27.《ネタバレ》 重厚感たっぷりの壮大な宇宙の旅。着地点が愛ってのは何とも言えないが3時間の長尺でも決して飽きることはなかった。 【ぷるとっぷ】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2015-10-31 17:39:52) |
26.《ネタバレ》 これはまさしくクリストファー・ノーラン版『2001年宇宙の旅』そのものという感じですね。その世界観というか滅びゆく地球環境の描写は、アメリカのド田舎の描写だけに簡略化して見せ、後はひたすら時空を超える宇宙の探検にシフトしています。相対性理論やらワームホールは名称は知っているけど正直あまり理解していない自分ですが、まあこの様な観せかたならば初心者でも大丈夫でしょう。「もしブラック・ホールに吸い込まれたらどんな光景が観れるのだろうか?」ということに昔から興味がありましたので後半の展開ではちょっと期待していましたが、そこはちょっと期待外れだったかなと感じました。四次元を通り越して五次元まで登場してくる展開には驚きましたけど、私なりの解釈ですとノーランは「五次元は愛だ」と言いたいのかなと思います。ここまで引っ張って来て結論はそこかい!と突っ込みたくなる衝動も有りましたけど、マシュー・マコノヒーが見せる絶妙な父性愛が良かったので気にしないことにします。またこの映画は小さな役にいたるまで豪華なキャストで、あの卑劣な(というか至極人間的な)キャラまでマット・デイモンをあてるというのも、かなり贅沢なことです。 まあそれでも突っ込みたくなるところも有り、あんだけ離れた地球とのデータ通信が速すぎないかといううこと、宇宙飛行しているのにアン・ハサウェイがきちんと化粧している(様に見える)ところです(笑)。 【S&S】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2015-10-20 23:36:45) |
25.《ネタバレ》 「2001年宇宙の旅」の「続編」とか「オマージュ」とか色々作られたけど一番マシなモノだと思います。後半はモロそういう感じがして「あんたのキューブリックのあの映画の解釈ってコウだったのね?」と(決してケナしているのでは無く褒めているのですが)、「1968年にあの映画が作られて(2015年の)47年経ってやっとこういう映画が出てきたのか、」と思う。でも空しいなあ「キューブリックの真似事映画でやっとマシなのが!」ってね。私はあの映画の大ファンなのでこういう評価なんだけど判らない人には評価低いでしょうネ。最後に土星がああいう感じになっているなんて信じられません。最後に相対性理論は古い理論で今はニールス・ボーアの方の理論の方が主論なので「ちょっと古いね」って突っ込んでおこう(*^^)v 【アマデウスga好き】さん [地上波(吹替)] 8点(2015-10-12 19:24:10) |
24.何の予備知識もないままに見始めたので、この世界の設定を把握するのに時間が掛かったけど、ある程度理解したら急に面白くなった。 こういった数々の伏線が綺麗に回収されていく作品は大好物です。 登場人物が嘘吐きだらけで、誰を信じたらいいのかよくわからなくなるけど、最後の正直レベル90%で泣きそうになった。 でも、そこがクライマックスじゃなくて、まだまだ延長戦があるというのが凄い。 流石にちょっと疲れたけど、再会シーンでは感涙しました。 それと、もう一方の再会シーンは描かないという構成も良いね。 後味の良い余韻に浸れる作品でした。 あと、ロボットの設定が非常に興味深い。 最初は余りにもデザインが斬新過ぎて妙に怖かったんだけど、人間らしい思考や献身的な行動を見てるうちに愛着すら湧いてくる。 人間は外見じゃなくて中身が大切とよく言うけど、ロボットも外見より中身が大切だなって納得しました。 【もとや】さん [DVD(吹替)] 8点(2015-09-14 12:58:56) |
23.映像的には少し前に話題になっていたゼログビティの方が断然上だけどもなぜか惹きこまれました。バリバリの文系脳なのでブラックホールがどうとか重力がどうとか言われてもさっぱりですがそんな文系にも分かるストーリーの運び。ガチガチのハードSFでありながらガチガチの家族愛をテーマにした映画です。愛だとかそんなくっさいテーマをごりごり見せられてもそう拒絶反応が出ないのは見せ方が上手いからなのかなあと。 【ケ66軍曹】さん [DVD(字幕)] 8点(2015-08-06 21:33:25) |
22.《ネタバレ》 古典的なSF映画でありながら、なぜか魅了される素晴らしい映画。 ストーリーに新鮮味はないしドラマもありきたり、 映像表現の点では近年の『ゼロ・グラヴィティ』とそれほど大差がない、というかむしろちょっと劣る程度。 しかししっかり引き込まれた上に、圧倒された。 思うに画面造りと物語のテンポ、シーンの切り替えが素晴らしいのではないかと思う。 粛々と衰退していく人類。のゆったりとしたテンポ。未知の惑星での自然の驚異のテンポ。 それぞれの葛藤をぶつけ合うシーンなど。詳しくはないがオーケストラの交響曲のように 計算された上で織り込まれていくシーンの連鎖こそが素晴らしい。 つまりは映画として非常にオーソドックスに練られているという事なのだろう。 【病気の犬】さん [DVD(字幕)] 8点(2015-07-29 18:02:52) (良:1票) |
21.《ネタバレ》 SFの形態をとってはいるが、SFを用いた人間ドラマが主軸。その意味では、画的にきれいなシーンもいくつかあるが、全体としてみて2001と対比するのはいささかずれている気がする。 ■地球を救うために最後の開拓に飛び立つ、という展開は非常にオーソドックスだが盛り上がる展開で、またその中で残してきたものとの関係、家族と再会したい者と人類に賭ける者との対立など、いろいろよく描けている。小説だと『ゴールデン・フリース』が似ている気がした。あれだけの大志をもって飛び立ちながら、孤独に寄って心をむしばまれていく、という豹変も、あの残酷な世界に一人ぼっちの苦しさを考えると理解できる。 ■「解がない」ことを隠した展開は、バッドエンドならば某記憶喪失映画に近いが、この映画では最終的にはハッピーエンドにこぎつける。しかし、ブラックホールの中が時空を超えるヒントになるという設定まではいいが、あの部屋とだけダイレクトにつながるという設定はいかにもご都合主義というかもはやしらけるレベルだし、ブラックホール内の造形もいかにもただの人口施設という感じで、それまでの星の作り込みと比べると貧弱さを感じる。 ■「インセプション」と同様時間のずれをうまく使っており、その辺りは面白い。ただ「1時間が7年になる水の惑星」からの帰還で、ひげが生える程度であまり時間経過感を出せていなかったのは残念。 【θ】さん [DVD(字幕)] 8点(2015-07-09 10:45:07) (良:1票) |
20.《ネタバレ》 見応え満点なSF映画、だけど正直言うと時間がちと長い(苦笑)。かなり難しい内容ながらあまり飽きさせることなく見せる手腕はさすがですね。最後のあたりの、ブラックホールからの「5次元」?はなんだかよく分からないながらも、へ~ここに繫げてきたんだね、と感心致しました。壮大な世界観に、圧倒的な映像、豪華な出演者、そして長方形の変な形だけど超頼りになるロボットたち、など満足な一本でゴザイマシタ 【Kaname】さん [ブルーレイ(字幕)] 8点(2015-05-20 03:27:51) |
19.TARSがかわいくてかわいくて…。アナログにこだわって作ったのがすばらしかったです。TARSかわいいいいい!!!!!すいません取り乱しました。 【コダマ】さん [映画館(字幕)] 8点(2015-01-19 03:32:10) |
18.2015年お正月に観ました。 一年の最初に観るにはぴったりの作品。 家族の為そして人類の為苦悩する主人公にぴったりと寄り添って、しっかりと鑑賞できました。 宇宙船で旅立ったシーンも良かったですねぇ。 しばらく何も音がしない緊張感は、あたかも自分が宇宙船に居るようで。 博士達のムズカシイ話しも、付いていってりかいしなきゃぁと、分からないなりに面白かったです。 いやぁ、やっぱりSFは好きだなぁ。 現実の地球が平和で発展して、SFの映画作品を娯楽として楽しめる環境にあって欲しいと心から願う作品です。 【たんぽぽ】さん [映画館(字幕)] 8点(2015-01-01 22:05:50) |
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17.《ネタバレ》 2001年宇宙の旅のような映画かと思って見だしたので、ロケットに乗り込むまでが都合良すぎてちょっと評価厳しめ。→惑星探索は、色々ありますなーって傍観状態、→本棚に行き着いて、あ~っこういう展開かーと思ったので評価アップ。細かいところは?と思うところもあるんですが、主題の勢いと映像美でねじ伏せた感があります。2番目の惑星上での殴り合いが唯一チープ感ありでしたが、本棚の後ろ側からは頭フル回転して必死についていきましたヨ。他の人も書いてますが、見終わって家に帰るときに月や星空が違って見えましたな。 【Banjojo】さん [映画館(字幕)] 8点(2014-12-29 10:09:42) |
16.個人的にここ数年見た中でベスト。どうしても「2001年宇宙の旅」と比較せざるをえず、宇宙の成り立ちの解釈、人類の進化の可能性について監督なりの世界観で示すことがこの映画の肝だったのかなと感じる(ただ発想の独創性ではやはり勝てないと思う。その分ドラマ性には溢れている)。残念なのは、圧倒的に神秘的で神々しかった「2001年宇宙の旅」と比べると、人間は常に困難を克服して進化する生き物なのだという傲慢さが感じられた点で、あれだけ泣かされたあとでは騙された気さえした(この点は某映画評論家に同意)。ともあれ鑑賞中は衝撃を受けまくりで、鑑賞後の余韻も深く、SF映画の未来はまだまだ明るいんだなと感じさせられる映画だった。 【プライドだらけ】さん [映画館(字幕)] 8点(2014-12-25 00:10:19) |
15.《ネタバレ》 うわあ、映画にはこうも圧倒的な想像力が活きる場がまだあったのだね。その壮大さ、イマジネーションの途方も無さ。所々思考がついてゆけない、という点も含めてかの“2001年宇宙の旅”に印象が似ている。とても私ごときの知能指数では考えつかないような世界観に「なんかすげえもん観た」、というのが率直なところ。 人類が新たな地点にたどり着くラストはSFにこうであってほしい、と思う幸福なものだし、TARSがチャーミングではありませんか。もはやロボットは人間型である必要が無いのだね。ユーモアを備えたプチトランスフォーマーのようなこの子が復活したのも嬉しかった。 【tottoko】さん [映画館(字幕)] 8点(2014-12-25 00:00:25) |
14.《ネタバレ》 そこらへんのおちゃらけSFではなく、実に硬派なSF映画。会話の内容は所々理解できないし、一般人にはよく判らないのをいいことに(私だけ?)、ブラックホールとか5次元とかを都合よく使い過ぎの感はある。しかしながらこの映画は約3時間、あまりにも壮大な宇宙旅行へと連れて行ってくれた。相対性理論はよく判らなくても、有り余るリアリティでぐいぐいと映画の世界に引き込んでくれる。クリストファー・ノーランという監督、いったいどこまで行ってしまうのか。今後も期待せざるを得ない。余談ではあるが、最後のスペースコロニー、“おおっ、サイド3だっ”と思ったのは私だけか。 【ふじも】さん [映画館(字幕)] 8点(2014-12-23 20:17:17) (笑:1票) |
13.《ネタバレ》 ○3時間近くある超大作、オチは半ば力技な印象だが、まとめあげるノーランはさすがだ。○宇宙映像で言えば「ゼロ・グラビティ」の足元にも及んでいない印象だが、入れ代わり立ち代わり登場する豪華キャストと、よく分からないがそれとなく進んでいくストーリーに引き込まれた。○マシュー・マコノヒーの活躍はうれしい限り。にしてもノーランはマイケル・ケイン好きだな。 【TOSHI】さん [映画館(字幕)] 8点(2014-12-21 22:37:51) |
12.エンディングに+2点。そう、行かなければ!娘を持つ父親にはたまらない設定でした。これは娘がいるかいないか、父親かそうでないかで評価は全然違うのでは?1時間が7年。私なら絶対に行かない。人類の存続、どうでもいい。いろいろと?はあるけど、ノーランのエンディングはこうです。これでいいんですよ! |
11.《ネタバレ》 久々の投稿。 何処かで観た事が有る様なシーンが多かったが、これはクリストファー・ノーラン監督の数多の偉大なSF映画へのオマージュと理解させて貰った。 中盤から後半に掛けて拡げた大風呂敷をどうやって回収して行くのか心配でならなかったが、 主人公の出自で有る「元宇宙飛行士」と言う設定を上手く活かした、清々しい幕の引き方に感動。 あの主人公には、記念碑の様な家に住み安穏とした生活を送るのは似合わない。 振り返れば、物語の初めから主人公はベンチに座りビールを飲みながら、その意思はずっと宇宙に向いていたのだ。 【たくわん】さん [映画館(字幕)] 8点(2014-12-17 09:53:17) (良:1票) |
10.《ネタバレ》 本棚揺らして人類救っちゃった辺りであっけにとられ、途中で流した涙を少し後悔。ノーランだけにかなり面白いのですが、色々と説明不足でモヤモヤが残りました。 【ぷろぐれめたる】さん [映画館(吹替)] 8点(2014-12-14 15:00:11) |
9.面白かったです。飢饉や地球環境の変化によって人類の滅亡が迫る近未来に、家族や人類の未来を守るために宇宙に人類移住の地を探す旅にでる主人公。ワームホールや相対性理論、次元の解釈など理解できないところもあるが、そのあたりは流して観ても十分楽しめます。最近は自宅での映画鑑賞ばかりだったので久々に映画館で観てその音響の凄さに圧倒されました。また、ちょくちょく観に行こうと思います。 【ぽじっこ】さん [映画館(字幕)] 8点(2014-12-10 16:37:07) |
8.《ネタバレ》 クリストファー・ノーランは誰も思いつかないようなユニークな発想を作品化する監督として既に一定の地位を確立しているが、本作もその期待を裏切らない作品だった。近年のSF映画は面白さを追求するあまり設定自体が荒唐無稽な作品が多いが、本作はまさに「サイエンス・フィクション」を地で行く設定で、相対性理論などの実際の科学的理論に基づいたストーリーテリングには好感が持てた。また宇宙空間の「無音」表現なども秀逸で、極力リアルな画作りにこだわっていることがわかる。未来の地球が食料不足による危機を迎える設定も現実味がある。砂漠化が進み、土埃に悩まされる様子は、じんわり迫りくる滅亡表現としてありうる未来を提示しており興味深い。結局テーマは「愛は地球を救う」といった、某チャリティー番組のような主題だったのだろうか。ところどころにご都合主義な展開もあり、また途中から何がどうしてこうなったの?という展開もあるが、難解なプロットはそのままに3時間飽きさせることのないストーリー展開は見事で、ハードな映画ファンをもうならせる大作として素直に評価したい。 【田吾作】さん [映画館(字幕)] 8点(2014-12-06 20:23:29) |