12.《ネタバレ》 話自体はよくあるものでしたが、盛り上げ方がうまかったです。最後、ヒックの片足が無くなった場面には、アニメらしからぬ教訓めいたものを感じました。 |
11.《ネタバレ》 ドラゴンたちの表情や仕草による感情表現が非常に分かりやすく可愛らしい。飛翔シーンが臨場感タップリで、この映画こそやっぱり3D映画館で観るべきだったと後悔。ヒックをはじめとするバイキングとドラゴンの関係が対立から和解、信頼へと変化していくさまも簡潔にうまく描かれており好感が持てる。それでいて子供向けの物語に終わっていない深さもある。ボスドラゴンを倒してハッピーエンドなのは、ちょっと短絡的過ぎだが、ラストのヒックとトゥースの真の意味での調和(尻尾と脚)には深い意味があると思う。いずれにせよ、珠玉の一本として紹介したい作品だと思う。 【しぇんみん】さん [DVD(吹替)] 8点(2011-01-17 11:45:18) |
10.《ネタバレ》 ドラゴンが登場するアニメや映画は珍しくないが、本作のドラゴン「トゥース」は、爬虫類でありながら、その仕草はまさしく猫そのもので、瞳孔が細くなると怒っている時、大きくなって可愛らしい顔になると、喜んでいるときといったように、表情が良い意味で漫画的で理解しやすい。それ故に、ヒックとの心の交流が実にわかりやすく、見てるこっちも感情移入しやすい。この、ヒックとトゥースの絆、そしてもう一つ、父と子の和解も、このストーリーの重要な要素となっており、アニメだからといって手を抜かず、この「父と子」の関係は現実に良くあるもので、これまた感情移入しやすい。「キッズアニメ」に分類されてはいるが、大人を含め、ファミリーで見ても存分に楽しめる。個人的に良かったシーンは、アスティをドラゴンに乗せて、大空へと飛び立ち、その美しさをヒックと二人で体感するシーン。上下の方向感覚を失わせ、見ている者にも同様に飛行しているような気分にさせ、雲のカーテンやオーロラのファンタジックなシーンを一緒に楽しませてくれる。評判がいいのも納得の出来。 【あろえりーな】さん [DVD(吹替)] 8点(2011-01-12 19:31:32) (良:1票) |
9.《ネタバレ》 よくできた吹き替えもあって期待どおりの内容。ただ違和感もある。ヒックの前に獣使いがいなかったことがひとつ。ドラゴンの生態に詳しい描写から不自然。けど「対ドラゴン」というバイキングの存在理由から、過度に敵対心を抱いてるとも読める。そうなら、ふたつはボスドラゴンを倒したかにみえる結末はモヤモヤする。「ボスドラゴンはいなくなりそれからバイキングとドラゴンは仲良く暮らしましたとさ」もいいけど、この作品の名場面であるヒックとドラゴンが近づく過程のレベルには適さない。ヒックのドラゴンを殺したくないんだと言うこととも矛盾する。ボスドラゴンもドラゴンだろう。手なずけろともまでは言わない、それじゃアバターだ。ヒックとドラゴンの軸がしっかりしてるから、お決まりのアメリカ的周辺キャラの安易さはOK。ただ、敵は倒さねばならないというお約束はNG。 【michell】さん [DVD(吹替)] 8点(2011-01-09 14:03:16) (良:1票) |
8.Dream Worksのくせのある画と、原題のHow to train your dragonとかいうつまらなそーなタイトルのせいで見る気がなかなかしなかったのですが、ふたを開けてみてびっくり。良く出来てます。Avatarより金掛かって無いはずなのに、こちらの方が空を飛んでいるときの臨場感&爽快感があります。もし劇場で観ていたら、ドラゴンのストラップでも買いたくなってしまいそうな勢いです。終わり方に多少驚きましたが、これはこれで良いと言えるでしょう。2も制作が決まっているようなので、非常に楽しみです。 家族で見るのにもぴったりですね。 【ronronvideo】さん [DVD(字幕なし「原語」)] 8点(2010-12-26 04:41:54) |
7.《ネタバレ》 この年公開のアニメとしては恐らく一番で気が良いアニメです。「アメリカ物語」以降、ドリームワークスのアニメは敬遠してたのだけど、物凄く良いシナリオを書ける人と映画演出家の起用が上手くなったな、という事なんでしょうね。 成長の物語としても十分以上の出来で、完全な形でのハッピーエンドにしなかった事で物語としての良さが引き立ったと思います。だから多分、ラストでちょっと泣けるんだよね。あたし自身、3Dで観る初めてのアニメ映画なんですが、実写3Dよりも明らかに違和感がありません(3D眼鏡の装着感に閉口しますが)。3Dか2Dのどちらで観るかという点については想像視の出来る人や病気、或いは他の人よりも目の感覚の鋭い人は2Dの方が良いと思うけど、そうでなければ3Dは面白いネタのひとつだとは思います。 【奥州亭三景】さん [映画館(吹替)] 8点(2010-09-15 12:29:26) |
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6.良き映画でした。3Dにて鑑賞、映像がとにかくすばらしくて、ヒックの髪質とか、目をひきました。音楽もスケールが大きく、余韻に浸っています。欲を言えば字幕版でみたいものでした。口の動きは英語に合わせているようなので。それとウォーター・ホースを思い出しました。<追>ヒック少年、ずっと誰かに似ていると思っていたらジェイク・ギレンホール初期の顔に似ていると思い出しました! 【HRM36】さん [映画館(吹替)] 8点(2010-09-12 00:09:15) |
5.《ネタバレ》 タチの悪い映画パート2。しかしこの夏のアニメの中でいちばん面白い。 【以下バレ】 猫とコウモリが合体したようなドラゴンも可愛かったが、何よりヒックらを乗せて龍の巣へ向かう時の、並行して飛ぶ何体かの龍の姿が雲の間から浮かび上がる映像や、無数の龍が巣穴を飛び交っている場面の映像などでもう私はノックアウトである。子供の頃に永井豪の漫画を読んでうけたあの衝撃をひさしぶりに思い出した。 『インセプション』を観た時も感じたことだが、作り手はおそらく自分らが子供時代にうけた衝撃をリアルに実写化(というのも変な表現だが、ぴったりくる)することに情熱を燃やしているのである。そのようなことが出来る才能や、技術面も含めた環境を同世代人として羨ましく思うし、うまくいった場合は思想がなんであろうが映画として不純だろうが、断固として支持する。 なんでナイトフェアリーだけ一頭だけなのとか、いくらひどい仕打ちを受けていようが自分らの女王に簡単に歯向かえるはずがないとか、あのラストはいくらなんでもないだろうとか、んなこたどうでもいいのである。 【アンギラス】さん [映画館(字幕)] 8点(2010-08-31 23:51:06) (良:1票) |
4.《ネタバレ》 夫婦で鑑賞。その他の観客は全て子連れの家族。しかも座席数は3分の1も埋まっていない状況。中身のない話題の映画を観るだけではなく、こういう子供向け映画にもたまには目を向けるべきである。ストーリーは子供向けだけあって単純明快。3D映像は爽快感あり。ドラゴンたちはかわいく見える。万人にお勧めできる作品なのは間違いなし。ただ、鑑賞券をもらわなければ少なくとも映画館で観ていないことは間違いない。もっと力を入れて宣伝してください。近所では字幕版はやってなかったけど、字幕版やってる地域もあるのでしょうか? 【いっちぃ】さん [映画館(吹替)] 8点(2010-08-29 00:46:56) (良:1票) |
3.3Dで鑑賞。とても良かった。記憶に残る、とまではいかないが、お金を払って映画館で(ぜひ3Dで)観る価値があると思える作品。 【J.K.】さん [映画館(吹替)] 8点(2010-08-23 16:31:47) |
2.夏前に予告をテレビで観ていて映画館で観たいなと思っていたので期待していたのですが、思っていた以上におもしろかったです。こういうデジタルアニメ作品なら、吹き替えもアリかと。 自分は2Dで観たのですが、ドラゴンに乗って飛ぶという非現実的な描写のシーンを思い出すと、3Dもアリかなという気分になります。まだ観ていない人には3Dがおすすめかも。 ドラゴンが猫のようにゴロゴロしちゃうシーンとかふれあいの場面はなんとなく心がなごみます。また、オートバイの変速機のようにシフトチェンジするシーンなんかを観ていると、自分がオートバイに乗っていることもあって、実際にドラゴンを操縦しているような気分になる高揚感もあります。 ただ、自分自身がこの数年プロテクター装備で乗っているせいか、ヒックがほとんど無防備に近い姿で乗っているのは違和感がありました。まあ、時代設定などから、シールド付きヘルメットやゴーグルは無理だったのかもしれないけれど、あれだけ高速で飛ぶドラゴンに乗るのなら、もう少し装備をちゃんとした方がよかったのかなとは思います。だって、あんなスピードで裸眼じゃ、涙目になって前が見えないよ(笑)。 それにしても(←口癖(笑))、あいつはデカいのにすげえ機敏だったね。 【オオカミ】さん [映画館(吹替)] 8点(2010-08-22 01:07:17) |
1.《ネタバレ》 予告編を観て「これはないな…」とスルーするつもりだったが、方々からの絶賛の声を聞き、もしやと思い鑑賞。これが大当たり!ドラゴン(トゥース)の何と健気で可愛いこと!大空を舞う疾走感は『アバター』にも負けておらず、ドリームワークスの底力恐るべし(最近流行りのなんちゃって3D映画とは格が違う)。ピクサー作品に比べとっつきにくい登場人物のビジュアルも、慣れてしまえば良いもので、バイキングたちのふさふさの髭の質感(みんな違う)は、思わず触ってみたくなるほど。アクションとドラマのバランスに優れ、ボスドラゴンとの決戦のカタルシスは筆舌に尽くし難い。「子供向け」と揶揄する声もあるが、「何百人も殺された!」「何千匹も殺しただろう?」という父子の対話は、戦争の真実を突くものであり、「共生」に到るにあたり払わなければならなかった「犠牲」には、凡百の「子供向け」アニメとは一線を画するメッセージ性を感じる。 【フライボーイ】さん [映画館(吹替)] 8点(2010-08-10 20:23:59) (良:1票) |