21.冒頭からいきなり面白いんだけど、後の話に繋がるぎりぎりの変人設定が絶妙でしたね。 あまりにも変人過ぎると感情移入が難しくなるけど、許せる範囲の異常さで良かった。 前半はちょっといい話にほんわかさせられて、シナリオの構成としては意外と普通なのかなと思ったけど、後半はきっちり騙されましたよ。 葬式でちょっと泣きそうになったり、人殺しとは結婚できないよなぁって心配したり、広末目線で楽しませてもらいました。 【もとや】さん [DVD(邦画)] 8点(2013-07-30 12:14:21) |
20.《ネタバレ》 過去の作品ほどのひっくり返し技はありませんでしたが、同じことを繰り返しても仕方ないので、それはそれでよいのです。アフタースクールに続き今回も印象的だったのは、1つ1つの場面に妙に真剣なこだわりがあって、それが笑いを醸し出しているということ。例えば、今回では、人が入れ替わったら当たり前のように段々と部屋が綺麗になっているとか。それから今回は、全部を説明し切るのではなく、いくつかはわざと説明を止めて、気づくかどうかは見る側に任せるという手法も採っていますね。 【Olias】さん [映画館(邦画)] 8点(2013-07-23 02:01:15) (良:1票) |
19.期待してたんだけど..う~ん、よく練った脚本だが..もう、この作風にも飽きたかな..期待して観てしまう分、ハードルが上がってしまう..1人の監督が、秀作、名作、を連発するのは、無理ってことか..次作は、ジャンルを変えた方が、いいかもね... 【コナンが一番】さん [DVD(邦画)] 8点(2013-07-13 19:23:37) |
18.《ネタバレ》 面白かったです!なんでも器用にこなせる真面目な男はいいとして、あのだめんずな堺雅人はこれから大丈夫なんだろうか? 「うるさい、泥棒」が超かわいかったです。 数日後にリーガルハイで共演している堺雅人と広末涼子を観ましたが、これまた面白くお気に入りの俳優女優になりました。 【メリーさん】さん [DVD(吹替)] 8点(2013-07-08 18:11:26) |
17.良く練られた脚本を体現する香川、広末、堺のアンサンブルが見事。記憶を失くしても気質は失くしていないコンドウがアパートの一室をごみ溜めから整理整頓された居住空間として、購入した本をしっかり読み込む。ノートに記された文字に「自力で着実に生きる」強烈な意志を感じました。健康で努力家な彼と仕事熱心の彼女の顛末に心地良さを味わえました。二人の引き立て役であった桜井演じる堺雅人特有の腑抜け感もいい塩梅でした。 |
16.《ネタバレ》 いい意味でどんどん予想を裏切る展開で面白かった 【osamurai】さん [DVD(邦画)] 8点(2013-06-25 00:16:11) |
15.前2作のようなどんでん返しはありませんが、芸達者や俳優たちと先が気になる物語で 十分見応えがあったと思います。でも、あの危機の切り抜けはさすがに出来すぎ。 【次郎丸三郎】さん [DVD(邦画)] 8点(2013-06-12 14:31:33) |
14.《ネタバレ》 楽しめました。記憶が戻った後の展開が少し盛り上がりに欠けていたようです。でも刺される場面を練習するシーンは面白かった。 【紫電】さん [ブルーレイ(邦画)] 8点(2013-05-30 21:01:14) |
13.内田監督の作品は裏切らないな。ある一定以上の面白さがある。キャラのたちかた、思っていた通りのシナリオの裏切り方、なんか、はまったようです。 【min】さん [DVD(邦画)] 8点(2013-05-27 21:35:22) |
12.良く出来ていた。香川照之は余り好きではなかったが、この作品を見ていいなぁと思った。 【黒ネコ】さん [DVD(邦画)] 8点(2013-05-26 10:19:42) |
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11.この映画に出てくるのは、みなどこかしらダメな人たちである。演技が下手な俳優、恋愛に計画性を必要とする真面目な仕事人、詰めのあまいヤクザ。善良なだけの人も、極悪なだけの人も出てこない。しかしこの映画には、散らばった事象が時間とともに集束し、一つの結末に至る過程の美しさが横溢している。完璧な人間はいなくとも、欠けた人間たちの織り成す物語は完璧でありうる。見事な人間賛歌ではないか! 個人的には、広末涼子演じる雑誌編集長が運転するプリウスの映画的存在感に感服した。プリウスは、あの静かなエンジン音のせいで、「すっ」とスクリーンに映りこんでくる。その静けさを、「あたたかな」、「こっそりと」などのイメージとリンクさせながら撮りきった作品を、僕はまだ他に知らない。整合性のなかに散漫さを入れ込むという、この監督さんの追い続けているテーマが結実した素晴らしい作品になっていると思う。 |
10.「運命じゃない人」「アフタースクール」ばりの内田ワールド満開。意表を付くストーリー展開、スピード感たっぷりの演出、手堅い役者たちの演技(私の苦手な女優も今回はそれなりに)。やっぱり最後は騙されちゃてました。それが快感。 【Q兵衛】さん [映画館(邦画)] 8点(2012-11-27 13:22:30) |
9.面白い.後味が良い.良作でした! 終始,映画館のみんなで声を出して笑っていました.久しぶりにヒットです. エンドロールの途中で,ワンシーンが入ります.早々に退席しない方が良いです.ワンシーンの後,またメインキャストからエンドロールが始まります. 文房具好きな人は,いろいろ反応できると思います. まず,ツバメノート.普通,病院の売店には売っていませんよ. それから,モンブランのボールペン(イングリッドバーグマン?)とCカンパニーのシステム手帳.美術のセンスが良いです. もう一度,思いだし笑いをしたい方は,パンフレットにすべてのシナリオが書かれているので,お買い求めになるとよろしいかと思います. 【ursla】さん [映画館(邦画)] 8点(2012-09-30 16:17:02) |
8.《ネタバレ》 とても良くまとまっていて、良く出来ています。物足りなさ蛇足一切なく、最初から最後まですっきりとまとまっているのは、監督脚本力でしょう。広末演じるヒロインが雑誌社のアルバイト募集の条件に「健康で努力家の人」と挙げ、そのままの男を結婚相手に選ぶ所、無駄がなく説得力があります。バイトにも採用して。確かに健康で努力家の人間に間違いは無い。そんな感じで全てのシーンは無駄なく説得力を持って最後まで繋がっています。心地良いです。前半はふわっとソフトなコメディで、香川に記憶が戻った所から香川×堺の演技対決のような緊張感漂うサスペンスコメディ(?)風に変わります。後半は二人の本領発揮という感じで、別人を「演じる」演技は素晴らしかった。 【ちゃか】さん [映画館(邦画)] 8点(2012-09-29 15:31:10) |
7.《ネタバレ》 メイン3人は性格の違いこそあれ、いずれも「メモを取る事によって計画を立てる人間」だったりします。そのメモは設計図でありシノプシスでありプロットであり台本であり、つまりそれぞれが「そういう人を演じる事」を常に前提として生きている訳です。日頃から演技をして生きている3人が、更に違う人間の演技をするハメになるというのがこの映画のポイントで、そして見どころなんじゃないかな、って。誰だって多かれ少なかれ日常の中で自分を演じている訳で、でも、じゃあ演じる必要のある無しってどう判断すればいいんだろう?自分にとって大切な事はその演技の中と外とどちらに存在するんだろう?と。そんな日常の中の「人間としての演技」を面白おかしく拡大してヒネって見せてくれるこの映画、大変に楽しませてもらいました。記憶を無くした殺し屋、彼が模索する「自分」に対する違和感が生み出す笑いを香川照之が絶妙な演技で醸し出します。脚本上の仕掛けも上手く機能していてスキが無く。ただ、ちょっとヤクザ部分にザラついた感じがしてしまったのは荒川良々という、およそヤクザの親分には見えない人を起用したためでしょうか。逆に妙なリアリティが出てしまって、このお伽話の世界からややハミ出しているようにも思いました。あと、堺雅人は毎回困った笑顔だけで通っちゃう役柄ばかりですね。も少し幅は無いのかな? 何はともあれ見終わって素直にああ面白かったと思えたこの映画、脚本と、そして何と言っても香川照之の勝利ではありました。 【あにやん🌈】さん [映画館(邦画)] 8点(2012-09-28 23:39:14) (良:1票) |
6.アフタースクールから4年。 遡ってみても WEEKEND BRUCE が2001年。運命じゃない人が2004年。アフタースクールが2008年。そして今回の鍵泥棒が2012年と。 3年から4年かけての1作というこのペース。その間、運命じゃない人やアフタースクールという大ヒット等ありながら、 それに浮かれることなく 慌てることなく じっくりと年月をかけて脚本練ってこられたところにすごい緻密さを感じますよね すごく好感持てます 内田けんじさん。 ところで、内田けんじさんって どんなお方なんだろう? 見た目どんななんだろう? ・・ って デビュー作の WEEKEND BRUCEで お顔拝見出来てたんですよね 普通にパンツ姿のはしたないカッコでご出演されてございます。 でも、今回、これ 明らかに主人公は堺雅人でいくって前提で脚本練られてませんか そんな気がいたします。 アフタースクールで彼を気に入っちゃってしまったのでしょうか そこんところはどうなんでしょう 今後もお抱え俳優としてコンビ続いていくのでしょうか どうなのでしょう そこんところなどなどと。その他、もっとキャスト起用についての談話だとか逸話だとかを拾ってみたいもんです。観終えた後にもいろんな余韻を楽しむことが出来ます。そんな感じです。そんなこんなで楽しゅうございましたよ 鍵泥棒。 あと、起用に関して 荒川ヨシヨシ君がすごくよかった。 いちいち顔でウケてしまった 昔カロリーメイトのCMに出ていた変な人。 【3737】さん [映画館(邦画)] 8点(2012-09-24 20:40:27) (良:1票) |
5.《ネタバレ》 観る候補にしてなかったけど、直前に高評価だと知り、急遽こちらに変更しました、期待を裏切らず面白かったです。関係ないですが、個人的に最低なお客が2人も居てイラっとしました。声を出して笑うのは構わないが、パチパチ手を叩いて笑うのはやめれ!それと、突っ込みは声を出して言うな!心の中にしまっとけ!劇場はお前らの家じゃねぇ!市中引き回しの上打ち首獄門を申し渡す! 【追記】↑日本での話ですね、これは中国でも見かけませんでした、中国はマナーが悪いと思いましたが、そうではなくマナー悪いというよりも自由なんですフリーダムガンダムなんですよ。。。マナーの悪さを気にしているのは日本人の僕だけっぽかったw 【ないとれいん】さん [映画館(邦画)] 8点(2012-09-23 23:58:47) (笑:1票) |
4.気取った言い方をすれば、演技をする演技をするという困難さを全く感じさせない演技力の凄みを感じた。 この映画は対称性に彩られており、冒頭から首吊りに失敗した堺正人。頭から落ちて仰向けになるが、これは銭湯での香川照之の転び方と同じ体勢であることを指摘しておかねばなるまい。既にここに類似性が現れている。また、殺しを終えた香川照之が道路で渋滞に巻き込まれるシーン、ここでは映画の撮影が原因となっており、演技に出会うことが既に示唆されている。堺正人が銭湯に出かけるために階段を下るシーンではちょうど電車が左から右へ通り抜ける。これはラストに彼がアパートに帰るために階段を登るシーンでは逆に右から左へ電車が通り抜けている。また、キュイーンの装置を発動させてきたのはずっと堺正人の方で、銭湯で入れ替わった直後、スーパーで愛人を待ち合わせて工藤から逃れるシーン、殺すフリに広末涼子が登場してしまい、そこから逃げ出すシーン、と計三度出てくるが、全て引き起こしているのは堺正人である。演技をし続けている堺正人と、素に戻った香川照之の対照性は興味深い。 【Balrog】さん [映画館(邦画)] 8点(2012-09-20 14:20:31) |
3.「鍵泥棒のメソッド」というタイトルにあまり意味がないように感じる方がいるかもしれませんが、これは公式ページにも書いてあるとおり、「メソッド演技法」が元ネタでしょう。 売れない芸人の桜井は、銭湯で「鍵」を盗んでいますし、その『演技』を観れば、タイトルの皮肉がわかるのではないかな、と思います。 それにしてもオチが最高だった! 【ヒナタカ】さん [映画館(邦画)] 8点(2012-09-18 13:19:42) |
2.内田けんじ監督の大ファンです。 今回も期待を裏切らない傑作でした。 (でもベストはやはり「運命じゃない人」です) 内容については詳しく書きませんが、 主役の3人ともはまり役でした。 あと、アフタースクールに比べて分かり易いとは言え やはり伏線を見落とすと楽しみは半減すると思います。 もっともっともっと、内田作品が見たいなぁ。 【ひなりょん】さん [映画館(邦画)] 8点(2012-09-17 19:24:21) |