑 【たいがー】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-07-24 20:19:16) |
《改行表示》62.2006/7月鑑賞。期待したほどではなかった。でもいい映画。 2014.03/06 2回目鑑賞。前回より入り込めじっくり楽しめた。3人の演技が凄い、これに尽きる。ラストシーンも余韻が漂い、良い結果を想像させるところが流石、だから後味が良い。+1点。 【ご自由さん】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2006-07-14 00:19:53) |
61.ダスティンホフマンが素敵。古さを感じさせない、現代でも起こりうる夫婦の問題をさらりと深く描いている気がします。 【あしたかこ】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-07-03 05:53:43) |
60.フレンチドッグをまねして作ってみたらまずかったです。”いや、あれは家事をしたことない人だから”と友達につっこまれました。 【maemae】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2005-10-31 18:10:39) |
《改行表示》59.高校生の頃に見たけど理解できなかった。だからと言って今もう一回見てまで理解しようとも思わないが。 【11/07/02追記。3→8点】いやー高校生の頃見た時は「理解できなかった」ですか笑。 6年後の今、結婚も近づいてきて、社会人として金を稼ぐ大変さを痛感してる今見返してみると、全然見終わった後の感想って違うんですね。非常によかったです。 しかし、ダスティンホフマン演技うますぎですね。めっちゃ自然で”演技”って感じじゃない。 さてストーリーの感想は、フレンチトーストの作り方も知らない、子供の学年も知らない、家庭の事は知らないづくし。そんな父親には絶対なりたくないなって思いました。 そして子供にとって必要なのは母親?父親?違う、”両親”が必要なんだよ。 ジョアンナのいう”自分探し”とか、テッドの俺は稼いでんだぞって態度とか、結局のところやっぱり子供がかわいそうなんだよな。 結婚して子供を産むってことは、”人間を一人育てる”っていうとても責任感の伴う事なんだから。”自分探し”とか夫が仕事ばかりで取り合ってくれないとか…。そんな事で育児を放り出すなんてそもそも浅はかすぎる。それを話し合って解決していくのが夫婦なんじゃないの!?この話の場合はお互いに非があったんだよ。悪くないのは子供だけ。 あと、このバカ男途中会社の女と寝やがった笑。しかも子供のいる自分の家に連れ込むなんて…。恥を知らなさすぎる笑。しかも再就職決まった瞬間知らん女にブチューしてるし、隣人のマーガレットの頭にチュってしたり肩組んで歩いたり…。海外の文化は理解できん。 ラストシーンは唐突すぎて僕には説明不足で、「はぁ!?」と思いましたが、思い返すと、見た目について「おかしい?」とたずねる元妻に「素敵だよ」と答えて暗転するあたりが、うまく匂わせたなあというか、あえて断定したラストを見せないで、見る側に想像させるってのはなかなか味わい深いなあ、なんて思えたりもしました。 とにかく年を重ねてから見返してよかった!!やっぱり映画って見る側の心の状態で印象って変わってくるんですねえ。 |
58.親子間の絆が時間と共に徐々に深まっていく過程をダスティン・ホフマンがうまく演じている。最後は極めてありきたりな感じがしたがここに救われた気がした。あのまま母親に親権が渡されていたのならある意味においてこれ以上残酷な語はないだろう。そういった意味では最後はあれでよかったと感じた。現代家庭に孕む問題を父と子の絆を通じてしっとりと描いた名作に仕上っている。 【CPA】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2005-10-27 02:55:13) |
57.1970年代という時代背景を見事なまでに描いている作品で、父と子、母と子、そして親同士の問題、家族の絆、人間の持っている優しさとわがままな面、両方を上手く描いているなあと観る度に感心させられます。ダスティン・ホフマン、メリル・ストリープの2人の演技の上手さは全く色褪せることないくいつまでも心に残ります。笑えるシーン、泣けるシーンのバランスの良さも見事で、けしてお堅いだけの作品にはなってません。 【青観】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2005-07-14 21:56:58) |
56.悪評の高い母親役を演じたのがメリルストリープ。メリルはいつも「完璧ではない駄目な母親」を演じることが多い。 それにしても「社会は極端に母親にモラルを求めすぎている」そんな気がする。 メリルが演じる母親は、「神聖化された母親」ではなくて、もっとそこらじゅうにいるような、いろんな悩みや欲求を持った等身大の母親なんだと思う。 母親だけが家族の守護神のように、いつも完璧なわけじゃないはずです。 いろんな間違いをおかしても、それに気がつき、最後に真実にたどり着けば、それでいいのでは? 失ってはじめて見えるものだってあります。 それとこの映画で素晴らしい演技をみせた子役。だけど私は「物分りが良すぎる子」だと思う。 私も父親に育てられたけど、感謝する気持ちなど、あまりなかった。それどころか父親を軽蔑していた。愛されていると分かっていても、「これからは母親がいないのだから自分のできることは自分でしろ」と言われて、食器洗いなどをさせられると、「ふざけるな」という気分になる。母親がいないのは、父親のせいではないと分かっていても、そばにいる父親に不満をぶつけるしかできなかった。 この映画の子役のように「パパ愛しているよ!」「パパ、さっきはごめんね!」なんて口が裂けても言えなかった。 言いたくなかった。 たしかに子役は名演技です、しかしあれじゃまるで天使。家族崩壊前の子供の様子には見えなかった。 世の中にはクレイマーな父親は大勢いると思うけど、不和を抱える両親の愛情をあれほど素直に受けられるクレイマーな子供は、そんなにいないのでは? ラストは、「家族の再生か?」と思わせる場面もあるけど、母親のほうは現在恋人がいるわけだし、そもそもこの映画の冒頭で「もうあなたを愛していないのよ」と言い切っているのだから、再びやり直すのは難しいはずです。 ただし男と女の絆は切れても、親と子供の縁は永遠に切れないと思うのでした。 最後に母親の無償の愛情をみられて良かった。 【花守湖】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-03-07 21:22:44) |