8.子どものころ、街中で蒸気機関車に追いかけられる夢を良く見た。この作品にはそれに近い、なんかとても日本的な恐怖がある。怒ったハニワにどこまでも追っかけられるという、理不尽な恐怖。しかしてその呼び名が「神様」。ハニワが激怒するに至る筋書きの単純さがまたいい、歩きのゆっくりさ加減もいい、屋根に上って目と目が会う程よい大きさもいい、おどろおどろしい音楽もよし。やたらSFXに凝って中身すかすかになっている昨今、特撮恐怖映画の作り手は、恐怖の中身を良く考え直してみるべきだ。そのきっかけにこの作品鑑賞を強くお勧め。 【あにさきすR】さん 8点(2003-07-16 23:15:18) (良:1票) |
7.当時、怪獣映画大好き少年で、将来は円谷監督みたいになりたい、と本気で思っていた。8ミリで特撮をやろうと近所の友達を集めた。おもちゃの映写機まで買い、息巻いていたが、いつしか少年は大人になっていた。東宝の怪獣映画のヒットにあやかろうと、日活は「ガッパ」松竹は「ギララ」を送りだしたが、東宝のお家芸には及ばなかった。大映も「ガメラ」を送りだし、ひとつのムーブメントを興したが、東宝には及ばなかった印象がある。そんな時代に「大魔人」は生まれた。大映カラーを利用した、全く斬新な発想の特撮映画。さすがにこれには感動した。比類が無いから、一番なのである。ニッチ(すきま)をぬって成功した作品である。日本らしい、日本ならではの、という意味では世界に誇れる作品ではないだろうか。 【すぎさ】さん 8点(2003-07-12 12:17:51) |
6. 1966年に突如3作連続して(春休み・夏休み・冬休みに合わせ)公開された大映の異色特撮時代劇シリーズの記念すべき第1弾。監督には大映時代劇の大御所・安田公義を起用、流石に気合い入っとりマス!!チェコスロバキアの伝説の土人形ゴーレムに範を得たと思われるが、アチラは等身大なのに比して本作では身の丈4,5mの巨大な形象埴輪という設定がミソ。しっかし、何とも中途半端なデカさだよね、コレって。実際、目の行き届き具合が洒落にならない位執拗なイヤらしさ、怖さ!!隠れて遣り過ごすなんて絶対に無理だわ、こりゃ。五味龍太郎演じる悪家老の身にだけは死んでもなりたくねぇ~!!と心底思ったね、マジで。重々しい足音を響かせながら、仕掛けるトラップも悉く突破してひたすら迫ってくる魔神。伊福部昭の音楽が絶妙の不気味さを奏で、怖さをより一層増幅させて見事!一体どれだけ多くの(当時の)児童らをトラウマ化させたのだろう?インパクトあり過ぎだぁ~!! 【へちょちょ】さん 8点(2003-02-02 02:09:03) |
5.巨大系特撮映画(?)の中ではNo.1では?ゴジラやガメラなどよりも感情移入しやすいし。大魔人の目が・・・怖い。ぬいぐるみの役者さん、二日酔いで充血してたらしいですな(笑) 【にっちょか】さん 8点(2002-08-14 09:28:56) |
4.考えてみると、この作品以外にも初期の特撮映画では、一生懸命当時の技術を使って重量感をうまく表現していましたね。この作品でも、大魔神がゆっくりと歩いてくるときの重量感が凄くよく表現されていて、この点ひとつだけでも参ってしまいます。子供のころの感動って、実はそんな部分にあったりしたわけですが、大人になった今でも忘れられません。マジでDVD買おうかと思ってます。 【ヨアキム】さん 8点(2002-06-13 12:40:23) |
3.モノマネのネタで随分お世話になりましたよ、この映画には(笑)。 【ゴッドファーザー】さん 8点(2001-12-16 17:06:37) (笑:1票) |
2.↓その通りです。皆さん若者のようですから,おそらく最近ご覧になったのでしょう。私は小学校の低学年でこれを見ました・・・。そりゃもうトイレには一人じゃ行けないわ,寝てりゃ夢枕に立たれてうなされるは,恐いなんてもんじゃありませんでした。眉間に打ち込まれる鏨が・・・。いやーたまりません。 【koshi】さん 8点(2001-11-29 20:34:55) |
1.大魔神は私の好きな特撮映画でもあります。なかなか中身がしっかりしていて大好きです。 【あやっち】さん 8点(2001-11-11 13:32:39) |